舞-乙HiME_TV02
第2話「乙女の園を駆ける疾風!?」
故・手塚治虫先生の作品で有名な「スターシステム」と同様に、前作のキャラクターが異なる立場で登場する本作品。知っているキャラが出てくるたびに思わず見入っちゃいますね。今回も続々と前作キャラが登場しちゃいます。(^_^)。
彼女「アリカ・ユメミア」にとって、「シズル・ヴィオーラ」はまさに舞い降りた天翅。
ぼーっと見とれているところへ、無粋にも「セルゲイ・ウォン」が邪魔をします。
「・・・このペンダントは仕舞っておけ。人には見せない方がいい」
「アリカ」は相変わらず「アリンコ」呼ばわりする「セルゲイ」が気に入らないようで、同じ事を「ばっちゃ」にも言われているからと、その手をはねのけます。
そこへ歩いてきた「ナツキ・クルーガー」は「アリカ」のことを「知り合いか?」と「セルゲイ」に問い尋ねますが、彼は回答を濁すばかり。
「・・・あたし、アリカ、ユメミヤ・アリカです。私をこの学園に入れてください!」
※「アリカ」の身につけているペンダント「蒼天の聖玉」。この物語のキーとなりそうです。
生徒になりたいという「アリカ」の演説に対しては、ただ耳を流すだけであった「ナツキ」と「セルゲイ」。ところが、母親が「オトメ」だったことに触れた途端、ふたりの顔つきが変わりました。
「・・・それにあたし、お母さんを捜していて・・・お母さんもオトメだったらしいんです!」
「・・・君の・・・君の母親の名前は?」
ほぼ同時に母親の名前を問い尋ねるふたり。しかし、残念ながら「ばっちゃ」はそのことを教える前に他界した模様。
「ナツキ」と「セルゲイ」がお互い同士を牽制しあっている中、その雰囲気を変えようとしたのか「シズル」が初めて会話へと入ってきます。
一通り、自分の「舞」を喜んでくれたお礼を「アリカ」に述べたあと、ちらりと「ナツキ」を見やって、その唇へキス・・・ではなく耳元に息を吹きかけた「シズル」。あこがれの人に敏感な箇所をくすぐられて、思わず「アリカ」は昇天・・・。
「あらあら、よっぽど疲れてはったんやねぇ、急に倒れはるなんて・・・どないしましょう」
ちょっとした政治的駆け引きのあと、「アリカ」は学園の医務室へとその身を一時置くこととなりました。
※「シズル」はナイスサポートです。・・・それにしてもその性格・・・趣味はお変わりないようで (笑
そして翌日、「オトメ」達の学校であり現在「アリカ」が倒れている(笑 、「ガルデローベ」の学生達の間では昨日の事件が朝から話題となっていました。
「シズル」の「舞闘」、「アカネ」の活躍、「ニナ」の仮契約と「ローブ」使用・・・などなど。
「・・・あともうひとつ、ニナちゃん、反省房行きなんだって」
※「ローブの無断使用」、「勝手なマスターとの仮契約」が問題になったそうです。でも緊急事態ですからねぇ・・・。
ようやく医務室のベッドで目覚めた「アリカ」。しかし、「オトメ」ならぬ「乙女」のピンチ!彼女はペンダントを除き、全裸でベッドへと寝かされていたのです。
「あら、お目覚め?おはよう」
彼女を診察し、裸に剥いたのは(笑 、「ヨウコ・ヘレネ」。科学者でもありますが、ここの保険医も任されています。
※先週の「ヨウコ」の顔は科学者でしたね。
「・・・なぜわらわがこんな狭苦しい場所で目覚めねばならぬ」
そして同じ頃、「ガルデローベ」の迎賓館では「マシロ・ブラン(長い・・・以下略)」もようやく目覚め、「アオイ・セノー」によって朝の準備をすましていました。
「審議会!?・・・なぜじゃ、あの無礼者達のせいで、わらわの城が・・・」
窓から見えた城の一部崩壊に頭に来た「マシロ」は、さっそく「ニナ」の責任者「ナツキ」の元へ彼女たちの処分を問い質しに行きましたが、「審議会」に任されるとの決定にいささかご立腹。
「・・・そもそもの原因はどこにあると思われますか?」
「ナツキ」の言い分に返す言葉もなく、「マシロ」は「アオイ」と猫の「ミコト」を連れて戻っていきます。そして彼女たちを窓から見つめながら、説得の際に要した言を振り返り苦笑する「ナツキ」。
「・・・正当な継承者か・・・われながら良く言う」
「でもまだわかりませんやろ・・・あの姫さんが、本物かもしれませんし」
※ほう、興味深いひと言。あの14年前の「赤ん坊」が逃がされた事件以来、正当な継承者は不明?・・・ということは、やはり「アリカ」の可能性も。
目覚めのあとは栄養補給。ようやく一息ついた「アリカ」は「ヨウコ」に「私は入学できますよね」と確認しますが、明快な回答は得られず。
「・・・それは、審議会の結果次第ね。・・・色々な国の代表が集まって、学園の運営とオトメについて話し合うところよ」
乱入してきたヴィントブルーム王国の次期女王「マシロ」の「無理に決まっている」という言葉も重なり、だんだんと不安になってきた「アリカ」。
「お願いです、私も審議会に出させてください!」
この願いは「ヨウコ」に却下されますが、彼女の心は決まっていました。
「ばっちゃも言っていたもの、一生懸命頼めば、きっとなんとかなるって!」
シーツ一枚を切り裂いて仮の衣服とした「アリカ」。危ない格好で学園内を「審議会」の場所求めて走り回ります。
※「乙女」の大事なところが・・・。(^^;)。
逆に「審議会」に呼び出された反省房の「ニナ」。彼女は今回の事件について査問を受ける身。
「ではこれより、ガルデローベ審議会を始めます」
議長(あるいは進行役?)を務める「ナツキ」の言葉の元、「審議会」がスタートしますが・・・。
※こと、「オトメ」に関しての重要事項はすべて「審議会」預かりなのですね。だからこそ、次期王女「マシロ」に対しても「ナツキ」は強気でいられる・・・と。
「ニナ」が反省房入りしたニュースは瞬く間に広まったようです。その性格からか「ちょっといい気味」という声も聞かれる学園内。
「・・・そう、心配ね、ニナさん」
後輩でもある「コーラルオトメ」達の言葉をたしなめる「パールオトメ」の「シホ・ユイット」でしたが、彼女もまた内心では今回の処置を喜ぶ側の人間でした。
「・・・ふっふっふっ・・・効いている、効いているわ・・・我が家に伝わる伝説のとうらまき人形の効果・・・ざまあみろ、私のお部屋係を断るなんて一万年早いんだから・・・青巻き巻き・・・」
怪しげな人形を取り出して「呪い」をかけ続ける「シホ」の足下にひょっこり顔を出した「アリカ」。
「・・・あのう、ちょっと道をお聞きしたいんですけど・・・私、審議会を探しているんです」
しかし、「シホ」が、自分の隠していた姿を見た彼女を生かして返すはずもありません・・・もとい、そのまま行かせるはずはありません。
「・・・良かった、うちの生徒じゃないのね・・・それじゃあ・・・お前も巻き巻きしてやる!」
※ダメだ・・・笑って文章が打てない。(^_^)。
学園内を逃げ回る「アリカ」と追いかける「シホ」。途中「不審者が侵入したの」と仲間を次々に増やしながら、「シホ」達「オトメ」は「アリカ」を追い続けます。
シャワー室、廊下、授業中の教室、中庭・・・。途中、美形の「パールオトメ」、「チエ・ハラード」に赤面させられたり、自称17才(違 の「マイスターオトメ」かつ教師でもある「ユカリコ・シュタインベルグ」にチョークをぶつけられたり、「パールオトメ」の「ジュリエット・ナオ・チャン」に助けられたり(?)しながらも逃げ回る「アリカ」。
※ここらへん楽しくって楽しくって・・・。(^^;)。
一方、シリアスモードの「審議会」。「アリカ」の入学是非と「ニナ」の処分について各国の思惑も重なりながら議題が進められます。
「・・・例年、どれだけの娘が入学を望み、そして涙を飲むか、学園長こそご存じのはずだ」
「私が保証しよう。アリカという少女には、良きオトメたる資質がある。そこのニナと同様に。・・・よって私はニナに関しても処分を見送るつもりだ」
「セルゲイ」の指摘に「ニナ」の処分見送りと合わせて返す「ナツキ」。これで収まりがつくかと思われた「審議会」でしたが「マシロ」が新たに乱入。
「認めぬぞ!そのニナとかいう娘も、あのアリカとかいう無礼者も、オトメになる資格など無い!」
彼女の言葉は各国の意見に一定のベクトルを加えることとなりました。
「マシロ姫の仰るとおりですな・・・」
「確かに、オトメの持つ力、その果たす役割を鑑みれば、答えは自ずと出ましょう」
彼らは当事者の関係者である「セルゲイ」に発言を慎むようにと言葉を封じ、自分たちの都合の良いように事態を進めようとします。その「審議会」会場へ聞こえてくる騒ぎの声・・・。
「お願いです。あたしをこの学校へ入れてください!」
ドアを開いた「アリカ」の言葉と同時に倒れ込んでくる「ガルデローベ」の十数名の「オトメ」達。「アリカ」の格好に、この騒ぎに驚きを隠せない「審議会」メンバ。
「・・・まさかとは思いますが・・・今の娘が例の?」
※もう少し「シホ」の手が伸びていれば、全裸の「アリカ」が乱入することになりましたね・・・惜しい(おい
「はっはっはっ・・・面白いね~この娘」
そこへ一人の少年がゆっくりと「審議会」会場へと訪れます。目を見開くのは「マシロ」と「セルゲイ」。そう、彼こそは「ナギ・ダイ・アルタイ」。「アルタイ国」の若き王、「セルゲイ」の上司です。
「殿下・・・明日の到着では?」
「一日も早く会いたくてね、愛しのマシロちゃんに」
「わらわはお前などに会いたくない!」
部外者達の乱入によって計画が崩れ、憮然としながら「ナツキ」は「審議会」を再開させようとしますが、そこへ「アリカを入学させれば?」と提案をする「ナギ」。
「・・・此度の問題には殿下の国の候補生、ニナ・ウォンの進退もかかっているのです。いわば殿下は当事者、発言は控えて頂きたく・・・」
この言葉にひとつため息をついた「ナギ」は「オトメになるためならなんでもできるか」と「アリカ」に確認すると、さらに大胆な提案を実施。
「・・・ならこういうのはどう?マシロちゃんの即位式の余興として、この娘とニナちゃんとで舞闘をするんだ、勝った方は学園に残る、負けた方は去る・・・いいアイディアじゃない?」
突拍子もない提案に驚く「ナツキ」は「ナギ」を止めようとしますが、意外なことに「ニナ」が立ち上がり、初めて「審議会」で宣言します。
「私を、その娘と・・・戦わせてください」
※「ニナ」が「ナツキ」のセリフ時に良い顔をしなかった、そして最後の言葉・・・。義父の前では1番でいたいという「ニナ」の思いからでしょうか?
前作のキャラクターを追いかけすぎるとストーリーの流れが切れてしまう・・・とわかってはいても、前作を意識せずにはいられない。まるで好きな原作マンガのアニメ化を見ているようです。だからこそ、私はアニメ終了までは原作マンガを読まないようにしているのですが・・・。まあ、それはともかく、来週は初めての「舞闘」。よもや「ニナ」が負けるとは思えませんが、さてどうなりますか。
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