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極上生徒会_TV09

第9話「好きはとまらない」

休憩時間にカード賭博 (と書くと犯罪だな を楽しんでいる極楽生徒会の皆様。
そこへ木刀を持って乱入してきたのは「君塚優子」。なにやら「飛田小百合」と因縁がありそうです。
すわ乱闘かと思いきや、決着は後日へ持ち越し。
こうなると気になるのは二人の事情。「小百合」の幼なじみ「角元れいん」も様子がおかしい。

さて、語られるは辛い真実。「君塚」は「蘭堂りの」に言い去ります。「小百合は父の敵・・・」と。
そして、「会長:神宮司奏」は自分がスカウトしたときの「小百合」と「れいん」を思い起こします。
「大会当日、飛田さんは直前になって棄権をしたの。今でも憶えているわ・・・角元さん寄り添うように泣いていたあの姿を。
あの時の飛田さんはまるで脆いガラスのように、今にも壊れてしまいそうに感じた・・・」
そして、その時と重なるように寄り添いあう「小百合」と「れいん」。

極上寮ではルームメイトの「小百合」と「れいん」。
自らの心情を示すかのような暗い部屋でうずくまっている「小百合」。そんな「小百合」に「れいん」は話しかけます。
「あれは事故だった・・・間が悪くて・・・不可抗力で・・・どうしようもなかった」
フラッシュバックする事故現場。倒れた男、手から離れた竹刀、水たまりのような血・・・。

「人の過去を調べるのは本意ではない。しかし・・・」会長の命を受け「小百合」の過去を調べる隠密部。
「桂聖奈」が尋ねた先は、「飛田活生道場」。
そこで母親から語られる飛田の歴史。殺人剣であった「飛田活殺流」。
時代の流れとともに消えていくはずだったその剣が、「小百合」の血には流れている。
あの事件が皮肉にも、その才能を、その血を、示すこととなった。
「君塚」の父の両腕を再起不能にした殺人剣。その事件が「小百合」から剣を奪った、封印させたのだ。

剣を捨てるために、新しい理想の学園を創るために、「極上生徒会」へやってきた「小百合」と「れいん」。
しかし、「小百合」は剣を捨てることができなかった。「奏」は言う。「捨てられないのは当然よ。そう、好きだから

物事が見えすぎる「小百合」から「めがね」を外してあげた「れいん」。
しかし、「小百合」の性格が、その決心が、「れいん」に同じ手で「めがね」を返させる。
「見つめなよ・・・ありのままを、真っ直ぐに」

「極上生徒会」の立ち会いで行われる「小百合」と「君塚」の試合。
「敵討ち」という「君塚」、「勝負」とする「小百合」。
二人の激しい太刀筋が、試合を実戦へと変える。そして、竹刀が飛んだ・・・。

戦いに負けた「君塚」は父へと結果を報告する。
「確かめたかったの。飛田小百合が剣士かどうか・・・辛くても苦しくても戦い続ける人かどうか・・・
ええ、もちろん、彼女は剣士だったわ

全てを吹っ切った「小百合」。彼女の目は、真っ直ぐに見つめ続けることでしょう。

ちょっと作画の乱れも気になりましたが、殺陣のシーンは良く動いていました。
緩急をつけると言いますか、普段がスローペースなだけに、印象深かったです。
それにしても「飛田小百合」役の「川澄綾子」は幅が広いですねぇ・・・。

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