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ツバサ・クロニクル_TV12

第12話「暖かなエガオ」

「ナユタヤ国」を離れ新たなる国へ旅立つ「小狼」一行。こころなしか、「サクラ」とも仲良くなってきているようです。
※このまま「サクラ」とは新しい想い出によるハッピーエンドを迎える・・・というのはダメでしょうねぇ、やっぱり。

到着したのは周りに人の気配がない、大きな湖の畔。さっそく「モコナ」が湖の底に強いチカラを感じます。「羽」を探しに潜ったのは「小狼」。水中眼鏡にもなる便利なゴーグルをつけての潜水は、なかなか深く潜っていきます。
※「サクラ」の「小狼くん・・・」という言葉を聞くと、前回の話しを思い出されますね~。

とりあえずは見つけることができず、戻ってきた「小狼」に語りかける「サクラ」。「黒鋼」や「ファイ」、「モコナ」は薪でも拾いに行ったのか、その場所にはいません。
「羽が私の中に戻ったときね・・・見たの。私の国の王である桃矢兄さまと、神官の雪兎さん。桃矢兄さまは王子で、まだお父様がいらした頃、私のお誕生日でね、皆でお祝いしてくれて。・・・でも、ひとつだけ誰も座っていない椅子があって・・・私、その椅子に向かって話しかけているの。不思議ね、誰もいないのに、私、とても幸せそうなの
「小狼」は憶えています。その頃の光景を。まだ「小狼くん」と呼ばれていたあの頃の記憶。しかし、「サクラ」の記憶には「小狼」はいません。それは、変えることのできない「次元の魔女 侑子」との約束。

そして、「小狼」は別の記憶を思い出していました。その誕生会のとき「サクラ」に話した幼き頃の記憶、「藤隆」さんに拾われ、それ以前の記憶がないこと。自分の誕生日がわからないこと。
「私がお誕生日を決めてもいい?小狼くんのお誕生日は私と同じ4月1日。これならずっと同じ日にお祝いができるよ。それにね、前のことを憶えていなくても、これからは私が憶えているよ。いっぱい素敵な想い出を作ろうね
それを報告したとき「藤隆」さんは幼い「小狼」を抱きしめてくれました。
※「小狼」も幼き頃の記憶がなかったのですね。記憶がない寂しさ、それを知っているからこそ「サクラ」の羽探しにもより力が入るのでしょう。

そして、考古学に興味を持ったとき「藤隆」さんは「小狼」は話してくれました。
目に見えることだけが全てじゃない。世界にはね、まだ誰も目にしたことのない不思議が、たくさんあるんです。それを知ることが本当に幸せなんです。君にもきっと、君だけの幸せがある。見つかるよ、必ず

そこまで思い出していたとき、突如「サクラ」に呼びかけられ現実へと戻される「小狼」
目の前の湖に変化が起きていました。黄金色に輝く水面、その正体を見極めるべく、再び潜っていった「小狼」
しかし、次なる変化は水面上に起こっていました。水中から突如飛び出る大きなイルカ・・・のような水生物。
「お前はどうしてそこにいる・・・お前はなんのために・・・ここにいる」
問いかけられた「サクラ」ですが、答えることができません。代わりに浮かぶは昔の記憶、お父様に「藤隆」さんがお客としてきていたときのこと、その時に紹介された顔の見えない少年(「小狼」)。
あの子はね・・・とても辛い状況にいたのに、それを自分で辛いとはわからない状態だったんだ。まだ心の一部が冷え切ったまま・・・あの子に必要なのは、凍えた心を溶かす暖かさ・・・春の日だまりのような暖かな笑顔
少年の名前、顔を思い出せない「サクラ」はその場に倒れてしまいます。
その頃、湖に潜っていた「小狼」も、戻ってきた「イルカ」に出くわしていたのでした。

暗くなるまで出かけていた「黒鋼」「ファイ」「モコナ」が戻ってきてみると、そこにはぐっすりと眠った「サクラ」の姿が。「小狼」が戻ってきたとき、冗談で「モコナ」が「サクラ」が倒れたと伝えます。驚愕する「小狼」に、「ファイ」は言います。もっと気楽に、笑っていこうと。
「小狼が笑っても、誰も責めないよ。喜ぶ人はいてもね」
※「ファイ」の言うとおりです。ずっと力が入ったままでは、いつか疲れ倒れてしまいます。「サクラ」のためにも笑うべきですよ、「小狼」(^o^)。

ちょっと寝ぼけていた(?)「サクラ」の行動に思わず笑みを浮かべる「小狼」。二人は手をつないで、湖に潜ります。「姫に見せたいものがある」と。
※どうでもいいですが、服は脱いで潜った方が良いかと思います。邪魔でしょう?色々と・・・(´ー`;)

湖の中で見上げる魚の群れ・・・それを指し示す「小狼」。二人の幼いときの記憶、初めて「小狼」が笑った、空を舞う鳥の群れを思い起こさせます。

そして、頭上に来るのはあの「イルカ」。ぼうっと光ったその影に、小さな小さな円状の模型のような都市が。再び、同じ質問をする「イルカ」「私がココにいるのは・・・」「小狼」と手をつなぎながら、心の中で「サクラ」はどんな回答をしたのでしょうか。

「ファイ」がいうところの、小さな都市の太陽「イルカ」がもたらした光の鱗。それが「モコナ」が感じたチカラの正体でした。
この世界には「羽」がないことに落胆する「黒鋼」でしたが、「小狼」は「まだ知らなかった不思議なものを二人で見られましたから」と嬉しそうです。※良い傾向です。(^^)/
そして、「サクラ」も改めて皆さんに「足手まといになってしまうけれど、できることは一生懸命やります。宜しくお願いします」とのあいさつを。
「小狼」はそんな姿を見て「サクラ」は昔と変わらず、いつも暖かいと微笑むのでした。

残念ながら「羽」を見つけることはできませんでしたが、この国での出来事は、「小狼」と「サクラ」の距離を近づけたのではないでしょうか。良い経験をしましたね。(´ー`)

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