舞-乙HiME_TV01
「舞-HiME(DVDを全巻購入したほどの大ファン!特に前半・・・)」のアナザーストーリーとも言うべき、本作品。
ほとんど情報を得ること無いまま、第1話を迎えましたが、期待半分、不安半分とはまさにこのこと。はてさて、どんな始まりを見せるのか・・・。
時は中世(・・・ではないようですが)、満月の日(・・・右下に蒼い星が見えますね)、ヴィントブルーム王国の王城に賊が侵入、行方不明となった姫・・・。そして赤ん坊を抱えて走る女性に迫り来る化け物達・・・
「生きて・・・」
女性はかごに包まれた赤ん坊を川へと逃がします。その赤ん坊の首には蒼い石がついたネックレスがかけられていました。
「名にしおう蒼天の聖玉も、オトメの力を失えばこの程度か・・・」
「ラド」達によって追いつめられる女性、そして彼女が襲われたとき、ネックレスの蒼い石が強く光り輝くのでした。
---王国を震撼させたこの事件から、14年の年月が流れました。
※襲撃者「ラド」の声が、前回の最後の敵となった「黒曜の君」を演じた「関俊彦」というのは意味深ですね・・・。
砂漠の海にて倒れ込む一人の少女。
その横を、フェリー以上の大きさがあるでしょうか、砂漠船が走り抜けていきます。
「また、空振りか・・・まあ、そう簡単に見つかるとは思っていないが・・・」
船上にて、本を片手につぶやく男、額に刀傷を持つ彼の名は「セルゲイ・ウォン」。そして、見放された行き倒れ少女の名前は「アリカ・ユメミヤ」。彼女こそ、この物語の主人公・・・となるはずですが。
「あれ・・・助けてもらおうと思ったのに・・・あぁ、ちょっと待って、本当に助けて~」
そして、オープニングへ。
※オープニングは良いですね~。特に前作から出演されている方が登場すると、にやにやしちゃいます。(^_^)。
なんとかかんとか、死ぬ気で砂漠船の後を追い、徒歩で町へと到着した「アリカ」。
その町のカフェでは、一人の少女が「セルゲイ」と自分の写った写真入りのペンダントを見つめていました。
「失礼致します。コーラル(予科生)No.1のニナ・ウォン様ですね」
注文していないクリームソーダを置かれて驚く「ニナ」にウェイターは「あちらのお客様からです」と、貴族の格好をした人々を指し示します。
「未来のオトメに・・・」「麗しのオトメに・・・」「オトメに・・・」
次々とわき上がる声に、頬を染めながらもまんざらではない表情の「ニナ」、右手を曲げて正式な謝辞を皆様に返します。
「あ、ありがとうございます。ご馳走になります・・・」
と、そこへ通りかかった「アリカ」、水を欲する彼女の目には美味しそうなクリームソーダしか映っていませんでした・・・。
「み、水・・・あぁぁ・・・ぁぁ・・・」
そのままクリームソーダの置かれたテーブルへ突貫してしまう「アリカ」。バランスを崩したテーブルは「ニナ」や「アリカ」とともに転倒し、クリームソーダは空を舞いますが、本能で「アリカ」はそれをキャッチ。一気に飲み干し、なんとか生き返りました。
一方の「ニナ」は、かけつけた「セルゲイ」と公衆の面前に、あられもない姿をさらしてしまうのでしたが・・・。
「ニナ、その・・・足」
※親子にしては「セルゲイ」若いなぁ・・・と公式サイトを見てみれば、なるほど、養女なのですね。まずは「ニナ」がエッチポイント獲得・・・と。φ(.. ) メモメモ
「・・・胸騒ぎがする」
「あたっているかもしれませんなぁ・・・来週には姫さんの即位式がありますやろ、既に何人か、リント市に潜り込んどるようですわ」
「シュバルツめ・・・我々が鼻先にいても、リントとの条約でこちらが手を出せないのがわかっているんだ・・・今年は色々仕掛けてくるぞ、何しろ、あの事件から14年目、だが我々はまだ彼女を見つけていない。だからシズルにも戻ってきてもらったんだ」
「学園のために力を尽くすんも、うちら五柱のつとめやし、ガルデローベも常に微妙な立場どすからなぁ」
「まあどのみち、ことが起こってから慌てるしかないのさ、我々は。・・・宜しく頼むぞ」
「愚痴を聞くんも、うちら役目やさかいにね、学園長」
以上、ガルデローベ学園長兼、マイスターオトメ五柱のひとり「ナツキ・クルーガー」とマイスターオトメ五柱のひとり「シズル・ヴィオーラ」の学園長室(?)での会話でした。
※我ながら説明的な記述。(^^;)。まあ、あとから見たときにわかりやすく・・・ね。それにしても、あの格好で京都弁とは、「シズル」萌え~。
あのまま気絶してしまっていた「アリカ」。目が覚めてみると「ニナ」と「セルゲイ」が助けてくれた様子。
「・・・あのジュースありがとう、ニーナちゃん!」
「ニナよ・・・私をニーナと呼んでいいのは、お父様だけ」
そこへ「セルゲイ」少佐を呼ぶ声あり。どうやら、「ニナ」は「セルゲイ」の出迎えに来ていた様子。
「俺はアルタイ王国駐在武官、セルゲイ・ウォンだ」
※ヴィントブルーム王国に駐在している、アルタイ王国の武官・・・ですよね。そして、階級は「少佐」とのこと。
はっきり言って相手にしたくない「アリカ」を置いてさっさと先に進む「ニナ」でしたが、「アリカ」は「恩を返すため」とついて回ります。
初めての大きな町、今まで見たこともないモノレールや高層ビルなどに驚く「アリカ」。そして、モノレールの窓から目に入る、ヴィントブルーム王国の王城。
「お城だ!・・・お姫様とかいるんだよね、どんな人?」
「まだ誰も知らないわ・・・まだ、即位前だし」
そして、そのお城では、噂のお姫様が抜け出して大騒ぎの真っ最中でした。
※「アオイ」、そして迫水先生までいるよ~。なんか、学芸会を見ているような・・・(^^;)。
「あの、ガルデローベっていう学校の場所、わかる?・・・あたし、お母さんを捜しているの。でも昔、オトメをやっていたことしかわからなくて・・・ガルデローベって、オトメの学校なんでしょう?・・・だから私もオトメになれば・・・」
「アリカ」の言葉を即座に「無理」と切り捨てる「ニナ」。
「あなた、オトメのこと何もわかっていない」
そこへ該当テレビジョンがニュースを伝える映像を表示します。
「このヴィントブルームは、このへんで一番地球時代の技術が残っている・・・あの方はオトメよ、マイスターのシズル様」
何もかもが珍しい「アリカ」は次から次へと指し示し「ニナ」に説明を求めます。だんだんと説明が面倒になった「ニナ」は生返事を返していましたが、最後に「アリカ」が指し示した場所にはホログラフなどではなく、一人の少女がビルの屋上へと立ちつくしていました。
※テレビジョンやホログラフ、そして「ニナ」の「地球時代」という言葉。一度地球文明が滅亡して、一部中世っぽい文明と融合しているのでしょうか。
「わらわを捕まえようなど100年早いわ・・・べーっだ」
いきなりビルの屋上から飛び降りた少女の元へ走る「ニナ」と「アリカ」。先に飛び出したのは「ニナ」でしたが、道路を越え、ビルの谷間へと入るあたりでは「アリカ」が追い越します。
「ニナ」がそのスピードに驚く間もなく、目的地にたどり着くとシートを広げる「アリカ」。「ニナ」と協力してなんとか少女をキャッチしたあと、少女はふたりへお礼を言います。
「褒めて使わす・・・良いかそなた達、わらわを助けよ、あやつらは悪い人さらいなのだ」
※「ゆかな」・・・ということは、彼女が「マシロ」ですか。うわぁ・・・別人。
「マシロ」の言葉に驚き慌てる「アリカ」は事情もわからず「マシロ」を引っ張ってダッシュ。一方、追っ手側も身分証明書を提示しようとしたところを、武器を取り出すと勘違いした「ニナ」の武術によってKOされます。
ふたりの協力プレイで、なんとか水浸しになる程度の被害で済んだ(?)「マシロ」。しかし、本当の危機は彼女を物陰から見つめる一人の男だったのです。
「逃げられたですと~このバカども!姫様のご即位は来週に控えている、その御身に何かあったら・・・」
早速、部下達から報告を受けた迫水先生・・・もとい「サコミズ・カージナル」が怒鳴り声を上げる中、またかとため息をつく「アオイ」。
そしてその頃、「アリカ」達は空港へとたどり着いていました。
「何も知らんのじゃな・・・かつて空飛ぶ機械が羽を休めた場所だ」
ここで、ともかくも追っ手を振り切ったということで、「ニナ」はふたりから離れて戻ろうとします。
しかし、今帰られては困ると、その前に立ちはだかる「マシロ」。
「これはどうじゃ・・・そなたたちは王侯に仕える、お飾りの花じゃろ?・・・ならばわらわに奉仕せよ、ほれ」
その左手中指に煌めく指輪をつきつけた「マシロ」に、跪く「ニナ」。抗議する「アリカ」に「マシロ」は言って聞かせます。
「・・・こやつらガルデローベのオトメ達は、ここではわらわに頭があがらんのじゃ」
その言葉に初めて「ニナ」が「オトメ」と知り「アリカ」はいっそう驚きます。
※「マシロ」の「ここでは」というのがちょっと気になりました。いつでもどこでも~じゃないってこと?
そんな、彼女たちをつけていた男はここにきて奇妙な行動に出ます。クリスタルに自分の血を吸わせ、怪しげな呪文を唱える男。その瞬間呼び出されるは「スレイブ」という名前の怪物・・・。
「マシロ」を確認した「スレイブ」による攻撃は凄まじく、飛行機は一撃で破壊されます。慌てて「マシロ」は「ニナ」に救いを求めますが、「あなたは私のマスターではありません」と最初は拒む「ニナ」。
「(これを倒せばお父様は)・・・わかりました。あなたを仮の主(あるじ)として、ローブ使用の認証をください。早く!」
しかし、父のことを思ったか、やはり「マシロ」を救うことにした「ニナ」は、「マシロ」にローブ使用の認証を願い出ます。ちょっと恥ずかしいその儀式にとまどいを見せる「マシロ」でしたが、背に腹は代えられません。
「勇士・・・ニナ・ウォン・・・の石を持つわがオトメよ。我が名において汝の力を解放する」
その文句、そして耳へのピアスに対する口づけにて、拘束から解放された「オトメ」の力が今、発動します。
「はい、マスター・・・マテリアライズ!」
左耳のピアスが光り、次々に表示される光の文句「・・・Connected Interim Master ROBE.CORAL MATERIARISE ・・・START」。そして、変化する「ニナ」の衣服。
※マスターの許可が出て初めて武装を許されるというわけですね。一度契約を結べば、次からは自分の意志で展開できるのかな?
計測器に表示された情報から「スレイブ」の発動、そして「ニナ」のローブ展開反応を確認し「ナツキ」へ報告を行う「ヨウコ・ヘレネ」。
その言葉を聞いた「シズル」は、「王女」がそこにいると推測。得心した「ナツキ」はこの機会にと事態への介入を決意します。
「行くぞ!シュバルツを討つ!」
※このふたりの関係は良いですね~。立場こそ逆転ですが、前作のようにお互いが信じ合っているのがよくわかります。(^_^)。
一方、「スレイブ」のパワーに苦戦している「ニナ」
「パワーを集中しても、このコーラルローブじゃあ・・・」
防戦一方の戦いを繰り広げる「ニナ」。しかし、敵の一撃を防ぐことはできても、衝撃の全ては吸収できません。
「うわぁっ・・・!」
廃棄された飛行機の内部へとはじき飛ばされた「ニナ」「マシロ」「アリカ」の3人。しかしその時、衣服から飛び出した「アリカ」のネックレスが蒼く、光り輝き始めます。
何らかのエネルギーにより発動し始める飛行機は、自動操縦で「スレイブ」を抱きかかえたまま市街へと移動。
※飛行機を動かしたのは間違いなくネックレスの石の力。蒼い石・・・光る・・・飛行石だったりして。(^^;)。
同じく「オトメ」の一人、「アカネ・ソワール」を連れて現地へ急行する「ナツキ」と「シズル」。
「アカネはニナと王女の救出に専念しろ、シズルはスレイブの殲滅だ。・・・良し、出せ」
走る自動車から飛び出した「アカネ」と「シズル」はそのまま羽根を伸ばして飛行形態へとチェンジ。空から現場へと急行します。
そして、勝手に飛ぶ飛行機に驚く「アリカ」達。
「夢・・・じゃないよね」by「アリカ」
「GEMの力なんだ・・・でも」by「ニナ」
「見よ!人間がまるでゴミのようだ(嘘 本当は豆粒)」by「マシロ」
※GEMって、公式サイトでは左耳につける「オトメ」のピアスですが、「アリカ」のネックレスがそれだと、ちと大きくないですか?
そこへ到着した「シズル」と「アカネ」。まずは「シズル」が「マイスターローブ」による攻撃を実施。チェーンのような武器は、なんと飛行機を一刀両断。「スレイブ」と「マシロ」達との分断に成功します。
空中を落ちていく「アリカ」「ニナ」「マシロ」の3人。なんとか「ニナ」がふたりをキャッチしますが、落下は止まりません。その時、再び輝き始める「アリカ」のネックレス・・・。
そして、落下を止めて空中へ浮上する「アリカ」。「ニナ」の目には「アリカ」がまるでローブを着ているかのように映りました。
しかし、それも一瞬。やはり急落下となった3人を助けたのは「パールローブ」を着込んだ「アカネ」でした。
「大丈夫だった?」
「アカネお姉様・・・」
※えっと、「シズル」や「ナツキ」が「マイスターオトメ」で「マイスターローブ」、「アカネ」が「パールオトメ」で「パールローブ」、「ニナ」が「コーラルオトメ」で「コーラルローブ」っと。「ニナ」のセリフを聞いた限り、階級によってローブが異なり、その能力も異なるようです。
一方、市街地にて一騎打ちとなった「シズル」と「スレイブ」。50年ぶりの対「スレイブ」戦を迎えるというのに、「シズル」の表情は落ち着いたものです。
「さて、お片づけの時間どす・・・おでこになんかついてはるえ・・・」
その勝負はまさに一瞬で片が付きました。夕日に背を向け「シズル」がその言葉を告げたとき、分断された「スレイブ」は塵と消え、操っていた男もまた絶命していたのです。
※「シズル」強い!格好いい!味方で良かった!(笑
初めて見る(本物の)「オトメ」の能力に感動する「アリカ」、そこへ登場した「ナツキ」。
「それがオトメの力だ。そのオトメを養成するのが、ガルデローベ・・・この学園さ」
そう告げた「ナツキ」の目、そして同じく駆けつけた「セルゲイ」の目は「アリカ」のネックレス、そこへつけられた蒼い石へと釘付けになります。
「蒼天の聖玉・・・」
その言葉には気づかずに降りてきた「シズル」を走って迎える「アリカ」。
「くぅ~格好いい、私、オトメになる、絶対なってやる!」
この言葉のノリのまま、エンディングへ。
とりあえず今回だけを見て考えますと、14年前に行方不明となったヴィントブルーム王国のお姫様が「アリカ」ということになりますが、そうなると疑問点が。「アリカ」は「マシロ」のお姉さん?、それとも親戚ではあるけれど血縁は薄いのか、はたまた最初に襲われたのがヴィントブルーム王国ではなかったのか・・・。
まあ少なくとも「アリカ」の「蒼天の聖玉」は有名な品のようですから、この世界での重要人物なのは間違いないようです。
1話目としては、「マシロ」の変貌ぶりに驚いたものの、あとは前作の「舞-HiME」を思い出しながら、あのキャラは誰で、このキャラは誰・・・と同窓会に参加した気分で非常に楽しめました。こうなってくると姿の見えない「鴇羽舞衣」「杉浦碧」が登場するかどうか気になりますが・・・。まあ、前回のつながりに捕らわれすぎずに、純粋に今作を楽しむ方が良いかもしれませんね。
というわけで、スタッフ、キャストなどを下記に記載します。
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【スタッフ紹介】
企画:サンライズ
原作:矢立肇
監督:小原正和
シリーズ構成:吉野弘幸
キャラクターデザイン、アニメーションディレクター:久行宏和
セットデザイン:青木智由紀
デザインワークス:宮武一貴(スタジオぬえ)、阿久津潤一(ビークラフト)、大河広行
音響監督:三間雅文
音楽:梶浦由記
音楽プロデューサー:井上俊次
音楽制作:ランティス
製作:サンライズ
【音楽】
オープニング「Dream☆Wing」
歌:栗林みな実 作詞・作曲:栗林みな実 編曲:飯塚昌明
エンディング「乙女はDO MY BESTでしょ?」
歌:菊地美香&小清水亜美 作詞:畑亜貴 作曲:羽場仁志 編曲:大久保薫
【キャスト】
アリカ・ユメミヤ:菊地美香
ニナ・ウォン:小清水亜美
マシロ・ブラン・ド・ヴィントブルーム:ゆかな(ファンです!)
ナツキ・クルーガー:千葉紗子(ファンです!)
シズル・ヴィオーラ:進藤尚美
アオイ・セノー:新谷良子
ミコト:清水愛(ファンです!)
エルスティン・ホー:栗林みな実
トモエ・マルグリット:田中理恵
イリーナ・ウッズ:比嘉久美子
ミーヤ・クロシェット:伊月ゆい
ヤヨイ・オールター:こやまきみこ
リリエ・アディーン:木村亜希子
アカネ・ソワール:岩男潤子
シホ・ユイット:野川さくら
チエ・ハラード:斎賀みつき
ジュリエット・ナオ・チャン:南里侑香
マリア・グレイスバート:松岡洋子
ヨウコ・ヘレネ:木村亜希子
ユカリコ・シュタインベルク:井上喜久子(ファンです!)
セルゲイ・ウォン:小西克幸
ナギ・ダイ・アルタイ:石田彰
他
以上
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