うえきの法則_TV25
第25話「復活!コバセンの法則」
どうやら、秋以降も「うえきの法則」は続くようですよ。嬉しい限りです。(^_^)。
27thステージ -2- -VS 新・ロベルト十団-
プレイヤー:究極のエコロジスト「植木」
エネミー :シャボンだけではなかった「ロベルト・ハイドン」
ステージ :「???フィールド」
仕掛け :場外は奈落。底が見えず。特に障害物、仕掛けは無し。
勝利条件 :生か死か?
口が開きっぱなしの「ロベルト・ハイドン」が可愛い・・・などと言っている暇はなく、「植木耕助」は「ロベルト」を助けたばかりに多大なるダメージを受けてしまいます。
巨大な落盤に潰されている「植木」を青いシャボン玉を使って助ける「ロベルト」。彼はそのまま、落盤を天井近くまで持ち上げ、自分の上へと降り注がせます。
「僕を助ければ僕が改心するとでも思ったのかい・・・それは不可能だ。僕が死なない限り、僕の憎しみは不滅なのさ」
「植木」の「やめろ!」との叫びもむなしく、頭上への落盤に埋もれる「ロベルト」。しかし、彼には重力を操る能力があったのです。
「これで僕が君に借りなんてないことが証明されたね。重力を変えてしまえばこんな落石、なんてことないんだ」
「借りとか改心とか、何を言っているんだ、お前?」
※見事にかみ合わない会話。「ロベルト」がこだわっている所と、「植木」がこだわっている所がまるで違うのですから、これは仕方がないですねぇ。
「植木くん、よくも僕をこけにしてくれたね・・・僕の憎しみの力、思い知るがいいよ」
五つ星の神器「百鬼夜行(ピック)」を呼び出す「ロベルト」。当然、これは普通の「ピック」ではなく、「理想的なピック」。
まるでドリルのように「植木」の「ピック」を砕きながら、勢いよく「植木」へと迫っていきます。
「ならば・・・マッシュ!」
複数の神器を同時に呼ぶことができる「植木」。すかさず、四つ星の神器「唯我独尊(マッシュ)」を呼び出し、横から「ピック」をかみ砕きます。
続いては一つ星の神器「鉄(くろがね)」同士の撃ち合い。しかし、やはり単体の神器では「ロベルト」に分があり。
追いつめられた「植木」の眼前に「ロベルト」の銃口が迫ります。
「どうだい、植木くん。これが僕の憎しみの力だ」
※前回の過去話から思っていましたが、「ロベルト」は凄く純真なんですよね。だからこそ、憎しみに凝り固まった今の心、自分の心を裏切ることはできないのでしょう。果たして、彼の言うとおり、「死ぬまで」変わることはないのでしょうか・・・。
ふたりの人知を越えた戦いは、ステージに予想以上のダメージを与えていました。
天井の落盤はもとより、壁は次々にヒビが入り、至る所で崩れて行きます。
それは、「森あい」や「鈴子・ジェラード」、「佐野清一郎」が捕らわれていたバリア内でも同様です。
「うわぁっ・・・」
崩れ落ちる壁からなんとか逃れた「森あい」達。一方、「ロベルト」の銃口に狙われた「植木」にはそちらを見る余裕などありません。
しかし、彼を助けたのはそこには居ないはずの「鈴子」。そして、「佐野」でした。
「バリアなら、壁が崩れたお陰でのうなったわ」
彼らの登場に一瞬だけ驚いた表情を見せた「ロベルト」。しかし、既に敵ではないと感じているためか、すぐに立ち直り、嘲笑すら浴びせます。
「これは、僕と植木くんの勝負だ。邪魔しないでよ」
※なんとなく、「ロベルト」の表情をいかに崩すか、彼を如何に人間に近づけていくか、それが勝負のキモのような気がしますね。
「こんなときに何もできないなんて・・・私って無力・・・そういえば、私も能力者になったはず、その能力を今こそ使うのよ!」
そう、神候補「犬丸」に能力を授かった「森あい」。今や立派な能力者となったはずの彼女は、この戦いを助けることができるはず・・・なのですが。
「自分を美顔に変える能力、じゃなくて、自分をお金持ちにする能力、じゃなくて、自分の体脂肪を0にする能力・・・いったい私の能力は何なのよ~」
※当然のように「ロベルト」には相手にされませんでした。でも、場は和んだぞ!(^^;)。
急遽コンビを組むことになった「鈴子」と「佐野」。ひそひそ話で作戦を練りますが、自分に絶対の自信を持つ「ロベルト」はそんなことは無視して攻撃を仕掛けてきます。
左右に分かれて走り出したふたりに「くろがね」を連発する「ロベルト」。しかし、「鈴子」と「佐野」は円を描くように回り込み、衝突の瞬間にお互いを交差させます。
「何!絶対に命中、粉砕する僕のくろがねを・・・」※またまた驚く「ロベルト」。
見事に「くろがね」同士を粉砕させることに成功しますが、その際に粉塵を身体に浴びてしまったふたり。
「ロベルト」は左手を差し出し、「鈴子」と「佐野」を天井へと持ち上げてゆきます。
「くろがねの破片をかぶったのが運の尽きだね。そこから落っこちて死んじゃえ!」
これに対し、上空からビーズキャノンで応戦する「鈴子」。しかし、「ロベルト」は落ち着いて二つ星の神器「威風堂堂(フード)」を出現させ、攻撃を防ぎます。
しかし、ビーズキャノンは「フード」を出させるためのおとりでした。
「何!」※ここでも驚く「ロベルト」。
「フード」の横から出現する「佐野」の「ブーメラン」は的確に「ロベルト」へとその矛先を向けています。
「・・・ならば、また軽くするだけ」
口から青いシャボンを出現させる「ロベルト」の行動を見やる「佐野」。そう、この攻撃もまたおとりでした。
「手ぬぐいに戻れ!」
数十ものビーズが一気に「ロベルト」の周囲を覆います。
「・・・手ぬぐいの中に、鈴子のビーズが!」※さらに驚く「ロベルト」。
一気に爆発するビーズの噴煙。
※「佐野」と「鈴子」の漫才はおいておいて・・・結構やりますね、ふたりとも。・・・頑張れ、「森あい」!
「・・・ずいぶん余裕だね、ふたりとも。でも気がついていたかい、さっきのくろがねは、植木くんに使っていた50%の威力だったんだよね。じゃあ、そろそろ遊びも終わりにしようかな」
ついに100%の「くろがね」を発射した「ロベルト」。「佐野」と「鈴子」は同じ作戦をとろうとしますが、流石に威力が、スピードが違います。
「・・・何も見えへんかった・・・植木はこんな化け物と戦っとったんか・・・」
「植木」を倒し、「佐野」と「鈴子」を倒したからには、残るはひとり。「森あい」をターゲットにしようとする「ロベルト」でしたが、後ろの声に驚かされます。
「馬鹿な・・・すでに瀕死の重傷のはずなのに、なんで立っていられるんだ。・・・それより、なぜ立つ、死ぬのが怖くないのか!」
※実際の攻撃よりも、こうした「ロベルト」に理解できない行動、人のために立つという行為こそが、「ロベルト」へダメージを与えることになりますね。
そんな彼らの行為に反応しないはずがありません。そう、我らが「植木」もここで復活!
「フード」で威力を弱めながら、まさに身体を張って「ピック」を防ぐ「植木」
「馬鹿な!君はもう、動けないはず!」
「ロベルト」の声響く中、「植木」は叫び返します。
「動けるんだよ!仲間を・・・友達を守るためだったらな!」
「植木」の言葉に呑まれた「ロベルト」は「ピック」を連発し、今度こそ「植木」を止めようとします。
それでも、まだ、立ち上がる男、「植木耕助」
「仲間には手を出させない・・・」
※呆然とする「ロベルト」。もう、彼に余裕はありませんね。一つ覚えの「ピック」連発がそれを証明しています。
神器を出すことなく「ロベルト」の攻撃を防ごうとする「植木」。しかし、只の樹木では「ピック」を防ぐことはできません。
「森あい」が、「佐野」が叫ぶ中、何度でも立ち上がる「植木」。彼の決意に後ずさる「ロベルト」。
「ピンチの植木に、ロベルトが圧倒されてる・・・」
ここまでくれば戦術もありません。その腕から「ピック」を出す「ロベルト」も自分の気持ちで打ち続けているのです。
「・・・仲間を、友達を守るんだ!」
最後の力を振り絞り、つる状の樹木を「ピック」に巻き付ける「植木」。「ロベルト」は先ほどまでと同様に攻撃を退けようとしますが、これは只の樹木ではありませんでした。
しっかりと「ロベルト」の「ピック」を巻き取った樹木は、彼の手元から一気に直上までそのつるを伸ばして行きます。そして、そこから変化し、「ロベルト」へ正義の拳を振り落とすのです。
「・・・ピック!」
※なるほど、先ほどまでのつる状の樹木はこれを出すための過程だったのですね。相手の「ピック」をからめることにより、逃げ場を防ぐ。やりますなぁ。(^_^)。
消え去ったお互いの神器。そして、「植木」もその場へと倒れ込みます。
駆け寄る「森あい」の言葉になんとか返事をする「植木」。思わず「森あい」は「植木」の腕を取り上げ、勝利の宣言をします。
そしてその頃、聞き覚えのある声を伴い戦いのステージへと歩く人影がありました。
「・・・ちっとは成長してっかな、植木の奴」
※サブタイトルでバレバレですが、復活ですよ、あの男が!
「何か楽しいことでもあったかな・・・僕を混ぜてよ」
全精力を傾けた「植木」の攻撃も、この男の負の力を倒すことはできないのでしょうか。気絶することもなく起きあがる「ロベルト」は、禁じたはずの七つ星以上の神器を持って戦いに決着をつけようとします。
「ご褒美に僕のとっておきで君たちを葬ってあげるよ。十つ星神器 魔王!」
「ロベルト」の言葉に、震え上がるのは「天界獣(テンコ)」。しかし、「天界獣」でさえ恐れるその能力はこの男の登場によって中断させられました。
「そこまでだロベルト・・・よう、久しぶりだな、植木、森」
かつてと同じように、飾らない言葉をかけてくる「コバセン」。それに対し、驚く「森あい」と目を見張る「植木」。そして「ロベルト」も驚きを隠せません。
しかし、続いての「コバセン」の言葉は、彼らをさらに吹き飛ばす威力がありました。
「神の奴の代理として、お前らに宣告するぞ!この能力者バトル、第一次選考はこれにて終了、第二次選考まで、一時休戦だ!」
※どっかーん、マジっすか!?俺も驚くさ!( ̄□ ̄;)!!ガーン
こ、こんな決着とは。これで納得できるんですか「ロベルト」。
まあ、私の「コバセン」に対する突っ込みは全て、予告の「森あい」がしてくれました。
ありがとう「森あい」。そして、バトル参戦だって・・・可哀相に。これでもう、普通の中学生には戻れないのね。(T_T)。
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