ツバサ・クロニクル_TV16
第16話「強さと優しさ」
オープニングに登場は、砂金の詰まった大きな砂時計。(おおきなのっぽの砂時計・・・(違
「強さって何でしょう。強さの中に別の何かがあって、初めて人は強くなれるのかもしれません・・・」
※なるほど、今回のサブタイトル、「強さと優しさ」。パッと見は相反する言葉のようですが・・・。
冒頭、中南米にありそうな遺跡にて仮面の精霊(のような存在)に追いつめられる女性「シャルメ」。かけつけた男性は間に合わず、その額には謎の紋章が刻まれます。
牛のような角のついた仮面を付け、剣を構えて戦う男達。
そこへ異世界からのテレポート、登場するは「小狼」御一行。いきなり羽によくにた波動を感じる「モコナ」。
「これって、この国で一番強い勇者を決める大会で、優勝者には宝物が贈られるんだって」
「ファイ」の報告に反応する「黒鋼」。「羽」を手に入れるという大義名分のもと、乗り気満々で大会への参加を進言。
※非常に嬉しそうな「黒鋼」が良いです。
この闘技、どうやら只の剣での戦いではないようです。「ゾラの雷(いかずち)」という生まれながらに備わっている能力での戦いが本番のよう。そんな力をもっていない「小狼」達はちょっと苦戦が予想されますが・・・。
これに対して逆に「面白い・・・」と参加する「黒鋼」。もちろん「ファイ」と「小狼」も参加します。
※まるで「ゴールデンフェニックス」のような剣技で「ゾラの雷」ごと振り払う「黒鋼」。流石に強い。
一方、冒頭に登場した傷ついた勇者「キーファ」と「シャルメ」とに出会う「サクラ」。
※オープニングよりは、顔つきがりりしくなったような。
流石にただ者ではありません。「ゾラの雷」が使えないとはいえ、順調にトーナメントを勝ち抜いていく3人。
野犬の群れに襲われ、ケガを負っているのに参加を強行しようとする「キーファ」。
何か事情があるようですが、出会ったばかりと言うこともあり「シャルメ」も全ては「サクラ」に話してくれません。
トーナメントということは、仲間同士の戦いもあり得ます。そして、ついに剣を交えることとなった「黒鋼」と「ファイ」。
※「小狼」他、ギャグタッチの顔が可愛い。そして、アイキャッチの「サクラ」に萌え。(´ー`)。
柔と剛、本気と遊び、真剣と余裕・・・。
どちらが本当に強いのか、見てみたい気もしますが、今回は両者リングアウトで決着。
納得いかないのは「黒鋼」。怒りにまかせて「ファイ」に仮面をかぶせます。
「てめえの顔なんて二度と見たくねぇ。死ぬまで仮面をかぶっていろ!」
「とってもとらなくても、どっちも一緒だったりして・・・」
※「ファイ」の発言は深い。「本当の顔はまだ見せていませんよ、これからも見せるつもりはありません」という感じでしょうか。
迎えた決勝戦は「小狼」と、仮面の男(全員そうだって)。まあ、相手ではないですねぇ。
胸を押さえ、横になった「シャルメ」を残し、戦いへと向かう「キーファ」。
「・・・キーファ、私、本当は全部知っているの。一年前、村はずれの遺跡で古代の霊の呪いを受けてしまった私は、もうすぐ命がつきてしまう」
それこそが、「キーファ」がケガを押してでも戦う理由でした。
「呪いを解く方法は一つだけある。今回の優勝商品である、聖なる宝物を手にすること」
「キーファ」が闘技場へ駆けつけた頃、すでに試合は終了していました。そして、優勝者「小狼」へ戦いを挑む「キーファ」。
※彼の思いの真剣さは、その目からうかがい知れます。
「キーファ」の「ゾラの雷」にて逃げ場を失った「小狼」。まっすぐ突進し、空中へジャンプ。身体のひねりだけで攻撃をかわすと、体術を駆使して「キーファ」の腕を掴み、その瞳に映るものを見据えます。
そして、決めた蹴りは「キーファ」の首へ・・・寸止め。お互いに見つめあう美少年同士。黙って宝物を差し出す「小狼」。
「・・・いいのか」
男同士に多くの会話は必要ありません。
「強いですね、小狼さん。本当に・・・心が強い人です」
※「キーファ」が心配だったのでしょう。「サクラ」に抱きかかえられながらでも見に来た「シャルメ」。愛の深さ・・・かな。(´ー`)。
宝物の力で無事に解ける呪い。結局今回は「羽」には関係ありませんでした。そのことを「モコナ」へ責める「黒鋼」。
「モコナ、羽に似た波動だって言っただけだもん。心の狭い奴だね、黒りんって」
自分の村へと帰る「キーファ」と「シャルメ」。この1年、疑問に思っていたことを「キーファ」は「シャルメ」に問い尋ねます。
「何故お前はあのとき、遺跡に入ったんだ」
「・・・ある人と、結ばれたいと願ったから」
※結果だけ見てみると、願いを叶えるという遺跡、その噂は本当だったということでしょうか。
「・・・でも、本当に良かったよね。あのお宝がサクラちゃんの羽ではなくって」
「そうだったら戦うしかなかったろうな。どちらかが倒れるまで」
※目を見開いた「ファイ」、その顔は怖いです。ちょっと本当の顔・・・なのかな。
厳しい言葉ですが、「ファイ」そして「黒鋼」の言葉は真実ですね。この一行にとって何よりも大切なもの、それは「サクラ」の羽なのですから。
当然、戦いたくない戦いにも、向けたくない拳をぶつけるときがくるでしょう。いつの日にか、必ず。
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