創聖のアクエリオン_TV25
第25話「決戦!!アトランディア」
この番組の主題歌、最初の「創聖のアクエリオン」も2番目の「GO TIGHT!」も実に良い曲です。
2005年04月アニメのオープニング曲では一番好きですね。私もCDを購入して何十回も聴きました。(^_^)。
さて、ラス前のスタートです。
ついに開かれた「アトランディア」への道。先陣こそ「グレン」達が搭乗した「強攻型アクエリオン」に奪われますが、我らが「DEAVA」も「アポロ」「麗花」「ピエール」の3人を送り込みます。
「・・・必ず、元に戻してやるからな」
※今日の「ピエール」はマジモードですよ!
「アトランディア」の中は、我々人間界と余り変わりなく見えます。しかし、ここは堕天翅達が住む未知の世界。十数機のベクターマシンで突入した「強攻型アクエリオン」も敵の攻撃によりたちまち9機までその数を減らします。
「総員、アーマゲドン形態を取れ」
「グレン」の言葉に従い、「アクエリオン」ではなく長距離砲を持った自走砲へと合体するベクター達。その砲撃は「アトランディア」の遺跡を壊す威力を持ちますが、戦翅「両翅(モロハ)」を呼び込むこととなりました。
「この羽根無しどもが!」
流石に戦闘型として絶大な攻撃力を持つ「モロハ」。分離しながら仕掛けてくる攻撃はたちまちのうちに「アーマゲドン形態」2機を破壊し、残された「グレン」も苦戦を強いられます。
そこへ救いの手をさしのべる「麗花」。かつて愛したその姿は「堕天翅」の羽根を移植された「グレン」に過去の記憶を呼び起こさせます。
「・・・麗花・・・」
苦しみながらも、羽根の呪縛から逃れた「グレン」は、本来の自分を取り戻すことに成功します。
※私と一つになりたい?それはそれは気持ちいいことなのよ (違。
「心配かけてすまなかった。こいつは俺に任せて先に行け!」
死亡フラグを立てながらも (おい、「モロハ」との一騎打ちに挑み「麗花」達を先に行かせる「グレン」。
その頃、「DEAVA」では「ソフィア」がこの戦いの行方を司令「不動」に問いただしていました。
「堕天翅を・・・滅ぼせるのでしょうか」
「滅ぼす?・・・堕天翅は人を生贄(ニエ)とするだけだ。人が滅びれば、堕天翅もまた滅びる。それが堕天翅の宿命。しかし・・・人は命を奪われずとも、己の意志、自由を失う」
画面に映し出される巨大な「生命の樹」。
「生命の樹を倒せば、その根によってつなぎ止められていた大地のエネルギーが一気に噴出するだろう。そうなれば、この星は未来永劫、命の芽生えぬ大地となる」
※今日の司令「不動」は饒舌(じょうぜつ)ですね。ちなみにここで私が入れた突っ込みは「先に言っておけよ!」でした。
一方、「モロハ」と善戦する「グレン」でしたが、所詮は羽根無し・・・もとい、一本の矢。次第に追いつめられ「相手ではない」と判断した「モロハ」は「アポロ」達を追おうとします。
「・・・お、お前を・・・行かせるわけには・・・いかないんだ!」
「強攻型アクエリオン」に込められた全ての力、そして自分に与えられた「堕天翅」の力を一気に解放する「グレン」。
「なんだ・・・この力は・・・」
「強攻型アクエリオン」の暴走する力は「モロハ」を巻き込み「グレン」と共に大爆発を起こします。そして、その精神は「麗花」の元へと届き、彼の死を告げるのでした。
「グレェーン!」※やっぱりお亡くなりに・・・(T_T)。
「なぜそこまでご存じなのですか?・・・一万二千年前、堕天翅を封じたアクエリオン。そのエレメントはアポロニアス、セリアン、そして、創聖の書からその名を削られた第三のエレメント、それはあなただったのですか!」
誰もがずっと司令「不動」に感じていた疑問を突きつける「ソフィア」。彼女の追求に「不動」の返答は軽く息を吐くだけでしたが、その背景では一万二千年前の光景がはっきりと映し出されていました。
※ちょっと強引な気も・・・まあ、怪しい人物である伏線は山のようにあったからなぁ。ところで真ん中が「セリアン」ということは彼女がヘッドだったのでしょうね。
「・・・何、ここ・・・お兄様!」
「シルヴィア」
麗しき兄と妹の再会。しかし、その場所は地上界ではなく「アトランディア」。驚く「シルヴィア」に彼は言います。ここは「天翅」の住む美しい世界だと。
「お前はセリアンとしての過去生を思い出した。なのに、私は未だに思い出せない。しかし、この胸にあるのだよ。遠い遠い、遙か昔の悲しみが・・・」
「シルヴィア」を失うことを恐れる「シリウス」。彼は、かごの中へと鳥を閉じこめます。「そこで見ていろ」と。
※「シリウス」もまた、おぼろげながら過去生を持っていました。果たして彼の過去生の正体は?
かごの中からは巨大な「生命の樹」の姿が目に映ります。その姿の裏に、プラーナを吸われつつある地上の姿を見て憂う「シルヴィア」。
その時、彼女の近くを紅いベクターマシンが通り過ぎます。
「ベクターソル・・・アポロ、アポロなのね!」
匂いで「シルヴィア」の存在を感じ取る「アポロ」。そこへ攻撃を仕掛けてきた「シリウス」は天翅合体を行い「ケルビムマーズ」へと姿を変えます。
「麗花!今度はあいつの手を離すんじゃないぞ!」
「ええ、グレンのためにも」
「ソーラーアクエリオン」へと合体した「アポロ」「麗花」「ピエール」と「ケルビムマーズ」の「シリウス」。最後の戦いが今、始まります。
「止めて、ふたりとも!」
「シルヴィア」の叫びの中、ほぼ互角の戦いを繰り広げる「ソーラーアクエリオン」と「ケルビムマーズ」。彼らの戦いに割って入ったのは「聖天翅 頭翅(トーマ)」でした。
「・・・待っていたよ。私はこの時が来るのを、待っていた」
その手から光の槍を出し、「ソーラーアクエリオン」へと突き立てる「トーマ」。彼の狙いはただ一つ、「アポロニアス」の姿。
瞬く間に十本の槍によって貫かれたその姿へ「トーマ」は語りかけます。一万二千年前を憶えているかと・・・。
「憶えているか、アポロニアス。一万二千年前のことを。お前の右手は人を狩るためにあり、左手は私の手を取るためにあった。・・・夜明けさえ羨(うらや)むほど、愛し合っていたのだよ」
※なかなかエロティックな「トーマ」。天翅は「両性具有」という説もあるくらいですからねぇ・・・。
過去生の記憶が戻りかける「シリウス」。彼の口から出た言葉は「アポロニアス」でした。つまり、彼自身が「アポロニアス」ではありえないのです。
そして、光の槍を受けた「アポロ」もまた、過去生を思い出していました。
「・・・思い出したよ。ふたりは、美しく咲き誇る花さえも頬を染めるほど、愛し合っていた」
背景で語られる一万二千年前の記憶。そこで「アポロニアス」の右手を取るのは「セリアン」。思わず「シルヴィア」を見やる「アポロ」と見返す「シルヴィア」。
しかし、ふたりを見つめる「トーマ」の目は冷ややかなものに戻っていました。
「・・・残留思念体になっても、やはりセリアンが忘れられぬか・・・しかし、君はどこまで気がついているのかね。セリアンの真の姿を」
かごに捕らわれた「シルヴィア」の元へ訪れる「音楽翅 音翅(オトハ)」。彼女は語って聴かせます、一つの悲劇を。
「セリアン、その魂は犯した罪の重さに耐えきれず、ふたつに別れた。ひとつはお前として、もうひとつは血を分けた兄として。・・・羽根のない右手と左手がその証(あかし)」
※どっかーん!そうか、急に「シリウス」が色っぽく・・・見えん見えん!
「セリアンの魂は光と闇のふたつに別れ、明るく美しい想い出は妹に。そして、世界を滅ぼした恐ろしい闇の記憶は兄に。・・・そのあまりの恐ろしさに耐えかねて、セリアンの記憶は、心を閉ざしたのだろう」
「トーマ」の言葉に自らの右手を見やる「シリウス」。彼の言葉は震えていました。
「・・・ありえない、私こそはアポロニアスではなかったのですか?太陽の翼ではなかったのですか!」
もはや嘲笑すら浮かべながら、真実を語る「トーマ」。その言葉はここにいる誰もが驚くべき内容。
「お前が?・・・太陽の翼とは我が愛する神話的複合生命体、アクエリオンのことだ!」
※どっかーん2!これは予想だにせず、まさに驚愕!
「アポロニアスは私を裏切り、アトランディアを去っていった。しかし、羽根無しどもの地(血?)で新たな姿として生まれ変わり帰ってきたのだよ。太陽の翼、アクエリオンとして。・・・そして太陽の翼は恐ろしいほどの美しい光でアトランディアを滅ぼした。それはそれは、美しい光で・・・その罪、今こそ償ってもらおう。裏切り者アポロニアスよ、半分に別れたとはいえ、セリアンを失うのは辛かろう」
「トーマ」の言葉に、蛇のような胴体でかごを包み込み、壊していく「オトハ」。
しかし「セリアン」は、いいえ「シルヴィア」は、そのかごを出ると左手から羽根を出し、一気に「オトハ」を滅ぼします。
「忘れたか、私はもうセリアンではない。今は、アポロニアスの羽根を受け継ぐ者、シルヴィア・ド・アリシアだということを!」
※格好良い!強い!「シルヴィア」万歳!。ところで、「シルヴィア」が「アポロニアス」の羽根を受け継いでいるのは、ふたりの子孫だから・・・かな?
「ふんっ・・・無駄なあがきを・・・悲しみに涙せよ」
「トーマ」の腕が上がると、「ケルビムマーズ」の背中から1本の腕が出現しました。その腕は先ほどと同様に光の槍を構えます。そして、ゆっくりと、自らの身体を貫いていく「ケルビムマーズ」。
そう、先ほどの「トーマ」の言葉通り「セリアン」の半分はもう一人、「シリウス」に受け継がれていたのです。
「やめろーっ!」
「アポロ」と「シルヴィア」の叫ぶ中、左手から紅き血を流し、羽根を噴出させながらその身を崩す「シリウス」。
ここに「セリアン」の半身は現世から姿を消したのでした・・・。
完全に「シリウス」は失われたのか、それは来週、最終回を待たねばなりません。「世界のはじまりの日」を刮目して待て!
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