ガン×ソード_TV20
ep.XX「ワンダフル・ユニバース」
最近、テレビ東京の規制緩和がめざましいですね。それはさておき、いよいよ20話・・・終盤へ突入といったところでしょうか。考えてみれば「オリジナルセブン」もふたりしか残っていませんしねぇ・・・。
流石に「オリジナルセブン」の「カロッサ」「メリッサ」、そして「ドラクル」2体との対戦はきつかったのか、海底トンネルを抜けた「ヴァン」一行の「鎧」は「DANN of Thursday」を除いてみな不調。一刻も早く「カギ爪の男」を見つけ倒したい「ヴァン」は強行に進軍を主張しますが、「カルメン99」は機体の修理を主張し意見が対立。と、そこへ突然現れた巨大な建物。敵の基地かと調査をしますが、残念ながら観測所の様子。無駄骨かと思われた調査でしたが、「ウェンディ」が地図を、「ネロ」達が大けがを負った男達を見つけます。
一方、彼らとは別の道を進む「レイ」は、ひとり射撃の練習。・・・どうやら、「カロッサ」を倒した際、相手の攻撃で目を痛めたようです。
※「レイ」と「カロッサ」の勝負は相撃ちだったのですね。
「で、どこなんだあいつは?」
地図を前に作戦会議を行う「ヴァン」達。「カルメン99」は、まるでXの字を書いたような大陸を指さします。
「・・・いい、この大陸・・・人が住んでいないと思われていたんだけれど、実際は海底トンネルが通っていて、今、私たちがいるのはこの辺り。そしてこの機械が丁度、中央を示しているから、あの鎧はここから来たんじゃないかしら」
その言葉を聞いてすぐに現地へ向かおうとする「ヴァン」。しかし、またもや「カルメン99」に「遠すぎる」と止められます。
「・・・たとえ鎧を使ったって、途中で気づかれるわ。逃げられたら終わりでしょう?・・・まずは敵の目的を調べないと」
不満顔の「ヴァン」でしたが、ここでもやはり「カルメン99」の答えが正論。介抱している男から事情を聞くまでの間、「ネロ」達や「ジョシュア」、「カルメン99」は「鎧」の修理を、「プリシラ」はシャワーを浴びて待つことになりました。
そして「ウェンディ」はもう一度「ミハエル」の銃を背中から取り出し、兄の事を思います。
「ウェンディさん・・・今から心配しても、仕方がないですよ」
そのマジメな表情を気にとめた「ジョシュア」の声に、彼女は「・・・そうですね」と答えるのでした。
※気が急いていますね「ヴァン」。仇敵が近いのですから仕方がないところでしょうか。
その頃、「カギ爪の男」は珍しく正装に着替えさせられ、儀式の準備を行っていました。
「皆様にご立派な姿をお見せしたいと、ファサリナ様の提案です」
「・・・じゃあ仕方がないですね。決めたことは必ずやる人だから。・・・で、そのファサリナくんは、もう準備はできているのでしょうか」
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ここは格納庫。「鎧」を見上げ、頬を染めている「ファサリナ」。彼女の元へ「ミハエル」が訪れます。
「どうして教えてくれなかったんですか!?」
「カロッサ」と「メリッサ」が倒されたことを教えてくれなかった「ファサリナ」へと迫る「ミハエル」。しかし彼女はいつもの調子で淡々と彼に答えます。
「同志の意志です。・・・旅立ちが近づいているなか、あなたに余計な心配をかけないようにと」
その言葉に納得がいかない「ミハエル」は「仲間のことを心配するのが余計なことなのかと」問いますが、結果は同じ。そして・・・。
「・・・私が、もしファサリナさんのことを心配したら・・・それも余計なことなのでしょうか」
若い青年の淡い想いを秘めた問い。それを知ってか知らずか、「ファサリナ」の回答に変化はありません。
「そうよ。・・・同志の夢を叶えるという使命・・・それ以外は、余計なものなの」
彼女の答えが引き金を引いたのか、不安な心のうちを口にする「ミハエル」。
「・・・心のどこかで、彼の夢を理解しきれていない気がするんです。・・・同志の・・・同志の夢が叶ったとき、この世界はどうなるのでしょう」
そこでようやく「ファサリナ」は彼の元へと歩み寄ってきました。優しく、包み込むように「ミハエル」を抱きしめる「ファサリナ」。
「・・・ミハエルくん、本当はあなた自身に掴んで欲しいことなのだけれど、迷いや未練を持ったまま送り出したくもないわ・・・私が、それを教えてあげる」
ゆっくりと近づく彼女の唇。「ミハエル」は目をつぶることも忘れ、その口づけを受け入れるのでした。
※女教師と生徒・・・いけない放課後レッスン!?(おい
「もうすぐだな」
「同志の説明って何だ?」
「さぁ・・・スタッフは全員見ろってお達しだが・・・」
※見ていない人が「ふたり」いますよ!(^_^;)
「幸せの時」を迎える準備が完了した旨を伝える「カギ爪の男」。ここにきてようやくその目的が明かされます。
一方、既に「幸せの時」を迎えたのは「ミハエル」と「ファサリナ」。ふたりは「Saudade of Sunday」のなかで・・・今、ひとつに。
「今までは・・・みんな・・・同じ答えにたどり着いたわ・・・支配と、征服・・・。彼が悩んで・・・苦しんで・・・その果てに掴んだのは・・・」
「ミハエル」を終始リードし続ける「ファサリナ」。支配の代わりは協調、征服の代わりは友情。「カギ爪の男」の演説と合わさり、彼女の気持ちは絶頂へと向かいます。(おい
「Saudadeは・・・明日を創るために・・・世界をリセットする・・・鍵なのよ・・・世界は・・・もう一度・・・生まれ変わる・・・そう・・・悲劇は皆・・・過去の物となる・・・彼が、同志がこの作戦のために・・・犠牲になるからよ」
※「舞-乙HiME」の第6話といい、今回の話といい、「いいんですか、社長ぉ!(by 福井裕佳梨)」
「ねぇ・・・みんな死ぬってどういうことだと思う?」
「カルメン99」の問いに「関係ない!」と言い切る「ヴァン」。
「俺の邪魔をするなら、誰であろうとぶっ殺す!」
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兄「ミハエル」と「ヴァン」の死闘。このままでは避けられない戦いに悩む「ウェンディ」。洗濯物を干しに甲板へと上がる彼女でしたが、悩みに足下がおぼつかなくなり、危うく洗濯物を落としそうになります。
「・・・そんなところは変わらないな・・・ウェンディ」
「ミハエル・・・兄さん」
大胆不敵。「ファサリナ」とともに「ホバーベース」へと現れた「ミハエル」。彼は「話したいことがある」と、甲板へと足を下ろします。
※ああ、顔つきが「少年」から「男」のものに。(^_^;)。
「ウェンディ、エバーグリーンへ帰れ。これが最後の通告だ」
トランク一杯の黄金を手に帰宅を促す「ミハエル」。しかし「ウェンディ」は「そんなものでヴァンが引き返すと思うの」と答え、受け取ろうとはしません。
「・・・なら、あの男だけは放っておいていい。正直、戦ってもみたいからな」
かつての兄からは考えられない答えを聞いた「ウェンディ」。彼女は「兄さんは間違っている」と訴えますが、今の「ミハエル」にはその訴えも聞こえません。
「・・・ねぇ、世界を滅ぼすって聞いたけれど、どういうこと?・・・私、兄さんとヴァンを戦わせたくない」
「誤解だよ。・・・私たちは、世界を滅ぼす気なんてない。・・・だが、そこまでお前が私を心配してくれるのなら、一緒に来ないか?」
自分を信じろと言う兄の言葉。進むことも戻ることもしない「ウェンディ」に、一歩一歩、ゆっくりと「ミハエル」は近づいてゆきます。
さしのべされた手、その表情を、瞳を見つめる「ウェンディ」。
「・・・兄さん、私わからないの。・・・ただ信じろと言われたってわからないのよ!」
※ごもっとも。理由もなく、ただ信じるだけでは「思考停止」に陥るだけですからね。「ウェンディ」、ナイスですよ。(^^;)。
「ウェンディ!・・・貴様がウェンディの兄貴か!?」
響き渡る怒声、その主は「ヴァン」。
「ウェンディ」を探していた「ジョシュア」によって連れられた「ヴァン」達一行の登場により、事態は一気に一瞬即発の状況へと陥ります。
しかし、「ファサリナ」はあくまで「話し合いに来ただけ」と戦いを否定。
「お友達になりたいと思って・・・皆さんと仲良くなりたいのです」
そして彼女の口から語られる同志「カギ爪の男」の狙い。
「同志は・・・死の病にかかっておられます。・・・しかし、その最後の輝きをもって、この世界をフォーマットし直すのです。その時に使う触媒としてハエッタさんにお願いした花が必要でした」
「フォーマット」。意味不明な言葉を問う「カルメン99」に「ファサリナ」は嬉しそうに答えます。
「・・・同志は、自らを原子分解し全ての生物と無意識下レベルで同一化される事象です」
つまりは、全ての命が同志と同じ考え方を持つということ。
「ファサリナ」の言葉にどう反応して良いのか戸惑う「カルメン99」達。
※もっとも、「ヴァン」ひとりは戦いの構えを崩しもしませんが。
「・・・ヴァンさん、でしたか。確かに不幸なすれ違いがあったのでしょうが、これ以上あなたひとりの憎しみを広げてどうするのですか。もう悲しい連鎖は断ち切りませんか?・・・同志は人の過ちを消そうとしているのですよ。この先、私たちがそんな振る舞いをしようとしたら、彼が心の中で止めてくれるのです」
自信たっぷりに言い放つ「ファサリナ」。彼女は続けます。それを実現するのが「同志とバースディのシステム」そして「Saudadeとミハエル」だと。
「計画が全て終了するまで、あと一月もかかりません。・・・だから、これ以上進むのはやめて貰えませんか?・・・計画の正否にかかわらず、同志はもうすぐ消滅する。あなたの望みも叶うのです。それで良いじゃないですか?」
ここまで全くの無言、微動だにしなかった「ヴァン」がゆっくりとゆっくりと剣の鞘へと手をかけます。
「なるほどな、よくわかった。・・・ああ、ようくわかった・・・ぐずぐずしてられないってことがな!・・・ご託並べやがって、気にくわねえ奴らだ!・・・あのガキどもの方がずっと真っ直ぐに向かってきた。助けにも来なかったてめえらに言われる筋はない・・・カギ野郎が死ぬ前に俺が速攻駆けつけて、この手で息の根を止めてやる!」
「ヴァン」の言葉、行動が引き金になったかのように、それぞれの言葉で「カギ爪の男」を否定する仲間達。
【ヴァンチーム。それぞれの言葉】
ネロ達:悪に屈するわけにはいかん。
ユキコ:あなた達の話は身勝手。
プリシラ:自分は自分でいたい。勝手に誰かが入ってくるのはイヤ。
カルメン99:何か気持ち悪くってイヤ。
ウェンディ:ぶんぶん。(首を振る)。
交渉決裂!・・・というわけでその場を離れる「ミハエル」と「ファサリナ」。計画実行のために戻る「ミハエル」とは異なり、「ファサリナ」は天頂より自らの「鎧」を呼び出します。
「話し合えないのなら・・・あなた方にはしばらくここに留まって頂くしかありません。・・・私たちはただ、同志の夢を守りたいだけなのです。そのためにも今から、あなた達全員を徹底的に打ちのめします。そして、そのあとでゆっくりと・・・私と皆さんは、お友達になりましょう」
「本能のブレーキシステム」それが「カギ爪の男」の目指す恒久的な平和への道ですか。私もやはり自分のこと、自分の責任くらいは自分で負いたいものです。よって、私は「ヴァンチーム」へ参戦しますね。(^_^)。
Turn in next time for more action and adventure! Are you ready?
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