ガン×ソード_TV05
ep.V「ツインズガード」
荒れた谷を旅する「ヴァン」と「ウェンディ」。そんな二人の前に奇妙な町が姿を現します。その名は「B-5-10」。
近代化された設備、しかしそこに人の気配はありません。そんな二人が目にした物は、お互いがお互いをかみ殺した、2匹の犬の亡骸。
突如開かれた両側のシャッター、出てきた住人(左側と右側で、同じ顔ばかり)は「ヴァン」のことを用心棒かと尋ねます。そこへ降りてきた「カルメン99」。彼女は事情を知っているようです。
【カルメン99による情報】
・この町にいるのは双子ばかり。もう長い間、左右に別れて争っている。
・父親の遺言で、勝ち残った方が遺産(何かは不明)を独占できる。
・両方の用心棒(一人は「ヴァン」)での代理決着をつけることになり、準備を任されている。
※「分け合えばよい」という「ウェンディ」の提案に反応する「カルメン99」。「これだから世間を知らないお嬢ちゃんは・・・」と言いそうな風です。
「ヴァン」は、「カギ爪の男」の情報と引き替えにこの依頼を受けます。彼が用心棒になったのは「アール・ドライバ」という女性の側。
※「アール(=R)」でしょうね。もう一人は「エル(=L)」ですし。
「(カギ爪の男は)昔ね、パパによく会いに来ていたわ。優しい人だった。パパの次に好きだったわ」
そこへ登場する一人の男、前回登場した「レイ・ラングレン」は、いきなり刀のような形をした拳銃を乱射し、「アール」の抹殺を企てます。
「ヴァン」の働きで事なきを得ますが、彼も又相当の手練れ。「カルメン99」によれば、彼こそ「エル」の用心棒とのこと。
※「アール」と「エル」、二人の胸に輝くペンダントを組み合わせればカギが開くというわけですね。
先ほどとは逆に、「エル」のところへ乗り込む「ヴァン」。ここでも「レイ」と乱戦になります。
「うちの依頼主をお前が殺る前に、俺がお前を殺ることにした」
一方、翌日の決闘まで個室を与えられた「ウェンディ」と「カルメン99」。
昔から「ヴァン」を知っている「カルメン99」に、「ウェンディ」は「エレナ」について聞き出そうとします。
しばらく押し黙り、話すかどうかを考えている「カルメン99」。ようやく彼女の口から紡がれた言葉は、哀しい、悲しい過去の話。
「エレナはね・・・ヴァンのお嫁さんになるはずだった人。結婚式の当日、カギ爪の男に・・・殺されたの」
そして、「レイ」もまた、妻を「カギ爪の男」に殺されていたのです。
「俺が欲しいのはたった一つ、命、カギ爪の男の命だけ。あいつは俺の妻を殺した」
※何者でしょうか「カギ爪の男」。只の殺人狂とは思えませんが、「優しい人だった」という話はいったい・・・。(?_?)。
「ヴァンとレイは違う」そう叫ぶ「ウェンディ」の言葉が示すように、目的実行のためなら感情を捨て去ることができる「レイ」と、「ウェンディ」に銃口を向けられたら動けない「ヴァン」、二人の違いは明らかです。
「敵を追いながら、自分のルールを守るつもりか。・・・お前の復讐はずいぶん優しいな」
そして翌日、決闘の方法を「カルメン99」が説明している中、突如発砲し「アール」を打ち倒す「レイ」。
その後、地面に向けて「レイ」が発表した後、突如「B-5-10」は大規模な地震に襲われます。
「アール」のカギを奪い取った「レイ」は「エル」と共に封印を破り、遺産への扉を開きます。
遺産・・・それは巨大な「鎧」でした。「エル」に銃口を向け、報酬として「カギ爪の男」の情報を要求する「レイ」。その時、負傷した「アール」を担いで追いかけてきた「ヴァン」が到着。
あわせて、ディスプレイに表示された「アール」と「レイ」の父親。しかし、彼が話したのは、「カギ爪の男」に対する報告だったのです。
「同士!お申し付けの鎧、ツイン・ロックは一応完成をみました。機能を上げるため、クローンの感応力を利用しようとしたのですが・・・制御パイロットの育成にことごとく失敗し、私たちは研究過程で発生したウイルスにより同士のお越しを待たず、全滅してしまうでしょう。せめてカノッサプロジェクトのデータがお手元に届いていればよいのですが・・・。なお、谷の町にいる実験体は全てデータ収集用のサンプルです。目的のため感情を操作しましたが、技術不足で対立意識も出てしまいました。無礼を働くようなら、どうぞ処分してくださって結構です・・・」
※酷い話ですねぇ。今まで殺し合ってきたことも全て、感情操作の副産物のせいだったとは。これでは「優しい人だった」という認識も操作されての感情だったのでしょう。許せません!
あまりのことに精神に変調を来す「エル」。邪魔になった「レイ」はその「エル」を打ち倒します。
負傷を負い、命を散らそうとしている「アール」と「エル」。真実を知った今ですが、悲しいことに二人は父親の希望を叶えようとします。それだけが、二人が生きていた証であるかのように・・・。
※「鎧」の操縦者だから「アール・ドライバ」と「エル・ドライバ」ですか、これまた可哀相な・・・。(;´д⊂)。
「ツイン・ロック」に乗り込み、父親の遺産の場所を守ろうと、「ヴァン」と「レイ」に攻撃を仕掛ける二人。
「ヴァン」は、白銀の鎧「DANN」を降臨させ、説得しながら応対します。そして、「レイ」もまた、地面に拳銃を撃ち込み、鎧「ヴォルケーノ」を降臨させます。
「ヴァン」とは異なり、対象の排除を目的とした「レイ」により、「ツイン・ロック」は破壊されるのでした。
※天から呼ぶ「ヴァン」と地から呼ぶ「レイ」。これもまた対照的。地震を引き起こしたのも「ヴォルケーノ(=火山)」でしょう。
「後味の悪い仕事」
今回は、「カルメン99」のこの言葉に尽きます。全てが対称的だった実験場「B-5-10」。そこへ水と油の「ヴァン」と「レイ」が現れたときから、この悲劇の結末は予定されていたことだったのでしょうか・・・。
Turn in next time for more action and adventure! Are you ready?
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