創聖のアクエリオン_TV24
第24話「天空のゲート」
サブタイトルだけ見ていると、「ゲートキーパーズ」のようだ・・・。
「シルヴィア」の独白から始まる今回のアクエリオン。。
ついに本格的に開始された人類への侵攻。世界中の人達が、植物の種子に犯され、プラーナを回収されて行きます。
「生命の樹は雪のように美しい収穫神話獣を産みだし、羽根無しどもの大地に振りまき始めた」
※「シリウス」は完全に堕天翅側ですね・・・。もう戻ってくることはないのかな。
「世界を滅ばす収穫の雪、アトランディアより降り来る」
「リーナ」の預言を聞き、天を見やる「シルヴィア」。収穫神話獣が降り注ぐ、天上に開かれたゲートは「シリウス」が渡った「アトランディア」への扉でもあります。
「・・・アトランディア」
この物語のキーワード「一万二千」もの数が開かれたゲート。これに対して「DEAVA」は為す術を知りません。
「お兄様のしていることは許せない・・・それでも、シルヴィアは、シルヴィアは・・・」
「シリウス」を取り戻すため、単体、ベクターマシンにてゲートへと突入する「シルヴィア」。しかし、堕天翅達の結界により、その機体は弾かれてしまいます。
※「DEAVA」内での慌てっぷりが、現在の「シルヴィア」の立ち位置を示しています。「兄が裏切った。妹が裏切らないと、誰が言えよう・・・」と。
「シルヴィア、君は当分の間、搭乗禁止だ。まだ、アトランディアに逃亡しようとした疑いが晴れたわけではないのだからな」
「ジェローム」の言葉に唯々諾々と従う「シルヴィア」。兄がいなくなってからというもの、いつもの「シルヴィア」ではありません。彼女は、今回の事件に対する「シリウス」の関与を疑い、つい、口に出してしまいます。そして、そんな彼女を叱咤し励ます「アポロ」。
「違う、非道いことをしているのはトーマ達だ。そんなことでどうする、強くなれ、そして信じろ!」
※今日の「アポロ」は大人っぽいです。こんなにしっかりした「アポロ」を見ることができるとは・・・。
最終決戦が近いことを示唆する司令「不動」。
彼は軍本部へと呼ばれ、「グレン」が搭乗した「強攻型アクエリオン」の量産型を見せつけられます。
「この機体と、PSG量子反応兵器の配備によって、いよいよ無敵といわれるアトランディアの絶対結界が打ち砕かれるのです。ようやく羽根ありどもは知ることになるでしょう。我々の英知の前に、羽根など無意味であることを」
※その英知は羽根を解析したものでしょうに。それと、前回の「ジェローム」のセリフではありませんが、本当に10機造っていたのですね・・・。
最後の戦いへの英気を養うため、思い思いに過ごす「DEAVA」の生徒達。
そんななか、「アポロ」はいつもと変わらず、自然と共に日々を過ごしていました。
「いっぱい食え・・・食えば飛べる、強くなれる・・・へへっ」
木に登り、唾液で柔らかくしたお菓子を鳥の雛へと与える「アポロ」の近くを通りかかる「シルヴィア」。
「アポロ」と目を合わせますが、怒鳴り声一つあげない「シルヴィア」の元気のなさに、「アポロ」は持っていたお菓子を投げ与えます。
「ほら、食えよ」
受け取ったお菓子を食べながら、自分の素直な気持ちを伝える「シルヴィア」。
「・・・鳥が羨ましい。私も、天と地を自由に行き来できたらいいのに」
その言葉に、木から下りてきた「アポロ」は袋ごとお菓子を「シルヴィア」へと手渡します。
「まだあるぞ、食って食って喰いまくれ、そうすれば飛べる、強くなれる・・・飛べるさ、俺たちなら。誰かを見下すためじゃなく、ただどこまでも」
※今の「シルヴィア」には「アポロ」の存在が非常に大きく見えることでしょう。
「・・・アポロ。一万二千年前も、私たち、こんな風に一緒に歩いていたりしたのかな」
「さあな、ただ、俺はお前をずっと昔から知っていたような気がする。・・・お前の匂いを」
歌姫「佐藤裕美」・・・ではなく「リーナ」の歌声の中、良い感じの「シルヴィア」と「アポロ」。そして、他のメンバ達も思い思いの相手の場所へと行き、それぞれの時間を過ごしています。
※「クロエ」は「ピエール」の元に、「つぐみ」は「麗花」の元に、「ジュン」は・・・頑張れ。(^^;)。
「みんな・・・やられちゃうのかな、お兄様たちのせいで」
「止めてみせる!・・・言ったろ、飛ぶんだ。アクエリオンで」
「でも、絶対戻ってね。もう・・・いなくなったりしないで・・・約束して!」
「アポロ」に抱きつく「シルヴィア」。お互いの匂いに、心臓の鼓動に、二人の距離は接近し、自然と唇を重ね合わせようとします。
しかし、その時「シルヴィア」の瞳に紅いバラが映りました。「シリウス」の存在を感じる「シルヴィア」。
「・・・いるんだわ、お兄様が・・・お兄様が近くに・・・」
その言葉に「シリウス」を探す「アポロ」。しかし、その一瞬をつかれて「シルヴィア」は姿を消していました。幾枚かの、紅い羽根を残して・・・。
※絶対、邪魔をしに来ましたね、「シリウス」が。「お前などに妹をやれるか!」でしょうか。
ついに「DEAVA」の最終結界が破られ、生徒達の身にも収穫神話獣の手が伸び始めました。「クロエ」や「麗花」までもが種子に犯され、生命の樹に蝕(むしば)れてゆきます。
「ジェローム、指示を!・・・不動司令が軍から帰るまでは、私たちの指揮官は、あなたなのよ」
「ソフィア」の言葉に副司令としての責務を思い出した「ジェローム」は、軍の殲滅部隊が「アトランディア」を一掃するという機密の作戦行動を皆に伝えます。
「シルヴィアを見捨てるのか」と憤(いきどお)る「アポロ」は、「作戦行動を止められないのか」と「ジェローム」に詰め寄ります。
しかし、彼の返事は組織としての立場を重視した相変わらずの言葉・・・ではありませんでした!
「無駄だろうな・・・だからDEAVAは、DEAVAは独自に動く!・・・アポロ、つぐみ、麗花、機械天翅アクエリオン、直ちに出撃せよ!」
※良かった・・・。一瞬とはいえ「ジェローム」に見せ場が!そう、本当のあなたは冴えない中間管理職ではありません。(^_^)。
合体プロセスさえもすっ飛ばし、ゲートへと「無限パンチ」を飛ばす「アクエリオン」。
しかし、無敵を誇る「アトランディアの絶対結界」は、その思い、力さえもはじき返します。
「お願いです。私をヘッドにさせてください!・・・私だって、いつも誰かに守ってばかりじゃ嫌なんです。みんなを・・・守りたいんです!」
「つぐみ」の言葉にヘッドを任せることを決意した「麗花」と「アポロ」。そして、ハートが舞う合体は、まさに初めての経験。(笑
「アクエリオンエンジェル」へと合体した「つぐみ」はハートの力、愛の力を持って、無敵の壁へと挑みます。
「好きという気持ちに限界なんてないから・・・辛いことも、悲しいことも、全部ひっくるめて、私は人間が大好きだぁ!」
繰り出されるは「爆愛無限光」!その思いはゲートを越え、地球を包み、「アトランディア」への道を開拓します。
そして、それを狙ったかのように次々とゲートへ突入する「強攻型アクエリオン」のベクターマシン。後れをとるわけにはいかないと、我らが「DEAVA」も最終決戦地へと突入します。
今回の主役は、個人的には「ジェローム」!・・・まあ、冷静に見ちゃうと「アポロ」と「シルヴィア」だったり、「つぐみ」だったりするのでしょうが、それでも「ジェローム」を押したい。彼にはもう、こんな光はあたらないであろうから・・・。(^_^;)。
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