ガン×ソード_TV21
ep.XXI「空に願いを 地には平和を」
前回の引きが示すように今回は「ファサリナ」とのバトルからスタート。敵軍唯一のお色気担当がいなくなってしまうのか・・・とお嘆きのあなた。今回は「カルメン99」から「抹殺禁止!」のお達しつき。あとは「ヴァン」がどう判断するか?
冒頭、「誰も知らないところで、少年は青年に変わっていく」というナレーションに思わず笑ってしまいました。そう「ミハエル」は既に青年。(^^;)。
「ファサリナ」の流す涙は「争い」への懺悔の涙か、自らの「鎧」を「ホバーベース」の前に立たせた彼女。
「・・・過ちは、これで最後にしましょう。私のダリアがお相手します。あなた方を、これ以上進ませないためにも・・・」
その言葉から「カギ爪の男」側の詳細情報を知っていると判断した「カルメン99」。「DANN of Thursday」をコールして戦おうとする「ヴァン」に「ファサリナは生かしたまま捕まえて」と依頼します。
「わかっているっ!!」
相手の余裕ぶりが気にくわない「ヴァン」は怒声ながらもその依頼を承諾。こうして「オリジナルセブン」同士の戦いの幕は切って落とされました。
※確かに、素材集めや対外交渉など、裏で色々と動いていたのは「ファサリナ」ですからね。
槍使いの「ダリア」ですが、「ウー」の鎧「metsa」同様に付加装備は追加済。先制攻撃は遠距離による光源兵器をお見舞い。
一方、この隙に「ファサリナ」が隠す秘密を探るため出発する「カルメン99」。兄「ミハエル」との遭遇を考えた「ウェンディ」と、護衛のため「ブラウニー」を操縦する「プリシラ」がお供につきます。
そして、戦いの方は怪しげな動きで「ヴァン」を翻弄する「ファサリナ」が優勢。背中に抱えた蝶のような羽根、それが示すように木々への擬態などトリッキーな動きを見せ「ヴァン」はその姿を捕らえ切りません。
「うふふっ・・・うふふふっ。・・・あまり無理をなさらないで。・・・その姿を見ていると私・・・なんというのでしょうか・・・その・・・咲き乱れて・・・しまいますので」
操縦席へと突き刺した槍にしなだれかかり、絡みながら操縦を行う「ファサリナ」。彼女の目は戦いに恍惚となり「ヴァン」を見つめる瞳は常に潤んでいます。
「お前は・・・今までの奴らとは違う。変に余裕があって、戦う気があるんだかないんだか、つかみ所がない。・・・胸くそが悪いな、妙な気分だ・・・まるでカギ爪の野郎と戦っている気分だ」
「ありがとう・・・私にとっては・・・最高の褒め言葉です」
※鎧、とくに「オリジナルセブン」の操縦は精神感応で動かすタイプのようです。自分の波長を伝える装置が、操縦席へ突き刺した武器なのでしょうね。それにしても「ファサリナ」の動きはやらしい・・・もとい、妖しい。(^^;)。
「ヴァン」と「ファサリナ」、両者の戦いが続くなか着々と準備を進める「カギ爪の男」。まるでスペースシャトルのように巨大なロケットが据え付けられた「Saudade of Sunday」に「ミハエル」が乗り込み、管制室では各種データのチェック中。
「・・・月の軌道はどうですか?」
その回答に満足する「カギ爪の男」。その狙いは「Saudade」を宇宙へ送り出すことのようです。
※ここでいう月というのは地球の衛星である「月」のことでしょうか。それとも古来からの観衆で母星の衛星を「月」と呼称しているだけかな。
さて、先へと進んだ「カルメン99」「ウェンディ」「プリシラ」の3名。若い女性が3人集まるとなれば、恋の話題は避けて通れません。
「ねぇ・・・ウェンディ、良い機会だから聞いておきたいだけど、あなた、ヴァンの事が好きなの?」
その言葉に衝撃を受けたのはむしろ「カルメン99」。「ウェンディ」を乗せたまま危うくクラッシュしそうになります。
「こんな時に妙なこと言わないでよ、驚くじゃない!」(と叫ぶ「カルメン99」の頬はちょっと赤くなっていたり。(^_^)。)
他のメンバと一緒の時にはこんな会話はできないと、さらに話を続ける「プリシラ」。
「・・・私はヴァンのこと好きよ。エレナさんのことを聞いた時ね、変だけど・・・やっぱり好きってこういう事なんだなってわかったの」
※恋の話はこのあとの「ワンオーワン」襲撃に伴い中断してしまいますが、「カルメン99」も「ヴァン」の事は「好き」と発言。あと5話を残すのみの「ガン×ソード」で、恋愛話に進展はあるのでしょうか?
「さぁ・・・見せてください。あなたの欲望を・・・」
手傷を負わせながらも決着のつかない「ヴァン」と「ファサリナ」との戦い。彼女の狙い「時間稼ぎ」を見抜きながらも「ヴァン」は決定的打撃を与えることができません。
「あら・・・激しい・・・あぁ・・・乱暴すぎます。・・・そんな、そんな風になさっては・・・花びらを散らしてしまいますわ。・・・あなたに必要なのは蜜。猛りや怒りを忘れるような・・・甘い・・・あまぁい蜜・・・」
逆に粘着性の液体をかけられた「DANN」は、地面へ跪いた姿勢のまま固定されてしまいます。
のらりくらりと攻撃をかわし、チャンスになってもかかってこない相手。その攻撃に、その言葉に「ヴァン」はリズムを崩されます。
「・・・おまえとは100年話してもわかんねぇ・・・カギ爪の野郎の心の奥底まで一緒になろうとしているお前とはな!」
その言葉に喜びを見せる「ファサリナ」。彼女にとって「カギ爪の男」は神格化された存在なのです。
「・・・素晴らしいわ・・・あなたは私を理解した。・・・なら、できるはずです。同志や私をもっと知ることが。・・・さあ、一緒になりましょう。・・・一緒に花を咲かせましょう。・・・私に身を任せて・・・私に・・・全て・・・何もかも脱ぎ捨てて・・・」
紅潮し、目を潤ませ、「DANN」を自らの元へ引っ張り込む「ファサリナ」。彼女の激しい愛撫に「ヴァン」はどう応えるのか・・・。
「悪いな、俺童貞なんだ。・・・てめえに俺の純血は渡せねえなぁっ!」
※えっ、いやっ、そんな告白をされてもぉ・・・。(^_^;)。
自らの体液で相手の目を封じ、その隙に脱出した「DANN」。直上へと飛び上がった「ヴァン」は、そのままとどめを刺すために一気に落下!
「エル・・・ドラ・・・カタラータ!」
その攻撃を防いだのはなんと「エルドラV」。「ヴァン」よりも先に「ダリア」へと蹴りを入れた「ネロ」達は「ファサリナ」と一緒に落下。
「・・・この場合、感謝すべきなのでしょうか・・・・・・・・・ああっ、まさかこれはっ!」
操縦席へ表示された「Warning」の文字、それを見た瞬間「ファサリナ」は彼の元へと急ぎます。そう、このメッセージは「ミハエル」達がいる管制塔へと敵が近づいた旨を示すメッセージなのです。
「いけないっ、あれだけは・・・あのヴォルケインには超ロングバレルのビームランチャーがっ!」
湧き出る噴煙、「Saudade」が目視できる場所へと姿を現した「ヴォルケイン」の手には、「メリッサ」を倒した「ビームランチャー」が握られていました。
既にエネルギーをチャージした「レイ」は「Saudade」へとその狙いを定めます。慌てる管制塔スタッフ達ですが、既に「ワンオーワン」を「プリシラ」に撃破され駆けつけることができません。
「皆さん・・・カウントダウンを続けてください。大丈夫、私は信じています。皆さんやファサリナさんを」
※「エルドラV」って・・・。まあ、殺さずに済んだから「エルドラV」の手柄・・・かな?
急ぎ駆けつける「ファサリナ」。宇宙へ「Saudade」を打ち上げることができなければ「カギ爪の男」の夢、彼女の夢が崩壊してしまうのです。
「・・・そう、私が生きる意味・・・私の穢れた・・・清めるためにも」
追いすがる「ヴァン」との戦いを避け、一瞬でも早く「ビームランチャー」の銃口を逸らす。このとき運命が味方したのは・・・またしても「カギ爪の男」の側でした。既に視力が悪化した「レイ」の銃口はなかなか狙いが定まらず、すんでの所で「ファサリナ」は銃口を逸らし、「ヴォルケイン」の両腕を破壊することに成功します。
そして、ついに打ち上げられた「Saudade of Sunday」。「ヴァン」が、「カルメン99」が、「ウェンディ」が見上げるなか、その機体は彼らの手の届かない成層圏へと達しました。
※水着女王から手に入れた金属繊維は、宇宙に行くための摩擦熱を低減するのに使われたのでしょうね。
「・・・Saudade of Sunday、エンドレスイリュージョンの周回軌道に乗ります。・・・予定軌道上にデヴリを確認」
「月」へとスイングバイする準備に、衛星軌道上へと到達した「Saudade」。その軌道上にはひとつのデヴリ(宇宙のゴミ)がありました。
「ファサリナ様のベースは軌道を逸らしましたが、DANN of Thursdayのものが残っています。衝突確認は20%以下ですが・・・」
管制官の言葉に「破壊しましょう」と応える「カギ爪の男」。そして「Saudade」の一撃に、まさに宇宙の塵と化してしまった「DANN」のベース。
それはつまり「DANN」の帰るべき場所が失われたことを示し、修理、補給が不可能になったことを示していました。
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「さあ、私たちは誕生祭の準備に入りましょう」
ここでの目的を達成した「カギ爪の男」達一同、彼らは「カルメン99」が達する前に、その管制塔を放棄していました。管制室を調べる「カルメン99」と「ウェンディ」ですが、すでにメイン電源が落とされたブースは彼女たちの前に沈黙を保ちます。
「え・・・あれ・・・」
彼女が、「ウェンディ」がその小さなあかりに気がついたのは只の偶然でした。点灯するボタンにどう対処して良いのか「カルメン99」の指示を仰ごうとする「ウェンディ」。しかし、その時既に「カルメン99」はエレベータに乗り別階層へと移動していたのです。躊躇した後、ボタンを押した「ウェンディ」。通信機であったその機械から、聞き覚えのある男の声が。
「あぁ良かった。・・・いやぁうっかりしていました。伝言を残していきたかったんですよ。・・・あれ、どちら様ですか・・・ああぁウェンディさん。これは奇遇だ。ああそうだ丁度良い、私、伝言とは別に、あなたにお願いしたいことがあったんです。・・・ウェンディさん、私と・・・デートしませんか?」
「カギ爪の男」の声が、ブースの中へと響いていきました・・・。
色々な意味でピンチを迎えつつある「ヴァン」チーム。「DANN」は故障したままですし、「ヴォルケイン」も両腕が切断、「ウェンディ」は「カギ爪の男」からデートを誘われ、結果応じるようです!?・・・うーん、これこそ待て次回!ですね。
Turn in next time for more action and adventure! Are you ready?
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