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舞-乙HiME_TV04

第4話「炎の転入生!!」

「ハルカ・アーミデージ」キタ━━━ヽ(ヽ(゚ヽ(゚∀ヽ(゚∀゚ヽ(゚∀゚)ノ゚∀゚)ノ∀゚)ノ゚)ノ)ノ━━━!
主役の「アリカ・ユメミヤ」も良いですが、やはり今回は「ハルカ」でしょう。相方の(?)「ユキノ・クリサント」とともに楽しませて頂きました。

マイスターオトメ、5柱のひとりとして、「嬌嫣の紫水晶」の称号で呼ばれる「シズル・ヴィオーラ」VS「黒き谷よりの使い」である襲撃者「ラド」の戦い。熾烈極まる戦いはヴィントブルーム城にも打撃を与え、突き刺さっていた宇宙船を「舞闘」会場へ落下させる事態を生みました。
「みんな、逃げてっ!」
あわや観客席に落下しようかという危機を防いだのは、なんと「舞闘」を行っていた「アリカ」。全長数十メートルの宇宙船を必死に支える彼女の胸元では「蒼天の聖玉」が光り輝きます。
「逃げてっ・・・早く!」
限りない素質を明らかにした「アリカ」。しかし、その力は「コーラル・ローブ」が制御できる能力を大幅に越えたものだったのです。表面に光が走り、徐々に壊れていくナノマシン達。そして、ついにローブは完全に壊れ、「アリカ」もろとも宇宙船が落下!
※恐らく「パール・ローブ」や「マイスター・ローブ」を形作るナノマシンであれば、その力にも耐えられていたことでしょう。

この窮地を救ったのは・・・そう、冒頭でも紹介した我らがオトメ、「ハルカ・アーミデージ」その人でした。
「そこのコーラル、よく持ちこたえたわね・・・なかなか前途窮乏よ
片手で宇宙船を軽々と持ち上げ、残った手で「アリカ」を抱えるその姿。彼女もまた「マイスターオトメ」の称号を持つ女性(そして恐らくは5柱のひとり)。
「ユキノ」による「(前途)有望よ、ハルカちゃん」との突っ込みを気にすることもなく、「ハルカ」はオトメの本質が「力と技と根性!」と言い切ります。そして、そのままの姿勢で宇宙船を遙か成層圏のかなたまで投げ捨て、自らの言葉を実践してみせるのでした。
※凄い!思わずエヴァンゲリオンの「ロンギヌスの槍」を思い出しましたよ。(^^;)。

さて、騒動の影でうやむやになってしまった今回の「舞闘」。すべての決着は審議会へとゆだねられましたが、ここもまた「ハルカ」、そして「エアリーズ共和国」大統領(!)だった「ユキノ」の推薦もあり、見事丸く収まります。
【審議会による裁定】
 ・ニナ・ウォン:舞闘の勝者と認定。一連の違反行為は不問。
 ・アリカ・ユメミヤ:惨事を防いだこと、見せた能力、将来性により入学を許可。

※いよっ、大岡裁き!(違 それにしても大統領とは・・・そう聞くと審議会での態度も堂々としていて、威厳が見えます。そして「ハルカ」、相変わらず「シズル」とは良き(?)ライバルといったところ。今回は「オトメ」同士ですから、同じ土俵で戦えますね。

即位式、そして審議会も終了し、続々と引き上げる各国代表。しかし、「アルタイ公国」代表はどうやら違うようです。
「面白そうだよね、あの娘も。・・・それに、たまに国から出てくると、面白いものにやたらと出会えて楽しいよ。・・・黒い谷の信奉者たち・・・というわけで、国に戻るのはもう少し先にするからね」
というわけで「セルゲイ・ウォン」は「ナギ・ダイ・アルタイ」の面倒をもうしばらく見ないといけないようです。そして今回は引き下がった「黒き谷よりの使い」2名。今後、「ヴィントブルーム王国」周辺は色々と慌ただしいことになりそうな予感。
※やっぱり「杉浦碧」は今回、敵っぽいですね。確かに「ラド」だけでは、敵のメンツが弱いですが。

いよいよ制服も支給され、「ガルデローベ」入学の実感が湧く「アリカ」。しかし、浮かれ気分というわけにもいきません。学園長である「ナツキ・クルーガー」、「オトメ」の指導係である「マリア・グレイスバード」や保険医「ヨウコ・ヘレネ」は「オトメの掟」を「アリカ」に説明します。
【オトメの掟】
 ・異性との接触厳禁:男性の「Y染色体」を取り込んでしまうと、二度と「オトメ」の力は持てない。
  ※つまり、男女との××××を行ってはダメ。××××については・・・察してください。(^^;)。
 ・主との命を共有:一人前の「オトメ」は主(あるじ)と「GEM」を通じて契約する。
  それによりお互い傷つくと相手も傷つく身体となる。
  ※主が死ぬときには、自分も死を迎える。その逆もある。前作の「舞-HiME」同様の縛りです。

「・・・恋を諦め、女としての幸せを捨て、主のために命を賭ける。それがオトメになるということだ。・・・君にその覚悟があるか」
「んっ・・・はい!」
※最初の掟があるから、「シズル」のような人が増えていたりして。(^^;)。さて、健全な恋愛中の「アカネ・ソワール」は守り通すことができるのでしょうか

「ユメミヤ・アリカです。えっと、素敵で格好良いオトメになるのが夢です。宜しくお願いします」
予科生「コーラルオトメ」の「星組」へと入学した「アリカ(No.51)」。寮の部屋は「ニナ(No.1)」、そして「エルスティン・ホー(No.17)」と同室に決まりました。
「仲良くしよう」と言う「アリカ」に対して、「クラスメートはライバル」と言い切る「ニナ」。「エルス」曰く「本科生は半分、マイスターオトメは数名のみ」とのことですから、現在51位の「アリカ」には狭き門ではあります。そして、他にも「アリカ」には様々な問題が降り注ぐのでした。
※もっとも「パールオトメ」になるまで物語が続くのかは不明ですが。

「アリカ」を「ニナ」と同室へ定めた「ナツキ」に「人が悪い」と話す「シズル」ですが、彼女は決して意地悪く同室に選んだわけではないと言います。
「・・・あのふたりはライバルとして互いを高めあっていくはずだ。かつて、お前とハルカが、そして私とあいつがそうだったように。・・・ヴィントを襲った『シュバルツ』の『スレイブロード』、そして今回、『黒い谷』の『サイボーグ』どもまで姿を現した」
「・・・『アスワド』。『十二王戦争の時代』から暗躍する謎の武侠集団
「オトメも社交の花とばかり言ってられなくなる。あのふたりには強くなってもらわねばな」
「・・・その前に、ひとつ片づけなあかん問題もありますけどな」
「だな。こうなることがわかっていれば、奨学金のひとつでもつくっておいたのだが・・・やれやれだ」
※バックに流れる「ヨウコ」が解析している襲撃者の映像。「ラド」ではなく女性(碧!?)の方ですね。そして、彼女を見つめる「ヨウコ」の眼差しは真剣なものでした。さらに「あいつ」というのは「鴇羽舞衣」のこと?

そう、国や両親による資金援助がない「アリカ」にとって最初の難題は授業料や教材費
「手っ取り早く稼ぐ方法を見つけないと・・・」
そして、他にも問題の種が。どうやら「ブルジョア」もしくは「コネ」で入学したとの噂があるようです。
「中途入学なんて聞いたこと無い」
「マシロ様とも知り合い」
「シズルお姉様にも目をかけられている」
これだけ材料が揃えば仕方のないところでしょうか。「アリカ」本人は当然否定しますが、納得できない人も多いようです。
一方、そんな彼女に好意的な声をかけてくる人もあり。
「ダメよ皆さん、そんなにはしたなく色々聞いて・・・アリカさんが驚いているでしょう。私はコーラルNo.2のトモエ・マルグリット。星組のクラス代表をさせてもらっているの」
「トモエ」は猫「ミコト」の悪戯で汚れた「アリカ」の制服を自分のハンカチで丁寧に拭いてくれたりもしました。
※私は人間がひねくれているようで、どうも「トモエ」のような、あまりにもよい人ぶりを見ると疑ってかかっちゃいます。彼女はそうではないと信じたいところですが・・・。

さて、眼福の風呂場(きっとキャプチャ系サイトでは盛り上がったことでしょう。私もテレビ東京の限界に挑戦しているのかと・・・。(^^;)。)では、「パールオトメ」のお姉様の世話をする「コーラルオトメ」達
「エルスちゃん達も、お部屋係とかいうやつ?・・・なんなの、それ
「上級生・・・パールのお姉様方の身の回りのお世話をする係のことよ」
一方、いまはまだ世話をするお姉様もいない「アリカ」は、今のうちにと制服を洗濯しようとしますが、たまたま洗濯機はすべて埋まっていました。
「まあいいか、明日でも」
カゴへと制服を放り投げる「アリカ」。その後、すやすやと眠る彼女に気がつきようはずはありませんが、彼女の制服を手に取る怪しげな人影が・・・。

しばらくは「ガルデローベ」内の出来事を中心に話が進められるようです。「舞-HiME」があまり学園生活を語らなかった(特にクラス内の出来事)ので、今作でその辺りを紹介して頂けるとより楽しめますね。・・・それはそうと、次回予告で学園内の売店の映像があったのですが、後ろのポスターに「鴇羽舞衣」っぽい写真が!?

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ARIA THE ANIMATION_TV04

第4話「その 届かない手紙は・・・」

それは、不思議な不思議な物語。
本日の練習を終了した「灯里」達は、帰宅途中に「シルフ」の「ウッディー(声は「うえだゆうじ」ファンです!)」と出会います。
『アイちゃん、ネオ・ヴェネツィアには水の妖精や火の番人の他に、シルフと呼ばれる風のメッセンジャーさんがいるんだよ・・・』
エアバイクを華麗に乗りこなし、宅配便を届ける「シルフ」。「ウンディーネ」や「サラマンダー」と同じく、「ネオ・ヴェネツィア」を代表するお仕事です。
「誰かの大切な思いを届けるなんて、素敵なお仕事だね・・・きっと優しさやワクワクする心も一緒に届けているんだよね・・・」
「恥ずかしいセリフ、禁止!」

※いわゆる四大精霊の名称を与えられた職業が「ネオ・ヴェネツィア」には存在するのですね。そうすると残りは「ノーム」かな。

練習後、「アリシア」に朝食のパンを買いに行って欲しいとお願いされた「灯里」。ついて行くという「アリア社長」と共に買い物へ向かった先で、突然「アリア社長」がカゴから飛び出します。
「待ってください!」と「灯里」が呼ぶのにも気がつかず、鈴の音がなる道の先、狭い路地を抜けたその先へと進んでいく「アリア社長」。たどり着いたのは、たくさんの猫が休む不思議な場所でした。
「・・・あなたは?」
そこでひとりの少女と出会った「灯里」。鈴を首輪につけた少女は「灯里」へ手紙を差し出します。
「これ・・・届けて・・・お願い。・・・絶対に届けてね」

不思議な雰囲気を持った少女にお願いされた「灯里」は、差し出された小さな手の「指切り」に、つい応じてしまうのでした。
※寡黙な少女ですね。可愛らしいけれど、そこにいても気がつかないような、存在感の薄い少女です。

うーん、ないですね・・・この宛先、間違っているのでしょうか・・・。名前でもヒットしませんねぇ・・・。差出人はあの子なんですよね・・・名前も住所も滲んで読めないけれど・・・。明日、郵便屋さんに聞いてみよう」
ネットで宛先などを調べる「灯里」でしたが、該当する住所も、名前も見つかりません。仕方が無く、翌日「郵便屋さん(声は「清川元夢」ファンです!)」に手紙を預けて調べてもらうことにしました。
「・・・ほう、中に入っているのはデータカードだな・・・しかし、これはかなり旧式のものだな・・・。まだ通信施設ができる前は遠距離の連絡手段はこれだけだったからよう。・・・ちょいとこの手紙預かるよ。郵便局に戻って調べるから、夕方くらいまで待っててくれ」
※親切だなぁ・・・嫌な顔ひとつしないのですから、感心しちゃいます。

手紙のことが気になりながらも練習に励む「灯里」。そこに再び鈴の音が聞こえ、「アリア社長」が狭い路地を指し示します。
「・・・この水路がどうかしたんですか?・・・そっちに行くんですか、狭いですね・・・」
なんとかゴンドラを進めた「灯里」がたどり着いたのは、見覚えのない場所。そして再び、あの少女に出会います。
「届けてくれた?」
少女の問いに「ごめんなさい、まだ・・・」と答えるしかない「灯里」。
「約束したのに・・・あなたしかいないのに・・・あなただけが私に気がついてくれた。絶対に届けたいの
心配して「きっと届く?」と問う少女。「うん」と「灯里」が返すと、その顔はようやく笑顔になります。
「良かった・・・手紙は本当に、時間と場所を越えて心を届けてくれるのね
少女の言葉の意味を「灯里」が質問しようとしたとき、「アミ」と呼ぶ声に反応し、少女は走って戻っていきました。
※「アリア社長」だけが鈴の音に気がつき、場所へと導いてくれる。不思議な少女の正体は・・・。

少女の事が気にかかり、どこか上の空の「灯里」。そこへ仕事が休憩時間になった「アリシア」がアイスをおみやげに戻ってきます。
「・・・それじゃあ、住所がわかったら、さっそく届けてあげなくちゃね」
---
そして夕方になり「郵便屋さん」が再び「ARIA COMPANY」へとやって来ます。
「色々と調べたんだがな」
その話によると、住所の場所は今は存在しないとのこと。ただ・・・。
「・・・乾いた荒れ地だったこの星に海をつくろうって時代があったのさ。地下の氷を掘り出すための開拓基地があちこちにあってな・・・そのひとつが宛名と同じ名前だったんだよ」
おそらくは誰も住んでいないかつての「開拓基地」。「郵便屋さん」からだいたいの地図を受け取った「灯里」はなんとかそこへ手紙を届けてあげたいと思うのですが、ゴンドラで1ヶ月もかかる場所だと言われます。
「・・・どうしよう」
その時、困った「灯里」の元へ天翅・・・もとい「シルフ」が宅配便を届けに訪れます。
「ありがとうございました・・・あっ・・・ウッディーさん、すみません、お願いがあります。私を・・・配達してください
※本当にこの「ネオ・ヴェネツィア」には「でっかいお人好し」が多いです。でも、見ていて嬉しくなっちゃいますね。(^_^)。

「ウッディー」のエアバイクに乗せてもらい、手紙の配達へと出かける「灯里」。
「お届け物はOK?・・・お届け先の地図OK?・・・心の準備OK?・・・それでは、テイクオフ!」
下着が見えるのもなんのその。エアバイクをかっ飛ばし、一路「開拓基地」へと向かう「ウッディー」と「灯里」。
ゴンドラとは比べものにならないスピードで飛ばしますが、それでもやはり遠い場所。途中、浮島で一休みするふたり。
「ウッディーさんのお仕事って、ちょっと憧れちゃいます。・・・シルフのお仕事って誰かの大切な思いを届けるお仕事なんですよね。・・・なんかそういうのって素敵ですよね。ウンディーネもそういうお仕事ができたらいいのに
「灯里」の言葉を聞いていた「ウッディー」は「それでは商売敵になる」と冗談を言ったあと、こう言葉を続けました。
「・・・私たちはこいつに乗って大切なきもちを届けるお手伝いをする。ウンディーネさん達はゴンドラに乗って大切な気持ちをつくるお手伝いをするのが、お仕事なのだ。・・・素敵なお仕事なのだ」
※恥ずかしいセリフ、禁止!(^^;)。

目的の場所周辺へとやって来たふたり。しかし、そこに人が住んでいるような形跡はありません。しばらく回った後、「灯里」は島にたくさんの石柱を発見します。
「・・・これって、お墓ですか?」

墓があるなら参る人もいるはずと、周囲を再び探しますが、やはり建物らしきものは無し。しかし「ウッディー」は海の中に何かを発見します。
「海の中に建物が・・・」
エアバイクのライトによって僅かに浮かび上がる海中の建物、それこそ「開拓基地」が沈んだ姿でした。
「諦めないで、手がかりを探してみるのだ」
「ウッディー」の言葉に墓の周りを丹念に調べるふたり。するとそこへ海上からひとつの影が近づいてきます。
「アリシアさん・・・アリア社長・・・どうしたんですか?」
花屋さんにエアバイクを借りてやってきた「アリシア」。彼女は「その手紙は大昔のものかもしれない」と言い、調べてきた開拓時代のことを話して聞かせます。
「この基地は、予想を大きく超える水を発掘したのだけど、そのせいで海に沈んでしまったんですって。・・・たぶんその手紙は、事故の情報が伝わる前に出されて、行き場を失った迷子の手紙なんじゃないかしら」
「だとしたら、宛名の人はもう・・・そんな手紙をどうしてあの子が持っていたのでしょう」
※「アリシア」さん、午後の予約客は?・・・案内が終わったあと、猛スピードで飛ばしてきたのだろうか。(^^;)。

「おーい、灯里ちゃん、カムカム~、見つけたのだ!」
「ウッディー」の言葉に「灯里」と「アリシア」、「アリア社長」が向かった先は墓碑銘に「ALEN HONDA」と刻まれたひとつの墓石。
「同じ名前です。
消印の年は、亡くなった年と同じみたいです。せっかく届けに来たけれど・・・ごめんなさい」
落ち込む「灯里」に「アリシア」は「せっかく来たのだから届けましょう」とデータカードの読み取り機を渡します。
「カードリーダを郵便屋さんが探してきてくれたのよ」
そこに映し出される映像。それは若い女性の姿でした。
「アレン、元気かしら・・・私はごらんの通り元気よ・・・ひとりきりの結婚記念日なんて、今年限りにしてよ。あっ、もしかして忘れてた?今日が結婚記念日だって。・・・急にアクアに行くことになってバタバタしちゃったもんね、だから許してあげる。・・・アクアに来るときアレンが言ったこと、私は忘れていない。『アクアはいつか必ず、幸せで満ちあふれた星になる。そのために俺たちが水を掘るんだ』って。・・・私、その言葉を信じてる・・・きっと、私たちの子供の時代にはアクアに笑い声があふれているって。・・・あっ、駄目よアミ、これはアレンに送る大事なメッセージなんだから邪魔しないで」
メッセージを涙ぐんで聞いていた「灯里」でしたが、「アミ」という言葉に墓石に向けていたディスプレイを見返します。すると、そこには鈴を首輪につけた一匹の猫の姿、そして少女と出会った見覚えのある場所が。
「・・・この場所って」
再びメッセージが流れ出し、「灯里」はディスプレイを再度、墓石へと向けます。
「・・・しょうのない子ね。アミもアレンに会いたいのよ。・・・私も、本当は今すぐに会いに行きたい。でもそれは無理だから・・・だからせめて私の心だけでも、アレンに届けたい。・・・愛しているわ、アレン
メッセージを聞いて、「灯里」はようやく少女が言った言葉の意味を理解します。「時間と場所を越えて心を届ける」。その言葉通り届けることができたと「灯里」は思うのでした。

こうして不思議な、不思議な物語は幕を閉じました。最後に、「アイ」ちゃんが「灯里」に届けた手紙より一部を抜粋して記述しますね。
「ネオ・ヴェネツィアは奇跡でできているって、前に灯里さんが言っていたけれど・・・もしかしたら、アクア全部が優しい奇跡でできているのかもね」

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0510アニメ視聴中

今回も単純に視聴しているアニメの一覧です。
感想はリンクを貼っている一部だけになっています。

【日】
交響詩篇エウレカセブン
MAR~メルヘヴン~
ONE PIECE(ワンピース)
雪の女王 The Snow Queen

【月】
うえきの法則
パタリロ西遊記!(スカパー!)
ガン×ソード

【火】
ガラスの仮面(スカパー!)
地獄少女(スカパー!)
エンジェルハート

【水】
フルメタル・パニック! The Second Raid(10/19終了)
ARIA THE ANIMATION

【木】
舞-乙HiME
Solty Rei

【金】
ケロロ軍曹
ノエイン

【土】
BLOOD+
ツバサ・クロニクル(10/15終了)
銀盤カレイドスコープ

19本/週ということで、
2005/07の「27本/週」と比較すると、だいぶ減りましたね。

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ガン×ソード_TV17

ep.XVII「座標Xを追え」

「広橋涼」の声で~、サン、ハイ、「なんだこれ!」。うわぁ・・・書きづらい話だなぁ。(T_T)。
というわけで、今日は少なめです。

オープニングから新キャラ(?)登場。彼の名前は「パリカール」。馬かロバか、ともかく今回の影の主役。
彼の背中に乗り、ようやく待ち合わせの場所まであと少しまで来た「ヴァン」と「ウェンディ」。彼らはそこで懐かしくも強力なキャラクターと合流することになります。
「ようこそ、アミーゴ」
そう、「パリカール」を手のひらに乗せた巨大なロボの正体は「エルドラV」。
搭乗するのは「ネロ」に「ホセ」。そして、彼らに案内された「ホバーベース」には他にも見知った顔があちらこちらに・・・。
「ネロ」「ホセ」「バリヨ」「カルロス」、そして「ユキコ」といった「ピンクアミーゴ」に、復活した「ジョシュア」。さらには追いかけてきた「ホバーベース」の持ち主「プリシラ」。最後に合流する予定であった「カルメン99」。
「おい・・・勢揃いだよ」

「ヴァン」の言葉通り、一気に大所帯となってしまった対「カギ爪の男」チーム。とにもかくにも解析結果である目標地点「座標X」へと「ホバーベース」を進めます。
「・・・あとの問題は、この座標に行く方法と補充物資を購入するための資金調達」

「カルメン99」はそれらを解決するために「ミズーギィ」の町の青年団団長「マンソン(声は「関智一」ファンです!)」からの仕事を受けると言います。
「あの座標はミズーギィの近く、海を指しているのよ」
「カルメン99」の言葉を受けて「マンソン」は話を進めます。
「そして、そこに行くには港を通るしかないのですが、その周辺は・・・水着女王キャサリン・ナカタによって支配されてしまっているのです。・・・女王は港にあった鉄工所を占拠し、プライベートな王国をつくっているのです」
彼の依頼は「被害者を出さずに女王を捕まえて港を解放する」こと。
※ここまでは普通の話だったのですが・・・いや、「水着女王キャサリン・ナカタ」あたりからおかしいかも。

力ずくによる突破を提案する「ヴァン」に対して「カルメン99」の答えは「被害者が出るからNO」。かくして男子禁制の秘密の花園(?)に挑むのは「ウェンディ」「カルメン99」「プリシラ」「ユキコ」の麗しき美女4人。
ここで再び「パリカール」が登場・・・あれれ、何か吹き出しが出ていますよ。
「まもなく演出意図による自主規制が始まります・・・」
※かくして、「自主規制」という名前の突飛な演出が幕を開けるのでした。(^^;)。

「ミズーギィ、ミズーギィ、ミズーギィ・・・ミズーギィ王国へ何の用~」
怪しげな入国をなんとかパスした4名。ここでの服装は水着のみ可ですから、各々ボディスタイルに見合った水着を選択することに。
「・・・でも、小さいのばっかりなんですけど」
「ウェンディ」の言葉通り、彼女たちには小さな水着ばかりが並ぶ「ミズーギィ」の更衣室。ところがその素材は超伸縮性に優れたもの。いずれも彼女たちのスタイルにジャストフィットします。
「でも、これ、なんか変なところが小さくって・・・きゃっ」

手を離すとすぐに食い込む水着に頬を染める「ウェンディ」。しかし、他の3名は落ち着いたものです。
※大活躍の「パリカール」。おかげでエッチなシーンがギャグシーンに。・・・もちろん、演出なのですが。(^^;)。

ようやく目的の水着女王「キャサリン」に会うことができた「カルメン99」達。しかし、女王への距離は遠く、捕まえることはできそうにありません。
「うちに必要なのは(金属繊維の)スペシャリストか、スポーツウーマン。知識がないのなら、明日体力テストを受けてもらうわ。・・・あなた達の代表が、入国管理官のメリアンより先にゴールしたら合格よ。その時には私が直々に専用の水着を渡して差し上げるわ」
目の前の巨大プールに広がったのは、「ドキッ!女だらけの水着大会!・・・ポロリもあるよ」に出てきそうな水上障害物競走のコース。どうやら女王に至近距離で会うためには、このレースで勝利する必要がありそうです。
一方その頃、ひとりシリアス路線を貫く「レイ」は弟「ジョシュア」の持ち物につけていた発信器を追って、すぐ近くの地下深くを「ヴォルケイン」にて乗り付けていました。
※流石にこのおちゃらけた雰囲気に「レイ」は似合いませんからね。「ヴァン」も似合いませんが、今回は出番なさそうですし。

さて、通常であれば運動神経が抜群な「プリシラ」か「カルメン99」がレースに挑むところですが、ちょっとした事情のため、なんと「ウェンディ」が挑戦することに。
「あの競技、水泳があって・・・私たち、泳げません」
「えぇ~っ!!」

※まあ、お約束・・・かも。頑張れ、「ウェンディ」。(^_^)。

完全に女性陣に出番を奪われた形の「ヴァン」達男性陣。唯一、依頼主である「マンソン」は、何やら「キャサリン」と因縁がありそう。
「・・・私たちは・・・夫婦でした。・・・私たちは汎用性の高い金属繊維を開発していました。彼女の才能は素晴らしかった。鉄道で金属疲労を試し、深海で強度を確認し・・・ついに、ブリッジシティの協力を得て、念願の完全衣服の製造に取りかかったのですが・・・なんということでしょう。こと、男の下着に関する限り、彼女のデザインは悪趣味だったのです。私は正直に告げた。『おいおい、そんな下着は地獄のディナーショーでもはけないよ』。彼女は怒った・・・私はファクトリーから追放され、彼女はすべての男を憎むようになり、ファクトリーを女性だけの水着王国と変えたのです
※後ろに「バロン」市長のヒゲ姿が・・・。なるほど、あのヒゲは金属繊維だったのか (違!?

意外なことに少しだけ本題に絡んでくる「キャサリン」。どうやら「カギ爪の男」関係の仕事を「ファサリナ」を通して受けていたようです。
「ご注文の品よ。強度、伸縮性、厚さ・・・すべてクリアしたわ。サンプルや図面を船に積んでおくから、あとはそちらでカスタムしてちょうだい」
「ありがとうございます。これで、私たちの夢も最終段階に入れます
「夢・・・ねぇ。まあいいわ、ビジネスだし」
どうやら「鎧」に乗るためのスーツの材料っぽいですが、詳しいことは不明です。その材料の箱には以下のように記述がありました。
Impregnable Armor Stock
Material adapted to function in any environment.
A.k.a., experimental prototype to test feasibility of further development and application of said stock.

※誰か暇な人は訳してみると良いかもしれません。意外とこういうところにヒントが隠されている・・・かも。

さて、肝心なレースですが、文章で書いても面白くはありません。詳しくはキャプチャ系のサイトでも見て頂きたいのですが、「カメオ」の意外な活躍と、「ウェンディ」の・・・未発達なプロポーションが勝利に大きく貢献したことだけを記述しておきます。(^_^)。
そして、舞台の裏側では「カルメン99」と「ファサリナ」による第二次決戦(結果は引き分け)が行われたり、「レイ」による水着王国崩壊が行われたりと色々あり、結果「キャサリン」は「マンソン」と復縁することができました。
「ヴァンさん・・・こういうのをハッピーエンドというのでしょうか」
「ああ、終わりだよ

この回はDVDを見たくなりましたよ。いや、けっして「自主規制」の向こう側が見たい・・・のもありますが、あれが無くなったとき、この話は超エッチに向かうのか、やっぱりギャグに向かうのか知りたくなりました。

Turn in next time for more action and adventure! Are you ready?

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うえきの法則_TV30

第30話「三次選考の法則」

いよいよ二次選考開始~あれ?サブタイトルが「三次選考の法則」。そのわけは・・・アタリつきアイス棒かよ!
炎天下でのヒンズースクワット1000回をこなしたばかりの「植木耕助」が選んだアイスは一番大きなアイス。「だってでかい方がお得じゃん」。予想通り、結果は「ハズレ」。
「二次選考終了です。残念ですが皆さんは落選ですね
「神補佐」の言葉に切れる「植木チーム」ですが、続いて「三次選考に進みます」の言葉に思わず唖然。
「さあ、乗ってください。皆さんを三次選考の会場・・・天界へお連れします
※オープニング前に終わっちゃいましたよ「二次選考」。(^^;)。

「ここは人間界とは別空間になっています」
訪れた天界を興味深そうに見渡す「植木チーム」。そして、そこに待ち受けていたのは他の対戦相手4チームでした。
 【三次選考対戦相手の4チーム】
  ・カプーショチーム:カプーショ達4名。「ザック」の配下ですね。
  ・バロウチーム:謎のマスク4名。仮面には穴が・・・4、6、7、9かな。
  ・マリリンチーム:マリリン達5名。少女と、喪服男3名、女1名。
  ・グラノチーム:グラノ達5名。服装と雰囲気バラバラ。

いきなり「植木」の写真を撮る小さなお子様、「グラノチーム」のメンバのようですが、「グラノ」が謝って引き取って行きます。
「いやぁ、ごめんごめん。こいつ、ところかまわず写真を撮るクセがあってさ・・・」
※「植木」は別に構わないと言っていましたが、ちと怪しい気も。

「さて、植木チームが揃ったところで早速始めるとするかのう・・・第一次選考を通過した25名の諸君、俺が神様だ」
「神様」曰く、二次選考で「アタリ」を引いて試合免除になった「ロベルト・ハイドン(中身は「アノン」)」と「李崩」を除いたメンバーでリーグ戦を行うとか。
「このふたりは仲間を作らず、ひとりで1チームとなる」
※「李崩」は中の人(おい が「子安武人」でしたから、出番があれだけなのはもったいないとは思っていましたが、ここに復活ですか。

「さて、チーム戦と聞いて戸惑った奴もおるじゃろう、どうやって優勝者を決めるのか・・・そこで登場するのがこのマシンじゃ」
「神様」が取り出したのは「はかるくん」。なんでもこれをあてれば能力者がどれだけ成長したのかがわかるそうです。
「これで優勝チーム全員を測定し、もっとも力が成長していたものに空白の才を与えるものとする。そして神の座じゃが・・・優勝チームのメンバによる投票で決める」
この言葉を聞いてほっとする「森あい」。優勝すれば自分たちで「神様」を選べるというわけです。さらに大会のルールを説明していく「神様」。
「・・・三次選考が終了次第、落選チーム全員が力を失うのじゃ。それに加え落選チームにはペナルティを与える。・・・今持っているアイスの棒をよく見てみい」
「神様」の言葉に「森あい」が自分の持っていたアイスの「ハズレ」棒を見てみれば、そこには小さく「死ぬ」の文字が。そう、「植木チーム」のペナルティは「死」なのです。
※ちなみに他のチームは「恋は40才まで実らない」「結構早めにハゲる」。これはやっぱり「ハズレ」の中の「ハズレ」を引いたということでしょうね。

いよいよ始まる三次選考。第一試合は「植木チーム」VS「グラノチーム」。場所は「スリーピング・フルーツ」と呼ばれる島にて行われます。
「ルールは簡単。島のどこかに隠されたある素晴らしいものを先に見つけたチームの勝利じゃ」
渡された「宝の地図」は未記入。5対5の試合ですから、相手を1人倒すたびに五分の一ほど地図に記載されるという寸法です。
 【必見!これがグラノチームだ!】
  ・グラノ:リーダー。趣味は模型遊び。声は「千葉一伸」。
  ・ムーニン:趣味は俳句。声は「古川登志夫!大ファンです!」。
  ・パステロ:趣味は絵画。声は「桜井敏治。ファンです!」。
  ・ギタール:趣味は音楽。声は「伊藤健太郎」。
  ・ペコル:趣味は模型作り。声は「堀江由衣!ファンです!」。

※それにしても凄いメンバ。(^_^)。これは「バロウチーム」と「マリリンチーム」も期待して良いのかも!

「神様」特製「パチンコワープ」にて飛ばされた両チーム。「植木」は「森あい」と同じ場所に、そして「ギタール」と「ペコル」も同じ場所に出現します。
「ふっふっふっ・・・勝負だ、ベイベーッ!」
いきなり相手に「森あい」が「自分の能力がわからない」ことがバレてしまう「植木チーム」。必然的に「ギタール」は「植木」と対峙し、弱気な「ペコル」は「森あい」の相手を任されます。

32thステージ -VS グラノチーム-
 プレイヤー:究極のエコロジスト「植木」
 エネミー :ムテキング&ジャイアン 「ギタール」
 ステージ :「眠れる果実島(スリーピング・フルーツ)」

「まずは俺のご機嫌な歌を聴かせてやるぜ!」
「ギタール」の言葉に対し、先制攻撃を仕掛けたのは「植木」。七つ星神器「旅人(ガリバー)」で相手の動きを封じたあと、五つ星神器「百鬼夜行(ピック)」の一撃は確実に「ギタール」を直撃。開始早々勝負あった!・・・かに思えましたが、とうの「ギタール」は平気の平左。
「残念だったな、ベイベー・・・俺は生まれつき身体が丈夫で無敵なんだ
その言葉通り、一つ星の神器「鉄(くろがね)」も彼には全くの無駄。傷ひとつ与えることができません。
「攻撃できないんじゃ・・・手の撃ちようがない」
早くも手詰まりになってしまった「植木」に対して「歌声を衝撃波に変える能力」を見せつけるという「ギタール」。格好良くギターケースから取り出したのは・・・カラオケセット。
「俺はカラオケ以外じゃ歌わないんだぜ・・・ベイベー」
「植木」に突っ込まれたりしていますが、その威力は本物。二つ星の神器「威風堂堂(フード)」を出しても相手が音だけに防ぐことができません。
※音は回り込みますからねぇ。それにしても無敵って。(^^;)。

早くもダウンを喫した「植木」に目も暮れず、「森あい」を倒すこともできない「ペコル」を殴る「ギタール」
「何度言えばわかるんだてめえは・・・俺らはお前に利用価値がないと思ったら、すぐに仲間から追放するぞ・・・いいか、お前みたいな弱い奴は、俺みたいな強い奴の役に立つ以外、幸せになる道はないんだよっ
胸ぐらを捕まれ、叩きつけられる「ペコル」ですが、彼もまた心の中で「ギタール」の言い分を認めます。
『そうだよ、ギタールさんの言うとおりだ・・・僕にはそれしかないんだ・・・だって僕は弱いんだから・・・』
「ごめんなさい、お願い、見捨てないでください・・・」
その姿を見て腹を立てる「森あい」、そして「植木」。彼はすっくと立ち上がると「ギタール」に自分の思いをぶつけます。
「何言ってんだお前・・・言っとくけどな、お前は強くも何ともないぞ。本当に強い奴は他人を利用しようなんて思わねえ・・・本当に強い奴ってのは、誰かのために役に立とうって思える奴なんだよ!・・・他人を利用することしか考えられないお前なんかに、俺は絶対に負けやしない!」
しかし、「ギタール」の考えは「他人をどう思おうとバトルの強さに関係ない」。
※真っ向からぶつかり合うふたりですね。「植木」の考え方は素晴らしいですが、ここはやはり実力を見せてその考えが正しいことを証明しないと。

三つ星の神器「快刀乱麻(ランマ)」を頭上から振り下ろす「植木」に対し、頭に当たる直前で腕を使って防ぐ「ギタール」。続いての「ピック」も彼はそのボディで防ぎます。
逆に「ギタール」の攻撃を浴びて「植木」は再び倒れてしまい、「森あい」が「ギタール」へ殴りかかる始末。しかし、効果こそありませんが、この行為は「ペコル」に衝撃を与えます。
『なんで逃げないの・・・勝てないとわかっているはずなのに・・・』
「ペコル」が心乱すなか「森あい」へカラオケ攻撃を加えようとする「ギタール」。これを「植木」は「ピック」を「ギタール」に浴びせて防ぎます。
『まただ・・・あの植木って人は、またあの娘をかばった。あの娘は何の役にも立たないのに・・・』
※確かに役に立ちませんが。(T_T)。・・・いえいえ、これからですよ!

何度も何度も復活してくる「植木」にいらだちを憶える「ギタール」。思わず「お前も無敵か」と尋ねますが、当然「植木」の答えは「NO」。
「・・・仲間が危ないとき、仲間を守らなきゃならないときに、寝転がっていられないだけだ!」
その言葉、そして「植木」の行動に「植木チーム」の強さを感じ取る「ペコル」。その理念は「グラノチーム」に所属している彼にとってあまりにも新鮮なものでした。
『植木さんたちは・・・僕たちのチームとは違う。こんな、こんな人達がいたなんて・・・』
圧倒的不利な「植木」。それでも立ち上がる彼に、「ギタール」はその行為の無意味さを教えようとします。
「まだわからないのか!無敵の俺にはどうやっても勝てないんだよ!」
しかし、これに返す「植木」の言葉こそが反撃の一手
だったのです。
「確かにそうかもな・・・だから俺がお前にしてやれたのは、せいぜいレベル2の力で、神器ぶつけた部分を毛むくじゃらにしてやったことぐらいだ。・・・気になるなら、服を脱いで確かめればいいだろう?」
※うわっ、確かにイヤ。

毛先がピンク、可愛い妖精が顔を出す・・・次々と繰り出す「植木」の言葉にも、頑として服を脱ぐことを拒否する「ギタール」。
「・・・そうか、そこまでして服を脱げないってことは・・・お前の本当の力は、服をバリアに変える能力だな
その言葉に明らかに動揺する「ギタール」。さらに「植木」は言葉を続けます。
「お前は俺が仕掛けると、森への攻撃を止める。本当に無敵なら関係ないはずだ。・・・無敵が嘘なら、お前は力で自分の服か身体をバリアに変えているとしか思えない」
「ギタール」も「衝撃波はどうやって説明するんだ」と食い下がりますが、これもあっさりと解説してみせる「植木」。
「それがお前のレベル2だろう。お前はまず、俺の服をバリアに変えた。次に、バリアの内側から直接俺の身体に衝撃波を出していたんだ。そして、攻撃と防御が同時にできない理由は、限定条件でひとつの服しか変えられないうえに、衝撃派は服の裏側しか出せないからだろう!
ず、頭脳派だ・・・気がつかなかった。言われてみると確かにその通り。「植木」賢いなぁ・・・。(^_^)。

すべて明らかにされてしまった「ギタール」。こうなってしまえば百戦錬磨の「植木」に勝てようはずもありません。「天界獣(テンコ)」に気を取られている間に、八つ星神器「波花」を出す「植木」。
変幻自在、まるでムチのようにしなる攻撃は片手で防いだ「ギタール」を回り込み、反対側の頭へ直撃。
バリアで防げない脳天に喰らった「ギタール」は、哀れノックダウンです。
これが本当の仲間・・・本当の強さなんだ・・・強くなりたい・・・この人達みたいな強い人に、僕も!

ひとつレベルがあがってしまった(ような)「ペコル」は気がかりですが、まずは「植木チーム」先勝!
それにしても今回は「グラノチーム」の声優陣にビックリ。本当、「うえきの法則」は豪華声優陣ですねぇ~。(^_^)。

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舞-乙HiME_TV03

第3話「はじめてのケ・イ・ケ・ン」

世界唯一の「オトメ」育成学校「ガルデローベ」。そこへの入学を賭けた「舞闘」を行うこととなった主人公「アリカ・ユメミア」とコーラル(予科生)No.1の「ニナ・ウォン」。
開催日は「マシロ・ブラン(長い・・・以下略)」の即位式当日。その日、各国からは来賓、観光客、そして招かれざる客が次々とやって来ていました。
※第1話に登場した襲撃者「ラド」、そして同じ格好をした人物がもう1人・・・髪型が「杉浦碧」っぽいですが、まさか・・・。

会場であるヴィントブルーム城には、前々回墜落した飛行機が突き刺さったままですが、片づける余裕もなくとりあえずは固定。
「・・・ナギや、他国の王に笑われるような式には絶対せぬぞ!」
「マシロ」の声に「サコミズ・カージナル」は恭(うやうや)しく頭を下げますが費用、準備もかかる「舞闘」については取りやめを進言します。しかし「マシロ」は「今更取りやめられるか!」と首を縦に振りません。
「姫様ってば、ナギ殿下が相手だと、すぐにムキになって乗せられてしまうんだから・・・」
※準備をする「アオイ・セノー」の言葉に日頃の苦労がうかがい知れます。(^^;)。

一方、「アリカ」は「ヨウコ・ヘレネ」によって「舞闘」のための準備、「ナノマシン」のインストールを行っていました。
「・・・身体の中にエレメントやローブを物質化したり、筋力や治癒能力を増大させるものすごく小さい機械を入れるの。この星では、もうガルデローベにしか残っていない技術よ」
「わぁすごい、すごい。・・・科学の神秘ですね」
単純に喜ぶ「アリカ」に「ヨウコ」は「GEM(オトメが左耳につけるピアス)をつけていないから一度きり」と釘を刺します。
「あれがナノマシンの制御をしているの。・・・正式に学園の生徒になったらつけてあげるわ」
「ナノマシン」、「この星では」という「ヨウコ」の言葉は気になります。あと「科学の神秘」というのは結構受けました。人が制御する「科学」のはずなのに、よくわからない「神秘」ですから、うまい言葉だと思います。

「ニナちゃん、退学を賭けてあの裸で走り回った娘と舞闘するんだって」
「勝ったらその娘、入学するらしいよ」

「なにそれ、ずるぅーいっ」
「むちゃくちゃですわ」
「そう?面白いと思うけど」
「アリカ」と「ニナ」の「舞闘」に好評、不評の差はあれど、わきかえる「ガルデローベ」内。当事者の「ニナ」は思い詰めた表情で父、アルタイ王国駐在武官「セルゲイ・ウォン」に励まされても表情をゆるめません。
そんな彼女の頭に浮かぶのは過去の記憶。アルバムの中に大切に仕舞われた写真の数々。そこには「Rena・・・(?)」と書かれたひとりの美しい女性の写真と、その女性と一緒にうつった若き日の父の姿がありました。
「私・・・勝っていいんですよね」
※「アリカ」のことを、父の「思い人」だった女性の娘かもしれないと考えているのでしょうか。

そして、もう一人の当事者「アリカ」は母から習った子守歌を動物たちに聴かせていました。
「星になる希望を・・・明日が見える・・・愛する人よ・・・まってて・・・」
その声・・・というよりも歌に驚き、かけつけた「セルゲイ」。彼は「アリカ」の本気度を確かめるために意地悪な問いを発します。
「本気でニナと舞闘するつもりか・・・無茶だな、ニナは強いぞ。・・・君は本当にオトメになるということがどういうことかわかっているのか?・・・もしも君が勝てばニナの夢を潰すことになる。君の夢はそれだけの価値があるのか?」
しばらく考えたあと答える「アリカ」。
「・・・やっと見つけた夢なの。だから無茶でも何でも私はやる!」
その答えに「わかった。もう何も言わない」と答える「セルゲイ」。そして彼は立ち去り際にひとつアドバイスを「アリカ」に与えました。
「ひとつ言っておこう。・・・微妙に音程が外れている。人前で歌わない方がいいな」
※「音程」云々といった話は子守歌を人前で歌わせない建前なんでしょうね。純粋な「アリカ」に対して、卑怯・・・とはいいませんが、大人な「セルゲイ」でした。

その夜、「セルゲイ」は「アリカ」が勝ったときに備えて何か一筆書いていました。
「・・・万が一とは思うが、手は打っておくか」

そして、当日、次々に会場へ訪れるVIPの面々。迎えるのは「アカネ・ソワール」「チエ・ハラード」「シホ・ユイット」を始めとした「オトメ」達。彼女たちは賓客を見事にエスコートしてみせます。
「ここに来てはるんは、オトメのなかでも有名な方ばかりどすからな」
「シズル・ヴィオーラ」の言葉に目を皿のようにして見物する「アリカ」。「アカネ」が彼氏に手を振るのを見て勘違いしたりと楽しそう。
「へぇ~すっかり野次馬かい?入学を賭けた舞闘があるというのに、余裕だね」
そこへ訪れた「ナギ」「セルゲイ」、そして「ニナ」。「アリカ」と「ニナ」はお互い相手を意識します。
万が一に備えてというのは「ナツキ」もやっていましたね。これらが来週以降に効果を発揮するのか。

「・・・にしてもとんだ茶番だね、この即位式は。マシロちゃんが本物の姫かどうかも、まだちゃんとわかっていないのに」
「殿下、ここでその件は・・・」
「みんな忘れたふりしているのかねぇ・・・14年前のあの件を
来賓席で「ナギ」達が見守るなか、ついに登場する「マシロ」。流石におてんばな様子はちらりとも見せず、儀式を粛々と執り行います。
「新たな王に祝福を!」
拍手と喝采のなか、「マシロ」女王がついに誕生
しました。
※来賓(?)自動車のなかでちらりと見えたのは「珠洲城遥(手前側。ちょっとムッとした表情)」、そして隣にいるのは「菊川雪之」でしょうか。(^_^)。

さて、余興ではありますが「アリカ」と「ニナ」にとってのメインイベント「舞闘」。いよいよ時間となり「アリカ」は「シズル」の「GEM」にてローブを身に纏い、「ニナ」と共に舞闘会場へ姿を表します。
一方、その頃、「ラド」も密かに会場内へと侵入。もっとも「シズル」には気づかれたようで、彼女もその後を追います。
「よいかその方ら、わらわのために見事舞って見せよ。はじめ!」
「マシロ」の号令にて「舞闘」を始める両者。とはいえ、ローブの使い方もよくわからない「アリカ」はもっぱら避けることに専念し、序盤は「ニナ」有利で進みます。

「凄いなニナは・・・いや、アリカもだが。なあシズル・・・?」
「ナツキ」が同意を求めて振り返ったとき、既に「シズル」はその場にはいませんでした。
※ローブの後ろについている飾りのような尻尾は自在に操作できるんですね。それと伸び縮みする如意棒のようなものがコーラルローブのメイン装備かな。

「そこまでどす・・・あんたも、あの『黒い手紙』に踊らされてはる、可哀想な人達どすか?
「シュバルツども等と一緒にしないでもらおう・・・黒き谷よりの使いだ
「シズル」の問いに羽織っていたマントを脱ぎ去る「ラド」。
「かなわんなぁ・・・レディの前でそないなこと・・・。無粋な人にはぶぶ漬けでもご馳走しましょうか・・・マテリアライズ!」
相手が「嬌嫣の紫水晶」と知っても一歩も退かない「ラド」。「アリカ」と「ニナ」の「舞闘」とは比べものにならないレベルの戦いが始まります。
※流石生粋の京都人。「ぶぶ漬け・・・」とは「帰れ」ってことですよね。(^^;)。

「頑張るねぇ・・・アリカちゃん」
「素人にしては・・・ですが」
「ナギ」と「セルゲイ」の評通り、持ち前の運動神経で避ける「アリカ」でしたが、コーラルローブの機能をフルに使い戦いを推し進める「ニナ」に追いつめられダメージが蓄積
されてゆきます。
『あなたが蒼天の聖玉の継承者だとしても・・・ううん、なら余計に・・・』
「負けるわけにはいかない!」

「ニナ」の思いの深さは「ナツキ」と「セルゲイ」が思わず「いかん!」と口走るほどの必殺技を撃たせるに至りました。観客も思わず目を見張るほどの衝撃を与えた「ニナ」。煙の中からはボロボロになった「アリカ」が現れ・・・ません。
「・・・ばっちゃが、言ってた。諦めたら、終わりだって・・・あたしの夢はここにあるんだ。だから、あたしは負けられない!
ついに、「アリカ」もコーラルローブの能力を使いこなすことに成功し、柱へその一部を纏わせてダメージを最小限に留めたのです。傷つき、頭から血を流しながらも「舞闘」を諦めない「アリカ」の姿に「セルゲイ」をだぶらせる「ニナ」。
そこへ、突如崩れ出す「舞闘会場」。ふたりの「舞闘」の決着は、意外な結末を迎えます。
「ラド」と「シズル」の戦いの余波、それが「舞闘会場」へも大ダメージを与えたのでした。
「逃げて、みんな!・・・みんな助けなきゃ・・・助けなきゃ!」

会場へと走り出す「アリカ」。彼女は皆を守れるのか・・・。

明確に決着がつくと、どちらかのヒロインがいきなり退場になりますから、どうまとめるのかなと思って見ていました。まあ、これで勝負がうやむやになるのは、ありがちではありますが、妥当な決着かなと思います。
ふたりの本当の決着は物語終盤へのお楽しみとしておくこととして、来週からは「アリカ」の学園生活が始まりそうですから、そちらが楽しみですね。(^_^)。

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ARIA THE ANIMATION_TV03

第3話「その 透明な少女と・・・」

この秋一番の癒し系アニメ。今回は新キャラ登場ですよ~。口癖は「でっかいお世話です」。

「アクア」に来てから2度目の夏を迎えた「灯里」。毎朝の練習を「藍華」と行っている「灯里」ですが、今日はちょっと上級者向けのコースにチャレンジ。
「私たちはもう立派なシングルなんだから、両手に手袋を着けさせられていた惨めなペアとは違う、よりハードな練習が必要なのよ」
「藍華」が苦心してオールを扱っている最中、隣を格好良く追い越してゆく女の子あり。しかも彼女は「ペア」でした。
「・・・あの制服はオレンジぷらねっと」
彼女の名前は「アリス(声は広橋涼!ファンです)」。14才のミドルスクール8年生。「ペア」相手に負けるわけにはいかないと「藍華」は勝負をかけようとしますが、「灯里」の「アリシアさんに川沿いに咲いているお花をおみやげを持って行こう」の声に断念。
「・・・アリシアさんのおみやげとあっては仕方ないわね」
その黄色いお花をゴンドラいっぱいに摘んだ「灯里」。そろそろ朝ご飯にしようかと「アリス」も誘ってみますが「でっかいお世話です」と断られてしまいます。
「さすが新興勢力は生意気だわね。・・・10年前に開業したばかりなのに創業100年以上のうちと同じくらい従業員数も多くて、悔しいけどここ数年は、この町の水先案内店トップの座をキープしているのよね・・・」
※ちなみに「ARIA COMPANY」は会社の規模では比較にならず、社員ひとりあたりの売り上げも「灯里」が来てからトップクラスの座から落ちました。(^^;)。

 【手袋とクラス】
  両手袋:ペアと呼ばれる見習い。「アリス」
  片手袋:シングルと呼ばれる半人前。ひとりでお客を乗せるのはNG。「灯里」「藍華」
  手袋無:プリマと呼ばれる一人前。「アリシア」「晃」

「うふっ、素敵なおみやげ・・・どうもありがとう」
喜ぶ「アリシア」に照れる「藍華」と「灯里」。ふと見ると机の上には「UNDINE」という雑誌が。
「・・・今月はアリシアさんが表紙なんですよね・・・この娘ってさっきの・・・」

「藍華」の声に「アリシア」が雑誌を覗いてみるとそこには「アリス」の写真が掲載されています。
「・・・ああ、その娘、ミドルスクールのゴンドラ部にいて、オレンジぷらねっとにスカウトされた娘ね。オールさばきが天才的なんですって
※同じ写真を見ても「どうりで生意気」と感じる「藍華」に、「がんばりやさん」と感じる「灯里」。性格の差が面白いです。

やはり雑誌に載った「アリス」は学校でもちょっとしたスター。朝、登校した彼女を正門で待つファンの後輩が2人。
「あの、アリスさん・・・サイン、お願いします」
雑誌の掲載ページを差し出す、女の子達の精一杯の勇気をあっさりと断ってしまう「アリス」。

「私、サインなんてしたことないし、まだ修行の身だから」
少々愛想が足りない「アリス」に、同級生はちょっと心配そうです。
「下級生、泣かしたんだって?・・・可哀想に。断るにしろ、にこっと笑って、ごめんなさいね・・・くらい言ってあげればいいのに」
その言葉に「愛想笑い」の練習をする「アリス」ですが、どうもうまくはいきません。
『ウンディーネだからって、そんな愛想笑いなんてできないよ・・・でも、あの人の笑顔はちょっと違っていた』
そこで思い出すのは今朝初めて会った「灯里」の笑顔。果たしてあの笑顔も営業スマイルなのか・・・。
※確かに操船はうまくても無愛想な「ウンディーネ」よりは、ちょっとぶつけたりしても愛想がよい「ウンディーネ」を選んじゃうかも・・・。

練習の休憩時間か、おやつを買って帰ろうとする「灯里」と「アリア社長」。そこに後ろから彼女のもみあげ(違 を掴む男あり。
「暁さん・・・『もみこ』じゃありません」
人見知りな「アリア社長」は「灯里」の後ろに隠れますが、「灯里」に言われてその存在を思い出します。
「サラマンダーのお仕事、今日はお休みなんですか?・・・空の上で働くなんて、凄いですよね」
「人を待っていたんだがさっぱり来なくてな・・・というわけで『もみこ』。暇つぶしにこの辺をさくっと案内してくれ
「指導員」が乗っていないとお客様は乗せられないと言う「灯里」に「友達だから」と無料での乗船を希望する「暁」。しばし交渉するふたりに練習をしていた「アリス」が気がつきます。
「大丈夫ですか?・・・ウンディーネに乱暴するなら、観光協会へ訴えますよ!」

※結構気が強い「アリス」。オールを持ち上げた姿が格好良いです。

結局勘違いだと判明し、ほっとする「アリス」。そこへ「灯里」が観光案内の練習として「暁」を乗せるのに付き合わないかと誘います。彼女の笑顔に興味を引かれた「アリス」は誘いに乗ることに。
「右手をご覧ください。あちらがマルコ・ポーロ国際宇宙港です。元々は・・・」
さすが「ウンディーネ」。堂に入った観光案内をする「灯里」ですが、まだまだ修行中の身。「アリス」に助け船を出されたり、説明に詰まったりもします。
一方、ふたりについてきた「アリス」は「暁」が「灯里」のことを「もみこ」と連呼するのが気に障ります。悪口だと感じる「アリス」は何度か「暁」に注意をしますが彼は聞き入れてくれず、「灯里」もたいして気にしていないようです。
『・・・あんなこと言われて、なんでへらへらしているんだろう。あの人も同じ、自分の気持ちに嘘をついて、愛想笑いなんかして・・・』
旧約聖書、ヴェネチア、マルコ・ポーロ、・・・どうも現実の地球世界と重なった時代背景もあるようです。

「暁」にライオンの石像についての説明を求められた「灯里」。
「・・・聖書を開いた獅子の姿は、正義の化身でその地の平和を守っています。まるで暁さんみたいですね。・・・あの浮島で光やエネルギーをコントロールして気温やお天気を管理するのが暁さんのお仕事ですよね。アクアの皆がマンホームと同じ環境で住めるように、昼も夜も休まず、サラマンダーさんが守っているんですよね。・・・だから暁さんたちはアクアの守り神ですよ
そのセリフに思わず頬を染める「アリス」。
「恥ずかしい・・・セリフ・・・」
一方の「暁」は喜び、思わず立ち上がります。
「うん、俺様達によってこの町は守られているんだな・・・まさに正義の化身、守り神。・・・なかなか良いことを言うな、もみこよ」
※恥ずかしいセリフが自然に出る「灯里」。自発的に何かを見つけて感動したり、喜んだりしている証拠です。無関心とは対局にいる娘ですね。(^_^)。

一通り案内したあと、陸に戻った「暁」と「灯里」、「アリス」。しかし「暁」の待ち人は未だに現れません。
「暁さん、こういう時の暇つぶしは、ずばり人間観察ですよ。たとえば、あのおじいさん・・・めちゃくちゃゆっくり歩いていますね。尋常じゃなく遅いです。果たして日暮れまでに目的地にたどり着けるのでしょうか?」
どうでもよいことで楽しめる「灯里」にある種、感心する「暁」、そしてふたりのやりとりを見て思わず笑う「アリス」。
「あっ、アリスちゃんが笑った・・・初めて見ちゃった。なんか幸せな気分」

そうこうしているうちにようやくやって来た「暁」の待ち人。正体は「暁」のお兄さんでした。なかなか激しい愛情表現するお兄さんに驚く「灯里」。彼は「暁」にお金を貸す用件をすますと、弟の相手をしてくれた「灯里」を「丘の上でもウンディーネだな」と褒めてくれました。その言葉にちょっと照れてしまう「灯里」。
ようやくわかった・・・この人の笑顔の秘密。・・・流れに逆らわないで上手に水を掴んで、ゆっくりゆったり進んでゆく。誰かをゴンドラに乗せて、心を開いて心を軽くして、一緒に風になれたら・・・きっと、自然に・・・』
「アリス」もまた「灯里」のようにしてみようと思い、自然のまま、思いつくまま「灯里」へと声をかけます。
「気持ち・・・いいですね。灯里さん」

「初めて名前で呼んでくれたね、アリスちゃん」
「灯里」の笑顔は作ってみせる笑顔ではなく、開いた心が生み出した自然の笑顔ということですね。愛想笑いの練習ではぎこちなかった「アリス」も、この言葉の時には可愛い笑顔を見せています。(^_^)。

「暁」を最後の目的地、ロープウェイ乗り場へと案内したふたり。お礼にと「暁」は「浮島」へのチケットを手渡します。
「下りの最終便までちょっと時間があるから、浮島見物としゃれ込んだらどうだい」

初めての空への旅に喜ぶ「灯里」と「アリス」、そして「アリア社長」。手を繋いで展望台へと走る「灯里」と「アリス」が到着したとき、丁度夕方の日差しが海へ落ちようとしているときでした。
「うわぁ・・・」
あたりをオレンジ色に染める夕日のあまりの美しさに口を開けたままの「灯里」と「アリス」。
まるで、鳥になって・・・空を飛んでいるみたい・・・ちょっと恥ずかしかったですか?」
「アリス」の言葉に「全然!」と答える「灯里」。「暁」におごってもらった肉まんを食べながら、3人と1匹はしばらく景色を楽しむのでした。

自然な笑顔を見せた「アリス」は可愛かったですねぇ・・・。世間では「アリア社長」の可愛さに様々な方がやられているようですが、私は登場人物の可愛さにやられちゃいます。(^_^)。
それにしても「佐藤順一」カラーのよく出た作品だと思います。声優陣も「カレイドスター」や「ケロロ軍曹」、「プリンセスチュチュ」経験者が多く、彼の演出を良く理解したキャストが集まっていますし、今回の演出「後藤圭二」は「ゲートキーパーズ」繋がりですかね。以前にも書きましたが、こうしたゆったりした流れを退屈させずに見せるのは、非常にバランスが難しいことだと思いますので、これからも頑張って頂きたいなぁと、一視聴者として無責任に期待しています。(^_^)。

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フルメタル・パニック!TSR_TV13

Scene13「つづく日々」

最終回ということで、オープニング曲無しで始まります。
戦士としての本能か、「ガウルン」の自爆を回避した「相良宗介」。
「・・・千鳥・・・千鳥が・・・死んだ・・・」
彼の頭の中には、「ガウルン」が「殺した」と告白した「千鳥かなめ」の映像が次々に廻っていきます。

喪失感によって支配される「宗介」の心。目の前に「ミスリル」の同僚が立っているのも目には入りません。
「宗介、悪いけどつけさせてもらったよ・・・マオ達がベノムと交戦中だ。・・・ここにアーバレストが射出されてくる・・・すぐに行ってくれ」
※いつから?どこから?つけていたのでしょうか。彼らにそれらしいチャンスがあったとも思えませんが・・・。

言葉は耳に届いても、頭がそれを処理することを拒む・・・。今の「宗介」に取っては「メリッサ・マオ曹長」や「クルツ・ウェーバー軍曹」達、仲間の戦闘も、それによる生と死の選択も自分には何の関わりもないかのようです。
「死んだ・・・奴の呪いだ・・・千鳥を死なせ・・・自分を殺させ・・・あとは俺に何が残る?・・・未来など元から無かった。勝手に殺し合え、勝手に死ね・・・単なる肉の塊だ・・・人間など・・・」
別に「マオ」達だけがどうでもいいのではなく、「自分を含めて」人間の生死に興味が持てなくなった「宗介」。たとえ目の前に拳銃を突きつけられても、目の前に「アーバレスト」が降ってきても、彼の気持ちには何の変化も訪れません。
「・・・無様だな・・・あんなものを送りつけても無駄だ。・・・どうせ俺はあれを使えない、使う気もない。・・・そのままそこで朽ち果てろ」
「アーバレスト」に背を向け、歩き出す「宗介」。もはや彼の足を止めるのは、仲間でも、「アーバレスト」でも、生者すべてに叶わないこと・・・。しかし、その足はたったひとりの女性の声で止められました。
「・・・どこ行く気?」

※前回の「テレサ・テスタロッサ大佐」の準備が間に合ったというわけですね。

「どこ行く気かって聞いているのよ?」
闇の向こうから自分へ向かって歩いてくる女性。その声にまともな返事を返すことのできない「宗介」。夢か幻か・・・ついに幻覚を見るようになったのか・・・そう思ってはいても、彼はその声に「希望」を確認せざるを得ませんでした。
「千・・・鳥・・・生きていたのか?」
そして、その言葉は鮮烈な衝撃を持って彼に事実を確認させます。
「・・・ぐはっ!」
質問の答えに真空飛び膝蹴りを喰らわせてくる女性を「宗介」は一人しか知りません。地面へ勢いよく倒れた「宗介」へ機関銃のように喋りまくる彼女の名前は、そう「千鳥かなめ」。
「・・・ええっ!・・・散々苦労してここまで来たっていうのに、あたしさっきまでドドーンとドラマチックなノリで胸に飛び込むのもやぶさかでない気持ちだったんだけど、それが何?『・・・生きていたのか』だって!・・・マジむかつく。本当、そういう気無くなった。・・・あんたどうしてくれるの、この責任、どう取ってくれるわけ?」
何がなんだかわからない「宗介」が口を挟もうとするたびに「心の痛み」「身体の痛み」「魂の痛み」3連コンボをかましてくる「かなめ」。
※がらっと雰囲気が変わりましたよ~。今までの鬱憤を一気に晴らす「かなめ」のコンボは、こちらの気持ちも晴らしてくれました。(^^;)。

「・・・連れ戻しに来たのよ。死にそうな目にあって、色々考えて・・・ちゃんと言おうって決めてきたの・・・つまり、あたしはあんたのことが・・・あんたが・・・その・・・だから・・・あたしは・・・その・・・が、学級委員だからよ!」
唖然とする「宗介」と顔を赤め横を向き「1日も経つと決意が薄れるのよね」とつぶやく「かなめ」。
「つまり、なんなのだ?」
「ハンターのおじさんから聞いたわよ、マオさん達が戦っているのでしょう?こんなところで何をやっているの!
とたんに下を向き、言葉も小さくなる「宗介」。
「・・・だが俺はもう・・・動かせないんだ、あの機体を・・・それに俺は君を・・・置き去りに」
「だから力が出ないの?・・・全部放り出したくなっちゃったわけ?・・・私はわかるよ」
「わからない」を何度も繰り返す「宗介」に、先ほどとはうってかわって優しい顔を見せる「かなめ」。
「・・・疲れちゃったんでしょう、言い出せなかったんでしょう?・・・宗介、すごくマジメで気が弱いから・・・それで何もできなくなっちゃったんでしょう?・・・ダメ男、臆病者、ヘタレ、弱虫・・・だけど強い、とっても優しい。駄目な奴だけど、なんとかする。そういう奴だと思っていたんだけど
頭へ蘇る「ガウルン」の言葉。「弱者は強者に寄生する」「弱い奴らと群れるのは楽しいか?」。それらの言葉は「宗介」が強者の立場にいることを前提としています。しかし「かなめ」が彼を評する言葉は全く逆。
「俺が・・・ダメ男?」
「・・・だって、そうじゃん」
その笑顔が、「ガウルン」による呪いから一気に「宗介」を解放しました。
自分が何者なのか考えた「宗介」。その明確な答えを「かなめ」は示してくれたのです。弱い男、ダメ男だからこそ、強くなろうと頑張る。頑張れるときがある。それはどんなときだったのか・・・。
※「かなめ」がここへやって来たとき、絶対無敵の勇者に頼る王女の気持ちも少しはあったのでしょうが、実際は彼女自身も知っていたように「宗介」はひとりの男でした。彼女を守るのに全力を尽くす戦士でしたが、世界を救う勇者ではないのです。

夜明けが、彼の闇の終演を教えてくれていました。一度開いた手のひらを再度握る「宗介」。戦士の休息は終わり、やるべき事は見えています。
「・・・さっさと行って、片づけてきなさい!」

背後にある「アーバレスト」の顔は同じはずなのに、「宗介」を、相棒を呼んでいるようなそんな気がしました。
※Aパート終了。2話+半分を使ってようやく目覚めた「宗介」。最後は主人公らしく「アーバレスト」と暴れて欲しいものです。

「・・・ウルズ1へ・・・敵も疲れてきたはずだ。粘れば必ず勝機が来る」
「夏玉芳(シャ・ユイファン)」が搭乗する「ベノム」との戦闘は長時間に及ぶものでした。「ラムダドライバ」を有する「ベノム」に効果的なダメージを与えることのできない「ミスリル」AS部隊ですが、かなり「ユイファン」にも疲れが見えています。
「・・・手間を・・・取らさないで」
「ウルズ1」のコールサインを持つ「ベルファンガン・クルーゾー中尉」が「ユイファン」に追いつめられたとき、彼の目に信じられない光景がうつります。
「ベノムが・・・5機現れた・・・」

そう、「ユイファン」の始末を目的とした「ゲイツ」操る赤い「ベノム」を含めた5機の「ベノム」が現場へと到着したのです。「ミスリル」のASなど気にもとめない「ゲイツ」は無線をオープンにしたまま「ユイファン」へと指導を始めます。
「・・・予定外の地域で好き勝手に暴れてくれちゃって・・・戦争の発生は計画的にしないとダメダメ・・・だから・・・こういうのは非常に困るんだよ!
「・・・良かったわ。私たちが故郷を失った内戦にもアマルガムがかんでいたそうね。あなた達に復讐できるのなら、私も妹も本望よ
その言葉を聞いた「ゲイツ」は「ユイファン」の妹「夏玉蘭(シャ・ユイラン)」の遺体を取り出し、「ベノム」にて弄(もてあそ)びます。まるで人形ごっこを楽しむ子供のように両手を掴んで乱暴に振り回す「ゲイツ」。仕舞いには「ユイラン」の腕が折れてしまいます。普段は冷静沈着な「ユイファン」ですが、流石にこの行動には切れました。
「貴様っ!」
※死体を冒涜するとは・・・。感情を高ぶらせた方がくみやすしという判断でしょうが、「ゲイツ」許すまじですね。

飛びかかってきた「ユイファン」に対し、「ラムダドライバ」のシールドを全開にして対応する「ゲイツ」。機体の能力か操縦者の腕か、やはり「ユイファン」に疲れがあるのか、空中戦の末に「ユイファン」の腕はもがれ、地面へと叩きつけられたあとはコクピットを粉砕されます。
「青いんだよぉ・・・消し飛べっ!」
最後、妹の亡骸へと手を伸ばした「ユイファン」でしたが、次の瞬間には機体ごと吹き飛び、現世からその姿を消すこととなりました。

「あぁ・・・すっきりした。・・・そこの君、ミスリルの兵隊だな・・・今日は元々用がなかったんだが、運が悪かったね」
「クルーゾー」の機体へと照準を合わせる「ゲイツ」。彼の機体は「ユイファン」の攻撃で逃げることもままなりません。
「お祈りは済んだかな・・・では、ごきげんよう」
もう駄目かと思われたその時、「ゲイツ」の装甲へと一発の銃弾が着弾します。
「誰が撃った・・・ウェーバーか?」
「俺じゃねえよ・・・でもって、ようやくおいでなすったわけだ・・・しかもこのタイミング、美味しすぎじゃねえのか?
真打ち登場~キタ━━━ヽ(ヽ(゚ヽ(゚∀ヽ(゚∀゚ヽ(゚∀゚)ノ゚∀゚)ノ∀゚)ノ゚)ノ)ノ━━━!

「ウルズ7より各位へ。待たせて済まなかった。あとは俺に任せてくれ」
「ラムダドライバ」による長距離射撃を命中させた機体、そう、「宗介」の「アーバレスト」がついに到着したのです。「アンドレイ・カリーニン少佐」による「好きにやれ」との指示を受けた「宗介」。ひとつ大きく息をつき、1機VS5機の不利な戦闘を開始しました。
大ジャンプからの落下中に「ゲイツ」の銃撃を「ラムダドライバ」によるシールドで防ぐ「宗介」。彼の照準は別の「ベノム」へと向けられます。
「・・・まずは一機目」
放たれた弾丸は「ベノム」の「ラムダドライバ」シールドとぶつかります。両者ともシールドを展開しますが、今の「宗介」の一撃は今までになくとぎすまされ、集中したものでした。間もなく弾丸は相手「ベノム」のシールドを突破し、わずか一発でその機体を粉砕します。

「バカなっ・・・あんなことが!」
「ゲイツ」も驚愕する性能を発揮する「宗介」の「アーバレスト」。彼の銃撃は2機目、3機目と「ベノム」を粉砕し、「ゲイツ」のシールドをも突破します。
「ちきしょぉっ!」
その目の前で4機目の「ベノム」が破壊されるのを見た「ゲイツ」は、勝ち目無しと判断したのか「クルーゾー」のASを人質に取る作戦へ変更。
※あっという間・・・「ゲイツ」以外の操縦者は喋る暇無しです。(^^;)。

「来るな・・・来るな来るな来るなっ・・・操縦者を殺すぞ・・・動くなよ・・・どういうことだ、ミスリルのラムダドライバは不安定じゃなかったのか・・・その強さはなんなんだっ・・・貴様・・・いったい何者なんだ!
動転している「ゲイツ」に対し、その歩みを止めない「宗介」
「俺か・・・知りたいなら教えてやろう。ミスリルなんぞはどうでもいい。俺は東京都立陳代高校2年4組、出席番号41番、ゴミ係兼傘係の・・・相良宗介だあぁっ!
右手へと「ラムダドライバ」を集中させた「宗介」はその拳を人質となっている「クルーゾー」のAS直前で止めます。そして、次の瞬間、シールドと同様のエネルギーが「ゲイツ」を包み、内面に向かって一気に力を解放してゆきます。
「ふぅっ・・・ちょっと短かったかな・・・」
負けを、死を悟った「ゲイツ」は普段通りの落ち着きに戻りました。機体とコクピット内へ溢れる「ラムダドライバ」の蒼い光。その光はやがて七色へと変わり、シールド外の「クルーゾー」のASには傷ひとつ負わせることなく、「ゲイツ」の肉体と機体を完全に消滅させました。
※まるで中国拳法の発勁(はっけい)を見るかのような気の動きをASでやってのけた「宗介」と「アーバレスト」。恐ろしい破壊力です。

「・・・自分の力を信じろとは言ったがな・・・こいつはやりすぎだぞ、軍曹」
「クルーゾー」の言葉に「失礼」とだけ返す「宗介」。戦いが終わり「宗介」は帰還の報告を行います。
「ウルズ7より全ユニットへ。ベノムはすべて撃破した。これよりトゥアハー・デ・ダナンへ帰還を・・・訂正、これよりウルズ7は次の任務にうつる。アーバレストは置いていくので勝手に回収してくれ・・・彼女が待っている。以上、交信終了
彼の帰るべき場所、それは「ダナン」ではなく怒りっぽい彼女「千鳥かなめ」の元です。「マオ」や「クルツ」は理解し、「クルーゾー」は意味がわからず、「リチャード・マデューカス中佐」は頭を抱え、「テッサ」は少し寂しそうな表情をする、彼女はそんな場所でした。
一方、遠隔から今回の戦闘を見ていた「レナード・テスタロッサ」は誰かと携帯電話で話していました。
「・・・誰も予想しない結果になりましたよ。あの機体のポテンシャルは無視できませんね・・・えぇ、彼女が力を与えている、あの兵士と、あの芸術品を」
※彼女=「千鳥かなめ」、兵士=「相良宗介」、芸術品=「アーバレスト」・・・でしょうね。

このような脅迫じみたやり方で我々に反抗するとは・・・私はかつてこれほどの怒りを感じたことはないぞ軍曹」
「ミスリル」の情報部長「アミット将軍」の言葉が響き渡る、ここは「メリル島」での立体絵像による多地点会議。
「・・・将軍閣下、自分は契約内容の変更を提案しているだけであります。もしこれがお気に召さないようでしたら、自分は違約金を支払い、この隊を去るのみです」
今回、「宗介」は「テッサ」や「マデューカス」、「カリーニン」達と共に会議へと参加していました。「宗介」の提案に憤る「アミット」。
「よくも言えたものだな、軍曹。この私を敵にまわして思い通りの生活が送れると思っているのかね」
「アミット」の言葉に「その覚悟がないと思っているのですか」と一歩も退かない「宗介」。
「・・・いいですか将軍、・・・俺はミスリルに魂まで売った憶えはない。俺は俺なりのやり方を貫かせてもらう、それだけだ。これからもアーバレストには乗ってやる、あの学校にも通わせてもらう、これまで通りにな。しかもギャラは半分でいい、それに何か不満が?」
「宗介」の提案を階級差で蹴ろうとする「アミット」に「俺は只の傭兵だ。そういうセリフは自分の飼い犬に言うことだ」と返す「宗介」。一触即発の事態を変えたのは「マロリー卿」の言葉でした。
「・・・はっはっはっ・・・君の負けだよ将軍。貴重な技能を持つSRT要員が半分のギャラで働いてくれると言っているんだ。怒る理由はないだろう。そうは思わんかね、諸君
あたりを見回す「マロリー卿」ですが、特に反対意見は上がりません。
「・・・他に意見はあるかね・・・そういうことだテスタロッサ大佐。癖のある部下ばかりで苦労しているようだな」
「いいえ、私の部下は最高です」
「それから軍曹・・・お前の名前は覚えておこう。この議題はこれまでだ。では諸君、ごきげんよう」
散会する会議。とにもかくにも「宗介」はこれまで通りの日常を手に入れたのです。ただひとつ違うのは、命令ではなく、自分の意志で。
「・・・まだ言ってなかったですね。あのときはごめんなさい・・・私、立場を忘れて、たぶん甘えちゃってたんですね・・・でも、だから・・・私たち、まだ友達ですよね・・・」
会議場に残ったのは「テッサ」と「宗介」のふたりだけ。ここで「テッサ」に問われた「宗介」は悩み、考え、ひとつの決意で返事を返します。
「・・・大佐殿・・・もし自分を友人だと認めてくださるのなら、少々ぶしつけな発言を許して頂けるでしょうか・・・。テッサ、いつもすまない。君は凄い子だ。君は俺にとって只の上官なだけじゃなく・・・その、もっと大切な人なんだと思う。何かあったら必ず力になる。それだけは憶えて・・・」
「宗介」の言葉に、じっと彼の表情を見つめる「テッサ」。彼の決意もここまでが限界でした。「本心です」と離して立ち去る「宗介」。そして、彼の言葉を聞いて身もだえるように喜ぶ「テッサ」。
「テッサ・・・テッサ・・・テッサだってぇ~やだどうしよう・・・大切な・・・キャァッ」
勢い余って転ぶ「テッサ」ですが、きっと痛みなど感じてはいない彼女でした。
※「テッサ」可愛い・・・。萌え~。(^_^)。

戻ってきた日常。未だ「レイス」に監視され(ちょっとした嫌がらせを受け)る日々ではありますが、「かなめ」の言葉と同じ「いつも」通りの日々。様々な誤解を受けつつも「相良宗介」は「千鳥かなめ」を守り、日常に軽いトラブルを巻き起こしていくことでしょう。
---
「そういえば、香港で会ったとき、何か言いかけていたな・・・あれはなんだ?」
「ああ、あれはね・・・何でもないの」

-終了-

今回のストーリーによって「相良宗介」と「千鳥かなめ」の距離は縮まりました。制服の袖を軽く握るほどの関係かもしれませんが、それは明らかな進歩です。これからのふたりに色々と期待しつつ、次回アニメ化を待ちたいと思います。ではでは~。(^_^)。

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ガン×ソード_TV16

ep.XVI「輝くは電流火花」

昔、「X68000 XVI」というシャープのPCがありましたね。・・・いや、「ガン×ソード」には何の関係もないのですが。(^^;)。

ついに「鎧」同士の戦いで敗北した「ヴァン」。倒れ伏した「DANN of Thursday」に「ウー」が操縦する「metsa」が宣告します。
「・・・旧式ごときが私に傷を付ける・・・これもひとつの可能性か・・・。いいだろう、無意味に命を奪うのは、同志の思惑と反する。私は同志の煩いを除きさえすればよい。3日の猶予を与える。それまでにこの地から消えよ!・・・そして、二度と同志を追うな!」
駆けつけた「ウェンディ」が「あなたのパズルを持ってきたの」と呼びかけますが、「ヴァン」に返事無く。
そして、「ヴァン」を倒した「ウー」は意気揚々と自分の城へと引き返します。
「母上・・・お喜びください。私の大勝利です。あの方を邪魔しようとする輩をこてんぱんにやっつけてやりました。・・・ヴァンの奴、今頃尻尾を巻いて逃げ出していることでしょう。ウイリアムは使命を果たしたのです・・・」
そこへ聞こえてくる「鎧」が天に帰る音・・・それはすなわち、「DANN of Thursday」が傷を癒すために衛星軌道上のドックへと引き返したことを意味します。
「・・・母上、先ほどの報告をひとつだけ訂正を・・・しかしそれも三日後には、あなたの命日には解決します。この私が・・・」
※「metsa」につけられたという傷があまりにも小さいため、よくわかりませんでした。腕についていたのがそうなのかな。

なんとか「ウェンディ」によって救い出された「ヴァン」。しかし未だに意識がない彼を「ウェンディ」は必死で介抱します。・・・自分自身も、雪と寒さのため震えが来るのも構わずに介抱し続ける「ウェンディ」。
「・・・生きて・・・やがる・・・」
そして、「ウー」の悪夢にさいなまれつつも、ようやく目を覚ました「ヴァン」が見たものは、高熱を発してうずくまる「ウェンディ」でした。
「・・・気がついたの・・・ごめんね・・・私・・・うっかり寝ちゃって・・・」
「ウェンディ」の様子に慌てて医者を捜し回る「ヴァン」ですが、あたりに人の気配なし。代わりに時を告げる鐘の音が彼の耳へと聞こえてきます。
「すみません、何の神様か知りませんが、今すぐ薬と食べ物をありったけ・・・くそっ」
しかし、鐘突き堂に人はなく、あるのは巨大な鐘突きの仕掛けのみ。そしてその場所は「ウー」の城と真向かいの地にあったのです。
城へ立つ「metsa」の姿に怯える「ヴァン」・・・今まで感じたことのない恐怖がわき起こり、冷や汗が止まりません。怯える野生動物のように牙を剥き、周囲へその矛先を向ける「ヴァン」でしたが、それは単なる代償行為に過ぎないのでした。
※「ウー」と戦っていたときの余裕はどこへやら。初めての敗北が与えたダメージは相当大きいようです。

「寝てろ・・・まだあるだろう、熱・・・」
ようやく目を覚ました「ウェンディ」を優しく介抱する「ヴァン」。しかし、鐘の音がなるたびに彼は怯えます。
「誰もいない・・・なのになんで鳴っているんだ!・・・明後日・・・心配するな、なんとかする」
見たことのない「ヴァン」の様子に戸惑いながらも彼が忘れていた「パズル」を渡す「ウェンディ」。しかし、「ヴァン」は「別にたいしたものじゃない」と、あまり関心がない様子。
時を告げる鐘の音・・・しかし、今伝えているのは「ヴァン」の残り火ということでしょうか。

食べ物を探しに外に出る「ヴァン」ですが、もとより無人の廃墟の町、そう簡単に見つけることもできず、壊れた「DANN of Thursday」では探すこともできません。
「・・・DANNを使って・・・さすがにまだ治りきっていないか・・・」
---
「外装を壊したって?・・・明日の打ち上げまで待つのだな・・・自動で修復される」
蘇る記憶。過去の世界で「ガドヴェド」と「エレナ」は彼に「鎧」の全てを教えてくれました。
「・・・お前、もしあれを手に入れたら何をする?
興味本位で問う「ガドヴェド」に思ったままの答えを伝える「ヴァン」
「さあな、走らせたり、変形させたり・・・」
「はあっはぁっはっ・・・まるでガキだな・・・それをやろう
彼の答えに満足したわけではないでしょうが、「ガドヴェド」は「ヴァン」に「パズル」を渡しました。
「持っておけ・・・まあ、訓練みたいなものだ。・・・お前はガキだからな、半端に考えず、もっと邪念を除くようにしろ
「バカになれ・・・と?」
「お前にはそのやり方が向いている・・・ヴァン、自分が死ぬかもしれないと、本気で思ったことはあるか?
---
「パズル」をくれた「ガドヴェド」の事を考えながら、「ヴァン」は再び、「パズル」を解くことに挑戦し始めます。
※「ガドヴェド」は亡くなってからの出番の方が多いですね。結構好きなキャラだったので嬉しい限りですが。(^^;)。

一方、勝利の余韻に浸っている「ウー」が思うことは、もはや肖像画しか残されていない彼の母親のこと。
「・・・母上・・・私は今日まであなたを求めてきた・・・あなたの声を、笑顔を、ぬくもりを・・・しかし、あなたは!・・・あの方が羨ましかった・・・あなたにそれほど慕われるあの方が、殺してやりたいほどに羨ましかった・・・だから私はあんなことを!
親殺し。彼が抱えていた母への慕情、それは自らが犯してしまった罪と合わさり、彼の心に深い傷を残していました。意図したことではないとはいえ、自らの母親を刺し殺した記憶が、今の「ウー」に多大な影響を与えています。
「愚かだった・・・愛されるにはまず愛さなければならなかったんだ・・・あなたは、それを身をもって教えてくれたのに・・・私は!」
剣を持ち、肖像画を切り裂く「ウー」。その行為によって彼は心の中に存在し続ける母親と決別します。残されたよりどころは「カギ爪の男」のみ。
「あの方」=若き日の「カギ爪の男」でしょうね。右腕が見えなかったですし・・・。まさか彼が父親ではないと思いますが、さて。

「悪いな、昨日と同じもので」
裏の森から果物を集めてきた「ヴァン」は、それを「ウェンディ」へと差し出します。未だ熱が下がらない彼女でしたが、心の中にひとつの疑問が湧き出ていました。
「・・・ねぇ、なんでこんなに優しいの?」
それに明確な回答を示すことができない「ヴァン」。そして聞こえてくる鐘の音は約束の日が間近に迫ってきたことを示します。
「metsa」との戦いを思い出しながら、狂ったように森の木々を切り裂く「ヴァン」。
「なんでだ・・・なんで・・・さっさとあそこに行って、あいつに斬りかかればいいだけじゃないか・・・俺はずっとそうやってきた・・・でないと・・・エレナの・・・」
※この時点で「ヴァン」は「ガドヴェド」の言葉を思い出していたのですから、理由はわかっていたはずです。・・・しかし、それを認めることができなかった。

「パズル」を解くために手を動かし続ける「ヴァン」。その耳に時を告げる鐘の音が響き渡ります。「・・・明日」。自分でつぶやいた言葉の意味を理解したとき「ヴァン」の取った行動は・・・。
「ウェンディ、起きろウェンディ・・・ここを出るぞ、今すぐだ!
目を覚ました「ウェンディ」が怯えるほどの表情をしている「ヴァン」。明らかな言い訳の言葉を口にしながら「ヴァン」は「逃げる」準備を始めます。
「今ならあいつに見つからない・・・DANNの完全修復には時間がかかる・・・俺も本調子じゃない・・・戦いになればお前を巻き込むかもしれないし、大切なのは合流場所へ行くことだ・・・山を越えれば医者だって見つかる・・・ここで無駄な時間を潰している暇はない・・・そうだろう!?」
「ヴァン」の行動を見つめる「ウェンディ」。しばらくの沈黙のあと、彼女は「ヴァン」へ告げます。彼自身が言えない言葉を。
「・・・行って・・・私を置いて先に行って。・・・隠そうとしてもわかるわ・・・逃げるなら、ひとりで逃げて
「ウェンディ」の言葉に、「ヴァン」はいかほどの衝撃を受けたのか・・・。
俺は・・・産まれたときから一人だった。親が誰なのか、どうなったのか知らない。食べることだけ考えていて、それには金と力さえあれば良かった。世界は俺にとって単純にできていた。・・・エレナに会うまでは。・・・あいつにとって俺は単なる仕事仲間のはずだった・・・だがあいつは俺に・・・優しくしてくれたんだ。手を握ってくれたんだ。俺はそれまでの自分が非道く・・・惨めに思えて。俺はあいつが俺を変えてくれると思った。そのお陰でガドヴェドとも・・・俺はエレナが、あいつが好きだった。・・・本当に好きだった。・・・俺はあいつを守れなかった。やっと見つけた一番・・・大切な・・・俺は何もできない!生きているだけだ・・・DANNに乗るために改造までして・・・」
独白を続ける「ヴァン」を見つめる「ウェンディ」。彼女の目に、彼はどのように映っているのか。
「・・・でもダメだ・・・逃げ回るだけだ!・・・それしかないだろう、でもそれの何が悪い、生きているだけで何が悪い!・・・これ以上俺に何をしろというんだ・・・俺に・・・」
ついに見ていられなくなった「ウェンディ」は「ヴァン」から目を背けます。
逃げて・・・どこかへ逃げて・・・ここでお別れしましょう。心配しないで、誰もあなたを責めないから・・・」
しかし、彼女は決心しました。決心していました。「もう逃げない」と今度はしっかりと「ヴァン」を見つめて宣言する「ウェンディ」。
「でも私は行くわ!・・・途中で倒れても前に行きたい・・・指一本でも兄さんに近づいて、自分で決めた道を確かめたいの・・・ヴァン、あなたが教えてくれたのよ!」
※「ウェンディ」。兄「ミハエル」との別れから立ち直ったと思えば、それどころではない成長をしていたんですね。なんとも凛々しいです。(^_^)。

一人道を行く「ヴァン」。彼は「ウェンディ」の言葉通り「逃げた」のか。
---
「ヴァン、どうしたの?少しは嬉しそうにしなさいよ」
「エレナ」が「DANN of Thursday」テスト続行を告げたとき、「ヴァン」は「こいつには飽きた」と返します。しかし、彼女にはわかっていました。
「・・・また、嘘ばっかり。・・・隠そうとしてもわかるわ。もう一度DANNに乗れるのが楽しいんでしょう?・・・あなたって、ちょっと親しくなると心を隠そうとするわね。もう少し正直になってみたら・・・きっと何かが変わるはずよ
その指摘に帽子で顔を隠す「ヴァン」。彼はうそぶきます。彼女の言うとおり心を隠します。
「今更・・・なにも変わりはしない」
その言葉を聞いた「エレナ」の取った行動は、彼の手を握ることでした。
「じゃあ私が・・・手伝ってあげる」
ようやく「エレナ」のひととなりが出てきたように思えます。恥ずかしい言葉かもしれませんが、彼女の「愛」がそこに見えるようです。(^^;)。

ずっと「パズル」を動かし続ける「ヴァン」。人気のない場所で彼は独白していました。心の中に生き続ける彼女へと。
エレナ・・・俺は死にたくないらしい。ウェンディにも言われたよ。俺は・・・逃げる・・・敵討ちはお終いだ・・・お前とも・・・ああ、でも今の俺は・・・お前が手伝ってくれたお陰なんだよな・・・お前はもう俺の中にしか居ない・・・俺と一緒に・・・一緒・・・なら・・・
その時、ついに「パズル」は解けました。これは偶然でしょうか・・・いいえ、偶然でもなければ奇跡でもない、これは必然だったのです。
「ん・・・あぁ・・・あぁ!・・・あぁつ、あっ、あっ・・・エレナ・・・愛している・・・お前に夢中だ・・・エレナァ!
3日目を告げる鐘の音が響き渡り朝の日差しが彼と「パズル」を照らす中、叫び続ける「ヴァン」。そして天頂より降りたる「DANN of Thursday」。
※この喜びよう。まさに「ガキ」です。「ガドヴェド」さん、あなたの見立ては正しかったですよ。(^_^)。

「metsa」に負け、「ウー」に負け、只の『「最強の鎧」乗り』に成り下がった「ヴァン」。彼が『最強の「鎧乗り」』に戻れるのか。運命の闘いが今始まりました。
「・・・確認する。そのまま去るなら良し・・・しかし敵対するつもりなら我がmetsaで、この大地から消し去ってくれる」
「ウー」に帰ってきたのは力強い「ヴァン」の言葉。そこには3日前に負けた男の姿はありませんでした。
「ああ・・・好きにしな。切りたければ切れ、殺したければ殺せ!・・・だがなぁ・・・お前には無理だ、誰にもできない。俺とエレナを離すことだけは!
先制攻撃は「metsa」。遠距離からの「付加装備」による金色の光は着実に「DANN」を捕らえます。激しい爆発があたりを揺らしますが・・・心配して見守る「ウェンディ」、勝利を確信した「ウー」をよそに、傷ひとつ負わず立ちつくす「DANN」。
「これだぁ!・・・わかった・・・操ろうと思いすぎてはいけない・・・プリシラのあれみたいなことは・・・考えるなってそういうことかガドヴェド!・・・俺はDANNだ・・・そうか、そういうことか
かねてよりの懸案事項「感覚」をついに理解した「ヴァン」。「ウー」曰く「電磁シールド」を会得した「ヴァン」にもはや遠距離攻撃は通用しません。近距離による剣の斬り合いへと変化した戦闘も、以前とは異なり互角以上の腕を見せる「DANN」。
「わずかの3日の間に、何があった!」
「愛・・・かな」

※うわっ・・・臆面もなく、あの「ヴァン」が・・・。(^^;)。

「ウー」にとっての聖域、城の頂上にて居合いの構えを見せる「DANN」。どかしたいのなら力ずくでどかせという「ヴァン」の言葉に「ウー」は特攻しそのレイピアの切っ先を「DANN」の身体へと突き刺します。
「まだだ・・・お前の全身を串刺しにして・・・ま、まさか・・・」
そう、それは「ヴァン」の作戦でした。
「悪いな・・・捕まえるのが面倒くさかったんだよ」
「肉を切らせて骨を断つ」
その言葉通り相手の剣先を身体のうちに捕らえたまま、上段に構えた剣を一気に振り下ろす「DANN」。肩口を裂いた剣先は「metsa」の全身を切り裂くまではいきません。
「・・・まだ、この程度で我が愛は切れぬ・・・そのために捨てたのだ・・・母を・・・あの方のために!
「ウー」の言葉を聞き、勝利を確信した「ヴァン」は一気に勝負を決めに行きます。
「じゃあ無理だ・・・捨てる奴には俺を止められない・・・てぃやぁっ!」
愛を捨てて得た力より、愛を抱えて乗り越える力こそが強い。「metsa」より吹き出した青い血はそのことを証明するかのように彼の命を削り取ります。
※二面性が面白いキャラクターでしたが、ここに没しました。「ガドヴェド」とは異なり、今後は出てくることもあまりないでしょう。

「同志・・・ウー様の・・・生体反応が消えました
「metsa」の爆発、そして生体反応の消失は「ウー」の敗北を意味します。苦渋の報告を行う部下と見守る「ミハエル」に意外なほどあっさりと返事をする「カギ爪の男」。
「そうですか・・・心配入りませんよ。血液のストックはあります。
それより足止めしてくれたウーくんには感謝しましょう」
そして一方、まだ熱の下がらない「ウェンディ」を背中に抱え、「ヴァン」達の旅は続きます。
すでに解き終えた「パズル」を「ウェンディ」へとプレゼントする「ヴァン」。代わりにあの夜のことは「夢」にしてくれと頼みます。「ウェンディ」は「パズル」を元に戻して良いかと尋ねますが、「ヴァン」はそれよりも「カメオ」の代わりに首から提げてはどうかと提案します。提案の理由は・・・。
「・・・前から言おうと思っていたんだが・・・俺、亀苦手なんだ・・・すみません」
※やはり「ヴァン」も、あのときの醜態は「夢」にしておきたいでしょうね。(^^;)。

前回と合わせて面白かった前後編でしたが、唯一「ウー」の強さが今ひとつ感じられなかったのが残念なところでした。彼の人間性を表すのに、あまりにも内面を視聴者に見せてしまったのが原因かなと思います。もっとも「ヴァン」にはその一面はほとんど見えていないわけで、彼にとっては「強敵」だったことは間違いないでしょうが。

Turn in next time for more action and adventure! Are you ready?

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うえきの法則_TV29

第29話「死なないでテンコの法則」

いつの時代か「天界獣(テンコ)」がまだ子供のころ、雨の日に優しく彼を抱きかかえる小学生くらいの女の子・・・。
「植木耕助」に何度か呼びかけられるまで「テンコ」はその頃のことを思い出していました。
今は「植木」が八つ星へとレベルアップさせる「覚醒臓器」の真っ最中。
「八つ星ステージクリア!」
傷だらけになりながらも見事に八つ星へとレベルアップした「植木」。
「テンコ」へと親指を立てるポーズを見せます。そして、そんな「植木」を見て喜ぶ「テンコ」。
※いきなり、いわゆる「死亡フラグ」が立ってしまいましたねぇ~。これはマジでやばいかも。(T_T)。

「テンコ!お前のお陰でまた強くなれた。・・・サンキューな」
「植木」の言葉にまんざらでもない「テンコ」。さらにレベルアップを目指す「植木」は九つ星の習得試練について「テンコ」へと質問します。
「ん・・・確かバランスだったと思うが」
そう回答したあと、「植木」と「森あい」のやりとりをしばらく見つめていた「テンコ」でしたが、急に表情が真剣なものへと変わります。
『・・・天界獣があげられる星は七つが限度。お前が九つ星になったとき・・・俺は死ぬ。耕助には最後まで黙っておくか・・・あいつのことだ、知ったら、九つ星の試練を拒否するに決まっている・・・お前はこんな俺の力を必要としてくれた。お前の力になれるのなら、俺のちっぽけな命など惜しくもない・・・』
※そして、明らかにされる驚くべき事実。「死ぬ」って、そんな冷静に。(T_T)。

試練も無事に終わり、「植木」と「テンコ」は「森あい」が作ってきたお弁当を一緒に食べることに。その「お弁当」と呼ぶにはあまりにも珍妙な見かけに、最初は「植木」も「テンコ」も食べるのを嫌がりますが、「誰も食べてくれない」と悲しむ「森あい」を見た「テンコ」が試しに食べてみると意外に美味。彼女の意外な才能が明らかになりました(笑 。
食事をしながらふざけあう「植木」と「森あい」を身ながら、オープニングと同じ時代を思い出す「テンコ」。
「・・・数十万年前、俺がガキだったころは、天界の奴らと楽しい日々を過ごしていたっけな・・・だが身体がでかくなって奴らにとって邪魔になった俺は、無実の罪で地獄の監獄に閉じこめられた。そして、数十万年の時が流れ・・・なんかこいつらと別れるのも、少し寂しい気もするけどな
変わらず仲の良い「植木」と「森あい」を見ながら「テンコ」は「覚醒臓器」の回復に三日かかると告げます。
「耕助!九つ星の試練は、3日後な」
よもや「テンコ」の命運がかかっているともしらず、試練を了承する「植木」。

俺の命もあと3日か・・・けど、未練はねぇ・・・数十万年、俺はもう十分に生きた』
※数十万年・・・まさに桁が違います。そして、ついに「あと3日」となってしまった「テンコ」の命・・・誰か止めてぇ~。・゚・(ノД`)・゚・。

一方、視聴者の大半が忘れ去っていた人物が一人、病院へとお見舞いに来ようとしていました。彼の名は「よっちゃん」。そう、「植木耕助」の2代目担当神候補です。
そして、病室では「ヒデヨシ」の仲間入りが報告され、続いての話題は優勝した場合の神様を誰にするかということに・・・。
【植木チームの担当神候補】
 植木:よっちゃん
 森あい:コバセン
 鈴子・ジェラード:ミケ
 佐野清一郎:犬丸
 ヒデヨシ:ザック

話し合いの中、「コバセン」か「犬丸」を神にできれば一番だと結論がでますが、「植木」はまだ「よっちゃん」にこのことを報告していないと、ちょっと心配そうな表情。
しかし、他のメンバは「マーガレット」に媚びを売り、自分の能力者を倒させようとする「よっちゃん」など気にする必要はないと言い、「森あい」などは「出てきたらボコボコにする」と宣言します。
その言葉を聞いて恐怖した「よっちゃん」、立ち聞きをしていたのですが、ついに皆の前に姿を現し、土下座して許しを請います。
「ごめんなさい、ごめんなさい!・・・私は、私はただ神補佐になりたかっただけなんです・・・マーガレットにも見限られて、もう行くところがないんですぅ~」
当然、「森あい」は激怒しますが、「佐野」の言うとおり、この問題は「植木」の問題。彼が許すかどうかです。
「・・・うん、いいよ。許す」
「植木」ですからね・・・。(^^;)。それにしても神補佐って、あのちっこい坊主ですよね・・・只の神様のパシリにしか見えませんが、やりがいのある仕事なのでしょうか?

「植木」との楽しい生活もあとわずか・・・そう考えた「テンコ」は「数十万年も地獄の牢獄で暮らしたのだから」と、一時は「覚醒臓器」の回復が遅れたと嘘をついて、もうしばらく今の生活を楽しもうと考えます。
しかし「植木」が九つ星の試練の練習を深夜遅くまで行い、一日も早く強くなって「コバセン」や「犬丸」、「ネロ」の救出を考えていることを知ると、その考えに心打たれ、自分の考えを恥じ入ります。
『・・・悪かったな耕助。俺は危うく、俺に生きる意味を与えてくれた男を裏切るところだったぜ。・・・強くしてやるよ耕助!俺は十分生きた。お前のために死ねるなら、悔いはねぇ』
※数十万年も地獄の牢獄に、しかも無実の罪で捕らえられていたのですから、1日や2日くらい「コバセン」達も許してくれるよぉ・・・ねぇ・・・。(T_T)。

そしてついに運命の日がやってきます。九つ星試練へと向かった「植木」と「テンコ」とは別に「ヒデヨシ」を迎えるために風鈴駅へと集まった「森あい」「鈴子」「佐野」・・・そして遅れて現れたのは「よっちゃん」。
「私は心を入れ替えたんです・・・あれ、植木くんは・・・」
「植木」が試練へと向かったと聞き驚く「よっちゃん」。その表情にただ事ではない雰囲気を感じた「森あい」達に問われて「よっちゃん」は「天界獣」の秘密を彼女たちに明かします。
「・・・テンコが・・・死ぬ・・・?」

唖然とする「森あい」、そして驚く「佐野」達に詳細を説明する「よっちゃん」。
「ですから、天界獣は星を七つあげたとたん、身体が衰弱して死んでしまうんですよ・・・まさか、知らなかったんですか?」
すぐに「植木」の元へ駆けつけようとする「森あい」に「よっちゃん」は「覚醒臓器に入ったら外の声は全く聞こえないから無駄だ」と止めようとします。
「だったら入る前に止める・・・だって、だって植木・・・自分が星をあげたせいでテンコが死んじゃったりしたら、きっと二度と立ち直れないよ!
今度は彼女の言葉に「よっちゃん」が驚きます。「ヒデヨシ」とはなんとか合流できましたが、先へと急ぐ「森あい」は話している暇すらありません。
しかし、彼女を真剣な表情で引き留めたのは「よっちゃん」でした。
「待ってください!」

※かなりマジな「よっちゃん」。こんな表情初めてです。

一方、重い事態をつゆとも知らず、ついに「テンコ」の中へと入ってきた「植木」。「ナビ獣」の説明が始まる中、既に「テンコ」は死ぬ覚悟を決め、今までの人生を振り返り始めていました。
そこへ急行する1台の・・・もとい、1人の神候補と4人の能力者。
「まさか、よっちゃんが電光石火(ライカ)を使える六つ星の天界人だったとはね・・・」
流石のスピードで「テンコ」のもとへと駆けつけた「森あい」。
「テンコ!植木は・・・テンコ、植木を出して!」
「森あい」と「鈴子」の言葉から、自分の死を知られてしまったと知る「テンコ」ですが、「もう決めたこと」だと「植木」への取り次ぎは拒否します。
※へぇ~へぇ~へぇ~。六つ星の天界人といえば、結構なエリートですよね。「よっちゃん」凄い~。さりげなく「ヒデヨシ」が乗っているのはわかりましたが、「佐野」はいましたか?。

「植木、そこから出て!植木!!」
「テンコ」の体内へは聞こえないとわかっていても、叫ぶのを止めない「森あい」。彼女の思いを感じ、その表情を目で見つめながらも取り次がない「テンコ」。

そして「ナビ獣」の説明も終わり、いよいよ「植木」は「九つ星の試練」へと向かおうとしますが・・・。
「はっ・・・森?」
急に聞こえた「森あい」の言葉に驚く「植木」。見ると壁には「森あい」の似顔絵が
・・・。
「森、どんどん叫び続けろ!・・・俺がその声を似顔絵に変えて、テンコの中に貼り付けてやる
そう、「ヒデヨシ」の能力により「テンコ」の体内へと言葉を伝えることに成功した「森あい」。全てを知った「植木」は当然、試練を受けるはずもなく、「テンコ」体外への脱出を指示します。
「・・・仕方ねぇ」
※ナイス「ヒデヨシ」!最初は「愛」の力かと一瞬思ってしまいましたが、いえいえ、これも「仲間を思う愛」の力ですよね!

「なんで俺が九つ星になったら死ぬことを黙っていたんだよ!」
問い質す「植木」に「真実を知れば試練を受けないからだ」と答える「テンコ」。
「・・・覚醒臓器なしで星をひとつあげるのには、最低5年かかるんだぞ」
こういった理屈に「植木」は今まで、散々反旗を翻(ひるがえ)してきました。

「なら話は簡単じゃねえか・・・頑張って5年かけずに星あげりゃあいんだろが・・・無理じゃねえ!・・・絶対あげてみせる!
「植木」の目に思わずひるむ「テンコ」。しかし、今回の行動は、彼もまた苦悩の中から見つけ出した答えなのです。
「・・・天界獣は天界人の役に立つことを誇りにしている生き物なんだ・・・牢獄に捕らわれ、人を信じる心すら失った俺を、お前は信用し、必要だと言ってくれたんだ。・・・俺はお前の役に立ちたいんだよ、頼む、俺を使って欲しいんだよ
必死な「テンコ」の訴えに感じ入る「森あい」や「鈴子」達。しかし、「植木」の思いはそれとはまた別のものでした。
「ああ、確かに俺は必要だと言った。・・・でもお前、勘違いしているぞ。俺がお前を必要としているのは、お前が役に立つからなんかじゃない!・・・お前が、お前だから必要なんだ!・・・テンコ、お前は俺の友達なんだ。友達を必要だと思うのに、役に立つかどうか何て関係ないだろう!・・・俺はお前と一緒にいたいんだ、友達を・・・お前を失うなんて、あってたまるか!
「植木」の言葉は、数十万年前の「テンコ」の記憶をはっきりと思い起こさせるものでした。
「友達・・・」

かつて彼を抱きかかえた女の子も使ったその言葉。そしてその言葉を信じた「テンコ」は、天界人とのかけがえのない時間を手に入れたのです。
もはや、ふたりの間には何の誤解も、壁も消え去っていたのです。
「・・・わかった、わかったよ。覚醒臓器はやめだ!」
※ええ話や・・・確かに友達相手に打算なんてありません。利害がない人間関係、それこそが「友達」なのですから。・゚・(ノД`)・゚・。。

感動の中、「神」のアップが突然インサートされ、事態はちょっと変わります。
「二次選考の内容はこれじゃ!」
さて、「神補佐」も驚くその内容は・・・来週の予告を見るとたいしたことはなさそうですが。(^^;)。

いやぁ・・・流石に「テンコ」は死なないと思っていましたが、オープニングと序盤の展開は本当に「さよならテンコ」でしたよ。これからも気を抜けないアニメ、それが「うえきの法則」というわけですね。

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ツバサ・クロニクル_TV26

第26話「最後の願い」

いよいよ迎えた最終回。全ての謎は解決しませんし、「サクラの羽」も全部戻るわけではありませんが、とにもかくにも今日でお別れです。・゚・(ノД`)・゚・。。

何度かお目見えした砂金の詰まった大きな砂時計。その映像をバックにモノローグからオープニングは始まります。
「人は誰でも、願いを持っています。その願いが叶うとき、人はそれを・・・幸せと呼ぶのでしょうか・・・」
ところは「謎の世界」、「次の一手をうつ」と話していた「星火」がたたずむのは、ひとつの強大な装置の前。その中には「小狼」によく似た・・・しかし、左目に眼帯をした少年が納められていました。
「・・・何をする気だ。彼を目覚めさせるつもりか?
違うわ・・・ただ、いつかは必ず来るのでしょうね、その日が」
「星火」が何をするのかわからない我々・・・もとい「飛王」はその後ろ姿を黙って見つめるのでした。
※今までもチラリとその姿が見えていましたが、装置の中の少年・・・「小狼」とは真逆に左目が見えない(であろう)彼の正体は如何に?

やせた土地を老人達が鋤(すき)や鍬(くわ)を使い耕しています。しかし、天候の所為か、人手不足か、できあがる作物はいずれもやせ細ったものばかり。
農作業を終え、次の場所へと移ろうとする老人達の目に入ったのは、天から降りてくる奇妙な空間。・・・そう、「モコナモドキ」による時空間転移です。
「次の世界に到着ぅ~」
「何が到着ぅだ!やい、白いの、もっとまともな着地はできないのか!」
自身が「ファイ」達の下敷きとなった「黒鋼」は「モコナ」にくってかかりますが、その前に一通の手紙が突き刺さります。
「ホワイトデーは倍返し 遅れた罰は三倍返し 侑子」
「次元の魔女 侑子」からの手紙を「意味わかんねぇぞ」と答える「黒鋼」。しかし、この話題はここで終了。「めきょ!」・・・そう、「モコナ」のレーダーが「サクラの羽」を感知したのです。
「小狼くん!」
「・・・任せてください。今度こそ必ず羽を手に入れ・・・
「サクラ」の声に明るく返した「小狼」でしたが、突如、意識を失いその場へと倒れ込みます。
※今回、「黒鋼」の表情が面白すぎ~。(^_^)。

それは、過去の記憶。遺跡にて花に水をやる「小狼」。そこへ彼の姿を見かけた「サクラ」がやって来ました。
「遺跡の調査をしていたら、ここが太古の庭園だったことがわかったんだ」
「・・・ねぇ小狼、このことを皆に話してもいい?・・・皆、誰がこの花を植えたのか知りたがっているの・・・評判は兄様の耳にも届いているわ・・・兄様、花を植えた人を見つけたら褒美を取らせるって」
嬉しい「サクラ」の言葉でしたが、元々褒められるために花を植えていたわけではない「小狼」は「このことを黙っていてくれないかな」と「サクラ」にお願いします。
わかった。内緒にしておくね・・・でもちょっとドキドキするかも。本当のことを知っているのが私と小狼だけなんて・・・小狼、ふたりだけの秘密だよ
※「サクラ」との懐かしい記憶。それを取り戻すために旅する「小狼」ですが、たとえ記憶が戻っても、その記憶に「小狼」の姿はありません。あらためて悲しい運命です。(T_T)。

「このところ、ずっと頑張ってきたからね。きっと身体の方が先に音を上げちゃったんだね」
「ファイ」の言葉通り、疲労で倒れた「小狼」が目を覚ましたのは村の長老の家でした。担ぎ込んでくれた「黒鋼」にお礼を言う「小狼」。
「・・・謝るくらいなら倒れるな」
※実に「黒鋼」らしい言葉です。彼なりの思いやりというか、寒いときに上着を羽織るのではなく、乾布摩擦をさせるというか・・・。

この村にも不思議な言い伝えがあると長老が連れて行ってくれたのは神が祀られているという「空中神殿」。
「かつては大地にあったのじゃが、半年前のある夜のこと・・・だが、異変はそれだけではなかった。神が言葉を発したのじゃ・・・『ひとつだけ、どんな願いでも叶えてやる。ただし、その恩恵を受け入れられるのは神殿の中に最初に入った者だけ』と
村の若い人々は先を争うように「空中神殿」へと向かいました。しかし、誰一人として生きて帰っては来なかったのです。
神殿を守る漆黒の兵隊に襲われて・・・命を落としてしもうた・・・」
決して神殿へ近づくなと長老に言われた「小狼」達ですが、「どんな願いも叶う」とは魅惑の言葉
【小狼たちの願い予想】
 ・黒鋼:元居た世界へ戻る
 ・ファイ:追っ手が絶対来ない世界へ行く
 ・小狼:サクラの羽を全て取り戻す?
 ・サクラ:自分の羽を全て取り戻す?

「モコナ」の「確かに羽は神殿にあるみたい」との言葉もあり、「空中神殿」へ向かうことを決意する「小狼」。
※最終回にしてチームの結束が試される・・・ということですかね。

「誰かが呼んでいる声がする」
「サクラ」の言葉にあとをついて行く「小狼」と「モコナ」。2人+1匹が着いた場所は「空中神殿」へ向かい、死して帰ってきた者達の墓場でした。
「・・・これは孫の墓でな、わしが止めるのも効かずに神殿へ赴いたあげく、冷たくなって帰ってきおった・・・」
十数名の墓を前に「みんな、泣いている」とつぶやく「サクラ」。そして彼女を見やる「小狼」。
※この時、「サクラ」と「小狼」の願いは決まっていたのかもしれません。

「空中神殿」へと突入するいつものメンバ。そこへ登場するのは「漆黒の兵隊」。そして、その姿に見覚えのある「小狼」。
「・・・あの神殿にいる神は、どんな願いでも叶えることができると言います。もしも彼が・・・姫の記憶を全て取り戻したいと願ったら・・・」
そうさせないためにも、我が兵隊が居る
「謎の世界」で始終見ている「飛王」達の言葉通り、その正体は「飛王」配下の兵隊達。戦いのさなか、命を持たぬ相手と知り本気で戦えると喜ぶ「黒鋼」。
「これなら殺生にならないから、暴れ放題だな」
まるで無尽蔵に湧き出る「漆黒の兵隊」に対して、「ファイ」は「先に行ってて」と「小狼」達に伝えます。
「・・・小狼くんには、やらなきゃいけないことがあるでしょう。まずはそっちを片づけなくちゃ。・・・俺のことなら、心配ないから」
その意図を察知した「黒鋼」が留まろうとする「小狼」を叱咤し、先の道へと進みます。
ああ、王道の展開へ・・・。(^^;)。「ファイ」格好良い!

「空中神殿」内部の道でも登場する「漆黒の兵隊」達。様々な武具を巧みに扱う兵隊達ではありますが「黒鋼」の敵ではありません。そして「小狼」も「サクラ」を守りつつ足技と刀で兵隊達をのしていきます。
「小狼くん、あれっ!」
「サクラ」の声に振り返る「小狼」。すると先への道が徐々にその扉を閉じてゆくのが見えます。
「黒鋼さん!こいつらは俺たちを足止めするためのおとりです!
その言葉に即座に反応し、自分と「小狼」「サクラ」達の位置、扉までの道のりと、閉まる速度を瞬時に理解する「黒鋼」。かるく微笑むと、彼は「小狼」に先へ進むように指示します。
「黒鋼さん!・・・早くっ・・・」
扉を抜けた「小狼」が振り返ると、「黒鋼」は兵隊達を一気に引き受け、未だ道の途中に居ました。
始めから「小狼」達だけを先にゆかせようとした「黒鋼」の狙いにようやく気がついた「小狼」でしたが、既に引き返す道はありません。
「・・・またな」
「黒鋼」の言葉のあと、ゆっくりと、しかし確実に閉ざされた扉を前に、「小狼」は「サクラ」を連れて先へと進むほかありませんでした。

「俺の願いは・・・ただひとつ!」
王道の展開2!「黒鋼」も格好良い!

ついに「空中神殿」最深部へと到達した「小狼」と「サクラ」、そして「モコナ」。
予想通り、そこには「サクラの羽」を掲げた神像が佇んでいました。
「ヒトよ・・・我に願いを告げるが良い。いかなる願いも叶えてやろう・・・」
その言葉に「先に教えて欲しいことがある」と力の源を訪ねる「小狼」。その質問に神は答えます。「次元を越えてもたらされた羽が大いなる力を与えた」と。
「やっぱり・・・神の力の正体は、姫の羽だったんだ。・・・姫、願いを
背後へ隊長格の兵隊の気配を感じた「小狼」。「緋炎」を抜く姿も先ほどよりも余裕がありません。
予想通り、一刀両断とはいかず、幾度と無く剣を交える両者。
そして、その戦いの間に「サクラ」は願いを神へと伝えようとします。
「・・・どこかで誰かが泣いているのに、私だけが幸せになるなんてできない・・・」
そこへ苦戦する「小狼」の声が聞こえ、振り返る「サクラ」。立ち上がった「小狼」は「サクラ」の方を見ることなく、願いを急ぐように話します。
「小狼くん・・・私の願いは・・・」
脳裏に浮かぶ墓、そこに居た長老の姿を思い出した「サクラ」は「自分の幸せ」だけを願うことはできません。
そんな「サクラ」に「小狼」は「わかっています」とひと言だけを伝えるのでした。

※26回しか付き合いのない視聴者である私にわかるくらいですから、「小狼」は当然わかっていますよ。はい。(^_^)。

ひざまずき、祈りを捧げる「サクラ」。「小狼」が「緋炎」の力を解放し兵隊を倒したとき、ほぼ同時に墓場には不思議な力が満ち満ちてゆきます。
「・・・その願い、確かに聞き入れた」

やがて、力は光の粒子となり、地の底へと落とされた命の息吹を、再び元の肉体へと戻してゆきます。そしてその光景に、長老の目には涙が浮かぶのでした。
墓場の土から手がぬっと出て、死人が蘇る様はちと不気味な気も・・・。(^^;)。

願いを叶えた羽は、再び「サクラ」の元へと戻ってきました。思い出した過去、その記憶は遺跡での「ふたりだけの秘密」。
「謎の世界」にてその光景を見ていた「飛王」や「星火」にその結果はどう見えていたのか・・・。
「ふっ・・・最後の願い・・・か。羽は彼らの手に渡ったが、最悪の事態は免れた
最前の結果だったともいえない
奇しくも前回と同じような感想を述べあう「飛王」と「星火」。そして「飛王」は再度、装置の中の「小狼」似の人物を見上げます。
「目覚めの時は・・・近いのかもしれぬ」
結局、「星火」の「次の一手」って何だったのでしょうね。

神の業に喜ぶ村人達。その光景を見守る「小狼」達。「サクラ」の願いを「黒鋼」は「人が良すぎる」と評しますが、その口元には笑みが浮かんでいました。
「・・・姫はそういう人ですから」
「小狼」の言葉に異議を唱える人もなく、彼らは再び異世界への扉を開きます。果たして、その先にはどういった未来が待ちかまえているのでしょうか・・・。
「・・・あの花、誰が・・・植えたんだろう・・・」

-終了-

最後がただのハッピーエンドで終わらないのは、実にこの作品らしいですね。原作が未完ということもありますが、何よりメインテーマの「サクラの記憶探し」も途中・・・「小狼」についての記憶はひとつも戻らないままなのですから。ああ、この先は原作マンガを読んでくださいということなのか・・・。
---
おやおや~エンディング後に「モコナ」が登場してきましたよ・・・そして、上部にNHKからのメッセージが!!
祝!「ツバサ・クロニクル」第2シーズンは来年4月からに予定~!!第1シリーズが非常に良くできていましたので、是非とも同じスタッフ、キャストで制作して欲しいものです。
それからそれから、噂によると同じくCLAMP原作の「xxxHOLiC」も来年春からのアニメ化が決定したようですし、次作はお互いがリンクしたりするかも~?
来春も感想を載っけちゃおう、おう、おう~!!(^_^)。

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舞-乙HiME_TV02

第2話「乙女の園を駆ける疾風!?」

故・手塚治虫先生の作品で有名な「スターシステム」と同様に、前作のキャラクターが異なる立場で登場する本作品。知っているキャラが出てくるたびに思わず見入っちゃいますね。今回も続々と前作キャラが登場しちゃいます。(^_^)。

彼女「アリカ・ユメミア」にとって、「シズル・ヴィオーラ」はまさに舞い降りた天翅。
ぼーっと見とれているところへ、無粋にも「セルゲイ・ウォン」が邪魔をします。
「・・・このペンダントは仕舞っておけ。人には見せない方がいい」

「アリカ」は相変わらず「アリンコ」呼ばわりする「セルゲイ」が気に入らないようで、同じ事を「ばっちゃ」にも言われているからと、その手をはねのけます。
そこへ歩いてきた「ナツキ・クルーガー」は「アリカ」のことを「知り合いか?」と「セルゲイ」に問い尋ねますが、彼は回答を濁すばかり。
「・・・あたし、アリカ、ユメミヤ・アリカです。私をこの学園に入れてください!」

※「アリカ」の身につけているペンダント「蒼天の聖玉」。この物語のキーとなりそうです。

生徒になりたいという「アリカ」の演説に対しては、ただ耳を流すだけであった「ナツキ」と「セルゲイ」。ところが、母親が「オトメ」だったことに触れた途端、ふたりの顔つきが変わりました。
「・・・それにあたし、お母さんを捜していて・・・お母さんもオトメだったらしいんです!
「・・・君の・・・君の母親の名前は?
ほぼ同時に母親の名前を問い尋ねるふたり。しかし、残念ながら「ばっちゃ」はそのことを教える前に他界した模様。
「ナツキ」と「セルゲイ」がお互い同士を牽制しあっている中、その雰囲気を変えようとしたのか「シズル」が初めて会話へと入ってきます。
一通り、自分の「舞」を喜んでくれたお礼を「アリカ」に述べたあと、ちらりと「ナツキ」を見やって、その唇へキス・・・ではなく耳元に息を吹きかけた「シズル」。あこがれの人に敏感な箇所をくすぐられて、思わず「アリカ」は昇天・・・。
「あらあら、よっぽど疲れてはったんやねぇ、急に倒れはるなんて・・・どないしましょう」
ちょっとした政治的駆け引きのあと、「アリカ」は学園の医務室へとその身を一時置くこととなりました。
※「シズル」はナイスサポートです。・・・それにしてもその性格・・・趣味はお変わりないようで (笑

そして翌日、「オトメ」達の学校であり現在「アリカ」が倒れている(笑 、「ガルデローベ」の学生達の間では昨日の事件が朝から話題となっていました。
「シズル」の「舞闘」、「アカネ」の活躍、「ニナ」の仮契約と「ローブ」使用・・・などなど。
「・・・あともうひとつ、ニナちゃん、反省房行きなんだって
※「ローブの無断使用」、「勝手なマスターとの仮契約」が問題になったそうです。でも緊急事態ですからねぇ・・・。

ようやく医務室のベッドで目覚めた「アリカ」。しかし、「オトメ」ならぬ「乙女」のピンチ!彼女はペンダントを除き、全裸でベッドへと寝かされていたのです。
「あら、お目覚め?おはよう」
彼女を診察し、裸に剥いたのは(笑 、「ヨウコ・ヘレネ」。科学者でもありますが、ここの保険医も任されています。
※先週の「ヨウコ」の顔は科学者でしたね。

「・・・なぜわらわがこんな狭苦しい場所で目覚めねばならぬ」
そして同じ頃、「ガルデローベ」の迎賓館では「マシロ・ブラン(長い・・・以下略)」もようやく目覚め、「アオイ・セノー」によって朝の準備をすましていました。
「審議会!?・・・なぜじゃ、あの無礼者達のせいで、わらわの城が・・・」

窓から見えた城の一部崩壊に頭に来た「マシロ」は、さっそく「ニナ」の責任者「ナツキ」の元へ彼女たちの処分を問い質しに行きましたが、「審議会」に任されるとの決定にいささかご立腹。
「・・・そもそもの原因はどこにあると思われますか?」
「ナツキ」の言い分に返す言葉もなく、「マシロ」は「アオイ」と猫の「ミコト」を連れて戻っていきます。そして彼女たちを窓から見つめながら、説得の際に要した言を振り返り苦笑する「ナツキ」。
「・・・正当な継承者か・・・われながら良く言う」
「でもまだわかりませんやろ・・・あの姫さんが、本物かもしれませんし」

※ほう、興味深いひと言。あの14年前の「赤ん坊」が逃がされた事件以来、正当な継承者は不明?・・・ということは、やはり「アリカ」の可能性も。

目覚めのあとは栄養補給。ようやく一息ついた「アリカ」は「ヨウコ」に「私は入学できますよね」と確認しますが、明快な回答は得られず。
「・・・それは、審議会の結果次第ね。・・・色々な国の代表が集まって、学園の運営とオトメについて話し合うところよ
乱入してきたヴィントブルーム王国の次期女王「マシロ」の「無理に決まっている」という言葉も重なり、だんだんと不安になってきた「アリカ」。
「お願いです、私も審議会に出させてください!」
この願いは「ヨウコ」に却下されますが、彼女の心は決まっていました。
「ばっちゃも言っていたもの、一生懸命頼めば、きっとなんとかなるって!」
シーツ一枚を切り裂いて仮の衣服とした「アリカ」。危ない格好で学園内を「審議会」の場所求めて走り回ります。
※「乙女」の大事なところが・・・。(^^;)。

逆に「審議会」に呼び出された反省房の「ニナ」。彼女は今回の事件について査問を受ける身。
「ではこれより、ガルデローベ審議会を始めます」
議長(あるいは進行役?)を務める「ナツキ」の言葉の元、「審議会」がスタートしますが・・・。
※こと、「オトメ」に関しての重要事項はすべて「審議会」預かりなのですね。だからこそ、次期王女「マシロ」に対しても「ナツキ」は強気でいられる・・・と。

「ニナ」が反省房入りしたニュースは瞬く間に広まったようです。その性格からか「ちょっといい気味」という声も聞かれる学園内。
「・・・そう、心配ね、ニナさん」
後輩でもある「コーラルオトメ」達の言葉をたしなめる「パールオトメ」の「シホ・ユイット」でしたが、彼女もまた内心では今回の処置を喜ぶ側の人間でした。
「・・・ふっふっふっ・・・効いている、効いているわ・・・我が家に伝わる伝説のとうらまき人形の効果・・・ざまあみろ、私のお部屋係を断るなんて一万年早いんだから・・・青巻き巻き・・・」
怪しげな人形を取り出して「呪い」をかけ続ける「シホ」の足下にひょっこり顔を出した「アリカ」。
「・・・あのう、ちょっと道をお聞きしたいんですけど・・・私、審議会を探しているんです」
しかし、「シホ」が、自分の隠していた姿を見た彼女を生かして返すはずもありません・・・もとい、そのまま行かせるはずはありません。
「・・・良かった、うちの生徒じゃないのね・・・それじゃあ・・・お前も巻き巻きしてやる!
※ダメだ・・・笑って文章が打てない。(^_^)。

学園内を逃げ回る「アリカ」と追いかける「シホ」。途中「不審者が侵入したの」と仲間を次々に増やしながら、「シホ」達「オトメ」は「アリカ」を追い続けます。
シャワー室、廊下、授業中の教室、中庭・・・。途中、美形の「パールオトメ」、「チエ・ハラード」に赤面させられたり、自称17才(違 の「マイスターオトメ」かつ教師でもある「ユカリコ・シュタインベルグ」にチョークをぶつけられたり、「パールオトメ」の「ジュリエット・ナオ・チャン」に助けられたり(?)しながらも逃げ回る「アリカ」。
※ここらへん楽しくって楽しくって・・・。(^^;)。

一方、シリアスモードの「審議会」。「アリカ」の入学是非と「ニナ」の処分について各国の思惑も重なりながら議題が進められます。
「・・・例年、どれだけの娘が入学を望み、そして涙を飲むか、学園長こそご存じのはずだ」
「私が保証しよう。アリカという少女には、良きオトメたる資質がある。そこのニナと同様に。・・・よって私はニナに関しても処分を見送るつもりだ
「セルゲイ」の指摘に「ニナ」の処分見送りと合わせて返す「ナツキ」。これで収まりがつくかと思われた「審議会」でしたが「マシロ」が新たに乱入。
「認めぬぞ!そのニナとかいう娘も、あのアリカとかいう無礼者も、オトメになる資格など無い!
彼女の言葉は各国の意見に一定のベクトルを加えることとなりました。
「マシロ姫の仰るとおりですな・・・」

「確かに、オトメの持つ力、その果たす役割を鑑みれば、答えは自ずと出ましょう」
彼らは当事者の関係者である「セルゲイ」に発言を慎むようにと言葉を封じ、自分たちの都合の良いように事態を進めようとします。その「審議会」会場へ聞こえてくる騒ぎの声・・・。
「お願いです。あたしをこの学校へ入れてください!」

ドアを開いた「アリカ」の言葉と同時に倒れ込んでくる「ガルデローベ」の十数名の「オトメ」達。「アリカ」の格好に、この騒ぎに驚きを隠せない「審議会」メンバ。
「・・・まさかとは思いますが・・・今の娘が例の?」

※もう少し「シホ」の手が伸びていれば、全裸の「アリカ」が乱入することになりましたね・・・惜しい(おい

「はっはっはっ・・・面白いね~この娘」
そこへ一人の少年がゆっくりと「審議会」会場へと訪れます。目を見開くのは「マシロ」と「セルゲイ」。そう、彼こそは「ナギ・ダイ・アルタイ」。「アルタイ国」の若き王、「セルゲイ」の上司です。
「殿下・・・明日の到着では?」
「一日も早く会いたくてね、愛しのマシロちゃんに」
「わらわはお前などに会いたくない!」
部外者達の乱入によって計画が崩れ、憮然としながら「ナツキ」は「審議会」を再開させようとしますが、そこへ「アリカを入学させれば?」と提案をする「ナギ」。
「・・・此度の問題には殿下の国の候補生、ニナ・ウォンの進退もかかっているのです。いわば殿下は当事者、発言は控えて頂きたく・・・」
この言葉にひとつため息をついた「ナギ」は「オトメになるためならなんでもできるか」と「アリカ」に確認すると、さらに大胆な提案を実施。
「・・・ならこういうのはどう?マシロちゃんの即位式の余興として、この娘とニナちゃんとで舞闘をするんだ、勝った方は学園に残る、負けた方は去る・・・いいアイディアじゃない?」
突拍子もない提案に驚く「ナツキ」は「ナギ」を止めようとしますが、意外なことに「ニナ」が立ち上がり、初めて「審議会」で宣言します。
「私を、その娘と・・・戦わせてください」

※「ニナ」が「ナツキ」のセリフ時に良い顔をしなかった、そして最後の言葉・・・。義父の前では1番でいたいという「ニナ」の思いからでしょうか?

前作のキャラクターを追いかけすぎるとストーリーの流れが切れてしまう・・・とわかってはいても、前作を意識せずにはいられない。まるで好きな原作マンガのアニメ化を見ているようです。だからこそ、私はアニメ終了までは原作マンガを読まないようにしているのですが・・・。まあ、それはともかく、来週は初めての「舞闘」。よもや「ニナ」が負けるとは思えませんが、さてどうなりますか。

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ARIA THE ANIMATION_TV02

第2話「その 特別な日に・・・」

飲み過ぎて気分の悪い時に見ていたので、本当に癒されました。「アリア社長」も良いですが、「アリシア」の「あらあらうふふ・・・」が特に良かったです。(^_^)。

天気の良い昼下がり、「灯里」は前回知り合った「アイ」へとメールを書いていました。
「前略、アイちゃん、私、今日はとてものんびりしています。ことの起こりは、朝でした・・・」
---
いつものように寝ぼけ眼で目覚めた朝、事務所の1階に降りてきた「灯里」は床上浸水状態に驚きます。
「灯里ちゃんは初めてだったわね・・・アクアアルタ。・・・毎年この頃にある高潮現象よ。町の機能もほとんどストップしてしまうから、皆、家でのんびり過ごすのよ」
夏前の定例気候「アクアアルタ」は観光案内を生業としている「ウンディーネ」に「暇」を与えてくれます。
「アリシア」もゴンドラ協会の会合に出かけてしまい、本当にすることのなくなった「灯里」。
「社長のご飯を買いに行きましょうか・・・今日は歩いて行きましょう」
「アリシア」さんに頼まれていた「アリア社長」のご飯をを買いに、さあ出発です。
※流石、水の都「ネオ・ヴェネツィア」。床上浸水状態でも、いや、だからこそ(?)「美しい」ですね。

長靴を履いて、スカートを持ち上げながら闊歩(かっぽ)する「灯里」と、小舟に揺られ引っ張られる「アリア社長」。
「・・・はっ、ありゃ~・・・」
途中、長靴の中にまで浸水してきた川の水に、「灯里」は結局裸足で歩くことに。でもでも、鼻歌などを歌いつつ、未知の体験にご機嫌の様子。
「ずった、ずんた、ずった、ぽ~ん」
もっとも、町の皆さんはなぜか小走り。おまけに「観光案内」のプロだというのに道に迷ってしまった「灯里」。と、そこへ急に降り出した雨・・・。
「あはぁ・・・どうしよう~・・・あれれ・・・」
雨宿りをしながら、帰宅の心配をしていると、「アリア社長」が頬を赤らめご満悦・・・視線の先には窓から雨天をご観賞中の1匹の猫がいました。
「れれ、あのにゃんこさんは・・・やっぱり、HIME社長だ
※「ARIA COMPANY」の社長猫が「アリア社長」ですから、「HIMEYA」の社長猫はやっぱり「HIME社長」なのです。

「藍華」に案内され「HIMEYA」へと訪れた「灯里」。従業員である年上の皆さんと堂々と会話する「藍華」に、「灯里」はちょっと憧れます。
「さすが、HIMEYAさんの一人娘。私のひとつ上とは思えない貫禄ね」
ところが当の本人は照れもせず、むしろちょっと寂しそうに話します。
「・・・皆が敬語を使うのは、私に貫禄があるからじゃないの」
その言葉に驚きを憶える「灯里」でしたが、「藍華」は、それ以上答えてはくれませんでした。
※「HIMEYA」の一人娘・・・跡継ぎですね。

部屋の中で、「HIME社長」へとごはんをあげる「灯里」。そこへ突然「藍華」より出されたひとつの問題。
「・・・なぜ、ウンディーネの会社ではアクアマリンの瞳の猫を社長にしているのでしょう?三十文字以内で答えよ」
「えと、アクアマリンは船の安全を守る女神といわれているから・・・三十字」
※へぇ~へぇ~へぇ~。

お茶を入れてくつろいでいたふたりへと突然怒鳴り込んできたのは、「三大妖精」の一人として数えられている「ウンディーネ」の一人、「晃」。
「・・・お前みたいな半人前に休みはない。体力作りや歌の練習・・・なんでもできるだろう
練習の命令には応じる姿勢を見せていた「藍華」でしたが、「晃」が「アリシア」について批判的な言葉を口にのせると表示は一変。
「・・・アリシアさんのことを悪く言うのは止めてください!」
「そんなにアリシアがよければ、ARIA COMPANYへ行け!」

売り言葉に買い言葉、「HIMEYAには戻ってこない」と断言して出て行く「藍華」。慌てて「灯里」も追いかけますが、彼女の意志を覆すことはできませんでした。
※前回で本人も認めていましたが、相当の「アリシア」ファンですね。「藍華」は。

「あらあらあらあら・・・泊まりたい?」
「アリシア」にまずは一泊の許可をもらった「藍華」。気合いを入れた晩ご飯も作り、3人+1匹で楽しくご飯を囲みます。
「・・・灯里、ご飯粒ついている!・・・まったく、晃さんが居たら怒鳴られているところよ・・・それだけじゃないわ、腹だして寝るな!とか、部屋を散らかすな!とか、うるさいの。・・・アリシアさんと、オレンジぷらねっとのアテナさんと並んで、「水の三大妖精」の一人と言われているけれど・・・鬼ね!」
ずっと「晃」の話題を口にしている「藍華」のことを、「アリシア」はニコニコしながら見守っています。
「・・・晃ちゃんは一見厳しいけれど、本当は凄く優しいのよ・・・藍華ちゃんが知っているとおりにね」
※「藍華」と「アリシア」の言葉を聞けば、本当は「晃」のことを凄く尊敬しているのがわかりますね。(^_^)。

夜、「灯里」のベッドを借りた「藍華」は、自分がどうして「アリシア」の大ファンになったのか、その理由を「灯里」に語り始めます。
「・・・四年前だったかな、私、すっごく落ち込んでいて、今日みたいに家を飛び出したのだけれど、行くところもなくて・・・」
---
橋の上で足を投げ出してぼーっと川を見つめる「藍華」の目に、ゴンドラを操る「アリシア」の姿が目に入ります。
「こんにちわ」
「アリシア」の言葉に顔を背け、その場を離れようとする「藍華」。慌てていたのか靴を川へ落としてしまいます。その靴を拾い上げた「アリシア」は変わらず優しい笑顔を彼女へと向けます。
「濡れちゃったね・・・乾くまで乗っていく?」
ゆっくりと「ネオ・ヴェネツィア」を案内しながら「藍華」の髪を整えてあげる「アリシア」。その気持ちよさに、「藍華」はだんだんと身を任せていきます。
---
「・・・あのとき、アリシアさんはまだシングルで・・・落ち込んでいる私を内緒でゴンドラに乗せてくれて、日が暮れるまでずっと一緒に居てくれたの・・・」
---
「はい、できた。・・・どう、元気出た?女の子はね、髪型を変えると、歩き方までも変わるのよ
※今の「藍華」の髪型の原点が、その時に「アリシア」によって結えられた髪型になったのかな。

「・・・それがきっかけなんだよね、私が『ウンディーネになる』って決めた。・・・いつかはあんな素敵な人になりたいなぁって。だから私にとって、アリシアさんは特別な存在なの・・・」
そして翌朝、それも早朝に「頼もう!」と玄関で叫ぶ人影。「晃」が「ARIA COMPANY」へと尋ねてきたのです。
「帰るぞ、こんなところにいたら『あらあら』がうつる
彼女の言葉に「あらあら」と返す「アリシア」
「・・・そのお得意の小悪魔スマイルでいつも美味しいところを全部持って行きやがる。・・・昔からそうだった。幼なじみの私がウンディーネになるっていったら邪魔しやがるし、ふたりで一緒にプリマになろうと誓い合ったのに、自分だけ先にプリマに昇格しやがるし、私より肌は白いし、食べても太らない体質だし・・・」
全てを「あらあら」「うふふ」でかわし続ける「アリシア」に「『あらあら』と『うふふ』は禁止!」と詰め寄る「晃」。
※顔の表情が・・・デフォルメになったりと移り変わりが激しいのが面白いです。

「じゃあ、こうしよう!お前らこれからレースをしろ。もし藍華が負けたら速攻で連れて帰る。だが勝ったら・・・好きにしろ
なにがどうしてこうなったのか、半瞬とまどいを見せる「藍華」と「灯里」でしたが、勢いに押されてレース開始。
「逆漕ぎしてでも私が勝つしかないの・・・」
と「灯里」がとまどいを見せる中、いきなりコースを外れていく「藍華」。
呼ばれた「灯里」がついて行くと、彼女は「晃」が好きな「くるみパン」を購入して帰るといいます。
「・・・ここのくるみパン、晃さんの大好物なのよ。・・・レースは別にいいの。晃さん、私に気を遣ってレース・・・なんて言い出しただけなんだから。回り道でもしながら、のんびり戻ろうよ」
そのままゆっくりと戻る「藍華」と「灯里」。道すがら、彼女は「晃」への思いを素直に語ります。
「私一応、HIMEYAの跡取りだからさ・・・周りの社員は皆遠慮して、私のことを『さん』付けなのよ。呼び捨てなのは晃さんだけ・・・私に真っ直ぐぶつかってきてくれるのは、あの人だけなのよね」
その言葉に納得する「灯里」。
「晃さんって、アクアアルタみたい。藍華ちゃんの心になみなみと満ちて染み込んで、いつもと違う顔を見つけてくれる・・・」
「恥ずかしいセリフ、禁止!」
「禁止禁止って言うところ、晃さんそっくり」
※「藍華」も自分が「晃」のことを好いているのは気がついている・・・「晃」と「藍華」の師弟関係には何も問題がないですね。(^_^)。

「・・・で、なんでふたりで仲良くのんびり帰ってきたのかな?」
怖い目で話しかける「晃」に半笑いの「藍華」が袋を差し出しながら答えます。
「レースだったら止めちゃいました~」
最初は怒鳴ろうと構える「晃」でしたが、袋の中身を見てしばし沈黙・・・。
「セーフ!」
※いや、「セーフ」って。(^^;)。

ふたりの師弟関係を見て、自分もいつか「アリシア」と同じような関係に慣れればいいなと思う「灯里」でした。

流れている時間が非常に心地よく、まるで環境ビデオのように見てしまいました。マジで二日酔いに効くアニメかも、かも、かも~。

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フルメタル・パニック!TSR_TV12

Scene12「燃える香港」

「○○○○」復活!だがしかし・・・。(>_<)。

香港問題解決のタイムリミットは本日6時と決しました。時間のない中、「相良宗介」と「アーバレスト」が使えず「ベノム」との対決に苦戦が予想される「ミスリル」陣営。
追い打ちをかけるように「アマルガム」までもが香港へと上陸
してきます。
「テレサ・テスタロッサ大佐」の兄「レナード」、そして「ゲイツ」・・・役者が揃ってきました。

「夏玉蘭(シャ・ユイラン)」との定時連絡か、彼女の携帯電話に連絡をいれた「夏玉芳(シャ・ユイファン)」。しかし受話器の向こうから聞こえてくるのは「ゲイツ」の嘲り声。
そう、愛する妹は既にこの世には存在しないのです。

※通話を切り、顔を少し歪める「ユイファン」が痛々しい・・・。

一方、「ミスリル」現地情報部「ハンター」の元へ訪れる人物が一人。受付の制止を振り切って部屋へ入ろうとする来客の声はうら若き女性、その正体は・・・?
※・・・まあ、バレバレですが。(^^;)。助けた「レイス」から情報を収集したということでしょうが、ちょっと展開に無理があるような気も・・・。

そして、自分のやることをようやく見つけた・・・というよりも、他にすることのない「宗介」は、暗号に従い自分を探していた人物へと出会います。
「・・・中国人の娘からこれを渡すように頼まれた」
それは、一枚の地図。○のつけられた場所へと向かった「宗介」は、見通しの良い場所に狙撃の心配をしながらも、しばしそこへと腰掛けます。
そんな彼を見張っていたかのように隠された携帯電話から突如、着信音が。
「・・・相良宗介だな・・・公園北出口にタクシーが待っている、それに乗れ」
まるで身代金の受け渡しを行うかのように慎重な相手とのやりとりの後、ようやく「宗介」は中国人の娘・・・「ユイファン」に会うことが叶いました。
「お前は・・・」
「聞いてどうする・・・お前の後ろのビルの二階へ行け・・・あの方がお前を待っている・・・ここの地名を思い出してみるがいい・・・」
「ユイファン」の言葉にあたりを見回す「宗介」。目に入った看板には「九龍」との文字が書かれています。
「九龍・・・カオルン・・・」
一気に噴き出した汗は、その人物が「宗介」にとってどういった人物なのかを表していました。拳銃を構え慎重にビルへと潜入する宗介。
※先ほどまでの惚けた様子はどこへやら。まだまだ本調子にはほど遠いですが、気を抜けば殺される相手との対面ですから、緊張感はかなり「宗介」をまともに戻します。

住人もおらず、真っ暗な部屋の中には不似合いな医療機器の明かり。そこから伸びるコード類はベッドの上の一人の男へと繋がれていました。
「よう・・・三ヶ月ぶりかな・・・あえて嬉しいぜ、カシム」
全身を包帯で巻かれ、片眼で「宗介」を見やる男・・・その男の名前を「宗介」は即座に記憶の底から呼び起こします。死者に属するはずのリストから浮かび上がった名前は・・・。
「ガ、ガウルン・・・」

「トゥアハー・デ・ダナン」での戦い。そこで海へと落とし自爆したはずの男・・・それが重傷とはいえ生きていようとは。「ラムダドライバ」の所為で生き延びたと語る「ガウルン」。彼は「宗介」と話をするだけのために「ベノム(=コダール)」を香港で暴れさせて「ミスリル」を呼び込んだと言います。
「・・・ハミドラーっていうのは、元電気屋のお前の仲間、ツィムシャツォイのハミドラーに会えというメッセージを出せば、お前ならヘルマジスタン人の電気屋を探し当てる・・・」
※「ミスリル」、「アマルガム」、そしてなにより香港にとっていい迷惑ですが、「ガウルン」ならそんなこと、意に介さないでしょうねぇ・・・。

「・・・お前の背後にいる組織について話してもらおう」
現在は任務放棄中の「宗介」ですが、根は真面目・・・今回戦っている「ミスリル」に対抗しうる組織についても気になるところです。
「・・・教えてやる。アマルガム、それが俺の雇われていた組織の名だ。組織の目的は最新兵器の研究開発とその実戦テスト・・・そのために地域紛争も仕掛ける。・・・今回の騒ぎは俺の独断さ。今頃アマルガムは俺たちを見つけようと慌てふためいているだろうねぇ・・・」
その言葉の直後、ビルを襲う地鳴り。窓に目をやった「宗介」はそこに「ベノム」の姿を見ます。
「ユイファンか・・・」
「そろそろ参ります・・・さようなら、先生・・・」
それが今生の別れと知っていたのでしょう、「ユイファン」は「ベノム」にて、丁寧な礼を行い、市街地へと去って行きました。
「・・・昔、ユイファン、ユイランという双子のガキを育てたことがあってなぁ・・・お前によく似たガキどもで、今でも犬のように忠実だ。この騒ぎも俺があいつらに命じて起こしたものだ。・・・だがそのユイファンも今夜、ミスリルとやりあって死ぬだろう、でなきゃアマルガムの実行部隊に殺されるか・・・恐ろしい連中さ、その部隊の指揮官が凄腕のイカレ野郎でな。お前の仲間じゃあ歯が立たないだろうぜ。・・・出会った途端、皆殺しだ」
セリフに被さって映る「ゲイツ」の姿。彼とその仲間達は5体もの「ベノム」に搭乗し、「ユイファン」を追いかけます。そして、それを見送る「レナード」の姿。
「アマルガム・・・その組織にウィスパードと呼ばれる人間はいるのか?
Yesだ。主要メンバの一人になっている」
彼の言葉に「宗介」はどうして「千鳥かなめ」を「アマルガム」は狙うのかと尋ねます。既に「ウィスパード」を有しているのであれば必要ないのではないかと。
完全じゃないからさ。・・・ウィスパードがもたらす知識にはそれぞれ違いがあるそうだ。ラムダドライバの技術理論に強い個体もあれば、潜水艦技術くらいにしか力の出せない個体もある。だから新しいウィスパードが発見されると、それがどの分野に強いのかを特定する必要がある」
※「ガウルン」の言葉によれば、「レナード」が「アマルガム」の主要メンバ。そして「テッサ」はあまりたいした能力を持たない「ウィスパード」となりますが・・・。

さらに情報を求める「宗介」に「この話は本題ではない」と拒否する「ガウルン」。彼は自らの命にこだわりを持っていないため、拳銃による脅しも意味をなしません。
そこで「ガウルン」は突然、初めて「宗介」に出会ったときの話をし始めます。そして今の「宗介」を見やる「ガウルン」。
「・・・ハンカ自治州で再会したお前の目も変わらず美しいものだった・・・人間の弱さを全く持たない目だ・・・それが、なんだその面(つら)は?」
※ちょっと子供時代の「宗介」の目が輝きすぎな気もしますが、「ガウルン」アイということで。

「アマルガム」に引き続き「ミスリル」も「ベノム」の位置を捕捉しました。
「・・・ARX-7に緊急展開ブースターを装備させてください。ボクサー散弾砲を持たせてエレベータに待機!」
「テッサ」の命令に「アーバレスト」の使用は禁じられているはずと異議を唱える「リチャード・マデューカス中佐」。「テッサ」はおとりに使うだけと自分の意見を突き通しますが、「マデューカス中佐」は「私情による間違った命令」だと切って捨てます。
「学校のクラブ活動ではないのですぞ!・・・今回ばかりは黙りません。あなたは私情をはさみ、上層部の命令までねじ曲げようとなさっている」
今までのたび重なる疑念が確信に変わり・・・(というほどではありませんが)、「テッサ」に意見を上申する「マデューカス中佐」。
しかし、あくまで「テッサ」は皆の安全を考えた最善の策だと却下します。
「・・・お望みなら認めましょう。私は彼が好きです。・・・でも、そんな私情は関係ない。彼はきっとまたやってくれます。私たちを見捨てたりはしない。どんなに今がダメでも、必ず立ち直ってここに帰ってきます!
最終的に自分の判断を信じるのか、信じないのかと選択を迫る「テッサ」。・・・しばしの間が空き、「お強くなられましたな」と心の声を発した「マデューカス中佐」の選択は・・・。
「アイ、アイ、マム!」
※視聴者の声を代弁してくれた(冗談 、「マデューカス中佐」。あまり人気はないかもしれませんが、彼こそが「テッサ」の父親役なのだなと私は思っています

「私は皆に無事に帰って欲しいんです・・・」
「テッサ」の言葉は有志によって「メリッサ・マオ曹長」や「クルツ・ウェーバー軍曹」達、AS隊員にも流されていました。指揮官の本心に意気が上がる彼らはついに「ユイファン」が搭乗する「ベノム」と対峙します。
長距離射撃、ヒットアンドウェイによる一撃離脱、巧みなチーム戦闘により、致命的な被害は避けられるものの、決定打を与えることのできない「マオ」達・・・。
一方、「ガウルン」と「宗介」の対話も佳境を迎えようとしていました。
「・・・俺と同類のくせに、何を今更、普通の奴みたいになろうとしているんだ・・・」
「ミスリル」への所属、学校、仲間・・・それらが「聖者カシム」を「只の相良宗介」へ変えたと笑い、あざける「ガウルン」。
「宗介」はその言葉を否定し、拳銃を突きつけて黙らせようとしますが、彼の口は止まりません。ついに「宗介」は「ガウルン」の枕元へ威嚇射撃を行います。
「・・・殺す覇気もねえわけか・・・俺はこれからくたばる。くたばるにあたって色々道連れにしようと思う。さっきのユイファンには香港を火の海にするまで暴れ続けるよう命じておいた。そうしてもうひとりのユイランには・・・お前を堕落させた最大のガンを殺すように命じておいた・・・女だよカシム・・・」
その言葉に顔面蒼白となる「宗介」。しかし「ガウルン」は自分の運命も左右する最後の言葉を話し始めました。
「・・・まだ知らせが来ていないかなぁ?・・・俺は一部始終を聞いたぜ・・・あの可愛い制服姿がグチャグチャだとさ・・・気丈なことに命乞いはしなかったそうだ。最後の言葉は『ごめん』だと・・・」
必死で否定する「宗介」に「真実だ」と告げる「ガウルン」。そして・・・。
「・・・可哀想~かなめちゃん、いい娘だったのに・・・そう、俺が殺した、さあ、憎め、俺を憎め、カシム!
ついに、ついに「宗介」は感情を爆発させました。1発、2発・・・5発ほどその肉体に撃ち込み、医療機器が「ガウルン」の死を告げたあと、連動して作動し始める時計の音・・・。
慌てて「宗介」が駆け出し、窓をつきやぶった瞬間、部屋を吹き飛ばす巨大な爆発が巻き起こります。かろうじて自動車の屋根をクッションに死をまぬがれた「宗介」
地面に倒れた彼の耳は爆発音などではなく、未だ「千鳥かなめ」の死を告げた「ガウルン」の言葉に支配されているのでした。

いよいよ来週は最終回「つづく日々」です。今のところ「宗介」の精神面を「自殺」の道連れにしたかにみえる「ガウルン」ですが、果たして「宗介」は立ち直ることができるのでしょうか。ここまで来たら、見るしかないですよ~。

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ガン×ソード_TV15

ep.XV「ネオ・オリジナル」

お金の管理に無頓着な「ヴァン」、しっかりしていてもまだ子供の「ウェンディ」。久しぶりのふたり旅に待っていたのは「金欠」でした。
他に才もない「ヴァン」は「Bodyguard service for hire.」の看板を出して待ちますが2日間立っても誰にも声もかけて貰えず。
「やっぱりプリシラに少し貰っておけば良かったかなぁ・・・」
自然に女性「プリシラ」の名前を口に出す「ヴァン」にむっとする「ウェンディ」。
「・・・ねぇ、なんでプリシラさんの名前はそんなにすらっと憶えているの?」
旅を続けなければならない彼らに残された手段はギャンブルのみ。幸い、近くにカジノがあったため、「ウェンディ」の残り少ない資金を賭けて「亀レース」に挑戦します。
彼女が全財産を賭けた相手は、愛亀(?)「カメオ」。なにしろ素人亀、大穴柱の大穴です。
「カメオ頑張れ~!お金全部使っているんだから、負けたらご飯もなくなっちゃうのよ~!」
「ウェンディ」の愛情溢れる(?)声援と「ヴァン」による脅迫「負けたらステーキにして喰ってやる!」に励まされ、持てる能力を120%発揮した「カメオ」。なんとか今日の晩ご飯になることは避けられました。
※「カメオ」って、「メンチ」by「エクセルサーガ」と同じ扱いだったのね・・・。(T_T)。

いきなりお金持ちになることができた「ウェンディ」達。「悪銭身につかず」のことわざもありますから、意義のあることにさっさと使ってしまおうと、当時の最先端科学技術(「鎧」は除く)の粋を結集した「飛行船」にて目的地までの切符を購入します。
「なぁ・・・本当に乗るのか、あれに・・・あんなでっかいものが・・・」
自分は「鎧」、「DANN of Thursday」なんて超科学な代物に乗っているにもかかわらず、「飛行船」が信じられない「ヴァン」はちょっと尻込み気味ですが、ここは宿敵「カギ爪の男」を追うため。
手元の手配写真で「ヴァン」の乗船を確認するスタッフ1名の視線には気がつかず、「ヴァン」と「ウェンディ」はようやく乗船しました。
※「飛行船」内で足踏みを続けている「ヴァン」が面白い。

やはりというか当然というか、この時代、お金持ちや身分の高い者だけが乗ることを許された「飛行船」において、場違いな行動を続ける「ヴァン」。いつにも増して「ウェンディ」も顔を赤らめ、謝りっぱなしです。
【場違いヴァンの行動・・・その1】
 オールカクテル&チェイサーの一気のみ->ダウン

お酒でダウンしていた「ヴァン」が見ていた夢、それはかつての記憶、彼がまだ復讐者でなかった時の記憶。
---
「鎧」のテストパイロットとして喰っていた「ヴァン」。現在の仕事は「DANN of Thursday」のメンテナンスデータ収集パイロットでした。
「なんだよ、この鎧!・・・操縦まで特別にしなくてもよぉ・・・なに考えているんだ、持ち主は・・・」
操縦席にて体力消耗著しい「ヴァン」に声をかけるのは、依頼主である「エレナ」。
「正規のメンバーはね、いないのよ、もう10年以上も」
ふたりの会話に途中から入ってきた「ガドヴェド」、このときまだ「ヴァン」は会ったことすらありませんでした。
「おい、エレナ。本当に連れてきたのか・・・町はずれに居着いた宿無しだ。とっても、もたんぞ・・・ほう、意識もある・・・元気もあるな」
テスト中から「この鎧をくれ」と連呼していた「ヴァン」に、「ガドヴェド」は「図々しい」と切って捨てます。
「・・・これは、この世に七体しかない鎧のオリジナル・・・最強の鎧だ・・・これをきちんと使うには、お前の身体を改造する必要がある。俺のようにな・・・」
---
ゆっくりと目を覚ます「ヴァン」。彼を「オリジナルポイント」に住まわせ、「鎧乗り」としての基礎をたたき込んでくれた「ガドヴェド」はもういません。それは、彼が倒したから・・・
「ガドヴェド」の右手には、「ヴァン」が持っていて、時々取り組んでいる「パズル」がありますね。やっぱり物語のキーっぽいです。

飛行船での食事の時間、「ヴァン」が待つテーブルに近づく一人のレディ。そこは、まだ来ていない「ウェンディ」の席。
「すみません、その席は・・・あれ、前にどこかでお会いしました?・・・・・・ウェンディか?・・・その服は・・・
きちんとした食事には、きちんとした服装で。貸してもらったドレスを身に纏(まと)った「ウェンディ」は、まるで別人。「おかしい・・・かな?」と問い尋ねる「ウェンディ」にいつもと勝手の違う「ヴァン」。
「おかしい。・・・ああ、いや、いい意味でおかしい」

※いい意味って・・・(笑 。でも、彼なりの精一杯の表現かも。

せっかくの「ウェンディ」が用意したちょっとおしゃれな夕食でしたが、この男「ヴァン」には数分も持ちませんでした。
「ねぇ・・・前から思っていたんだけど、調味料をいっぱいかけるのはみっともないわよ・・・」
【場違いヴァンの行動・・・その2】
 オール調味料シェイク&床に落とした肉料理をそのまま・・・ごっくん->叫ぶ

ようやく食事後のティータイムには落ち着きましたが、精一杯の勇気を振り絞って「ヴァン」に「カギ爪の男」を倒したあとの予定を聞く「ウェンディ」の愛情もいつものように空回り。
「・・・お前は兄貴とけりがついたらあの町に帰るんだろう?・・・俺にはそんなところ無いからな・・・確かにお前は帰った方がいい。やることが終わったら、あの町で静かに大人になるといいよ・・・俺には無理だからな、いくつになっても大人にはなれない
※「ウェンディ」可哀想・・・。(T_T)。にしてもまたもや意味深な発言「何年経っても大人になれない」とは?

その頃、別行動を取っていた「カルメン99」にかかってきた一本の通信。どうやら「ヴァン」とも知り合いのようですが・・・。
「はぁ・・・近くまで来ているってそんな一方的に・・・ヴァン?・・・だから今は別々、途中で合流・・・えぇっ、強化改良!?ブッチ博士の・・・あれを!?
※通信の相手は写真に写っていた男・・・でしょうかね。

そして翌朝、(中で色々あろうとも)順調に目的地に向かっていた「飛行船」の目前に一体の「鎧」が立ちふさがりました。その乗り手は「オリジナルセブン」いや、「ネオ・オリジナルセブン」の一員「ウー」です。
「航行中の飛行船に告ぐ。直ちに着陸せよ・・・乗客を一人引き渡して頂きたい。ヴァンという名の男だ・・・速やかなる対応を望む。当方の目的はヴァンのみだ」
まるでフェンシングのような剣を構える「鎧」は、返答のない「飛行船」を攻撃。それにより目覚めた「ウェンディ」が「ヴァン」の部屋の扉を開けたとき、彼は自らの剣で「飛行船」の壁を切り裂いていました。
「・・・呼ばれたんでな・・・先に行ってろ、すぐに追いつく!」
白銀の鎧「DANN of Thursday」を呼び出した「ヴァン」は、空中で搭乗!「ウー」の前へと着地し、2体の「オリジナル」はここに対峙します。
パズル・・・落としていっていますね。「ウェンディ」が届けてくれるのかな?

「我が名はウィリアム・ウィル・ウー、クー・クライング・クルーの息子にして新たなるオリジナルセブンが一人」
騎士道の持ち主らしく、堂々と名乗っての対決を行う「ウー」。その姿を「ヴァン」は「ゾネット」にて双子と共に目撃していました。
「ガドヴェドの敵でも取りに来たか!」
そう叫ぶ「ヴァン」に淡々と答える「ウー」。
「そのような下世話な感情は持ち合わせていない。・・・我が使命は同志のお心を煩わせる輩を葬ること。・・・それのみを剣に誓い、剣と共に死す! Wake Up! metsa・・・」
最強の鎧「DANN」VS「metsa」。「ガドヴェド」が操る「DIABLO」以来の「オリジナル」との戦いが始まります。
前回の「ブラウニー」戦同様に「試したいことがある」との姿勢を変えない「ヴァン」、しかし、流石に「オリジナル」。フェンシングを利用した「突き」を主体とする剣のスピードは、「ヴァン」以上のものがあります。
※戦闘中のダメージ、やはりある程度はその時点で自己修復されるようです。見たところ、完全に・・・ではなく、その場しのぎっぽいですけれど。

一方、「カギ爪の男」の場所へと戻ってきた「カノッサ」と「メリッサ」。「ウー」が戦闘しているとの情報を伝え、「ミハエル」あわせて3人が「俺も向かう!」状態になってしまいますが、「カギ爪の男」の一喝で収まります。「ここはウーさんが戻ってくるのを待ちましょう」と。
※「カギ爪の男」は植物の研究・・・ですかね。「毒が抜けた」とか、「Orphee Factor Count」とか、顕微鏡で覗いた「細胞に寄生した細菌」のような図とか、伏線は色々張られていますが、詳細は不明です。(^^;)。

「鎧」同志の決闘を避けた「飛行船」は救援が来るまで山へと着陸。「ウェンディ」はその場を離れ「パズル」を持って「ヴァン」の元へと向かいます。
「もう、ヴァンったら・・・」
※「パズル」を持った「カメオ」が可愛い。(^_^)。

「DANN」が発生した雪崩に巻き込まれた「metsa」。「試したいこと」ができなかったと「ウー」のふがいなさにあきれる「ヴァン」でしたが、勝利を確信するには早すぎました。
「・・・感覚・・・そうか、やはりわかっていないのだな。基本レクチャなしでよく動かせる。・・・あるのだろうな、才能が・・・しかし、我らの才はそれすら凌駕する。左脳に必要な神経電気の増幅など・・・改造など必要ないのだ・・・ごらんのような付加装備も扱える。わかるだろうか、これがこの星に産まれつつある新たな可能性だ。貴殿のようなガドヴェドと同じ旧式は、もはや時代の遺物でしかない!」
その言葉通り、「付加装備」による攻撃を加える「ウー」。金色の光線は確実に「DANN」へとヒットし、思わずその場に膝を崩します。
※たぶん「左脳」と「ウー」のセリフは聞こえました。その箇所の神経電気信号が「オリジナル」の操縦に寄与する・・・ということかな。

「カギ爪の男」の場所を離れ、自分の未熟さを嘆く「ミハエル」に優しい(?)お姉さん「ファサリナ」が「ガドヴェド」の代わりに指導してくれます。
「・・・ミハエルくん、あなたはガドヴェドさんの敵を討ちたいと言ったけれど、その敵の横には、あなたの妹、ウェンディさんが居るのよ。・・・もし、彼女が同志の邪魔をしたら、あなたは妹さんを倒せる?・・・あなたは迷っているから・・・今はできない」
「ミハエル」の身体を包み込む「ファサリナ」。思わずその顔を見やった「ミハエル」に、「ファサリナ」は言葉を続けます。
「・・・でも、あなたは自分のなすべき事を知っている。揺れてはいるけれど、正しくあろうと考えている・・・あなたが強くなるための時間は、私が作るわ・・・私があなたを、大人にしてあげる
※重要かどうかはともかく、ちょっとエッチな雰囲気なので描写!(おい

思うように力を発揮できない「ヴァン」は徐々に「ウー」に追いつめられてゆきます。
「どうして、なんでできない・・・ガドヴェドのときみたいに・・・あの感じで」

意味不明の言葉を発する興奮状態の「ウー」。その攻撃を避けることのできない「ヴァン」。そして、ふたりの戦場へと「ウェンディ」の足が近づいてゆきます。
「まだやってる・・・?」
そのつぶやきの元、いよいよ「オリジナル」同士の戦いの決着が・・・つこうとしていました。
「来たくなかった・・・なのにお前が私を呼んだのだ・・・こんな場所に・・・だが私はここに来た・・・それが何を意味するか・・・私は、私は・・・乗り越えたのだ。超越した、同志のために!」
「ウー」の顔が怖いよ~何を言っているのかわからないよ~。(>_<)。

その頃、この緊迫した戦場とは関係のない場がひとつ。そう、それは「プリシラ」が住む「デュエルパーク」。
あの別れ以来、気合いの入らない「プリシラ」。
「ヴァンさんのことが気になるんでしょう?・・・確かめてくれば?ホバーベース自由に使っていいから」
「ヨアンナ」や施設の子供達は、自分たちだけでやっていけるからと「プリシラ」に旅立ちを勧めます。
「・・・本当は牧場とかやってみたかったの、私」
「いきなよ、お姉ちゃん」
「私、洗濯を憶えたんだよ」
その声に少しずつ背中を押される「プリシラ」。自分らしさを求めて、彼女が旅立ちを決心したとき、一人の若者が声をかけてきました。
「こんにちは~っ、いいホバーベースですね、誰のですか?・・・僕、ジョシュアといいます
※なるほど、前回優勝した副賞がここで生きてくるのか。
---
そして一方、「カルメン99」の元へ訪れる巨大な「鎧」の影。
「うわっ、本当に来たんだ・・・まぁいっか、味方は多い方が助かるし、ヴァンも喜ぶよね~」
※主人公ピンチの波動が仲間を呼び寄せるのか、「プリシラ」「カルメン99」「ジョシュア」、次々に動き出す彼女たち。・・・それにしても「ジョシュア」。すっかり存在を忘れていました。(^^;)。

不意に止む、戦闘の音。その静寂さは「ウェンディ」にとっては聞き慣れた静けさ。
「・・・良かった、終わったみたい・・・早くヴァンと・・・」
しかし、そこに横たわっていた「鎧」は、
今までとは違い敵の「鎧」ではなく、見慣れた姿「DANN of Thursday」。
「・・・ねぇ・・・ヴァン・・・?」
その声に揺れるのは「ヴァン」の帽子の飾りだけでした・・・。

えっと、今回、意図的に「ウー」の「お母さん」関係の描写はカットしました。・・・だってよくわからないんだもん。(おい
なんとなく、この地が「ウー」にとって因縁の地で、「母親」の肖像画が飾ってある古城に戻りたくはなかったけれど、(「ヴァン」との対決のため?)戻ってきて、それが「ヴァン」との戦闘時の言葉になっている・・・のはわかりましたが。・・・詳細が判明するのは来週かなぁ?。
果てさて、「ヴァン」はこのまま沈むのか、「ヴァン」が「ガドヴェド」戦で感じた「感覚」に「ウェンディ」が持ってきた「パズル」は関係あるのか、そして、予告の卑猥さの正体は・・・ (おい。

Turn in next time for more action and adventure! Are you ready?

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うえきの法則_TV28

第28話「たいようの家の法則」

ぶっちゃけ、人気者「宗屋ヒデヨシ」争奪戦となった今回の「うえきの法則」。「声を似顔絵に変える能力」にどれほどの価値があるのか不明ですが、第二次予選がチーム戦というところに人気の秘密が隠されているのかも・・・。

「ウーゴ」をなんとかKOした「ヒデヨシ」は「ケンタロウ」と一緒に「たいようの家」へと猛ダッシュ!走りながら頭に浮かぶのは「ネロ」との大切な約束でした。
「ヒデヨシ・・・太陽の家を頼む」
※かなり濃いキャラクター、「ネロ」って何者?

その道すがら、転んでしまう「ケンタロウ」。まだ幼いうえに全力疾走、それも裸足とあっては致し方ありません。
「裸足・・・これを履いておけ。・・・ぶっちゃけ、俺は平気だからよ」
相変わらずいい奴だ・・・。(^_^)。

一方、ふたりの向かっている「たいようの家」(「植木耕助」も向かっている・・・はず)では、「ザック」達により「森あい」や子供達もみな縛られていました。
「こんなに時間がかかるなんて・・・」
「仕方があるまい、下手に力を使えば子供達を傷つける恐れがある。こんなことでお前達の才を失わせるわけにはいかない
「ヒデヨシ」の担当神候補(2代目)「ザック」の言葉に頷く配下達。
【ザックの配下(カプーショチーム)】
 ・カプーショ:チームリーダー。性格は「くどい
 ・マリオ:得意科目は「English」
※このメンバに前回やられた「ウーゴ」と「ニコ」を加えた4名が「カプーショチーム」というわけですね。

「マリオ、お前の力で家をつぶせ!」
「ヒデヨシ」が第二次予選に参加できない理由、彼の守るものを壊すよう命じる「ザック」。
その言葉に「マリオ」が能力を見せようとしたとき「ちょっと待った!」とのかけ声が。
「・・・ぶっちゃけ、この家には指一本触れさせねぇ、この俺の命に代えてもな!」
「ウーゴ」と「ニコ」により足止めされていたはずの「ヒデヨシ」の登場に驚く「ザック」達。急遽「カプーショ」の命令により「マリオ」の標的は「ヒデヨシ」へと変更されます。
「身体を・・・スーパーダイナミックエレガントボール(・・・ビリヤードの球)に変える能力!」
間一髪ビリヤード球を避ける「ヒデヨシ」。しかし、確かにその威力たるや並ではなく、古びた「たいようの家」など直撃されれば、すぐにも壊れてしまいそうです。
「・・・あんなのを喰らったら、たいようの家は・・・どうすればいい・・・そうだ!
急にアイデアを閃いた「ヒデヨシ」は子供達だけにわかるようにサインを送ります。それを見た子供達も彼の意図を理解し「ヒデヨシ」への声援をパワーアップ。
・・・すると、誰もいないはずの「たいようの家」の中から子供達の声援が・・・!?
「バーカ、似顔絵だよ。ヒデヨシの能力で家の中に子供達の似顔絵を貼り付けたんだ・・・たいした力ではないけれど、僕の能力と組み合わせて使えば・・・最強となる
そう話すと「カプーショ」は口から青い息を「ヒデヨシ」に吹きかけ、両手、両足とも氷漬けに変えて行きます。
「自分の声を、冷凍ガスに変える能力!」

※なるほどねぇ・・・チーム戦への補強として「ヒデヨシ」をスカウトに来たわけですな。

不意をつかれて、「限定条件:手か足の指を1本折り曲げる」を封じられてしまった「ヒデヨシ」
「ザック」の言葉を表で聞いていた「ケンタロウ」は、思わず自分の足下を見つめます。そう、自分に靴を貸したからこそ、「ヒデヨシ」の足は凍らされてしまったのです。
「僕のせいだ・・・」
立ちつくすことしかできない「ヒデヨシ」に特攻してくるビリヤード球。彼はその攻撃を避けることもできずに直撃をくらい、地面へと仰向けに倒れてしまいます。
「・・・こんなときに植木さえいてくれたら」
「森あい」の言葉に「植木」がまだ来ていないことに驚く「ヒデヨシ」。そう、彼は今、地面の穴をモグラのようにはい回っている最中・・・。
(T_T)。
もはや打つ手はないのか・・・「マリオ」がとどめを刺そうと身構え、悲壮感が漂う中、地面の中から飛び出す影、「植木!」「植木か!」
「ニコ、美しく・・・復活!」
※ずるっ・・・お前かよ!
彼は今までの汚名返上とばかりに大ジャンプから地面へと潜り、土台ごと「たいようの家」を破壊しようとします。
「や、やめろー!止めてくれぇっ」
「ヒデヨシ」の叫び声が響く中、今まさに地面に到達しようとする美しい(?)髪、そこへ叩きつけられるのは巨大な銃弾・・・そう、今度こそ!
「だからっ、お前は潜るなって・・・」

「植木」ようやく到着!遅いよ~。登場するまでAパートもかかりやがって、さあ、反撃だ!(^^;)。

30thステージ
「究極のエコロジスト VS だから、どう見ても、ビリヤード球」

「でっかい、ビリヤード球だなぁ・・・ビリヤード球は、突くっ!」
流石に主役。登場してからわずか十数秒、演出がパワーアップした五つ星神器「百鬼夜行(ピック)」の一撃で「マリオ」・・・撃沈。
「天界人だ・・・神器を使った、間違いない。十数年前、天界人が自分の子供を人間界に落としたという噂があったが、本当だったとは・・・」
※結構有名なんですね、天界としては「そこまでやるか」みたいな噂の広まりだったのだろうか・・・。(^^;)。

復活した「ニコ」、そして「マリオ」が倒れた「カプーショチーム」。残るはリーダー「カプーショ」只一人。
そして「植木」の活躍を目にした「ケンタロウ」によって、縛られた子供達や「森あい」も次々と解放されてゆきます。
「今のだらしない僕らを見たら、きっとネロさん悲しむよ・・・」
「そうだよな・・・きっとネロさんに叱られちゃう」
「俺たちだって戦うぞ」
そう誓い合い「たいようの家」へ戻っていく子供達。その行為に気がついた「ザック」は彼らを追いかけて中へ。
そしてその隙に「ケンタロウ」は大きな石で「ヒデヨシ」の氷を割り始めます。
※「ケンタロウ」はずいぶんたくましくなりましたねぇ・・・えっと、だから、「ネロ」って誰ですか?

31thステージ
「究極のエコロジスト VS 夏は便利な人間フリーザー」

まずは一つ星の神器「鉄(くろがね)」で先制攻撃を行う「植木」。それに対して「カプーショ」は退こうともせずに「自分の声を冷凍ガスに変える能力 レベル2」で対抗!なんと凍らせた「くろがね」を指先ひとつで破壊します。
レベル2?・・・そう、先ほどまでの青いガスとは違い、赤いガスで凍らせた物は「僕の攻撃に対してのみクッキー並みに脆くなる」能力なのです。
※へぇ~、レベルって、天界人の神器だけじゃなかったんだ・・・。

赤いガスの連続攻撃を六つ星の神器「電光石火(ライカ)」でなんとか避ける「植木」。しかし「カプーショ」は「植木」の行動範囲全ての地面を赤く凍らせて「ライカ」を転ばせると、起きあがりざまに青いガスをぶつけて「植木」の手足を封じます。
「確か神器って、手をふさがれていると使えないんだよね・・・勝負はつきについた。この距離まで近づけば一発で君の全身を凍らせることが可能だからね」
その言葉通り、身動きひとつできない「植木」。もはや「神器」も「能力」も出すことができません。
「くっそ~・・・こうなる前にあれさえ使っていれば・・・」
そこへとどめの一撃と赤いガスを浴びせかける「カプーショ」。しかし、なんと「植木」の上着からも同様の赤いガスが噴出!
「こいつも冷凍ガスを・・・」
見る見る間に凍っていく両者、上半身まで全て凍った「カプーショ」にゆっくりと近づく人影あり。
「ぶっちゃけ、お前の負けだカプーショ!」
なんと復活していた「ヒデヨシ」が「植木」の上着に「カプーショ」の似顔絵を、それも上着と同じ色で描いていたのです。
※おおっ、頭脳プレイ!・・・そっかぁ・・・タイマンバトルではないから、こういうのもアリなのね。第二次予選もこんな感じかな

「後ろからぶん殴って気絶させてやる!」
迫り来る「ヒデヨシ」に「リセット!」という全ての氷を溶かす呪文を唱える「カプーショ」。しかし、その言葉は諸刃の剣・・・「植木」の氷までも溶かしていたのです。
七つ星神器、旅人(ガリバー)!・・・ひとつ忠告しておくけど、さっきの冷凍ガスは使わない方がいいぜ・・・使えば0.5秒でお前の負けだ!
「植木」の言葉の直後、辺り一面の地面が、まるでオセロの盤面のように四角いマスで覆われていきます。
「そんなハッタリが効くか!・・・アァッー!」
まさに予告通り。「カプーショ」が冷凍ガスを噴出させてから0.5秒の間に、彼を覆うマス目の縁から壁がせり出し、最後にはフタまでついた巨大な立方体が「カプーショ」を閉じこめました。
「何が起こったの・・・」
わけがわからずにつぶやく「森あい」に「植木」は「ドグラマンション」後に「覚醒臓器」で憶えた最新の神器だと説明します。
「ガリバーは捕獲の神器、地面に張り巡らされたマス目のどこからでも出せるから、絶対に避けられない」
そして、「ガリバー」の結界が解かれたあとは、全身を赤い氷で覆われた哀れな「カプーショ」の姿が現れるのでした。
「お前自身が凍ってしまえば、どうすることもできないだろう」
※おおっ、七つ星。腕に「テンコ」がついていないとわかりませんね~。それにしても「カプーショ」ってどうやって元の姿に戻るのでしょうか・・・。

いつの間にか配下全てが倒されていた「ザック」。おまけに後ろには「植木」と「森あい」の姿アリ。
「ヒデヨシから聞いたぞ。お前ら神候補は人間の財産を壊してはいけないというルールがあるんだってな・・・」
自分にぶっ飛ばされるか、地獄へ堕ちるかの二者択一を迫る「植木」に「ザック」は「こんなことをしてもヒデヨシは仲間にはならない」と告げます。
「・・・あいつに力を与えたネロという男は、神の座には全く興味がなかった。普通の天界人は長く人間界にとどまることができない。だが、神候補になれば話は別だ。奴はここに留まるためだけに、ヒデヨシに力を与えたのだ」
「ザック」の言葉を影で聞いていた「ヒデヨシ」。「ネロ」との想い出が頭に浮かびます。
---
場所は「たいようの家」。時はまだ「ヒデヨシ」が能力者になる前のこと。
「俺のために、能力者になってくれるだと・・・」
いつものように子供達の世話をしている「ネロ(中田譲治!)」の元へ現れた「ヒデヨシ」。
「・・・ネロは人助けのために人間界に来たんだろう?・・・なのに誰かを能力者にしなきゃ、ここに居られないっていうなら、ぶっちゃけ俺が一肌脱いでやる
彼は自分の決意を「ネロ」に伝えに来たのです。
---
「だが愚かにもネロは能力者に手を出し、地獄へ堕ちた・・・だからヒデヨシはたいようの家を離れることができないのだ」
「ザック」の言葉を気にもしない「植木」。彼は言います。「そんなことのためにあいつを助けたのではない」と。
「・・・俺はヒデヨシが気に入ったから手を貸している。仲間になるかどうかは関係ない」
そしてその思いは「森あい」もまた同じ。さらに彼女は言葉を続けます。
「私たち、地獄に堕ちた神候補を助けるためにバトルに参加しているの。もうひとりくらい、ついでに助けてあげるわよ」
※驚く「ヒデヨシ」の顔がGood!

この言葉を影で聞いていたのは「ヒデヨシ」だけではありませんでした。子供達もまた「森あい」の言葉を聞き、ひとつの決心をしていたのです。
「脱ぎたてパンツ攻撃(イヤァ・・・(>_<)」で「ザック」を倒した「ヒデヨシ」の周りに集まる子供達。
「・・・ネロさん、助けたいんでしょう、だったら植木の兄ちゃんの仲間になって、バトルに参加すればいいじゃない・・・僕たち、もう大丈夫だよ」
子供達はそう話すと、朝ご飯の準備やニワトリ小屋の世話をするために駆け回り始めます。
「気がついたんだ。俺たち、ヒデヨシに頼りすぎていたって」
僕たちなら心配入らないよ、行ってきなよ」
自分のことは自分でできるよ
「気をつけて帰って来いよ!」
次々に「ヒデヨシ」に言葉をかける子供達。彼らの行為が、その思いが「ヒデヨシ」の心の中に溢れてゆきます。
「お前ら・・・植木、森、俺の方から頼む・・・ぶっちゃけ、仲間に入れてくれないか」

涙を拭きながら話す「ヒデヨシ」。こうして、最後の「植木チーム」メンバが決まったのでした。

ええ話や・・・・゚・(ノД`)・゚・。最後のあたりは涙が止まりませんよ、ええ。おまけに来週の予告がまた・・・。ううっ、そんなことはないと信じて、来週も楽しく伝えたいと思います~。

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ツバサ・クロニクル_TV25

第25話「究極のゲーム」

2005年も秋を迎え、新番組が次々と始まりつつあります。心ときめくはずの季節に、終演の風ひとつあり。そう、「ツバサ・クロニクル」は来週でひとまずの幕を閉じるのです。(T_T)。

「イの一の鬼児」である「織葉」と「星史郎」との対峙。睨み合いが続くふたりの時間を動かしたのは、「サクラの羽」でした。一瞬、収縮を見せると放電を始め、世界へと干渉するその力。仮想現実の店やオブジェクトが次々と現実世界に登場し、世界を壊してゆきます。
「羽の力が暴走して、仮想世界が実体化しているんです」
「小狼」の言葉にまだ事態を理解できない「黒鋼」。彼は「桜都国」が仮想世界であることを、この時点では知りませんでした。
「やっぱり、あなたはその力を完全には制御できないようね・・・」
「織葉」の言葉をあっさりと肯定する「星史郎」。

※やはり嘘がつけない「星史郎」。正直者です。(^^;)。

一方、飛ばされてきた喫茶「猫の目」の看板に「サクラ」との想い出を感じた「小狼」は「黒鋼」の「どうするんだ」との問いに「星史郎」との戦いを決意しました。
「・・・姫の羽を取り戻してきます」
走り去る「小狼」の援護を行うために近づきつつある「龍王」達。しかし、その足を「黒鋼」が止めます。
「動くな・・・小僧のためを思うなら、じっとしていろ」

※これは「小狼」個人の戦いだということでしょうか。たとえどんな結果になろうとも、それは彼が選んだ道だからと。

「織葉」と「星史郎」の会話から、「織葉」からもたらされた情報が嘘であると気がついた「ファイ」。その言葉に「黒鋼」は「どうしてそんな嘘をつく」と問います。
「ゲームを面白くするために、誤った情報をわざと与えていたのです・・・そんな細かい対話は、NPCではできませんから」
その理由を語る「千歳」。そして「NPC」についての捕捉を行う「譲刃」達。
 【NPCとPC】
  ・NPC:「ノンプレイヤーキャラクター」の略称。コンピュータが演じるキャラクター。
   「鬼児」「なんでもやる課」「すもも」など。
  ・PC:「プレイヤーキャラクター」の略称。人が演じるキャラクター。
   「龍王」「蘇摩」「譲刃」「草薙」など。
「そういや、小僧が言っていたな・・・鬼児は生きている物の気配がないのに襲ってくる・・・」
※はて・・・「黒鋼」ともあろう人が、「小狼」が気がついていた気配の差に気がつかないとも思えませんが

戦うことなく、情報の収集に努める「星史郎」。
「現実世界と同じ姿をしていますか」->「NO」
「永遠の命を与えられるのですか」->「YES」

それらの答えからでは、彼が求める「吸血鬼」が「織葉」だとは断定ができません。そのため、いよいよ質問は核心をついた物に変わります。
「回りくどい質問は止めましょう。・・・あなたの本当の名前は・・・昴・・・ですか?
「・・・違うわ」
※「同じ姿ではない」から「見た目では判断できず」、「永遠の命を与えられる」から「能力でも判断できず」。というわけで、最後の質問に。

「実は・・・彼女は私と同じように、このパークのシステムを作ったひとりなのです」
「千歳」の言葉によれば「織葉」はシステム管理者の一人・・・ただの人間だといいます。
「じゃあ、永遠の命を与える・・・というのは
ゲーム世界の中で、彼女を倒した者は、以後、何があっても死なないという特権を与えられる・・・そのことを意味します」
「ファイ」の質問にも整合性のある回答を行う「千歳」。どうやらその言葉に間違いがないと判断した「ファイ」は、今回の事件は「星史郎」の勘違いが原因だと看破しました。
「なるほど・・・星史郎さんって人は、その力を自分が探している者の力と考えたんだね」
※通常は「ゲーム世界の不死」と思いますが、「昴」という存在は「現実の不死」を与えることが可能な「吸血鬼」。だからこそ「星史郎」にとって無視できない事態だった・・・と。

「では、双子の吸血鬼について、何か知っていますか?
「星史郎」の最後の問いも、やはり回答は「NO」でした。
「・・・今回も違いましたか・・・ふたりが居ないのなら長居は無用です」
落胆とも安堵ともつかない表情で淡々と結果だけを確認する「星史郎」。そのまま「エドニス国」を立ち去ろうとします。
「・・・僕が立ち去れば、ほどなく異変は収まります。・・・実体化した鬼児達はそのまま残るでしょうが・・・ここには、彼が居ますから」
その言葉を「星史郎」が発したとき、背後から彼を呼ぶ声が聞こえました。もちろん、その声の持ち主は「小狼」。
「星史郎さん・・・俺は、その羽を探して旅をしているんです。・・・俺の大切な人の、とても大切なものです」
見つめ合う師弟。その目に決意を感じた「星史郎」は、「小狼」との戦いを予感します。
「・・・まだ未熟な俺には、この剣は扱いきれない。・・・抜かないままでは万に一つの勝ち目もない。だから・・・わずかな可能性でもあるのなら、それに賭けます」
一度「黒鋼」に目をやった「小狼」。そしてその手は「緋炎」の鞘に手をかけ、一気に炎の刃を抜き取ります。特攻する「小狼」の刃を難なくかわす「星史郎」。
きっと君は、もっと強くなる。これから様々な出来事を経て、もっともっと・・・その先にある事実がたとえ望むものでなくても、その強さが君を支え、導く・・・」
そう語った彼の右目は一瞬、蒼く輝きました。そして、魔法陣が出現し、異世界への扉を開く「星史郎」
「小狼がこれを探しているのなら、きっと再び出会えるだろう・・・じゃあ、また、小狼
懸命に伸ばした「小狼」の手、しかし、あと一歩というところで、「羽」を掴むことはできませんでした。
※まだまだ相手にはなりませんね・・・まあ、楽しみはあとに取っておきましょう・・・って来週で終わりですが!(T_T)。それにしても「その先にある事実が望むものでなくても」とは、不吉な言葉を残して行きますね~。

異世界へと旅だった「星史郎」。彼の置きみやげ・・・というわけではありませんが、「サクラの羽」はその力を一部、この世界に残していったのです。
「・・・あの子が次元を越えた影響で強さを増してしまっている・・・あの光が消えるまで鬼児達は活動を続ける」
「織葉」の言葉通り、「フェアリーパーク」内を破壊し始める「鬼児」達。
「俺が何とかします」

再び「緋炎」を抜いた「小狼」、そして「龍王」達「鬼児狩り」や「黒鋼」もその刃を鞘から抜き去ります。彼らを止めようとする「千歳」でしたが、「黒鋼」の文句に返す言葉もありません。
「・・・たとえ夢の世界であれ、俺たちは命をはって戦ってきた。てめえにその覚悟はあるのか?・・・命をはって生きてない奴に、人の生き死にを扱う資格はねぇ、たとえそれが夢の世界でも・・・だ
その言葉通り、命をはって「鬼児」と戦う「小狼」や「黒鋼」達。危ないからと場を離された「サクラ」に「織葉」は「彼にとってあなたの存在は非常に大きいもの」だと告げます。
そして、「・・・あなたもそうなのよね。あの子がそうであるように、あなたもあの子の事を・・・」とも。
※まあ、見ていればラブラブなのはわかりますがね・・・そういう次元の話ではないって?済みません。(^^;)。

「星史郎さんっていう人は、羽の力で仮想現実を実体化させたけれど、たとえ実体が無くたって、現実に存在するものはたくさんあるわ・・・歌・・・物語・・・過去の記憶もね
「織葉」の言葉に共感する「サクラ」(・・・そして「飛王」(笑 )、「譲刃」、「龍王」・・・
「・・・ゲームの世界だけど・・・俺たちが過ごした時間は現実なんだ」by「龍王」
「俺たちが・・・私たちが・・・出会ったことも」by「蘇摩」&「草薙」
「私とにゃんこさんが・・・お友達になったことも」by「譲刃」
「俺とわんこの、約束も」by「龍王」
※リアルな世界で感じることだけがリアルではなく、ネットの世界や、もしかしたら夢の世界の体験でさえも、リアルな体験なのかもしれませんね。(^_^)。

仮想現実にて鍛えられた彼らの腕は、現実の世界でも十分に「鬼児」に通用するものでした。
危なげなく勝利した「小狼」達に合流する「サクラ」。そして、光り輝き始める「モコナ」。
「・・・もう、この国とお別れかも」
「ファイ」の言葉通り、別次元への転送ゲートを開き始める「モコナ」、そして、それに導かれる「小狼」や「サクラ」達。
「ちっこいにゃんこさん!」
せっかく友達になったのに・・・別れを感じた「譲刃」の言葉に「サクラ」は自分の本当の名前を伝えます。
「私、サクラ・・・本当は、サクラっていうの」
「元気でね、サクラ」※敬礼する「譲刃」が可愛い。(^_^)。
そして、「龍王」も「小狼」に本当の名前を尋ねます。
「お前も教えてくれ、本当の名前!」
「小狼っていうんだ、本当の名前・・・また会えるかはわからない、でも・・・あきらめない、強くなる、もっと!
そうして彼らは別の世界へと旅だってゆきました。寂しいけれど、もう会うことはできないかもしれないけれど、その出会いはリアルだったのです。
※そして、紡ぎ上げた絆(きずな)も・・・また

「今回も予測とは、ほど遠い結末ね」
謎の世界から今回の一件を見ていた「星火」の言葉に、「飛王」はそうでもないと返します。
「しかし、羽根は彼らには渡らなかった。・・・羽根の所在がひとつ明らかになっただけでも、私は十分に満足だ」
その言葉に納得できないのか、自らの行動を示唆する「星火」。
「・・・次の一手は、この私が・・・」

※ら、来週で終わりですけど~!はっ、それとも・・・「ツバサ・クロニクル」第2シーズンへの布石・・・!?

ああ、原作連載中マンガのアニメ化の切なさよ・・・来週、どういった形で終焉を迎えるのかはわかりませんが、せめて、美しく(笑

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舞-乙HiME_TV01

第1話「ユメノ☆アリカ」

「舞-HiME(DVDを全巻購入したほどの大ファン!特に前半・・・)」のアナザーストーリーとも言うべき、本作品。
ほとんど情報を得ること無いまま、第1話を迎えましたが、期待半分、不安半分とはまさにこのこと。はてさて、どんな始まりを見せるのか・・・。

時は中世(・・・ではないようですが)、満月の日(・・・右下に蒼い星が見えますね)、ヴィントブルーム王国の王城に賊が侵入、行方不明となった姫・・・。そして赤ん坊を抱えて走る女性に迫り来る化け物達・・・
「生きて・・・」
女性はかごに包まれた赤ん坊を川へと逃がします。その赤ん坊の首には蒼い石がついたネックレスがかけられていました。
「名にしおう蒼天の聖玉も、オトメの力を失えばこの程度か・・・」
「ラド」達によって追いつめられる女性、そして彼女が襲われたとき、ネックレスの蒼い石が強く光り輝くのでした。
---王国を震撼させたこの事件から、14年の年月が流れました。
襲撃者「ラド」の声が、前回の最後の敵となった「黒曜の君」を演じた「関俊彦」というのは意味深ですね・・・。

砂漠の海にて倒れ込む一人の少女。
その横を、フェリー以上の大きさがあるでしょうか、砂漠船が走り抜けていきます。
「また、空振りか・・・まあ、そう簡単に見つかるとは思っていないが・・・」
船上にて、本を片手につぶやく男、額に刀傷を持つ彼の名は「セルゲイ・ウォン」。そして、見放された行き倒れ少女の名前は「アリカ・ユメミヤ」。彼女こそ、この物語の主人公・・・となるはずですが。
「あれ・・・助けてもらおうと思ったのに・・・あぁ、ちょっと待って、本当に助けて~」
そして、オープニングへ。
オープニングは良いですね~。特に前作から出演されている方が登場すると、にやにやしちゃいます。(^_^)。

なんとかかんとか、死ぬ気で砂漠船の後を追い、徒歩で町へと到着した「アリカ」
その町のカフェでは、一人の少女が「セルゲイ」と自分の写った写真入りのペンダントを見つめていました。
「失礼致します。コーラル(予科生)No.1のニナ・ウォン様ですね
注文していないクリームソーダを置かれて驚く「ニナ」にウェイターは「あちらのお客様からです」と、貴族の格好をした人々を指し示します。
「未来のオトメに・・・」「麗しのオトメに・・・」「オトメに・・・」
次々とわき上がる声に、頬を染めながらもまんざらではない表情の「ニナ」、右手を曲げて正式な謝辞を皆様に返します。
「あ、ありがとうございます。
ご馳走になります・・・」
と、そこへ通りかかった「アリカ」、水を欲する彼女の目には美味しそうなクリームソーダしか映っていませんでした・・・。
「み、水・・・あぁぁ・・・ぁぁ・・・」
そのままクリームソーダの置かれたテーブルへ突貫してしまう「アリカ」。バランスを崩したテーブルは「ニナ」や「アリカ」とともに転倒し、クリームソーダは空を舞いますが、本能で「アリカ」はそれをキャッチ。一気に飲み干し、なんとか生き返りました。
一方の「ニナ」は、かけつけた「セルゲイ」と公衆の面前に、あられもない姿をさらしてしまうのでしたが・・・。
「ニナ、その・・・足」
親子にしては「セルゲイ」若いなぁ・・・と公式サイトを見てみれば、なるほど、養女なのですね。まずは「ニナ」がエッチポイント獲得・・・と。φ(.. ) メモメモ

「・・・胸騒ぎがする」
「あたっているかもしれませんなぁ・・・来週には姫さんの即位式がありますやろ、既に何人か、リント市に潜り込んどるようですわ」
シュバルツめ・・・我々が鼻先にいても、リントとの条約でこちらが手を出せないのがわかっているんだ・・・今年は色々仕掛けてくるぞ、何しろ、あの事件から14年目、だが我々はまだ彼女を見つけていない。だからシズルにも戻ってきてもらったんだ」
学園のために力を尽くすんも、うちら五柱のつとめやし、ガルデローベも常に微妙な立場どすからなぁ」
「まあどのみち、ことが起こってから慌てるしかないのさ、我々は。・・・宜しく頼むぞ」
「愚痴を聞くんも、うちら役目やさかいにね、学園長」
以上、ガルデローベ学園長兼、マイスターオトメ五柱のひとり「ナツキ・クルーガー」マイスターオトメ五柱のひとり「シズル・ヴィオーラ」の学園長室(?)での会話でした。
※我ながら説明的な記述。(^^;)。まあ、あとから見たときにわかりやすく・・・ね。それにしても、あの格好で京都弁とは、「シズル」萌え~

あのまま気絶してしまっていた「アリカ」。目が覚めてみると「ニナ」と「セルゲイ」が助けてくれた様子。
「・・・あのジュースありがとう、ニーナちゃん!」
「ニナよ・・・私をニーナと呼んでいいのは、お父様だけ」

そこへ「セルゲイ」少佐を呼ぶ声あり。どうやら、「ニナ」は「セルゲイ」の出迎えに来ていた様子。
「俺はアルタイ王国駐在武官、セルゲイ・ウォンだ」
※ヴィントブルーム王国に駐在している、アルタイ王国の武官・・・ですよね。そして、階級は「少佐」とのこと。

はっきり言って相手にしたくない「アリカ」を置いてさっさと先に進む「ニナ」でしたが、「アリカ」は「恩を返すため」とついて回ります
初めての大きな町、今まで見たこともないモノレールや高層ビルなどに驚く「アリカ」。そして、モノレールの窓から目に入る、ヴィントブルーム王国の王城。
「お城だ!・・・お姫様とかいるんだよね、どんな人?」
「まだ誰も知らないわ・・・まだ、即位前だし
そして、そのお城では、噂のお姫様が抜け出して大騒ぎの真っ最中でした。
※「アオイ」、そして迫水先生までいるよ~。なんか、学芸会を見ているような・・・(^^;)。

「あの、ガルデローベっていう学校の場所、わかる?・・・あたし、お母さんを捜しているの。でも昔、オトメをやっていたことしかわからなくて・・・ガルデローベって、オトメの学校なんでしょう?・・・だから私もオトメになれば・・・」
「アリカ」の言葉を即座に「無理」と切り捨てる「ニナ」。
「あなた、オトメのこと何もわかっていない」
そこへ該当テレビジョンがニュースを伝える映像を表示します。
「このヴィントブルームは、このへんで一番地球時代の技術が残っている・・・あの方はオトメよ、マイスターのシズル様」
何もかもが珍しい「アリカ」は次から次へと指し示し「ニナ」に説明を求めます。だんだんと説明が面倒になった「ニナ」は生返事を返していましたが、最後に「アリカ」が指し示した場所にはホログラフなどではなく、一人の少女がビルの屋上へと立ちつくしていました
※テレビジョンやホログラフ、そして「ニナ」の「地球時代」という言葉。一度地球文明が滅亡して、一部中世っぽい文明と融合しているのでしょうか

「わらわを捕まえようなど100年早いわ・・・べーっだ」
いきなりビルの屋上から飛び降りた少女の元へ走る「ニナ」と「アリカ」。先に飛び出したのは「ニナ」でしたが、道路を越え、ビルの谷間へと入るあたりでは「アリカ」が追い越します。
「ニナ」がそのスピードに驚く間もなく、目的地にたどり着くとシートを広げる「アリカ」。「ニナ」と協力してなんとか少女をキャッチしたあと、少女はふたりへお礼を言います。
褒めて使わす・・・良いかそなた達、わらわを助けよ、あやつらは悪い人さらいなのだ」
※「ゆかな」・・・ということは、彼女が「マシロ」ですか。うわぁ・・・別人

「マシロ」の言葉に驚き慌てる「アリカ」は事情もわからず「マシロ」を引っ張ってダッシュ。一方、追っ手側も身分証明書を提示しようとしたところを、武器を取り出すと勘違いした「ニナ」の武術によってKOされます。
ふたりの協力プレイで、なんとか水浸しになる程度の被害で済んだ(?)「マシロ」。しかし、本当の危機は彼女を物陰から見つめる一人の男だったのです。
「逃げられたですと~このバカども!姫様のご即位は来週に控えている、その御身に何かあったら・・・」
早速、部下達から報告を受けた迫水先生・・・もとい「サコミズ・カージナル」が怒鳴り声を上げる中、またかとため息をつく「アオイ」。
そしてその頃、「アリカ」達は空港へとたどり着いていました。
「何も知らんのじゃな・・・かつて空飛ぶ機械が羽を休めた場所だ」
ここで、ともかくも追っ手を振り切ったということで、「ニナ」はふたりから離れて戻ろうとします。
しかし、今帰られては困ると、その前に立ちはだかる「マシロ」。
「これはどうじゃ・・・そなたたちは王侯に仕える、お飾りの花じゃろ?・・・ならばわらわに奉仕せよ、ほれ」
その左手中指に煌めく指輪をつきつけた「マシロ」に、跪く「ニナ」。抗議する「アリカ」に「マシロ」は言って聞かせます。
「・・・こやつらガルデローベのオトメ達は、ここではわらわに頭があがらんのじゃ
その言葉に初めて「ニナ」が「オトメ」と知り「アリカ」はいっそう驚きます。
「マシロ」の「ここでは」というのがちょっと気になりました。いつでもどこでも~じゃないってこと?

そんな、彼女たちをつけていた男はここにきて奇妙な行動に出ます。クリスタルに自分の血を吸わせ、怪しげな呪文を唱える男。その瞬間呼び出されるは「スレイブ」という名前の怪物・・・。
「マシロ」を確認した「スレイブ」による攻撃は凄まじく、飛行機は一撃で破壊されます。慌てて「マシロ」は「ニナ」に救いを求めますが、「あなたは私のマスターではありません」と最初は拒む「ニナ」。
「(これを倒せばお父様は)・・・わかりました。あなたを仮の主(あるじ)として、ローブ使用の認証をください。早く!」
しかし、父のことを思ったか、やはり「マシロ」を救うことにした「ニナ」は、「マシロ」にローブ使用の認証を願い出ます。ちょっと恥ずかしいその儀式にとまどいを見せる「マシロ」でしたが、背に腹は代えられません。
「勇士・・・ニナ・ウォン・・・の石を持つわがオトメよ。我が名において汝の力を解放する
その文句、そして耳へのピアスに対する口づけにて、拘束から解放された「オトメ」の力が今、発動します。
「はい、マスター・・・マテリアライズ!
左耳のピアスが光り、次々に表示される光の文句「・・・Connected Interim Master ROBE.CORAL MATERIARISE ・・・START」。そして、変化する「ニナ」の衣服。
※マスターの許可が出て初めて武装を許されるというわけですね。一度契約を結べば、次からは自分の意志で展開できるのかな?

計測器に表示された情報から「スレイブ」の発動、そして「ニナ」のローブ展開反応を確認し「ナツキ」へ報告を行う「ヨウコ・ヘレネ」。
その言葉を聞いた「シズル」は、「王女」がそこにいると推測。得心した「ナツキ」はこの機会にと事態への介入を決意します。
「行くぞ!シュバルツを討つ!」
※このふたりの関係は良いですね~。立場こそ逆転ですが、前作のようにお互いが信じ合っているのがよくわかります。(^_^)。

一方、「スレイブ」のパワーに苦戦している「ニナ」
「パワーを集中しても、このコーラルローブじゃあ・・・」
防戦一方の戦いを繰り広げる「ニナ」。しかし、敵の一撃を防ぐことはできても、衝撃の全ては吸収できません。
「うわぁっ・・・!」
廃棄された飛行機の内部へとはじき飛ばされた「ニナ」「マシロ」「アリカ」の3人。しかしその時、衣服から飛び出した「アリカ」のネックレスが蒼く、光り輝き始めます。
何らかのエネルギーにより発動し始める飛行機は、自動操縦で「スレイブ」を抱きかかえたまま市街へと移動。
※飛行機を動かしたのは間違いなくネックレスの石の力。蒼い石・・・光る・・・飛行石だったりして。(^^;)。

同じく「オトメ」の一人、「アカネ・ソワール」を連れて現地へ急行する「ナツキ」と「シズル」。
「アカネはニナと王女の救出に専念しろ、シズルはスレイブの殲滅だ。・・・良し、出せ」
走る自動車から飛び出した「アカネ」と「シズル」はそのまま羽根を伸ばして飛行形態へとチェンジ。空から現場へと急行します。
そして、勝手に飛ぶ飛行機に驚く「アリカ」達。
「夢・・・じゃないよね」by「アリカ」
GEMの力なんだ・・・でも」by「ニナ」
「見よ!人間がまるでゴミのようだ(嘘 本当は豆粒)」by「マシロ」
GEMって、公式サイトでは左耳につける「オトメ」のピアスですが、「アリカ」のネックレスがそれだと、ちと大きくないですか?

そこへ到着した「シズル」と「アカネ」。まずは「シズル」が「マイスターローブ」による攻撃を実施。チェーンのような武器は、なんと飛行機を一刀両断。「スレイブ」と「マシロ」達との分断に成功します。
空中を落ちていく「アリカ」「ニナ」「マシロ」の3人。なんとか「ニナ」がふたりをキャッチしますが、落下は止まりません。その時、再び輝き始める「アリカ」のネックレス・・・。
そして、落下を止めて空中へ浮上する「アリカ」。「ニナ」の目には「アリカ」がまるでローブを着ているかのように映りました。
しかし、それも一瞬。やはり急落下となった3人を助けたのは「パールローブ」を着込んだ「アカネ」でした。
「大丈夫だった?」
「アカネお姉様・・・」

※えっと、「シズル」や「ナツキ」が「マイスターオトメ」で「マイスターローブ」、「アカネ」が「パールオトメ」で「パールローブ」、「ニナ」が「コーラルオトメ」で「コーラルローブ」っと。「ニナ」のセリフを聞いた限り、階級によってローブが異なり、その能力も異なるようです。

一方、市街地にて一騎打ちとなった「シズル」と「スレイブ」。50年ぶりの対「スレイブ」戦を迎えるというのに、「シズル」の表情は落ち着いたものです。
「さて、お片づけの時間どす・・・おでこになんかついてはるえ・・・」
その勝負はまさに一瞬で片が付きました。夕日に背を向け「シズル」がその言葉を告げたとき、分断された「スレイブ」は塵と消え、操っていた男もまた絶命していたのです。
「シズル」強い!格好いい!味方で良かった!(笑

初めて見る(本物の)「オトメ」の能力に感動する「アリカ」、そこへ登場した「ナツキ」。
「それがオトメの力だ。そのオトメを養成するのが、ガルデローベ・・・この学園さ」
そう告げた「ナツキ」の目、そして同じく駆けつけた「セルゲイ」の目は「アリカ」のネックレス、そこへつけられた蒼い石へと釘付けになります。
「蒼天の聖玉・・・」
その言葉には気づかずに降りてきた「シズル」を走って迎える「アリカ」。
「くぅ~格好いい、私、オトメになる、絶対なってやる!
この言葉のノリのまま、エンディングへ。

とりあえず今回だけを見て考えますと、14年前に行方不明となったヴィントブルーム王国のお姫様が「アリカ」ということになりますが、そうなると疑問点が。「アリカ」は「マシロ」のお姉さん?、それとも親戚ではあるけれど血縁は薄いのか、はたまた最初に襲われたのがヴィントブルーム王国ではなかったのか・・・。
まあ少なくとも「アリカ」の「蒼天の聖玉」は有名な品のようですから、この世界での重要人物なのは間違いないようです。
1話目としては、「マシロ」の変貌ぶりに驚いたものの、あとは前作の「舞-HiME」を思い出しながら、あのキャラは誰で、このキャラは誰・・・と同窓会に参加した気分で非常に楽しめました。こうなってくると姿の見えない「鴇羽舞衣」「杉浦碧」が登場するかどうか気になりますが・・・。まあ、前回のつながりに捕らわれすぎずに、純粋に今作を楽しむ方が良いかもしれませんね。
というわけで、スタッフ、キャストなどを下記に記載します。

----------
【スタッフ紹介】
企画:サンライズ
原作:矢立肇
監督:小原正和
シリーズ構成:吉野弘幸
キャラクターデザイン、アニメーションディレクター:久行宏和
セットデザイン:青木智由紀
デザインワークス:宮武一貴(スタジオぬえ)、阿久津潤一(ビークラフト)、大河広行
音響監督:三間雅文
音楽:梶浦由記
音楽プロデューサー:井上俊次
音楽制作:ランティス
製作:サンライズ

【音楽】
オープニング「Dream☆Wing」
歌:栗林みな実 作詞・作曲:栗林みな実 編曲:飯塚昌明
エンディング「乙女はDO MY BESTでしょ?」
歌:菊地美香&小清水亜美 作詞:畑亜貴 作曲:羽場仁志 編曲:大久保薫

【キャスト】
アリカ・ユメミヤ:菊地美香
ニナ・ウォン:小清水亜美
マシロ・ブラン・ド・ヴィントブルーム:ゆかな(ファンです!)
ナツキ・クルーガー:千葉紗子(ファンです!)
シズル・ヴィオーラ:進藤尚美
アオイ・セノー:新谷良子
ミコト:清水愛(ファンです!)
エルスティン・ホー:栗林みな実
トモエ・マルグリット:田中理恵
イリーナ・ウッズ:比嘉久美子
ミーヤ・クロシェット:伊月ゆい
ヤヨイ・オールター:こやまきみこ
リリエ・アディーン:木村亜希子
アカネ・ソワール:岩男潤子
シホ・ユイット:野川さくら
チエ・ハラード:斎賀みつき
ジュリエット・ナオ・チャン:南里侑香
マリア・グレイスバート:松岡洋子
ヨウコ・ヘレネ:木村亜希子
ユカリコ・シュタインベルク:井上喜久子(ファンです!)
セルゲイ・ウォン:小西克幸
ナギ・ダイ・アルタイ:石田彰

以上

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ARIA THE ANIMATION_TV01

第1話「その 素敵な奇跡を・・・」

栄えある(?)、2005年10月アニメの第一回目は「ARIA」です。
原作は未見ですが、監督の「佐藤 順一(敬称略。以下全て)」は「カレイドスター」や「魔法使いTai!」、「ケロロ軍曹」、「セーラームーン」などで超有名な、私が尊敬している大監督です。
この作品では、どういった物語をつづっていくのでしょうか・・・。

「ARIA COMPANY」。それはゴンドラに乗って観光都市「ネオ・ヴェネツィア」を案内する「ウンディーネ」達が所属する小さな会社。
そこへ所属する見習いウンディーネ、主人公「水無灯里(あかり)」の朝は、人間並みの知能を有するらしい不思議な猫「アリア社長」に起こされることによって始まりました。
「アリア社長・・・おはようございます」
「うぃんふぃ、ふみぃ」
※非常にゆっくりと流れる時間の中、物語のスタートです。それにしても「アリア社長」、公式サイトを見るまで、何者か不明でした。(^^;)。

看板ウンディーネである「アリシア」をいつものように見送った「灯里」、お店にかかってくる「ゴンドラ」の予約電話は、「アリシア」指名のものばかり。
まだ惑星「アクア」に移住して1年(この星では24ヶ月で1年)も経たない「灯里」。彼女の目指す一人前の「ウンディーネ」への道はまだまだ遠い道のり・・・。
そこへ再び「アリシア」を指名しての「ゴンドラ」の予約電話が。
「今日はちょっと・・・予約がいっぱいで、申し訳ありませんが・・・。私はまだ半人前ですので、一人でお客を乗せられませんし、ごめんなさい
テレビ電話に顔が写らないくらいの、小さな女の子の問い合わせに答えることができない「灯里」はちょっと落ち込みますが、すぐに立ち直り、「アリア社長」と特訓・・・もとい訓練へ出発。
「え~っと・・・」
ところが、係留中のゴンドラ内には一人の女の子「アイ」が(勝手に)乗っていました。半人前だからお客は乗せられないという「灯里」に「アイ」は「わかっています」と答えます。
「・・・わかっています。今からお友達です。お客様じゃないですから。・・・乗せてくれないと叫びますよ、人さらい~誰か~助けて~って
※規則か法律かで、一人前にならないとお客を乗せての商売は禁止されているようです。まあ、タクシーとかと同じでしょうか。それにしても「アイ」ちゃんは強引だなぁ・・・(^^;)。

少しでも楽しんでもらおうとする「灯里」は、「アイ」に色々と言葉をかけますが、どうも空回り。
「(アリア社長がボウルの上に乗っているのは)私が考えた、ゴンドラが揺れないようにこぐ練習」->「揺れまくっていますけど
ゴンドラ好きなの?」->「そうでもないみたい・・・遅いし。」
それでも、「アイ」が「マンホーム(地球)」から父母と来たことや、「ネオ・ヴェネツィア」の感想を聞き出したりと、少しずつはうち解けていくふたり
※会話の途中、「取り調べですか?」と振り返る「アイ」の表情萌え~。(^_^)。

「やっぱり、聞いていたのと違うなぁ・・・」
どうやら「ゴンドラ」が楽しいよと誰かに聞いていた「アイ」。指を水面につけながら少し寂しい言葉をつぶやきます。
そんなところで同僚のウンディーネ「藍華」に遭遇した「灯里」。
「・・・藍華ちゃん、この子はお客さんじゃなくて、お友達でアイちゃんって言うんだけれど・・・」
ただ乗りじゃないの・・・ほら、早く降りなさいよ」
「灯里」の行動にあきれながらも「アイ」の「どちらが漕ぐのうまいんですか」との言葉に反応する「藍華」。代わりに漕いでくださいとの言葉には反対するものの、結局「灯里」の「アリシア」を見に行こうという言葉に漕ぎ手が替わることに。
「藍華ちゃんは、本当にアリシアさん、LOVEだね」

※お客を乗せていないところを見ると「藍華」もまだ半人前なのでしょう。

実際の漕ぐ技術は大差なかった「藍華」と「灯里」。それを「アイ」に指摘されて慌てる「藍華」は「正確な時間と楽しいトークが、姫屋のモットー」と誤魔化しますが「アイ」の態度は素っ気ないもの。
そして、いきなり「ネオ・ヴェネツィア」のガイドを始める「灯里」
「せっかく来たんだし、ネオ・ヴェネツィアを好きになって帰って欲しいと思うから・・・私ね、この町が大好きなの。不便さも、ゆっくりした時間も全部・・・この町って、奇跡でできているんだよね・・・水も空気もなかったこの星に町を作ろうとした人達のたくさんの思いが集まってできた、素敵な奇跡・・・」
そう話す「灯里」をじっと見つめる「アイ」。さらに彼女は照れながらも言葉を続けます。
「私たちが出会ったのも、奇跡のひとつかも」
しかし、この言葉は「藍華」によってNGに。
「恥ずかしいセリフ、禁止!」

「えぇ~っ」
※どんどん自分の言葉に入っていっちゃう人っていますよね、「妄想力」がたくましいというか・・・「灯里」はそんな人かも。(^^;)。

のんびりと流れる川の流れのように、ゆったりとした時間を過ごす「灯里」達。
途中、「灯里」は「じゃがバター屋」を見つけます。
「マンホームで食べたことがあるから」と、最初は食べるつもりが無かった「アイ」に、「全然違うよ」と勧める「灯里」
「・・・じゃあ、食べようかな」
じっと「じゃがバター」を見つめる「アイ」。それは「マンホーム」のものとは異なり、まるまるひとつが乗せてありました。
「食べにくそう・・・ふぅふぅ・・・」
スプーンで開いたじゃがいもの皮の隙間から、バターの匂いがいっぱいに広がります。そして、最初の一口を食べたとき・・・。あとは無言で食べる「アイ」を「灯里」と「藍華」はほほえましく見ていました。

「ご馳走様でした」
「灯里」と「藍華」が食器をお店の人に返したあと、ちょっと考えながらも「アイ」は自分の言葉でお店の人にお礼を言いました。
「・・・美味しかったです」

※初めて見る「アイ」の子供らしい、可愛らしい一面かも。(^_^)。

さて出発・・・となったとき「アリア社長」の姿が見えません。なんと、ボウルごと川に流されていく「アリア社長」。
慌てて追いかける「ゴンドラ」の漕ぎ手は、上手なはずの「藍華」ではなく「灯里」。

「大丈夫、灯里には奥の手があるんだから。・・・思いっきりやんなさいよ、灯里!」
普段とは逆の漕ぎ方、ゴンドラを見ながら漕ぐ「灯里」。進行方向を見ることができない危ない漕ぎ方でしたが、そのスピードは尋常なものではありません。
「藍華」の案内を信じて、「アリア社長」を追いかける3人。ようやく視界へ入り、あとすこしというとき、目の前に広がる大きな影。
「きゃぁっ!」
「ネオ・ヴェネツィア」へと降りる遊覧船の波紋に巻き込まれ、あわや転覆しそうになる「ゴンドラ」。そして、もやに包まれた視界の先で「アリア社長」は・・・ゆっくりと空を舞っていました。
「う゛あぁ~あんにゅ・・・うぇぅ・・・うぇう・・・」
そのまま、お客を乗せた「アリシア」のゴンドラへと吸い込まれるように収まる「アリア社長」。それは、ゴンドラを操るオールを巧みに使った「アリシア」の仕業でした。
「ありがとうございます、アリシアさん」
「あらあら、藍華ちゃんも一緒?・・・ええっと・・・」

見慣れない小さな女の子「アイ」を目にした「アリシア」に「アイ」を紹介する「藍華」。
「この子はアイちゃんと言います・・・その、友達の
「あらあら・・・それなら私とも友達ね・・・じゃあ、またね、アイちゃん」
皆様、口癖が多いですね。「灯里」の「奇跡」、「アリシア」の「あらあら」、「藍華」の「禁止!」もそうかな。

念願の「アリシア」とも会うことができた「アイ」。朝の電話の正体を「アイ」と見抜いていた「灯里」にもそのことはわかっていました。
「・・・私ね、ここに来る前はアクアもネオ・ヴェネツィアも嫌いだったの。前にお姉ちゃんが新婚旅行できてね、帰ったらアクアの話ばかり聞かされて・・・私、お姉ちゃんは好きだけど、自慢しいなところはちょっと嫌い。・・・だからなんとなく、アクアもネオ・ヴェネツィアも嫌いになったの」
友達になった「灯里」と「藍華」に自分のことを話し始めた「アイ」に、「どうして嫌いな場所に来たの」と尋ねる「藍華」。
実際に来たら好きになるかなって思って、お父さんとお母さんに頼んで・・・でも、連れて行ってもらったところはどこもつまらなくて、他のゴンドラにも乗ったけれど、ふーんって感じで・・・でも、今日乗せてもらって良かったです。じゃがバター美味しかったし、逆漕ぎも楽しかったし
帰ったら、お姉ちゃんに自慢し返しますと話す「アイ」に、「灯里」は「お姉さんは自慢してたのではないと思う」と答えました。
「・・・アイちゃんに教えたかったんじゃないかな、アクアのこと。だってほら、自分が好きになったものの話ってしたくなるでしょう?特に好きな人には
その言葉に頷き、「私は今、お姉ちゃんに今日のことを話したいと思っている。そういうことなんですね」と話す「アイ」。
「ふたりのおかげで嫌いだったこの町が好きになったみたいです」
「・・・嫌いが好きに変わるってのも、奇跡かもね・・・ああぁっ、恥ずかしいセリフ禁止!自分!」

※確かに。楽しいことは共有することで2倍、3倍にも楽しくなりますよね。

「ARIA COMPANY」へと戻った「アイ」を迎えに来た父母は、「灯里」へとお礼を言います。彼らから今日「アクア」を経つという話を聞いた「灯里」は「アリシア」のゴンドラに乗せることができずに残念だと言いますが、「アイ」の思いは違っていました。
「・・・私、次に来たときは、また灯里さんのゴンドラに乗りたいから・・・だから、早く一人前のウンディーネになってね」
※「灯里」に小さなお友達「アイ」ができました。でも今回でお別れ?

「アイ」が「アリシア」へと渡したおみやげ。それはお姉ちゃんが旦那さんと、そして産まれたばかりの赤ちゃんと一緒に仲良く写っている写真。
それを見ながら「アリシア」はふたりが乗船したときのことを思い出します。初めての夫婦げんかをゴンドラの上で始めたふたりのことを。そして、そのふたりは仲直りをしていたのです。
「嫌いなところを好きになるには、少し努力が必要だけれど、もしそれができたら・・・好きな人は大切な人になる」
「大切な人・・・その奇跡は努力からおこすことができるんですね」
「そうね、アイちゃんに奇跡を起こしたのは、アイちゃん自身かもね・・・」

さて、メインの登場人物がすべて「あ」から始まる名前ばかりのこのアニメ。慣れるまでは、耳で名前を聞いただけでは、キャラクターとの一致が難しそうです。
非常にゆったりしたリズムは絶妙なバランス感覚が要求されます(バランスを間違えると退屈になってしまいます)が、スタッフの腕の見せ所でしょうか。
さて、第1話ということで、スタッフ、キャストなどを下記に記載します。スタッフ、キャスト共に「佐藤 順一」と一緒にお仕事をした人が多いですね。

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【スタッフ紹介】
原作:天野こずえ「ARIA」(月刊コミックブレイド連載/マッグガーデン刊)
監督/シリーズ構成:佐藤 順一
助監督:布施木 一喜
キャラクターデザイン/総作画監督:古賀 誠
脚本:吉田 玲子
美術監督:西川 淳一郎
音楽:Choro Club feat.Senoo
プロデューサー:内田 哲夫
アニメーション制作:ハルフィルムメーカー

【音楽】
オープニング「ウンディーネ」
歌:牧野由依 作詞:河井英里 作曲・編曲:窪田ミナ
エンディング「Rainbow」
歌:ROUND TABLE feat.Nino 作詞・作曲:北川勝利
編曲:ROUND TABLE

【キャスト】
水無灯里:葉月絵理乃
藍華:斎藤千和
アリス:広橋 涼(ファンです!)
アリシア:大原さやか
アリア社長:西村ちなみ
晃:皆川純子
アテナ:川上とも子(ファンです!)
アイ:水橋かおり

以上

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フルメタル・パニック!TSR_TV11

Scene11「彼の問題」

今回のお話は・・・ええっと、「相良宗介」貞操の危機ってことで、どすか?

さて、相変わらずな「ゲイツ」ですが、最近存在感が薄いです。今回は「レナード」によって始末されてしまった「夏玉蘭(シャ・ユイラン)」の遺体を引き取りに(?)基地までヘリで移動中。
「・・・美少女の死体か・・・色々使い道はあるわな・・・」

※このひと言は怖かったです。

一方、主人公であるはずの「相良宗介」は半ば放心状態。「仕事が趣味」という人間はいっぱい知っていますが、「仕事が人生」だったから逃げ出したあとにすることもないわけです。
とりあえず、酒でも飲まないとやっていられない状態なのか、ウイスキー(?)をボトル1本購入し、一触即発の香港の町を歩いて行きました。

まさか「宗介」が敵前逃亡・・・ではなくて、任務放棄するとは考えもつかない「ミスリル」メンバ達。「夏玉芳(シャ・ユイファン)」操る「ベノム」の補給基地を探して香港中を探し回っていますが、なかなか目標にたどり着けません。
ところが、ごたごた中の「メリッサ・マオ」と「宗介」のコンビではなく、「ヤン伍長」と「ウー」のコンビが敵からと思われる謎のメッセージを見つけることに成功します。
「バダフシャンの虎の子へ。ツィムシャツォイのハミドラーに会え」

さっぱり意味のわからない暗号ではありましたが、ふたりはそのまま上官の「マオ」へと連絡しました。
そして、そのメッセージはそのまま「テレサ・テスタロッサ大佐」へと伝わります。
「バダフシャンといえば、カリーニン少佐にとって因縁浅からぬ土地でしたが・・・」
「リチャード・マデューカス中佐」の言葉によって呼び出された「アンドレイ・カリーニン少佐」。彼はその口から「バダフシャンの虎の子」の正体について語り始めました。
「・・・バダフシャンの虎というのは、ヘルマジスタンゲリラの伝説的な司令官、マジードの異名です。・・・マジードを暗殺するために送り込まれた一人、まだ8才の子供は、マジードに捕らえられたあと、新しい名前を与えられました。カシム・・・と
その言葉の意味するところを察知した「テッサ」は、「宗介」を呼び出すために「マオ」へと連絡を取ります。
「ウルズ2をお願いします・・・ウルズ2、ウルズ7へ替わってください」
その命令に口ごもる「マオ」。そう、この時既に「宗介」は任務を放棄し、香港の町中へと消えていたのです。
「カシム」・・・それは「宗介」の昔の名前でした。ようやく話の本筋に絡み出す「宗介」。・・・それにしても、射殺死体グロかったです・・・流石15禁。(T_T)。

そして、当の本人は未だ酒には口も付けず、ただ黙々と香港の町を歩いていました。そんな彼に声をかけてきた一人の娼婦。彼女を見た「宗介」は一瞬驚きます。そう、娼婦は「千鳥かなめ」に似ていたのです。
「・・・あんた、外国人?・・・ねぇ、あんたお金ある?・・・どう、今暇?・・・だったらさ、少し・・・あたしと遊んでいかない?
たっぷりと数十秒の沈黙のあと、再度問われた「宗介」。・・・自暴自棄・・・とまではいきませんが、それに近い精神状態の今、断ることもバカらしく思えました。
「・・・そうだな、では、行こうか」
※ああ、15禁が18禁へ・・・(おい

娼婦と世間話を楽しむ・・・こともできない「宗介」はいつも通りのむっつり顔で、娼婦の話を聞いていました。
しかし、娼婦が「かなめ」に似ているからでしょうか、だんだんと、自分についての発言もするようになってきた「宗介」。
任務から逃げてきたこと、そのときの心象、仲間、人との信頼関係・・・。鏡に映る自分の顔を見つめながら、娼婦の話を聞きながら、「かなめ」のことを思い出している「宗介」。
「・・・お酒は後回しにしてさ、しよ。・・・やなこと全部忘れてさ・・・思い出しそうになったらね、やるの、そして、飲むの・・・楽しませてあげる・・・」
押し倒され、近づく唇・・・彼女の顔に、「かなめ」の顔や言葉が重なったとき、思わず「宗介」は娼婦をはねとばしていました。
「・・・止めだ。もう、止めだ。
・・・世話になった」
手持ちの金を払うと、その場を立ち去る「宗介」。後ろから浴びせられる罵声にも振り返ったり、怒ることもなく、彼は再び香港の町へと消えて行きます。
いっそ、相手してもらえば良かったかも・・・いやいや、流石にそれはマズいかな。それにしても、何かを決めるにしろ、踏ん切りをつけるにしろ、「かなめ」の事が浮かぶ「宗介」。既に彼女は相当の影響力を持っていますね。

「・・・時間だ。次にベノムが現れたところをM9で、総掛かりで仕留めてもらう。・・・これ以上の死傷者を許容することはできない」
「ジェローム・ボーダ提督」の言葉に返す言葉が浮かばない「テッサ」。彼女はまた、ここでも苦しい決断を行うことになります。
「・・・捜索は中止ですか」
全ての「M9」操縦者が呼び出されることとなり、「マオ」も「宗介」のこと、「ベノム」のことを諦めざるを得ませんでした。

あいたままの隣の席を見つめる「マオ」。そこには無線連絡を取るトランシーバーが、持ち主に使われることなく置かれたままでした。
忸怩(じくじ)たる思いといいますか、「マオ」の心中も重いものになっていそうです。

「トゥアハー・デ・ダナン」より水中へ発進する「ウルズ1」以下5機のAS「M9」。「ベノム」相手に策もなく送り出さなければならない「テッサ」の心中も、また重いことでしょう。
そして、公園でビンごと酒を口にする「宗介」もまた・・・。
「げほっ・・・よくこんなものを・・・ん?・・・バダフシャンの虎の子へ。ツィムシャツォイのハミドラーに会え
未だ心の整理もつかぬまま、新聞の3行広告にて自分宛の暗号を目にする「宗介」。彼の目に光は未だ戻ってはいませんが、進まねばならない時があります。それほどの意味が、その暗号には含まれていたのか・・・。

すっきり解決!・・・とはいきませんが、とにもかくにも進み始めた「宗介」。彼を真に目覚めさせるのは、仲間か、味方か、それとも敵か。・・・本当にあと2話で終わるのだろうか。(?_?)

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ガン×ソード_TV14

ep.XIV「スウィフト・ブラウニー」

いよいよオープニング最後のシルエットの正体が明かされます。これで主なキャラクターは全員登場かな。※オープニングへの登場は次回からです。
そうそう、「ガドヴェド」さん、黒くなっていましたねぇ・・・(T_T)。

さて、今日の「痛快娯楽復讐劇」ですが (笑、前回までの重い雰囲気は一変。ロードムービーに戻っています。
今回「ヴァン」達が訪れた町、「デュエルパーク」では「鎧」を使ったバトルが盛んに行われていました。そして現在、年に2回の「B-1グランプリ」の真っ最中です。
「我々、メーカーとして、鎧に携わろうとしているものにとっては、決して無視できない場所なのだよ・・・そら、一番人気のブラウニーだ
※「RWC(Rail Work Corporation)」というのはメーカー名で、主催者側という位置づけかな。・・・鉄道会社が「鎧」を創るのでしょうか?

「ヴァン」が驚くほどのスピードを見せる「ブラウニー」という名前の「鎧」。巧みな動きで攻撃をかわし、「妖精の一差し」と呼ばれる必殺技で決勝進出を決めます。
そして、その「鎧」の「鎧乗り」、操縦席から降りてきたのは、「プリシラ」という名前の可愛い少女でした。
ブラウニーの操縦はLOS、つまり鎧乗りの動きに連動するタイプだ。・・・彼女がなぜ一番人気なのかは、今更説明するまでもないだろう・・・彼女は大会を盛り上げたが、優勝はいけない、予定外だ。だから明日の決勝でブラウニーを倒して欲しい。・・・あくまでRWCの所属選手としてだ」
「RWC」社長「ジョバンニ」の言葉に「ヴァン」は、「なぜ自分の所属選手を戦わせない」と質問をします。
「もちろん、RWCもスーパー鎧とスーパー鎧乗りを用意していた。だが、ゾネットでの突発事故で・・・最終日に間に合う確率が低い。そこで見つけたのが君だ」
賞金、副賞、そしてもちろん依頼料まで貰える美味しい仕事。あまり良い顔をしない「ヴァン」でしたが、「カルメン99」の「何をするにしてもお金は必要でしょ」との言葉に依頼を受けることとします。
※「鎧乗り」としては、比較的まともな仕事のようです。まあ、「ヴァン」の本職は「復讐人」なのでしょうが・・・。

さっそく「土木課係長 掃きだめのプリティヴァン」という肩書きまで頂いた「ヴァン」は、その場で記者会見へと駆り出されます。
「うわぁ・・・だんどり早っ」
その手際の良さ、準備万端さには、「カルメン99」もあきれるほど。その記者会見場へ「プリシラ(声は千葉紗子!ファンです)」も登場。

「・・・あなたね、私の相手は・・・ぇえっと、だめの・・・ヴァンさん?・・・私はプリシラ、正々堂々と戦いましょう。宜しく!」
明るい爽やか系ですね、「プリシラ」。ぶっちゃけ(いかん、ヒデヨシの癖が・・・)、可愛いです。(^_^)。

一方、前回のケガが元で入院中の「ジョシュア」。自分の立場が理解できているようで、「ヴァン」に置いて行かれる悪夢ばかりを見ていました。
「なんで、なんで僕を置いていくんですか、ヴァンさん!」

これに喜んだのは「ヴァン」。
「素晴らしい事じゃないか、このまま置いていこう・・・足手まといだしな」
※皮肉などではなく、本心でしょうねぇ・・・。

「こんな女の子と戦うなんて」と、仕事に難色を示していた「ウェンディ」でしたが、やはり旅には資金が必要ということもあり、今回の依頼を渋々了承します。
「・・・あの、これからどこに向かうんですか?
彼女のもっともな質問に「データを解析してね・・・それが、海の中なのよ」とだけ回答した「カルメン99」。より詳細を話そうとしたところ、病院から出てきた「プリシラ」を見かけてひとまず中断。後を追うことにします。
「敵情視察も仕事のうちでしょ」
というわけで、「ヴァン」「カルメン99」「ウェンディ」で後をつけた先は「鎧」用の貸しドック。
「今日の食事に感謝を、地には平和を、人々には明るく愉快な未来を・・・3,2,1・・・いただきま~す」
小さな子供数人と食事を共にする「プリシラ」。どうやらここは児童養護施設のようです。
「・・・食べないの、プリシラ?」
一番のお姉さん・・・というよりは「プリシラ」と同世代の女の子(同じ施設の出身?)「ヨアンナ」に声をかけられた「プリシラ」ですが、「私はもう食べてきたから」とその場を離れ、自分は一人「パンの耳」で食事を済ませていました。
「プリシラ・・・そんな気の使い方・・・本当なら年上の私がみんなを・・・」
「そんなことないって、ヨアンナはみんなの世話が忙しいし、私は鎧に乗るの好きだもん
※どうやら、「プリシラ」がバトルで得た賞金で皆を養っているようです。(T_T)。

「・・・プリシラ、前にも言ったけれど、もうここまでにしない?・・・今までのお金でしばらくは食べていけるのよ・・・これ以上無理してママみたいになったらどうするの!
「ヨアンナ」の言葉に、ペンダントを取り出して中の写真を見つめる「プリシラ」。そこには、ママと呼ばれたシスターと、両脇に幼い頃の「プリシラ」、「ヨアンナ」が写っていました。
「・・・ヨアンナ、私はずっとママみたいになりたかったの・・・ママは私たちを本当の家族みたいに育ててくれた。・・・そのためにブラウニーでバトルショーを続けて
「プリシラ」の言葉を黙って聞いていた「ヨアンナ」でしたが、彼女にも言い分はありました。「もしも死んでしまったらと」。
「・・・でも、死んでしまったら・・・今ならまだ間に合うわ、ジョバンニさんの話をもう一度聞いてみない?
やだよ!八百長なんて・・・ママは反則はやっても八百長はしなかったわ・・・私は正々堂々と戦って勝ってみせる・・・」
※(反則は置いておいて、)「プリシラ」は真っ直ぐ育ったようですね。「ママ」も草葉の陰で喜んでいることでしょう。うんうん。

卑怯というか、達者と言うか、ちゃっかり「プリシラ」側に八百長を持ちかけていた「ジョバンニ」。
隠れて話を聞いていた「カルメン99」もその「手際の良さ」に舌を巻くほどです。※内心では料金の上乗せを考えているでしょうね・・・。
一方、「プリシラ」と「ヨアンナ」の話を聞いてしまった「ウェンディ」の思うところは、やはり児童養護施設の子供達のこと。
「ねぇヴァン・・・ヴァンが勝ったら、あの子達どうなるの?」

これに対する「ヴァン」の回答は実に簡潔なものでした。
「どうなるって・・・そりゃ、あいつらの問題だろう。俺には関係ない
※「ヴァン」は冷たい・・・というよりも、「関心がない」のが実際のところでしょう。彼はこのまま、最後まで「カギ爪の男」意外には興味を示さないのでしょうか。

その頃、同志「カギ爪の男」とは別行動を取り、列車で移動を行っていた「オリジナルセブン」の3人、「ウー」「メリッサ」「カノッサ」。
退屈な旅だと話す「カノッサ」に対して、景色が綺麗だという「メリッサ」。一人黙々と前回の鞄を触っている「ウー」。三者三様です。
「・・・あ、お星様・・・」
その時、窓から景色を見ていた「メリッサ」が流れ星らしき物を見つけます。それに目をやった「ウー」は表情を変え「近づきつつある」と言葉を漏らしました。

「・・・カノッサ、メリッサ。・・・届け物を頼まれてくれないか。私には、やることができた
※二卵性双生児っぽい「カノッサ」と「メリッサ」ですが、性格はかなり異なりますね。それから、気になるのが鞄の中身、そして「ウー」が見た流れ星は呼び出された「DANN」だったのでしょうか・・・。

試合を翌日に迎え、登録のために「DANN」を呼び出した「ヴァン」。残りの作業は「カルメン99」に任せて、一人夜の散歩へと向かいます。
「特殊な鎧・・・か。・・・あのとき、いったい何が・・・」
「ガドヴェド」との一戦、最後に「ヴァン」が見せた力、それは無意識のうちに出していた力でした。そのことについて思い悩む「ヴァン」。
と、そこへ転がってくるのは巨大なタイヤ。腰に手をやった「ヴァン」ですが、現在「DANN」は手続き中。慌てる彼を突き飛ばして助けたのは「プリシラ」でした。
「・・・危ないよ、ヴァンさん」
ゴミ捨て場で部品を探していたと話す「プリシラ」に、「ヴァン」は感心します。
「自分でカスタムしていたのか・・・たいしたものだ。・・・俺はごめんだ、面倒くさい」

※確かに、彼は「最強の鎧乗り」。ただ、それだけです。「DANN」は「ヴァン」が乗り込むことで自己修復もできますが、それは通常の「鎧」には不可能な話みたいですし。

ふたりで会っていると「八百長」と勘違いされるという「ヴァン」の言葉に喜ぶ「プリシラ」。
「・・・良かった。私も八百長なんてする気はないよ」

喜びを身体で表現するタイプ (笑 の「プリシラ」は、勢いをつけてタイヤで曲芸乗りを見せますが、ちょっとバランスを崩してしまいます。
危なく地面に激突するところをお姫様だっこで抱える「ヴァン」。
「・・・お前、結構調子に乗りやすいやつだな」

戦いを控えているというのに、お互い馬が合い始めたのか、世間話を進める「ヴァン」と「プリシラ」。
「プリシラ」には、「ウェンディ」とはまた違う魅力を感じますね。「ヴァン」と仲良くなったし、ヒロインの座も危ないかも・・・(^^;)。

翌日、ついに迎えた戦いの時。児童養護施設の子供達も応援に来て、「ブラウニー」VS「DANN」によるバトルが始まります。
「優勝パーティの準備は整った、着ていくスーツも仕上がった。後は予定通り、君たちの鎧が勝つだけだ」
相変わらずの「ジョバンニ」節に、相づちを打つだけの「カルメン99」。
「・・・ですね、何もかも計画通り」
※昨日からのお相手に、だいぶお疲れのようです。

さて、いよいよ時間となり始まったバトルは、巧みな操縦技術と機体の軽さで「ブラウニー」有利に進みます。
「見え見えよ、そんな攻撃!」
先日までとは戦法を変え、攻撃主体でリズムを作る「ブラウニー」
に対し、いつも通りの試合運びを進める「DANN」。しかし、彼女の身軽さは「ヴァン」の予想を超えていました。
「・・・だからさ、当たらなきゃ意味ないんだって」
なんと、構えた刀の刃の上に立った「ブラウニー」。これぞ未来の「弁慶」VS「義経」か!

「おっと」
それに対して刀を持つ手をゆるめた「ヴァン」。流石にバランスを崩した「ブラウニー」に渾身の一撃!彼女の機体は会場の壁に激突します。
巻き上がる噴煙、どよめく観衆、子供達の悲鳴が聞こえる中、何事もなかったように立ち上がる「ブラウニー」。
「・・・だよな、たいしたもんだ、あいつ。・・・攻撃が当たった瞬間、地面を蹴って後ろに飛びやがった。オリジナル以外にこんな鎧があったなんて。・・・認めるよ、お前とその鎧は確かに強い
「・・・どうしよう、どうしたら、どうしたらいいの・・・こんなに楽しいの、初めて!
珍しく、「ヴァン」が戦いを楽しんでいるように見えます。そしてもちろん「プリシラ」も。

「ヴァン」とのバトルで、その機体を覆っていたパーツを脱ぎ捨て、完全戦闘モードへと変化した「ブラウニー」。さらに早くなったスピードで「DANN」の周囲を走り、文字通り相手を煙に巻こうとします。
「面白い奴だな、お前、名前なんていったっけ・・・プリシラか、よし憶えた」
この物語始まって以来、初めての快挙。「プリシラ」を認めた「ヴァン」は自分から相手の名前を尋ね、その名前を憶えました!
※驚く「ウェンディ」とむかつく「カルメン99」が全てを物語っていますね・・・今日の物語で私も一番驚きました。(^_^)。

「プリシラ、俺にはひとつ試してみたい感覚があってな・・・悪いが、ちょっと付き合ってもらう」
そう言うと、「ガドヴェド」との戦いの構えを見せる「ヴァン」。一気に剣を振り払い、土埃を消し去りますが、周囲にいたはずの「ブラウニー」の姿がありません。
「そっちか!」
天上から「イナズマキック!」・・・もとい、「妖精の一差し」を浴びせる「プリシラ」。もはや振り返って刀を当てる余裕はありません。
・・・しかし、「もらった!」と彼女が思ったとき、「ヴァン」は刀を二つに分け、自らの鎧を傷つけるほどの近距離を通って、「ブラウニー」の毒針を切り裂いたのです。
そして、そのまま一気に「ブラウニー」の胸を貫く「DANN」。
「あ~あ、まさか自分の鎧を傷つけてまで攻撃するなんてさ・・・武装を追加しておけば良かった」
勝負の負けを認め、立ちつくす「ブラウニー」。しかし、「ヴァン」の興味はその外にありました。
「あと一歩か、ガドヴェド・・・何が足りないのか教えてくれよ・・・」

※実力を越えた一撃・・・というのは言い過ぎかもしれませんが、やはり前回「ガドヴェド」に勝利したのは、無意識の一撃、いわば「火事場の馬鹿力」だったのですね。

ふたりの勝負は「ヴァン」の勝利・・・ですが、そこへ乱入してくる男がいました。「ジョバンニ」曰く、「スーパー鎧乗り」の男の正体は・・・「ザコタ」
ここからの勝負は語るまでもないでしょう。正式な「RWC」選手である「ザコタ」が破れた結果、賞金や副賞を手に入れた「プリシラ」。結局、「ヴァン」がもらったのは違約金だけ。
※「二又一成」・・・いい味を出しています。(^_^)。

「・・・まったく、変な乱入さえなかったら、もっと手に入ったのに。不足分、こっちで調達するから、ミズーリで会いましょう。そこが一番、目的地に近いから
ひとまずは「カルメン99」、そして入院している「ジョシュア」とも別れてふたり旅へと戻った「ヴァン」と「ウェンディ」。
旅立つ「ヴァン」に「プリシラ」は大切な「パンの耳」を渡します。「途中で食べてください」と。
「ありがたくもらっておくよ、プリシラ」

自発的に興味を持った異性は「エレナ」以来かもしれません。このままではヤバイですよ~「ウェンディ」(^^;)。
さて、最後の「ヴァン」メンバー(であろう)「プリシラ」が登場しましたが、とりあえず次回は「ヴァン」と「ウェンディ」ふたりの旅路のようです。
子供達もいることですし、「プリシラ」の合流はまだ先かな。

Turn in next time for more action and adventure! Are you ready?

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うえきの法則_TV27

第27話「ヒデヨシの法則」

ぶっちゃけ、5人目の仲間は「ウソップ」でした。(^_^)。

新幹線に乗って「植木耕助」と「森あい」が長距離デート!?・・・にしては真剣な表情の「植木」。キーワードは「仲間捜し」。

時は戻って「アノン」のことを「佐野清一郎」と「鈴子・ジェラード」に、(ついでに「天界獣(テンコ)」にも)伝えた「植木」と「森あい」。
そこへ、見たことのないチビッコが姿を見せます。実は、チビッコの正体は「神補佐」。二次選考についての説明に来たと言います。
「・・・二次選考は3週間後。試合はグループ参加が可能で、1チーム5人までなら、どなたと組んでもOKです。・・・しかし、皆さんはこれまで敵同士。すぐには仲間になれないと思います。ですからこの期間、力ずくのバトルで仲間にしてもOKです。気絶しても能力を失ったり、エントリーを削除されたりすることはありません。ご安心を」
「神補佐」が伝えてきた二次予選の方式、それは「チーム戦」でした。現在の「植木チーム」は「植木」「森あい」「佐野」「鈴子」の4人ですから、あと1人追加が可能です。
「1人・・・私に心当たりがありますわ。・・・宗屋ヒデヨシ
、ただ、彼と戦った者は、皆二度と戦いたくないと漏らしているそうですわ」
というわけで、「鈴子」ご推薦の「ヒデヨシ」を探しに、わざわざ新幹線で「鳥句(とりく)駅」まで仲間捜しの旅に出た「植木」と「森あい」だったのです。
※ちなみに、「植木」の真剣な表情の原因は・・・車酔いでした。(^_^;)。

モバイルを頼りに探し当てた男は、登録データの「ゴリラ」・・・というよりは「サル」っぽい男。「キュッキュッ」と言いながら、自動車の洗車をしていました。
「・・・大変そうだな」
近づいてきた「植木」の言葉を耳にした「ヒデヨシ」は、それまでの疲れ切った表情を一変させ、楽しそうに鼻歌を歌いながら洗車を続けます。
「ぶっちゃけ楽しくて、楽しくて・・・こんな楽しさ知らないなんて、人生損しているぜぇ~」
その言葉に、その動きに興味津々となってしまった「植木」と「森あい」。言葉巧みに「ヒデヨシ」にのせられ、なんと500円を支払った上で洗車を替わってあげることに。
「ヒデヨシ」の声優は、なんと「山口勝平」!「犬夜叉」?・・・いいえいいえ。「工藤新一」?・・・とんでもない。この口調、このノリは・・・「ウソップ」です!(^_^)!

冷静に考えてみれば、車好きでもない限り、洗車なんて楽しいはずもなく、ふたりとも「ヒデヨシ」のアルバイトを騙されて手伝わされていただけでした。
※頭と背中に「騙」(だます)の一文字。気合い入っているなぁ・・・。

「ぶっちゃけ、お前らのお陰で助かったぜ、じゃあなぁ~!」
速効で逃げ出した「ヒデヨシ」を六つ星の神器「電光石火(ライカ)」で追い抜いた「植木」。騙された恨みは置いておいて、さっそく「仲間」としての勧誘を始めます。ところが、その話を始めた途端に不機嫌になる「ヒデヨシ」。
「・・・お前らもか、お前らもあいつの手先か!ぶっちゃけ、俺は、もうこんなバトルを続けるつもりはねぇ!」
そう叫ぶと「石ころを巨大隕石に変える能力」を使って「植木」に攻撃を仕掛けてきた「ヒデヨシ」。慌てて「植木」は「森あい」をかばいますが、・・・なんとその能力は「騙し」。
「しょう油ボンバー!」
本命はこちら、隠し持っていたしょう油を使った目つぶし攻撃でした。
悶絶する「植木」の隙をついて逃げ出す「ヒデヨシ」。
マ、マジで「ウソップ」。画面を見ないで声だけ聞いていたら、彼の攻撃だけ「ワンピース」!(^_^)。それはさておき、悶絶中の「植木」の足下に転がっている「手作り太陽のネックレス」は、いったい?

「ヒデヨシ」が向かった場所、それは「たいようの家」の札がかけられた児童養護施設でした。
「ヒデヨシ~にわとり小屋の掃除手伝って」
「自転車の練習、つきあってよ!」
「また勉強教えて~」
子供に人気の「ヒデヨシ」は「ぶっちゃけ」と答えつつも喜んで子供達の相手をしています。そこへ、追いかけてきた「植木」と「森あい」が到着。
「ヒデヨシ~、あんた探すの大変だったんだからね!」
怒る「森あい」をなだめつつ「植木」は
「ヒデヨシ」に「落ちていたのを届けに来ただけだ」と「手作り太陽のネックレス」を渡します。
そのネックレスには「ズルにいちゃん いつもいっしょにあそんでくれてありがとう。たいようのいえ いちどうより」という子供の字が書かれていました。
「サンキュー、探していたんだ~」と踊って喜ぶ「ヒデヨシ」。
「・・・親のいないあいつらに、俺がしてやれる事って、ぶっちゃけ、一緒に遊んだり、お菓子買ってやるくらいだけどさぁ、それでもあいつら、これを俺にって・・・くれたんだ」
※「ヒデヨシ」、良い奴ですね~。好感度非常にアップですよ~(^_^)。

うち解けてきた「ヒデヨシ」に「植木」は、さっき「ヒデヨシ」が口にした「あいつ」について質問をします。
「・・・あいつってのは、俺の担当神候補、ザックのことだ。神候補のくせに、悪い奴とつるんで好き放題やっている、嫌な野郎さ。・・・二次選考のチーム戦に俺を加えたいらしくて、何度もここに来やがる。・・・俺はザックのために戦うなんてごめんだ。・・・それに、こいつらをほおってバトルなんてできるわけがねぇ
彼の言葉を聞いた「植木」は「森あい」に「仲間を捜すのはまた今度にしよう」と言います。そして、「森あい」もその言葉に頷くのでした。
・・・しかし、「ザック」は、未だ「ヒデヨシ」のことを諦めていなかったのです。
「・・・拒否する理由があるなら、その理由を取り除くだけだよ・・・」

※うわぁ・・・「マーガレット」とは別の意味で最悪な神候補ですねぇ。子供達が狙われそうです。(T_T)。

楽しくドッジボールを遊ぶ子供達と「ヒデヨシ」を嬉しそうに見つめている「植木」。でも、ひとり、その輪に加わらない男の子「ケンタロウ」がいました。
「何してんだ、みんなと遊ばないのか?」
「ケンタロウ」に声をかける「植木」。しかし彼は「何をやってもダメだし、みんなの足手まといになっちゃう」と泣きべそをかきます。そして、無理に立たせようとすると泣くばかり。
なんとか「ヒデヨシ」が「ケンタロウ」を肩車をすると、ようやく一緒にドッジボールを楽しみ始めます。
「・・・相変わらずだな、ケンタロウの奴。・・・あいつ、自分一人じゃなにもしようとしないし、何かやらせようとするとすぐに泣くし、もうお手上げだよ」
その言葉を聞いた「森あい」は、「ケンタロウ」を「ヒデヨシ」から下ろし、「自分で戦いなさい」と言って聞かせます。
「・・・できる、才能なんて無くったって、頑張ればきっとできるようになる。私にそう教えてくれた奴がいるのよ・・・あいつよ」
「森あい」が指さした相手は「植木」。「ケンタロウ」はその言葉に、涙を流しながら「植木」に噛みつきます。
「じゃあ、お兄ちゃんは、頑張って何でもできるようになったの?苦手なことはないって言うの?・・・バク転が苦手?やっぱり、苦手なことがあるじゃないか、そんなに言うなら、一日でバク転やってみろよ!
「ケンタロウ」を黙って見下ろす「植木」。彼の瞳は、何度も私たちが見てきた目つきになっていました。そう、頑固にひとつのことをやり続ける「植木」の目に・・・。
※こんなことを言われたら・・・ねぇ。

その日の夜、帰りが遅くなった「植木」と「森あい」は「ヒデヨシ」と一緒に「たいようの家」に泊まることに。
トイレに起き出した「ケンタロウ」は、庭で一人、傷だらけになりながらバク転を練習する「植木」の姿を目にします。
「・・・頑張ったって何も変わらないのに・・・」
そうつぶやくと、布団に戻ろうとする「ケンタロウ」。しかし、彼はもうひとつ変わった物を見つけます。それは、みんなで飼い育てている、にわとりの羽根。
「小屋が・・・壊されている・・・誰がこんなことを・・・」
「ケンタロウ」の泣き声に駆けつけた「ヒデヨシ」や「植木」達が小屋を見ている時、羽根が表のほうにまで落ちているのを見つけた「ケンタロウ」は、その先を追いかけます。そして、そこに居たのはにわとりを抱えた少年の姿でした。
「にわとり泥棒~ん、むぐぅ・・・」
その言葉に振り返った「ヒデヨシ」が見たのは「ザック」の手先が「ケンタロウ」を連れ去れるところでした。

慌てて追いかける「ヒデヨシ」と「植木」が公園まで来たとき、一人地面に座らされている「ケンタロウ」を見つけます。そして、その周囲には能力者達の姿が・・・。
※彼らの狙いは「ヒデヨシ」。しかし、先ほどの「ザック」の話から推測するに、今回の狙いは「拒否する理由」のはずです。

29thステージ - チーム戦? -
「究極のエコロジスト&ウソップ2世 VS ザックのいかれた手先達」

能力者「ウーゴ」、そして「ニコ」による攻撃を受ける「植木」と「ヒデヨシ」。
反撃とばかりに「ヒデヨシ」は「壁を大津波に変える能力(嘘)」を発動させて、その隙に「ウーゴ」へとアタック!
「植木、こいつは俺が引き受けた。そっちはお前に頼む!」
かくして「ニコ」の相手は「植木」に。
単なるかっこつけ野郎・・・とはいえ彼も能力者「美しい髪をドリルに変える能力」という、けったいな能力で攻撃を仕掛けてきます。
「こいつで僕は自由に地中を移動できるのさ。・・・速度は時速300km、移動中は美しく無音・・・僕の位置を知ることはできない」
「ライカ」以上のスピードに戸惑う「植木」に地中からドリル攻撃を加える「ニコ」。
「・・・僕が土の中に潜った瞬間、君に僕を止める手段はない」
絶対の自信を持って攻撃する「ニコ」でしたが、まさに、語るに落ちました。
「・・・じゃあ、潜るな」
五つ星神器「百鬼夜行(ピック)」の一撃に、「ニコ」沈没
・・・。
※あっさりと撃沈。まあ「ロベルト・ハイドン」といい勝負をする「植木」の相手ではないでしょうねぇ。(^_^;)。

しかし、やはり「ザック」の狙いは「拒否する理由」=「たいようの家」でした。
「あいつら、ヒデヨシのいない隙にたいようの家を潰すって・・・」

助け出した「ケンタロウ」に敵の真の目的を聞いた「植木」は、「ケンタロウ」に「ヒデヨシ」を呼んできてくれと頼みますが、「ケンタロウ」は泣き叫ぶだけで動こうとはしません。
「・・・わかった。見てろ!・・・な、やればできるだろう!」

その目の前で練習していたバク転を見せた「植木」。その動きに見とれ、「ケンタロウ」の涙も止まります。
「頑張れ、やればできる!・・・本気でやればな
「植木」の言葉に「どうしてケガまでして助けてくれるの」と問う「ケンタロウ」。彼の、「植木」の答えは決まっていました。
「それは・・・俺のヒーローが困っている人を放っておけない人だったからだ!
その言葉を聞いた「ケンタロウ」は、自分も「ヒデヨシ」のようになりたいと言い、先ほどまでとはうってかわって元気に走り出していきます。
流石「植木」!・・・でも、最後に穴に落ちてしまったけれど。(^^;)。

「ゴムボールを濃硫酸に変える能力!」
一方、そうとう危ない能力を持った「ウーゴ」に苦戦している「ヒデヨシ」。
はっきりいって逃げの一手です。
「あれあれ、どこに行った?」
左右に分かれた道で「ヒデヨシ」を見失った「ウーゴ」は、声のした右側を選択し走っていきますが、それは「騙し」。「ヒデヨシ」お得意のフェイクでした。
「俺の、声を似顔絵に変える能力にはまったな・・・10m以内ならどこにでも描けるのさ」
※これって「俺の声」を変えるのか、「声」を変えるのかによって、能力の使い勝手が変わりますね。どっちだろう?

合流してきた「ケンタロウ」から敵の狙いを聞いた「ヒデヨシ」でしたが、その姿をついに「ウーゴ」が見つけ出します。
「あれあれ、ここか・・・さっきはお前の力にうっかり引っかかったけど、もうわかったから、その能力は無力だぞ
慌てて倉庫へと逃げ出す「ヒデヨシ」と「ケンタロウ」。能力がバレた以上、お得意の「騙し」で「ウーゴ」を引っかけようとします。
「・・・打つ手もないし、こうなりゃあんな家どうなったっていいや、好きにしろ。・・・それにあの家を潰したからって、俺が仲間になるとは限らないぜ。お前みたいな弱い奴の仲間になるのはごめんだ
この「騙し」に「ウーゴ」は引っかかってしまいました。
「あれあれ、バカにするな、俺のゴムボールの命中率は100%だぞ」
そして、バトルとは無関係な「ゴムボールあて大会」へと引き込まれる「ウーゴ」。「ヒデヨシ」が作成した的に向けて、次々とゴムボールをぶつけてゆきます。
「一回じゃまぐれってこともあるしな、ここならどうよ」
すっかり体力を消費した「ウーゴ」はだんだんと「ヒデヨシ」の動きについて行けなくなり、「似顔絵」と本人の声を間違え始めます。その隙を狙って「わさび」やら「納豆」やらで攻撃を仕掛ける「ヒデヨシ」。
どこに持っていたんだ!・・・にしても本当「ウソップ」を思い出します。ナイス・・・いや、ベストキャスティング!(笑

押し気味に進めはしますが、決め手に欠ける「ヒデヨシ」の攻撃。それを見やった「ケンタロウ」は「植木」の言葉を思い出し、「本気で頑張ってやろう」とします。
「ぶっちゃけ、それを今考えているんだよ」
「でも、さっきから逃げてばかりじゃん」
「うっせーな、今考えるって言っているだろう」
「隠れてばかりでズル兄ちゃん格好わるい、最低!」
仲間割れを始めた「ヒデヨシ」と「ケンタロウ」の声を聞いた「ウーゴ」は、「騙し」の可能性も考えますが、相手が子供ということもあり「小細工ができない」と看破し、攻撃を加えます・・・しかし。
「わさび納豆ボンバー!」
「罠」とわかっていても引っかかるのが「罠」。「騙し」も相手に悟らせてからが腕の見せ所です。
見事に「ウーゴ」をノックアウトした「ヒデヨシ」を褒め称える「ケンタロウ」
「凄いや、やっぱりズルさじゃ、ズル兄ちゃんの右に出る人はないね。ズルいや、本当にズルいや!」
多少疑問を感じつつも、「ケンタロウ」にお礼を言う「ヒデヨシ」。

一方、その頃、「植木」は未だに落ち続けていました・・・。

今まで「植木」チームは「天然ボケ」の「植木」「鈴子」、「まじめ一本」の「佐野」に、一人で「森あい」が突っ込みを入れていました。
しかし、「ヒデヨシ」の加入は、「自在ボケ&突っ込み」の可能性をチームに与えたといえましょう。素晴らしい補強です!・・・え、戦力的にはどうかって?・・・それは見てのお楽しみ
、また来週~。(^_^)/

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ツバサ・クロニクル_TV24

第24話「死闘のヤイバ」

先日、「エンジェリックレイヤー」のDVD-BOXを手に入れました。まだ中は見ていませんが、これで「カードキャプターさくら」とあわせて、「CLAMP」を2つ所有したことになります。今のところ「ツバサ・クロニクル」をDVDで購入する予定はありませんが、果たしてこの作品は(私に)DVDを購入させるパワーを持った作品になることができるでしょうか・・・。

まだまだ「星史郎」には実力で及ばなかった「小狼」。彼の一撃に、その姿は消滅してゆきました。駆けつけた「サクラ」と一緒に・・・。
「この国の人々は全て消え去り、そして小狼も・・・死んだ。これで僕を邪魔する者は、いない
あとの「鬼児狩り」など相手ではないという余裕でしょうか。それにしても「星史郎」の登場に合わせて流れるBGM。怪しさ爆発です。(^_^;)。

一方、残された「龍王」たち「鬼児狩り」の目前では、街々の鬼児が合体し、より高レベルの鬼児が生み出されてゆきます。
「俺も市役所の資料で見たことがある・・・」
「・・・イの三の鬼児だ!
そして、生み出された鬼児「イの三」は町を徘徊し、喫茶「猫の目」跡地にて(「モコナ」を懐に抱えて(笑 )集中力を高めていた「黒鋼」へと襲いかかりました。
その姿を確認し、ゆっくりと刀を抜く「黒鋼」に牙をむく鬼児「イの三」。
「来い・・・天魔昇竜閃!」
格好いい~。「ワンピース」の「ロロノア・ゾロ」あたりと勝負して欲しいほどです。(^_^)。

一撃の下に鬼児「イの三」を粉砕した「黒鋼」の元へ駆けつけた「鬼児狩り」一同。そして、彼の剣技を見ていた「星史郎」は次のステップへと駒を進めます。
「本格的におかしくなってきたな・・・」by「草薙」
パーク側はどうしたんでしょう」by「蘇摩」
このままゲームが強制終了しちまったら、誰が誰だかわかんなくなっちまうよ」by「龍王」
彼らの会話が理解できない「黒鋼」は「何の話だ?」と問いますが、興奮状態の「龍王」や「譲刃」は逆に質問してくるばかり。
「ねぇ、ワンコさんやニャンコさんは、現実でも同じ姿なの?」by「譲刃」
「名前は?・・・ここでの名前じゃなくって、本当の名前はなんていうんだ?」by「龍王」

さっぱり理解できない「黒鋼」と「モコナ」は再度問い返しますが、その回答よりも先に、世界に「星史郎」の干渉力が働きかけていきます。
モザイク状になり、死を迎えたときのように消えていく彼ら・・・。
「パーク」、そして「ゲーム」。前回あたりから勘の良い人はわかっていたことと思いますが、この世界の正体が明らかになってきましたよ。それにしても、慌てている「譲刃」萌え~。(^_^)。

「ゲスト番号β435691、死亡。・・・桜都国より強制退場となりました」
「夢卵」と書かれたマシンの中で目を覚ました「小狼」。その姿は元の旅の衣装。そしてここは死者の国・・・ではありません。マシンを覆う透明のドームを叩いてきたのは、先に亡くなったはずの「ファイ」。
「ファイさん、良かった・・・生きていたんですね・・・姫!姫!」
同じように目を覚ました「サクラ」とも再会できた「小狼」。周りを見渡せば「モコナ」や「黒鋼」の「夢卵」も置いてあります。
「本当に死んだと思っていた?・・・でも、死んだんだけどね、桜都国では
状況を理解できない「小狼」と「サクラ」に説明を始めた「ファイ」。3人は動く歩道に乗り、別の場所へと移動します。
「・・・ここは桜都国じゃないんだよ。というか、桜都国は現実には存在しない。・・・俺たちが本当に到着した世界は、エドニス国のフェアリーパークという場所。ここは、この国の人達の娯楽施設・・・遊園地みたいなものかな」
その回答に対して、「夢卵」に入った記憶がないと疑問を口にする「サクラ」と「小狼」。その質問に答えてくれたのは、一人の美しい女性でした。
「それは、私から回答致します。初めまして、千歳と言います
「ファイ」によると、彼女はこの「フェアリーパーク」を創った制作者のひとりだといいます。
「・・・実は、皆さんのここに来たときの記憶は、消去してあるのです・・・でも、ご安心ください。そろそろ、記憶が戻るはずです」
「千歳」さん、超美人。好み~。この国だけのゲストキャラなのが惜しいくらいです。

蘇る記憶。その中で「小狼」達は「夢卵」の中へ個々に転送されていたのです。
「まともに吐き出せないのか、この白まんじゅうは!」
「さ~て、今度はどんな国かなぁ・・・」
「黒鋼」の怒声が響き「ファイ」の呑気な声が聞こえる、いつもの光景。そこで「小狼」達は、強制的に「夢卵」によって眠りへと誘われました。
※回想シーン、短かったですね・・・。それにしても「夢卵」に座る=「ドリームカプセル」の利用を許諾するのでしょうか、結構強制的だったし。

「俺たちが行った桜都国は・・・仮想現実?・・・夢みたいなもの・・・」
「小狼」達が体験した「桜都国」での生活、体験。それはすべて「フェアリーパーク」人気一番のゲーム「夢卵」の仮想現実の世界でした。
いきなりの真実に少し困惑する「小狼」ですが、思い当たる節もいくつか浮かびます。
「・・・そういえば、市役所が鬼児の動向を把握していたり、鬼児が鬼児狩りだけを襲ったりするのも、それが理由だったんですね」
こんなゲームはやってみたい!・・・帰ってこれなくなったりして、いやいや、こうしてキーボードを打っている今こそが、実はゲームの中・・・( ̄□ ̄;)!!ガーン

一応は納得した「小狼」でしたが、不思議な点がひとつ。それは「長庵」で購入した「緋炎」が、現実世界でも存在すること。
「・・・実は今、恐ろしい異変が起きつつあります。・・・そのためにパークは営業を停止して、来園者の皆様に避難をして頂いたところです」
「千歳」の言葉に「何がおきているのですか」と問う「小狼」。一度ため息をついた「千歳」はゆっくりと、異変について語り出しました。
「・・・あなたは、システムの干渉者をご存じだと伺いました。・・・その人のことを、教えて欲しいのです。・・・このままでは・・・」
言葉を続けようとした時、「緊急事態」の赤ランプと共に、消えていく「夢卵」の中の「黒鋼」と「モコナ」。そして、発生した地震・・・。
「ねぇ、千歳さん。いったい何が起ころうとしているのかな」
「ファイ」の言葉に、意を決して事態を説明する「千歳」。彼女の言葉は「小狼」達を驚かせるのに十分でした。
「ゲーム内に進入した干渉者によって、仮想現実だった桜都国が現実になろうとしているのです」
これも「サクラの羽」の力!?凄い・・・今までで一番凄いかも。

信じがたいことでしたが、彼女の言葉は真実でした。崩れた町並みも、鬼児も、そして「星史郎」や「黒鋼」、「鬼児狩り」達までもが「フェアリーパーク」内へとその姿を現します。
「ここはフェアリーパーク・・・?」
「なんで、桜都国のビジュアルのままで、こっちに戻っているんだ?
「譲刃」や「龍王」が疑問の声を上げる中、「モコナ」は「黒鋼」へ声をかけます。そして、その先には鬼児の上に乗った「星史郎」の姿がありました。
「・・・なるほど、あれは殺す者の目だ」

気合いを入れるためか、やや微笑みを浮かべながら「モコナ」を「蘇摩」へと預ける「黒鋼」。向かう先は、そう、「星史郎」の元です。止める「鬼児狩り」達の声も聞かず、歩みを勧める「黒鋼」。
「・・・世界がどうなろうと知ったことか。俺は、俺のやりたいようにやるだけだ。・・・あいつがあそこにいて、小僧が戻ってこない。後は俺の勝手だ
格好いい~パート2!・・・ここは、「いや、小狼ならそこにいるんだけど」とか、突っ込みを入れてはダメです!

「干渉者が、どんな方法で仮想現実を実体化させているのか、早くそれを突き止めないと、エドニス国全体が危険です」
「千歳」の言葉に「サクラの羽根」こそが原因だと話す「小狼」
そして、「フェアリーパーク」の監視システムが「危険区域」への侵入者の存在をモニタに映します。
「黒鋼さん!」

その声が聞こえないほどには遠くにいる「黒鋼」。彼はいよいよ「星史郎」との対決の時を迎えていました。
「猫の目にいた奴をやったのはお前か・・・小僧はどうした」
「黒鋼」の言葉に、「殺しました」と簡潔に答える「星史郎」。それに対する「黒鋼」の言葉もまた、簡潔なものでした。
「わかった。・・・てめえは俺が切る」

大上段へと構えた刀「長剣 蒼氷」にて斬りかかる「黒鋼」。「避けきれると思った」「星史郎」と「真っ二つにしたと思った」「黒鋼」。・・・結果「星史郎」の羽織っていた衣が切り裂かれました。
「・・・久しぶりに、楽しい時間になりそうですね」
その言葉と共に眼鏡をかけた「星史郎」。ふたりによる本気の戦いが、今始まります。

※つ、つまり「小狼」との戦いは、手を抜いていて、それでも楽しくない戦いだったと・・・。がんばれ「小狼」!(T_T)。

一方、「モコナ」や「鬼児狩り」メンバと再会した「小狼」「サクラ」「ファイ」でしたが、そこへ高レベルの鬼児が襲いかかります。
「やるっきゃねえようだな」by「龍王」
「そのようですね」by「蘇摩」
「でも、現実の世界でも戦えるの?」by「譲刃」
「・・・向こうも実体化したのなら、こっちだって鬼児狩りの力があるはずだ」by「草薙」
戦いを決意した「鬼児狩り」に「千歳」は「そのことは事実だが、本当に死んでしまう可能性もある」と告げます。そして、この事態を止めるには「干渉者」である「星史郎」の力「サクラの羽」を止める必要があると。
「・・・お前は先に行け」
しばらく見つめ合った後、「小狼」に「サクラの羽」回収を任せる言葉を告げる「龍王」。
その言葉に嬉しそうに手を合わせる「小狼」。
「・・・皆さん、ありがとうございます」
※例え仮想世界の中でも、そこで結ばれた友情は真実だった・・・。美しい話です。(T_T)。

激しい剣技を見せる「黒鋼」と、巧みにかわしつつ刃を入れる「星史郎」。
「小狼も剣を持っていましたね。教えていたのは、あなたですか?・・・小狼、強くなっていました。良い先生なんですね
「・・・もとはそっちが教えていたんだろう・・・身のこなしが小僧そっくりだぜ」
白熱した戦いを繰り広げるふたりですが、剣技のみの「黒鋼」に対し、「星史郎」は魔力も合わせて対応してきます。そして、そこへ駆けつけた「小狼」は「星史郎」が眼鏡をかけていることに気がつきます。
「・・・星史郎さん、本気だ」
※すぐには参戦できそうもない、このふたりの戦い。「小狼」はどうするのでしょうか。

「日本国には骨のある奴はもういなかった。・・・こんな相手に会えるなら、異国へ飛ばされるのは悪かねぇ
嬉しそうに話す「黒鋼」を見つめる「星史郎」。魔力を持つ彼は「黒鋼」にかけられた術に気がつきます。
「・・・あなた、呪がかかっていますね。それもかなり強力な・・・いいんですか、あなたは誰かを倒すたびに強さが減っていく。それでも僕を倒しますか?」
その言葉に表情を変えずに剣を構えなおす「黒鋼」。
「てめえを倒すには、息の根を止めるつもりでいかないとな」
「なら、こちらも同じ覚悟で臨まないといけませんね」

※「星史郎」の「シュ」って「呪」で良いのかなぁ~。

ふたりの剣が交差し、今まさに決着がつこうとしたその時・・・ふたりの間に光が走り、手紙がつけられた竹槍が刺さります。
「・・・なんだ?」
気をそがれ、竹槍を抜いた「黒鋼」にかけられた言葉、振り向いた先には「小狼」が、「ファイ」が、「サクラ」と「モコナ」がいました。
「黒さま~やっほ~」
「おまえら!生きてやがったのかよ・・・」
思わず目をむく「黒鋼」。
「モコナ」108の秘密技のひとつが出た~。(^_^;)。

「・・・ちゃんとこっちに戻っていたようですね、ふたりとも。・・・あなたとの戦いはここまでです。小狼たちを見た途端、あなたから殺気が消えましたから。・・・これで、本当の目的が果たせます
「サクラの羽」の力を使う「星史郎」。蒼い光を放ったその力は、足下の地面を割り、彼の乗る岩を宙に浮かせます。
「さあ、出てきてください。永遠の命を司る者よ・・・イの一と呼ばれる、最強の鬼児よ!
まばゆい光の元、ゆっくりと姿を現す「イの一」。その身姿は「黒鋼」や「ファイ」達も見知った女性「織葉」のものでした。
「・・・やっと会えましたね。あなたがイの一・・・ですよね」
ウインクをする「織葉」に驚く「黒鋼」や「サクラ」達。巨大な鬼児の手のひらに乗った「イの一」、「織葉」の真意は・・・。

「織葉」・・・そうですか、怪しい人だとは思っていましたが、流石に「イの一」とは思いませんでした。おまけにあんなにお茶目だったとは。(^_^;)。
さてさて、長かった「桜都国」の物語も予告通り、クライマックスを迎えます。果たして「織葉」の真意は、「小狼」は「星史郎」にどう挑むのか。
・・・ところで、「龍王」達は現実でも同じ姿なのでしょうか。もしも違っていたら、元に戻ったときに困ったことにならないのかな?「譲刃」とか、実は「ネカマ」だったりして・・・(^_^;)。

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フルメタル・パニック!TSR_TV10

Scene10「ふたつの香港」

DVDの音声特典「雪野五月とゆかなのオーディオコメンタリー」で「ゆかな」が「今作の登場人物はヘタレ(精神的に大人ではない)」という意味のことを言っていたけれど、今回(と次回?)は「相良宗介」の「そんな話」です。ある意味、意外な一面が見られるかも・・・。

出撃前の神への祈り。特に特定の宗教を意識した祈りではないようですが、最新鋭の装備を持つ「トゥアハー・デ・ダナン」といえども戦場に赴く際には神のご加護が必要なようです。
「・・・では、これより作戦海域へ直行します」
「テレサ・テスタロッサ大佐」の号令に従い、「ダナン」へ乗り組む「メリッサ・マオ」や「クルツ・ウェーバー」、そして「宗介」達。
艦内ではAS搭乗者、関連作業者に向けての「ラムダドライバ」に関する技術的勉強会が行われていました。それによるとラムダドライバの起動には特定の脳波が必要だが、意図的に、しかも継続的に発生させることは困難とのこと。
「ラムダドライバを長時間にわたって使用することは・・・たぶん無理だろうということです」
※同時に解説されている「一部薬物の投与により発生を強める手法」というのは「アマルガム」が取っている手法なのでしょう。

この会議のさなかも暗い表情の「宗介」。自由に動かすことのできない「アーバレスト」の「ラムダドライバ」について思うところ・・・前々回に「ベルファンガン・クルーゾー中尉」に言われたことと、それに加えて「千鳥かなめ」の護衛を解かれた件を未だ引きずっているのでしょうか。
格納庫に入り、「アーバレスト」に搭乗した「宗介」。搭載された人工知能「アル」と会話を行い「ラムダドライバ」を制御する「ARXシステム」が未完成であることを知ります。
「ARXシステムはあなたを含めて一個のシステムです。・・・あなたの問題を教えてください。回答頂ければ、私から何らかの助言を行えるかもしれません・・・」
問題の存在を認めない「宗介」に「直感で問題を抱えている」と感じたと答えた「アル」。
「アル」は面白い存在ですね。兵器搭載の人工知能だというのに、「遊び」や「直感」といった概念も持っている。プログラムを行った人間の特性か、自己学習していった結果か・・・。

未だ対話を続けていた「宗介」を呼び出した「マオ」。作戦行動だというその言葉に、躊躇(ちゅうしょ)しながらも「宗介」は作戦室へと向かいます。
「・・・既に知っているとは思うが、香港に所属不明のASが出現した。このASは現在もなお、市街のどこかに潜伏していると思われる。・・・このままでは分割香港がいつ戦場となるかわからない」
「アンドレイ・カリーニン少佐」による説明を引き継いだ「クルーゾー」は、画面に映し出された「ベノム」と思われるASの映像を見せつつ、作戦行動の詳細を説明します。
「・・・既に10機近くのASが破壊され、死傷者も多数出ている。・・・このASの目的は不明だ。強いて言えば、中国内線の再現か、香港経済の破壊だろう・・・あるいは、我々への挑戦状か
彼らに与えられた任務は「偵察」。敵の補給基地を突き止め、AS「M9」による突入作戦用の情報を集めること。
※昔から「暗い」といえば暗かったですが、さらにすごみを増しているというか・・・。まあ、少年期~青年期に通る道ではありますがね。自分が進む道はこれで良いのか・・・と。(^_^;)。

香港島特別区・半山區にやって来た「マオ」、「宗介」達4人。昔、香港に2ヶ月ほど住んでいたという「マオ」は、チームの結束を高めるためか、少しでも「宗介」の気を紛らわせようとするのか、自分が軍隊へと入ったきっかけを面白おかしく聞かせます。
「・・・私が高校を出てまじめに働こうとしていたら、父親が手を回してハーバード大学出身のボンボンに嫁がせようとしたのよ。・・・流石にむかついてね、結婚式の当日に海兵隊に入ってやったの。教会をウェディングドレスのまま抜け出してね・・・あの決断をしたとき、私はなんでもできる、どこへでも行けるって思ったの
それまではさほど興味もなく聞き流している風であった「宗介」が、「マオ」の最後の言葉には反応を見せました。
「・・・どこへでも」

※さすが「マオ」姉さん。すごい武勇伝です。そして精神的に袋小路に入っている「宗介」にとって「どこへでも行ける」という言葉は魅惑的に聞こえたのでしょう。

見た目は人の良さそうなおじさんにしか見えない、情報部「ハンター」。彼は現在の香港が置かれている状況と、作戦行動への情報を語って聞かせました。
「・・・当たり前の話ですが、南北両軍はそうとう神経質になっていましてね。我々もなるたけ、両軍を刺激せずに隠密に行動せねば成りません。・・・問題のASはまだ領内にいます。うちのアナリストとAIはそう考えています。私の直感も・・・こちらで一応特定しておきました」
用意されたマップを前に絞り込みを行う「マオ」と「ハンター」。鳥や犬に対してASの光学迷彩はあまり役に立たないことなどの情報により一日で回れる箇所へと絞り込めました。
「・・・こんなものかしらね・・・宗介!他にない?」
「・・・ああ、特にない・・・」
ぼーっとしている「宗介」が痛々しい・・・今の彼を作戦行動に参加させるのは「マオ」に対する負担が増えちゃいますが、それだけ「カリーニン少佐」と「クルーゾー中尉」に信頼されているのでしょうね。

「ハンター」が用意した清掃業者の格好へと変装した「マオ」チーム。課題は検問の突破ですが、これは「ハンター」の手腕に期待するしかありません。
ペアを組んだ「マオ」と「宗介」は、観光客どころか、ビジネスマン、現地住人の姿すら見えない香港の様子に驚きつつ、ASが警備する検問へと到着。
「狩人清潔有限公司の者よ。話は通っていると思うけど」と現地公用語で交渉する「マオ」。両軍とも意外にあっさりと通過させたことに「ハンター」の影響力の強さを感じます。
「・・・どうやら、ハンターは大物のようね」

しかし、ふたりの危機はすぐそこへと待ち受けていました。世間話には一切加わらず、無言で運転を続ける「宗介」。明らかに集中力を切らしている彼に注意を払いつつも「マオ」もまた無言で助手席に乗っていました。
「・・・そろそろポイントのはずだ」
「宗介」が視界に入った南軍のトラックに「かなめ」との想い出を呼び起こしたとき、既に目の前の信号は赤へと変わっていたのです。
「・・・宗介!」と「マオ」の叫び声が響く中、タクシーと接触事故を起こしてしまった「宗介」。
当然のように南軍がかけつけ、ふたりを路上へと引きずり出します。
「運転手の目にゴミが入っただけよ!」
必死で抗議する「マオ」の言葉にも、警戒中のため聞く耳を持たない南軍。しかし、皮肉にも彼らの危機を救ったのは、見えないAS・・・目標たる「ベノム」による接触でした。
頭部をちぎられ、壁へと投げつけられる南軍のAS。「ベノム」は「ラムダドライバ」を働かせ、彼らの攻撃を意に介しません。
そして、疾風のように姿を消していきました。
まさに危機一髪。しかし、本当の危機はこれからなんだなぁ・・・。(T_T)。

・・・信号無視、末期的ね。彼女のことでも考えていたの・・・今は忘れなさい!それができなければ、今すぐ車を降りなさい!・・・これじゃあ私ひとりの方がよっぽど安全だわ・・・」
「宗介」の胸ぐらを掴み、怒声を浴びせる「マオ」に返す言葉のない「宗介」。彼も理解していました。今のままでは自分が足手まといだと、同僚を危機に陥れてしまうと・・・。
「・・・そうだな・・・すまない、俺にはもう無理だ・・・任務を続けてくれ
唖然とする「マオ」の前で、トラックを降りてしまう「宗介」。徒歩で香港の町へと消えていった彼に、道は見えているのか・・・。

任務放棄・・・。まさかここまで追いつめられてしまっていたとは。今の「宗介」の目には、それまで彼を支えていた「任務」すら見えていない状態。
それにしても、確か全13話の今作。来週も「宗介」の精神面の話を中心に据えて、果たしてうまく完結するのでしょうか・・・それだけが、ちょっと心配です。

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