ガン×ソード_TV09
ep.IX「カルメン故郷に帰る」
「フルネームはR・高峰秀子」というネタを書こうとしたら、放蕩オペラハウスさんで既に書かれていました。ああ、「究極超人あ~る」は面白かったなぁ・・・。
雨、怪しげな馬車が1台。
晴れ、「カルメン99」、山頂で「ヴァン」達を拾う (笑。
「おう、やっぱりお前だったか」
※これ、どうしてわかったのでしょうか。ちょっと不思議。異様に目がいいのかなぁ・・・。
見事ヒッチハイクに成功した3人。前回手に入れたボードの解析に「トリノリア」に向かいたいという、その言葉は、彼女にとって懐かしい響きを持っていました。
「・・・たまには里帰りもいいかもね」
無事に到着した一行。6年ぶりの故郷は、花が咲き乱れ、「カルメン99(本名?カルール)」にとって記憶よりも美しい町へと変わっていました。
「カルメンさんって人気あるんですね」
※あまりの歓迎ぶりに怪訝な表情を浮かべる「カルメン99」。あまり故郷に良い想い出はないようです。
「カルメン99」の幼なじみ「ハエッタ」、その父親である「フィンドレイ」にボードの解析を依頼する「ヴァン」。
「おじさんの腕を貸して欲しいの」
しかし、「ハエッタ」はすぐにはOKを出しませんでした。
「父さんは、身体を壊してしまって・・・。今は私が花の栽培を請け負って食べているのよ」
※町に花があふれているのも同じ理由とのこと。儲かるんですねぇ。
結局、話を聞いていた「フィンドレイ」は仕事を請け負ってくれましたが、元気な頃の姿を知っている「カルメン99」は、「フィンドレイ」の今の姿にちょっと驚きます。
6年ぶりに帰ってきた実家を掃除する「カルメン99」。懐かしい品々が次々に見つかり、なかなか掃除が進みません。
それを見た「ウェンディ」と「ジョシュア」が掃除を替わってくれることとなり、暇をもてあました「カルメン99」は「ヴァン」と一緒に町の探索へと向かいます。
「故郷でも偵察してしまうのは、情報屋の癖ね」
※ありますよね~、こういうこと。特に昔の本とかはつい読んでしまいます。
今は倉庫となってしまったかつての小学校へと来た「カルメン99」。「ヴァン」に「ハエッタ」との関係と孤立していた過去を話します。
「・・・私たちの家は町で孤立していたの。怖そうな男達と妙な機械・・・情報屋って怪しいから」
※町へ来たときの歓迎ぶりに怪訝な表情を浮かべていた理由ですね。
家の地下にて解析作業へ勤しむ「フィンドレイ」へと薬を運ぶ「ハエッタ」。生返事しかしない「フィンドレイ」に対して、思わず声を上げてしまいます。
「父さん、薬ちゃんと飲んでいる?その仕事、断っていいのよ。・・・無理して父さんが倒れたら、私、なんのために、こんなことをしているのかわからないもの」
※ずいぶんと真剣。そして「こんなこと」とは花の栽培のことでしょうか。
翌日、すっかり花が気に入った「ウェンディ」は朝から鉢植えとにらめっこ。正しい育て方を「ハエッタ」に聞いてみるかという「ジョシュア」の言葉に「ウェンディ」は自分で調べるからいいと返します。
そこへ尋ねてくる「ハエッタ」。彼女はボードの解析に時間がかかると話し、焼きたてのパイをおみやげに置いて行きます。
「・・・秘密の花園!?・・・皆にイジメられて、よくここに隠れたわね。・・・その、ここはもう枯れてしまって、行かない方がいいわよ」
※どうにも「ハエッタ」は怪しくなってきましたね。花の栽培に秘密が隠されているようですが。
雨上がりの夜、走るのは冒頭に登場した馬車。
翌日、「ジョシュア」が「ハエッタ」の家に見学に訪れたとき、その馬車が家の前に止まっていました。
「・・・2週間後、また訪れます。あなた方ふたり分の報酬とお薬を置いていきますから。・・・その代わり、改良品種だけでも同志に届けておきたいのですが」
「あの、カギ爪の人ですか?」
思わず聞き耳を立てた「ジョシュア」の耳に入ってくるキーワード「カギ爪の男」。馬車の乗客「ファサリナ」は、その男の知り合い、そして、その依頼で「ハエッタ」は花の栽培を行っていたのです。そして、薬・・・。
その頃、百科事典を片手に鉢植えの花の種類を調べていた「ウェンディ」。開きかけた花弁に鼻を近づけたときに思わずくしゃみ・・・。
「おい、どうした」
ソファーで寝ていた「ヴァン」が亀に起こされてみると、「ウェンディ」が床に倒れていました。
一方、「ジョシュア」から事情を聞いた「カルメン99」。流石に表情を引き締めて「ハエッタ」の元へ向かいますが、本人は不在。
「ハエッタ」の居所を聞くために「フィンドレイ」の元へ行ってみると、彼はその場に倒れていました。
「あの花のせいだよ・・・あいつの花粉は抗体なしで一定量吸うと人体をむしばむ。ハエッタはそれを町の奴らへ伝えていなかった。そして、たとえ抗体を使ってもいずれ副作用が出る。体力が弱っているものからな。・・・俺が自分の身体で実験をした」
「フィンドレイ」に花を散らしてくれと頼まれた「カルメン99」は、秘密の花園へと向かいます。予想通り、満開の花に囲まれた「ハエッタ」がそこにいました。
「ようこそ、秘密の花園へ・・・もうすぐ満開よ。みんな喜ぶわ・・・」
まるでワライダケでも食べたかのように、おなかを抱えて笑い転げる「ウェンディ」。
事の重大さに気がついた「ジョシュア」は「ヴァン」に全てを話します。
「フィンドレイ」の元へ急ぐ「ヴァン」。「フィンドレイ」は解析途中のデータを渡し、「ヴァン」に一つ頼み事をします。
「私はね、あなたが居ない間に少しずつ、少しずつとけ込んでいったのよ。・・・私にとってやっと掴んだ日常なのよ!」
相対する「ハエッタ」と「カルメン99」。
「私・・・この町に帰って驚いたの。こんなに綺麗なところだったのかって・・・。でも違った。私が望んでいただけなのよ。故郷は美しく穏やかでいて欲しかった。・・・本当は私が出て行ったときから何も変わっていなかったのよ。ハエッタ、あなたもね」
やっと正直に言えるという「カルメン99」。お互いが後ろ手に武器を隠し持ちながらも、ふたりは本音をぶつけ合います。
「私、あなたが大好きで・・・大嫌いだった。優しいあなたが大好きで、でも私を哀れんでいたあなたが大嫌いだった」
「私も。・・・あなたが大好きで、大嫌いだったわ。かばってくれるあなたが大好きで、私の父さんに褒められるあなたが大嫌いだった」
「・・・ここはもう花園ではない。こんなに花があっても・・・心の花は枯れているわ・・・」
争い始める二人。その時、「ハエッタ」は実家の方から火の手が上がっていることに気がつきます。
急ぎ帰ると、一面火の海となった実家と、中にたたずむ「フィンドレイ」。
「父さん、どうして、どうして逃げないの」
「・・・父親だからだってよ。自分が重しなら、いなくなるってさ。あとは自由に生きろと言っていたよ」
※火をつけたのは「ヴァン」でしょうか。ここらへんから見ているのが苦しくて。救いがない話は見ていて辛いです。(>_<)。
ソードを振り上げ、「カギ爪の男」の居場所を聞き出そうとする「ヴァン」。それを「カルメン99」が身をはって守ります。
「・・・友達なの。子供の頃から・・・たった一人の・・・」
結局、「ハエッタ」も「カギ爪の男」に会ったことはありませんでした。
手がかりは「フィンドレイ」がプロテクトを解除したボードひとつ。それを「カルメン99」に託して、旅を続ける「ヴァン」一行。
落ち合うは「ゾーネット」の町。そこへ「ヴァン」達が到着する頃には、解析は完了しているはずです。
そして、自由に生きる選択肢を与えられた「ハエッタ」の決断。
それは秘密の花園と一緒に燃え尽きることでした。ちらりと花園を見やる「カルメン99」。彼女にはこの結末はわかっていたのでしょう。そして、止めようがないということも・・・。
「カルメン99」の一枚絵をバックに、まるでレクイエムのように流れていく、いつもと違うエンディング。
今日は「カルメン99」の名に恥じない活躍でしたよね (そこかよ。
あんなスタイルを毎日目にしていたのですから「ハエッタ」も「大嫌い」になるわけです (おい。
・・・とか書いてみたり。「創世のアクエリオン_TV22」といい、重い話しの連続です。とくにこの話しは辛いですねぇ・・・。
Turn in next time for more action and adventure! Are you ready?
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