スピードグラファー_TV15
第十五話「濡れ女地獄」
先週は延長で一部録り逃し、ショックでした。今日は大丈夫だろうな・・・と、オープニングが始めるまでの数分間、ドキドキでしたよ。
冒頭。水中、落ちていく女、抱きしめられていた子供。事故?あるいは身投げなのか。
せっかく、結婚式をぶちこわしたのに記事がないことに憮然とする「雑賀辰巳」
※「戸越清冶郎」も記事を載せていないのですね。これも「水天宮寵児」からの圧力でしょうか。
一方、「銀座ひばり」は朝までやけ酒。うっすらと浮かべた涙が私の涙を誘います。ううぅ・・・(T_T)。
地下鉄にて大宮までへ移動する「雑賀」と「天王洲神楽」。
町のあちこちへ失踪人として張り出されている「雑賀」は終始うつむき加減で顔を隠すように行動しています。
※目立つ髪型なのですから、せめて髪型を変えれば・・・。
「どこでもいい、雑賀さんと一緒なら」といい、「雑賀」に身を任せる「神楽」
※ずっとつながれていた手、なんか「高校教師」というドラマの最終回を思い起こさせます。
電車を乗り継ぎ、北へ北へと逃亡を続けるふたり。
海を見ながら「神楽」は人魚姫の話を聞かせます。
※この子にも笑顔が戻ってきたようです。ちょっと嬉しい。(^_^)。
新しいユーフォリアか、一人の女と落ち合う「辻堂」「新治」「真壁」。「辻堂」がペンで何かを書かれています。
「弦巻ミハル」。冒頭の無理心中を図られた子供のほうです。それ以来、一切口をきかなくなったとか。
※水中へ姿を消しましたね。口がきけず、海に泡を残して消える、まさに人魚姫?。
明るいそぶりは熱をごまかすためだったのか、亡き母のことを思い出し、弱気になる「神楽」。
一方、いらつく「雑賀」の理由は、やはり残り少ない「神楽」の命。自分の目が見える間に「神楽」の先を見取ろうとしている「雑賀」。そこには明るい希望も見えません。
車で逃げる二人の脇に流れるは小川。そこから聞こえるうめき声?
どうやら、水中からおいかけている「ミハル」のようです。姿が見えないのは水と同化しているからでしょうか。
山道、突如車を覆う霧。フォグランプをつけて「雑賀」は車を走らせますが、その前に突如「ミハル」が現れます。
口のきけない女と油断する「雑賀」は車を出てしばらく「ミハル」と対峙。
車に乗せて欲しいという「ミハル」の要求を断る「雑賀」を「ミハル」は力ずくで引っ張ります。
声にならない声を漏らす「ミハル」。吸い込まれるように「ミハル」と抱き合う「雑賀」。そこへ、「ミハル」は口づけをかわします。
思わず突き飛ばして逃げ出す「雑賀」でしたが、彼女の冷たさが深く印象に残るのでした。
夜になっても車の周りは霧だらけ。熱で暑さを憶えた「神楽」の言葉で、「雑賀」は車の窓を開けます。
入り込む霧は、一瞬、バックミラーに「ミハル」の姿を写させます。
※シチュエーションがホラーじみてきましたよ。夏ですねぇ・・・怖い怖い。
「弦巻ミハルは恋仲となった男と次々と海へ飛び込んだ。その中こそ、母親の羊水。そこだけが休める場所なのだろう」
恋仲と心中を繰り返す女。「辻堂」の言葉が真実であれば、なんとももの哀しい女性です。
ようやく霧の怪しさに気がついた「雑賀」。車のスピードに追いつく霧を前に、「雑賀」はカメラを構え、外へと移動。
そこは、ちょうど滝の前でした。霧のせいでピントが合わず、カメラを水へと落としてしまう「雑賀」。
まるで生き物のように動く水に捕らわれた「雑賀」はそのまま水底へと引きずり込まれます。
そこに待つのは人魚となった「ミハル」をかたどった死。
「このまま死ぬのか・・・それもいいか」
あきらめかけた「雑賀」の元へ飛び込んできた「神楽」。
すがりつき、「雑賀」を引き離す「神楽」、自分に抱きつくその姿に、「ミハル」は過去の自分を重ね合わせます。
自分が誘った心中でなくなった母親、それを思い出し、血の涙を流したとき、化け物のように変わっていた姿が、再び美しい「ミハル」の姿へと戻ります。
「やっと死ねる・・・」。泡のように消えていった「ミハル」は、天へとのぼり、雨となって地上へと降り注ぐのでした。
「男を始末したら、私の望みを叶えてくれますか」
その雨に、「ミハル」の姿を嗅ぎながら書かれたメモの内容を見やる「辻堂」。「雑賀」の始末はできませんでしたが、成仏するという彼女の願いは叶えられたのです。
意識を失った「神楽」の蘇生措置を繰り返しながら、大粒の涙を流す「雑賀」。溜まった水をはき出し、意識を取り戻した「神楽」。
「やだなぁ・・・雑賀さん、そんなに簡単に死にませんよ・・・やっぱりかっこうわるい (にこり」
「神楽」の行動を見て、安らかな死を待つのではなく、もがきながらも生きていくことを選んだ「雑賀」。
悩み葛藤を繰り返していたからか、「神楽」に弱い所もずいぶん見せ「弱く、人間くさく」なってきましたね。
※完璧超人が多いアニメ主人公。もっとも「碇シンジ」以降はダウナーな主人公も多かったですけれど、人間くさい「雑賀」も素敵ですよ。
結構私の中では盛り上がってきたスピードグラファー。来週と再来週、お休みなんですね。次回は総集編ぽい予告でしたが、果てさて。
「ガドガード」「R.O.D The TV」「サムライチャンプルー」などの作品のように、テレビ放送が途中で終了するのは避けて欲しいですが・・・。
というわけで、またグラ!
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コメント
SPEED GRAPHERマンセー!
デュラン デュラン 和訳 歌詞 でYahooで検索したら
発見した!「水天宮来る」を見て水天宮の能力がとても気に入って
好きになった。「死神成金」はB級じゃなく超A級の出来だった・・・
いや!冗談じゃなくて本当に!!
最初2話見た時「なんて酷いアニメだ!」と嫌に思いながら何気に見てたな。
友達、水天宮にはまってました。ヴァンパイヤセイバーのジェダみたいだと
友達と一緒に水天宮のマトリックスを思わすような能力に拍手してた!
「死神成金」は印象にとても残った・・その話のDVDだけ買ってやろうか?
と思ったぐらいにな!いつか買ってやる!
投稿: 通りすがり | 2006.04.04 01:05
こんばんは。管理人のジャンと申します。
「スピードグラファー」良いですよー。
感想こそ、15話で止めてしまいましたが、最終回まで楽しんで見ることが出来ました。
本当、オープニングは屈指の出来ですしね。
是非、セルDVDやレンタルでお楽しみください。
投稿: ジャン | 2006.04.04 22:01