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うえきの法則_TV29

第29話「死なないでテンコの法則」

いつの時代か「天界獣(テンコ)」がまだ子供のころ、雨の日に優しく彼を抱きかかえる小学生くらいの女の子・・・。
「植木耕助」に何度か呼びかけられるまで「テンコ」はその頃のことを思い出していました。
今は「植木」が八つ星へとレベルアップさせる「覚醒臓器」の真っ最中。
「八つ星ステージクリア!」
傷だらけになりながらも見事に八つ星へとレベルアップした「植木」。
「テンコ」へと親指を立てるポーズを見せます。そして、そんな「植木」を見て喜ぶ「テンコ」。
※いきなり、いわゆる「死亡フラグ」が立ってしまいましたねぇ~。これはマジでやばいかも。(T_T)。

「テンコ!お前のお陰でまた強くなれた。・・・サンキューな」
「植木」の言葉にまんざらでもない「テンコ」。さらにレベルアップを目指す「植木」は九つ星の習得試練について「テンコ」へと質問します。
「ん・・・確かバランスだったと思うが」
そう回答したあと、「植木」と「森あい」のやりとりをしばらく見つめていた「テンコ」でしたが、急に表情が真剣なものへと変わります。
『・・・天界獣があげられる星は七つが限度。お前が九つ星になったとき・・・俺は死ぬ。耕助には最後まで黙っておくか・・・あいつのことだ、知ったら、九つ星の試練を拒否するに決まっている・・・お前はこんな俺の力を必要としてくれた。お前の力になれるのなら、俺のちっぽけな命など惜しくもない・・・』
※そして、明らかにされる驚くべき事実。「死ぬ」って、そんな冷静に。(T_T)。

試練も無事に終わり、「植木」と「テンコ」は「森あい」が作ってきたお弁当を一緒に食べることに。その「お弁当」と呼ぶにはあまりにも珍妙な見かけに、最初は「植木」も「テンコ」も食べるのを嫌がりますが、「誰も食べてくれない」と悲しむ「森あい」を見た「テンコ」が試しに食べてみると意外に美味。彼女の意外な才能が明らかになりました(笑 。
食事をしながらふざけあう「植木」と「森あい」を身ながら、オープニングと同じ時代を思い出す「テンコ」。
「・・・数十万年前、俺がガキだったころは、天界の奴らと楽しい日々を過ごしていたっけな・・・だが身体がでかくなって奴らにとって邪魔になった俺は、無実の罪で地獄の監獄に閉じこめられた。そして、数十万年の時が流れ・・・なんかこいつらと別れるのも、少し寂しい気もするけどな
変わらず仲の良い「植木」と「森あい」を見ながら「テンコ」は「覚醒臓器」の回復に三日かかると告げます。
「耕助!九つ星の試練は、3日後な」
よもや「テンコ」の命運がかかっているともしらず、試練を了承する「植木」。

俺の命もあと3日か・・・けど、未練はねぇ・・・数十万年、俺はもう十分に生きた』
※数十万年・・・まさに桁が違います。そして、ついに「あと3日」となってしまった「テンコ」の命・・・誰か止めてぇ~。・゚・(ノД`)・゚・。

一方、視聴者の大半が忘れ去っていた人物が一人、病院へとお見舞いに来ようとしていました。彼の名は「よっちゃん」。そう、「植木耕助」の2代目担当神候補です。
そして、病室では「ヒデヨシ」の仲間入りが報告され、続いての話題は優勝した場合の神様を誰にするかということに・・・。
【植木チームの担当神候補】
 植木:よっちゃん
 森あい:コバセン
 鈴子・ジェラード:ミケ
 佐野清一郎:犬丸
 ヒデヨシ:ザック

話し合いの中、「コバセン」か「犬丸」を神にできれば一番だと結論がでますが、「植木」はまだ「よっちゃん」にこのことを報告していないと、ちょっと心配そうな表情。
しかし、他のメンバは「マーガレット」に媚びを売り、自分の能力者を倒させようとする「よっちゃん」など気にする必要はないと言い、「森あい」などは「出てきたらボコボコにする」と宣言します。
その言葉を聞いて恐怖した「よっちゃん」、立ち聞きをしていたのですが、ついに皆の前に姿を現し、土下座して許しを請います。
「ごめんなさい、ごめんなさい!・・・私は、私はただ神補佐になりたかっただけなんです・・・マーガレットにも見限られて、もう行くところがないんですぅ~」
当然、「森あい」は激怒しますが、「佐野」の言うとおり、この問題は「植木」の問題。彼が許すかどうかです。
「・・・うん、いいよ。許す」
「植木」ですからね・・・。(^^;)。それにしても神補佐って、あのちっこい坊主ですよね・・・只の神様のパシリにしか見えませんが、やりがいのある仕事なのでしょうか?

「植木」との楽しい生活もあとわずか・・・そう考えた「テンコ」は「数十万年も地獄の牢獄で暮らしたのだから」と、一時は「覚醒臓器」の回復が遅れたと嘘をついて、もうしばらく今の生活を楽しもうと考えます。
しかし「植木」が九つ星の試練の練習を深夜遅くまで行い、一日も早く強くなって「コバセン」や「犬丸」、「ネロ」の救出を考えていることを知ると、その考えに心打たれ、自分の考えを恥じ入ります。
『・・・悪かったな耕助。俺は危うく、俺に生きる意味を与えてくれた男を裏切るところだったぜ。・・・強くしてやるよ耕助!俺は十分生きた。お前のために死ねるなら、悔いはねぇ』
※数十万年も地獄の牢獄に、しかも無実の罪で捕らえられていたのですから、1日や2日くらい「コバセン」達も許してくれるよぉ・・・ねぇ・・・。(T_T)。

そしてついに運命の日がやってきます。九つ星試練へと向かった「植木」と「テンコ」とは別に「ヒデヨシ」を迎えるために風鈴駅へと集まった「森あい」「鈴子」「佐野」・・・そして遅れて現れたのは「よっちゃん」。
「私は心を入れ替えたんです・・・あれ、植木くんは・・・」
「植木」が試練へと向かったと聞き驚く「よっちゃん」。その表情にただ事ではない雰囲気を感じた「森あい」達に問われて「よっちゃん」は「天界獣」の秘密を彼女たちに明かします。
「・・・テンコが・・・死ぬ・・・?」

唖然とする「森あい」、そして驚く「佐野」達に詳細を説明する「よっちゃん」。
「ですから、天界獣は星を七つあげたとたん、身体が衰弱して死んでしまうんですよ・・・まさか、知らなかったんですか?」
すぐに「植木」の元へ駆けつけようとする「森あい」に「よっちゃん」は「覚醒臓器に入ったら外の声は全く聞こえないから無駄だ」と止めようとします。
「だったら入る前に止める・・・だって、だって植木・・・自分が星をあげたせいでテンコが死んじゃったりしたら、きっと二度と立ち直れないよ!
今度は彼女の言葉に「よっちゃん」が驚きます。「ヒデヨシ」とはなんとか合流できましたが、先へと急ぐ「森あい」は話している暇すらありません。
しかし、彼女を真剣な表情で引き留めたのは「よっちゃん」でした。
「待ってください!」

※かなりマジな「よっちゃん」。こんな表情初めてです。

一方、重い事態をつゆとも知らず、ついに「テンコ」の中へと入ってきた「植木」。「ナビ獣」の説明が始まる中、既に「テンコ」は死ぬ覚悟を決め、今までの人生を振り返り始めていました。
そこへ急行する1台の・・・もとい、1人の神候補と4人の能力者。
「まさか、よっちゃんが電光石火(ライカ)を使える六つ星の天界人だったとはね・・・」
流石のスピードで「テンコ」のもとへと駆けつけた「森あい」。
「テンコ!植木は・・・テンコ、植木を出して!」
「森あい」と「鈴子」の言葉から、自分の死を知られてしまったと知る「テンコ」ですが、「もう決めたこと」だと「植木」への取り次ぎは拒否します。
※へぇ~へぇ~へぇ~。六つ星の天界人といえば、結構なエリートですよね。「よっちゃん」凄い~。さりげなく「ヒデヨシ」が乗っているのはわかりましたが、「佐野」はいましたか?。

「植木、そこから出て!植木!!」
「テンコ」の体内へは聞こえないとわかっていても、叫ぶのを止めない「森あい」。彼女の思いを感じ、その表情を目で見つめながらも取り次がない「テンコ」。

そして「ナビ獣」の説明も終わり、いよいよ「植木」は「九つ星の試練」へと向かおうとしますが・・・。
「はっ・・・森?」
急に聞こえた「森あい」の言葉に驚く「植木」。見ると壁には「森あい」の似顔絵が
・・・。
「森、どんどん叫び続けろ!・・・俺がその声を似顔絵に変えて、テンコの中に貼り付けてやる
そう、「ヒデヨシ」の能力により「テンコ」の体内へと言葉を伝えることに成功した「森あい」。全てを知った「植木」は当然、試練を受けるはずもなく、「テンコ」体外への脱出を指示します。
「・・・仕方ねぇ」
※ナイス「ヒデヨシ」!最初は「愛」の力かと一瞬思ってしまいましたが、いえいえ、これも「仲間を思う愛」の力ですよね!

「なんで俺が九つ星になったら死ぬことを黙っていたんだよ!」
問い質す「植木」に「真実を知れば試練を受けないからだ」と答える「テンコ」。
「・・・覚醒臓器なしで星をひとつあげるのには、最低5年かかるんだぞ」
こういった理屈に「植木」は今まで、散々反旗を翻(ひるがえ)してきました。

「なら話は簡単じゃねえか・・・頑張って5年かけずに星あげりゃあいんだろが・・・無理じゃねえ!・・・絶対あげてみせる!
「植木」の目に思わずひるむ「テンコ」。しかし、今回の行動は、彼もまた苦悩の中から見つけ出した答えなのです。
「・・・天界獣は天界人の役に立つことを誇りにしている生き物なんだ・・・牢獄に捕らわれ、人を信じる心すら失った俺を、お前は信用し、必要だと言ってくれたんだ。・・・俺はお前の役に立ちたいんだよ、頼む、俺を使って欲しいんだよ
必死な「テンコ」の訴えに感じ入る「森あい」や「鈴子」達。しかし、「植木」の思いはそれとはまた別のものでした。
「ああ、確かに俺は必要だと言った。・・・でもお前、勘違いしているぞ。俺がお前を必要としているのは、お前が役に立つからなんかじゃない!・・・お前が、お前だから必要なんだ!・・・テンコ、お前は俺の友達なんだ。友達を必要だと思うのに、役に立つかどうか何て関係ないだろう!・・・俺はお前と一緒にいたいんだ、友達を・・・お前を失うなんて、あってたまるか!
「植木」の言葉は、数十万年前の「テンコ」の記憶をはっきりと思い起こさせるものでした。
「友達・・・」

かつて彼を抱きかかえた女の子も使ったその言葉。そしてその言葉を信じた「テンコ」は、天界人とのかけがえのない時間を手に入れたのです。
もはや、ふたりの間には何の誤解も、壁も消え去っていたのです。
「・・・わかった、わかったよ。覚醒臓器はやめだ!」
※ええ話や・・・確かに友達相手に打算なんてありません。利害がない人間関係、それこそが「友達」なのですから。・゚・(ノД`)・゚・。。

感動の中、「神」のアップが突然インサートされ、事態はちょっと変わります。
「二次選考の内容はこれじゃ!」
さて、「神補佐」も驚くその内容は・・・来週の予告を見るとたいしたことはなさそうですが。(^^;)。

いやぁ・・・流石に「テンコ」は死なないと思っていましたが、オープニングと序盤の展開は本当に「さよならテンコ」でしたよ。これからも気を抜けないアニメ、それが「うえきの法則」というわけですね。

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コメント

ジャン様、こんばんわ。
TB&コメント、ありがとうございました!

私のほうこそ、いつもジャン様の的確で丁寧な感想にホレボレしておりますよ!それにとても読みやすいのが素晴らしいかと。

次回から新たな展開ですね。主題歌も変わるのでしょうか?

投稿: みやびん | 2005.10.18 23:59

いえいえ、褒めても何も出ないです・・・。(^^;)。
そういえば、オープニングが変わるという話は聞いたことがありますね。「ヒデヨシ」も加入したことですし、そろそろ変わっても良いかも。

投稿: ジャン | 2005.10.19 01:37

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第29話 死なないでテンコの法則 うるうるの友情物語でした。 九つ星をうえきに与 [続きを読む]

受信: 2005.10.18 14:11

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