ツバサ・クロニクル_TV22
第22話「消せないキオク」
「新種の鬼児」=「星史郎」!?
頭の中を駆けめぐる事実に揺れ動く心。「小狼」が正常に戦うことができないと判断した「龍王」は引きずるように「小狼」を引っ張り、その場を離れます。
一方、「草薙」に抱えられ、帰宅した「サクラ」は記憶の一部が抜けてしまっていました。
※いつの間にか「蘇摩」も来ていて、「鬼児狩り」メンバ大集合。「龍王」はナイス判断です。
帰宅した「小狼」と「龍王」に「新種の鬼児」について聞かされた「鬼児狩り」メンバは、話し合いの場を持ちます。
「『新種の鬼児』と、私たちが追っている『イの一の鬼児』が同じ存在・・・?」
議論を深める「鬼児狩り」達ですが、とりまとめである市役所から何の通達も出ていない以上、「イの一」の正体が「新種の鬼児」と言い切ることはできません。
結局、「龍王」「蘇摩」「護刃」「草薙」は従来通り「鬼児」のトップと目される「イの一」を追い、「小狼」「黒鋼」「ファイ」が「新種の鬼児」の情報を集めることとなりました。
※確かにここまでの情報だけで「新種の鬼児」=「イの一」と言い切るのは時期尚早でしょう。
別室にて「サクラ」といた「小狼」ですが、いつもの様子ではありません。
過去の記憶、「星史郎」との想い出を振り返る「小狼」。記憶の中の「星史郎」は先ほど遭遇した人物と瓜二つでした。
「あの鬼児と一緒にいた人は、俺の知り合いかもしれない。・・・その人は、俺に戦い方を教えてくれた人です」
場面は変わり、「星火」と「飛王」の世界。試験管のような容器に固定され、何らかの封印か、術をかけられている人物を前に、「桜都国」での出来事について語っています。
「・・・予定外の干渉があったようですね」
「これもあの魔女の一手か。・・・干渉できる値が限られているのは、あちらも同じ。たとえ予測と違うことが起こったとしても、それもまた道筋のうちだ。そして、こちらにはあれがある」
※「星史郎」は「次元の魔女 侑子」の干渉だというのでしょうか。そして、「あれ」と呼ばれていた封印の人物。・・・どことなく「小狼」と似ていたようですが。
結局、一睡もできなかった「小狼」。目が赤い、彼の様子を気遣う「サクラ」に、「小狼」は幼き日の想い出が浮かびます。
「・・・隠したり黙ったりする方が・・・もっと心配になるよ。辛いのを隠さないで」
幼き日と記憶をなくしている現在、時代は違えど、同じ「サクラ」から発せられた重なる言葉。
その言葉に「小狼」は勇気づけられたのではないでしょうか。
「・・・で、なんで役所なんだ」
「黒鋼」と共に市役所へと訪れた「小狼」。目的は一つ、「新種の鬼児」の情報です。
「黒鋼」は、知り合いかもしれない、その人物のことが気になるのかと尋ねますが、剣を堅く握りながら「小狼」は自分の決意を語ります。
「あの人が本当に姫の羽を持っているのか、確かめるのが先です」
しかし、あえて隠しているのか、役所では教えられないとし、情報を教えてくれるという危険な場所だけを教えてくれました。
「・・・さっき言っていましたよね。新種の鬼児に関しては『そんなものは存在しない』と。でも、鬼児を従えるものについては『教えられない』と答えました。・・・ひょっとして、新種の鬼児と呼ばれているものと鬼児を従えるものは、違う存在なのかもしれません」
※なるほど。「小狼」かしこい~。(^_^)。
高レベルの「鬼児狩り」でさえ生還率が7%という危険な場所。高い塔の中に潜む「鬼児」の存在に備える「黒鋼」と「小狼」。
明かりもつけない暗闇の中、気配だけで「鬼児」を切る「黒鋼」の剣技にいまさらながら感銘を受ける「小狼」。彼もまた、修練と同じように目をつむり、気配だけで後をついて行きます。
一方、「小狼」達のがんばりに影響を受け、いつも以上に店の準備を張り切る「サクラ」でしたが、昨日の疲れが取れないのか、一仕事終えた後に意識を失ってしまいます。
倒れ込む「サクラ」を抱きとめながら、本心を口にする「ファイ」。
「・・・本当にいいこだね、サクラちゃん。他に構っている暇なんてないはずの俺が、幸せを願ってしまうくらい」
その言葉に、「モコナ」も思わず「・・・ファイ」とつぶやくのでした。
※「ファイ」も謎の多い人物ですからねぇ。「桜都国」に来てからは、よりいっそう、言動に怪しさが。(^^;)。
ようやく塔の最上階、目的地と思われる場所へと到達した「黒鋼」と「小狼」。目の前にある大きな扉の中からは、何やら音が漏れ聞こえてきます。
「・・・気を抜くな」
その扉を開け、目の前に広がったのは・・・ポップな音楽が鳴り響く、ある意味怪しい世界。(笑。
「あっ、お客様ですぅ~ようこそようこそ」
およそ5頭身、見た目は可愛い「すもも」と「琴子」がお出迎えますが、「黒鋼」の言葉通り、妙にでかい。子供がそのまま大人になったかのようなアンバランスに思わず潰される「小狼」。
※うわっ、騙された。「ちょびっツ」からのゲストだから、せいぜい手のひらサイズかと思えば・・・(^^;)。
「・・・ここに来たと言うことは、尋ねたいことがあるのでしょう」
「鬼児を従えるものについて知りたいんです」
※やることがないので、後ろで踊る「すもも」(笑
「鬼児を従えるものとは、公にはされていませんが『イの一』、つまり最強の鬼児のことです。圧倒的な強さと特殊な能力を持つ最強の鬼児は、唯一、人の姿をしています」
「琴子」の言葉に、「星史郎」を思い起こす「小狼」。その姿形を「琴子」に伝えますが、あっさりと否定されます。
「あなたが仰られたのは、最近、この国に現れたものでしょう。あれは、『干渉するもの』です。近日、市役所が所在を突き止めて、排除するでしょう」
その言葉が被さるように、喫茶「猫の目」の近くへと姿を見せる「星史郎」。中では、未だ目を覚まさない「サクラ」を「ファイ」と「モコナ」が看病していました。
「・・・ファイ、前に大っきな湖がある国で言ったよね。笑ったり、楽しんだりしたからって、誰も小狼を責めないって。・・・ファイのこともね、誰も叱らないよ。小狼もサクラも黒鋼も、み~んな」
「モコナ」の言葉にハッとする「ファイ」。優しく微笑むと「モコナ」を抱え上げ、「いつも楽しいよ」と伝えます。
「でも、笑ってても、違うことを考えている」
さらに驚く「ファイ」。
「・・・モコナは本当に凄いな」
「寂しい人はわかるの。ファイも黒鋼も小狼も、どこか寂しいの。・・・でもね、一緒に旅している間に、その寂しいがちょっとでも減って、サクラみたいな暖かい感じがちょっとでも増えたらいいなって、モコナ思うの」
※「モコナ」萌え~!・・・そうかぁ、「黒鋼」も寂しいのか。きっと寝るときは布団を抱えながら、目の端に涙を浮かべて「ぐすん」とか言いながら・・・(おい
「あのふたりの言っていることが正しいのなら、『イの一の鬼児」と『新種の鬼児』は完全に別のものということになる」
「しかも、『新種の鬼児』は干渉する・・・つまり、余所から来た存在です」
その時、「すもも」が素っ頓狂な声を上げます。
「緊急事態で~っす」
そして、喫茶「猫の目」に入ってきた「星史郎」。「取り込み中」という「ファイ」の言葉を無視して、彼は自分の目的を話します。
「・・・ここに鬼児狩りがいますね」と。
「すもも」と「琴子」はまるで「東京ねずみランド」のキャラクターのような違和感なのだろうなぁ。一緒に写真とか撮れるのかしらん。
それはさておき、「ファイ」ピンチですよ。「星史郎」は強そうですからねぇ。そして、彼を派遣したのは「次元の魔女 侑子」?
うーん、来週が楽しみですよ、これは。
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