うえきの法則_TV33
第33話「激突!植木VS李崩の法則」
新オープニング、キタ━━━ヽ(ヽ(゚ヽ(゚∀ヽ(゚∀゚ヽ(゚∀゚)ノ゚∀゚)ノ∀゚)ノ゚)ノ)ノ━━━!
待望の新オープニングが姿を現しましたね~。色の使い方が非常に特徴的で、歌も乗りが良く、なかなか良い出来かと思いますが、皆様はどのように感じましたでしょうか。
さて、見事「グラノチーム」に圧勝した「植木チーム」。明日に控える次の戦いを前に医務室にて治療の真っ最中。
「天界の医療は人間界より遙かに上ですから、その程度のケガなら明日の試合までに完治していますよ。・・・それと、もうすぐモニタでマリリンチームとカプーショチーム戦を観戦できますが」
三次選考は「くじ」に外れたチームの総当たり戦。複数の試合を同時に開催しない理由は、お互いの試合内容をチェックして、クセや限定条件を見つけ出すことでした。慌てて「森あい」と「ヒデヨシ」に引っ張られてモニタルームへと向かう「植木耕助」。ところが、両者の試合は開始5分で既に終了していました。
「ああ、第2試合なら終わりましたよ」
彼らをホテルに案内しようと、丁度訪れた「よっちゃん」の言葉に驚く「植木」達。そう、「植木」や「ヒデヨシ」、「森あい」が苦戦した「カプーショチーム」を「マリリンチーム」はわずか5分で撃破していたのです。
「あら、植木さん。試合の日程はお聞きになりました?・・・明日は私共とそちらの試合だそうですね、楽しみにしていますわ」
と、そこへ通りかかったのは噂の「マリリン(声は「雪野五月」ファンです!」。余裕綽々(よゆうしゃくしゃく)といった様子で「植木チーム」の横を通り過ぎる「マリリンチーム」でしたが、その威圧感は本物でした。
※ちなみに「ペコル」はここで予選をリタイヤ宣言。彼は既に能力に頼らなくても十分に生きていけますし、これ以上の戦いは無意味でしょうね。
まさか「マリリンチーム」に怖じ気づいたわけではないでしょうが、ホテルに到着した「植木」はベランダからボーっと空を見るばかり。しかし、ひとりの男の姿を目にして表情を変えます。ホテルの外から「植木」を見上げる能力者。そう、その男こそが「李崩」です。
一方、ホテル内で「マリリンチーム」戦への不安を隠せずにいる「森あい」や「ヒデヨシ」。「佐野清一郎」までもが「グラノなんて比べ物にならない」といささか気負い気味。
「あーあ、森が能力使えたらええのにな」
「佐野」の言葉にムッとする「森あい」。そう、彼が思い出した神候補「犬丸」の持つ能力リスト、全てを試したのにひとつも正解はなかったのです。
【犬丸の持つ能力のリスト】
・右手を成金に変える能力
・鏡をワープトンネルに変える能力
・自分を鰹に変える能力
・切手をハツカネズミに変える能力
・手ぬぐいを鉄に変える能力
・小石をミサイルに変える能力
・メガネ好き (おい
荒れる「森あい」に「鈴子・ジェラード」はもう一度リストを検証してみましょうと助言します。
「佐野くんは大雑把だから適当に憶えているに違いありませんわ」
※「佐野」と「鈴子」の言い争いはまるで夫婦漫才。面白いですね。そして、相変わらず自分の能力も不明なままバトルに参加している「森あい」でした。(^^;)。
そしてホテルから「植木」を呼び出した「李崩」。荒れ地の真ん中で向かい合った両者は、互いに気合い入りまくりです。
「植木・・・今のままではお前はマリリンチームに勝てないアル。・・・なぜ勝てないか、知りたければ今この場で私と戦うアル。・・・とはいえ、今のお前が私に勝つことは100%不可能。よって、あの太陽が沈むまで、お前が立っていればお前の勝ちとするアル。さあやるか、やらぬか!」
この挑発に「俺は負けると思っていない」と返す「植木」。
「やるからには倒すか、倒されるかだ」
35thステージ 番外編
プレイヤー:究極のエコロジスト「植木」
エネミー :能力が必要ない拳法男「李崩」
ステージ :荒れ地
「慎重に戦え」との「天界獣(テンコ)」の助言も耳に入らず、いきなり五つ星神器「百鬼夜行(ピック)」をぶちかます「植木」。これに対して相変わらず能力を使わない「李崩」は、拳ひとつで「ピック」を上方に逸らすと、数メートルを一歩で跳んで「植木」に一撃をくわえます。
「・・・嘘だろ・・・ピックを素手で弾きやがった。・・・それに、一瞬で間合いを」
岩壁をもえぐる一発を喰らい、早くも大ダメージを負ってしまった「植木」に、「李崩」は自らの「気」を利用した戦法を説明する余裕すらあります。
それならばと、三つ星の神器「快刀乱麻(ランマ)」にて斬りかかる「植木」。しかし、これもまた「李崩」は「円の動き」にて難なく避け、強烈な蹴りで反撃!
「その神器とやら、私のクンフーの前では無力アル」
打撃、斬撃も通用しない「李崩」。「植木」はさらに四つ星の神器「唯我独尊(マッシュ)」にて噛みつきを試みますが、これも駄目。かえって懐に飛び込まれると「外門頂肘」のきつい一発をお見舞いされます。
「相手が攻撃しにくく、自分が攻撃しやすい間合いに入る。・・・これ体術の基本アル」
まさに「強い中学生」と「格闘家」の違い。繰り出す攻撃全てが通用しない「植木」は、結局一撃も与えられずに地面へダウン。
※これほどまで差があるとは・・・「李崩」、あなた本当に中学生ですか!?
「強い・・・なんでだ。能力も使っていないのに、なんでここまで強いんだ・・・。ま、まさか!?」
ここにきてようやく「李崩」の強さ、その真の意味を理解した「植木」。
「・・・そう、私は能力を使わないから強いのだ。そしてお前の敗因は、能力や神器に頼りすぎていること。武器の威力は一定だが、人間の強さは無限大!・・・有効な武器も武器だけに頼れば、それ以上強くなれない。・・・では勝負をつけよう。最後にひとつ、良い物を見せてやるアル。植木耕助・・・能力とは人間に移植された天界力だ・・・それを身体の外に逃がさず、体内に送り込み、丹田に集めれば・・・こんなこともできるアル!」
両手の拳を互いに合わせ、腰を低く落とした「李崩」。彼の言葉と同時にその全身に溜められた「天界力」が、まるで炎のように吹き出てゆきます。
「身体が・・・身体が燃えている!」
集めた「天界力」が「李崩」の拳へと伝わり、その一撃は「植木」の身体を一気に貫きました。岩壁へ吹き飛び、その場に崩れ落ちる「植木」。勝負あったと離れる「李崩」の背後に、倒れたはずの「植木」の言葉が聞こえます。
「・・・そうか、俺は・・・自分の能力を制限してしまっていたというわけか・・・良くわかったよ李崩。つまり、俺はまだまだ強くなれるってことなんだな」
晴れやかな笑顔を見せる「植木」。その顔に初めて「李崩」の表情が崩れます。
『ふっ、笑顔ときたか・・・だがそれでこそ私がライバルと認めた男アル』
その目の前で、今度は「李崩」と同じく拳を付き合わせる「植木」。彼は見よう見まねで丹田に「天界力」を集中させていきます。
「見せてみろ、お前の本当の能力を・・・といってもこの天界力のコントロールは言われてすぐにできるものではないがな・・・な、なに!?」
まさに燃える男「植木耕助」。その姿は黄金色に輝き、百戦錬磨の「李崩」を圧倒します。
※流石「戦いの天才」。一度見ただけで使いこなすとは・・・「強い中学生」がその枠を一挙に越えましたよ。(^_^;)。
探しに来た「森あい」の目の前で、燃えさかる男「植木」。「天界人」+「天界力」のダブルパワーは、ついに「李崩」の身体を捕らえました。
「な、なんという威力・・・攻撃が命中する瞬間、腹に天界力を集中させて防御しなければ、完全にこちらがやられていた」
その威力を知り「天界力」でも本気を出していく「李崩」。朱と黄金に輝くふたつの軌跡が、岩山を削り、砕き、辺り一面を廃墟へと変えていきます。
※ふたりとも、スーパーサイヤ人ですか!?
「なんだこいつ・・・さっきから自分で勝手に壁に激突して・・・まさか、植木耕助・・・意識が飛んでいる!?」
無我夢中・・・いや、「李崩」の言葉通り、集めた「天界力」は「植木」の肉体限界を超え、その精神を、彼の意識を飛ばしていました。もはや本能で攻撃を仕掛けるだけの「植木」、その単調な攻撃は「李崩」に造作もなく読まれます。
「・・・今度こそ終わりだ!」
ついに、ついに「李崩」の一撃がこのバトルを終結させました。激しく地面に撃たれた勢いで意識を取り戻した「植木」。全身を襲う激痛が、集めた「天界力」の大きさを物語ります。戦いの場を離れようとする「李崩」。しかし「植木」は執念、精神力を持って、立てないはずの肉体を再び立ち上げます。
「見事だ・・・植木耕助。どうやらこの勝負、お前の勝ちアル」
見れば辺りは既に夕刻。約束の日暮れが今まさに訪れていたのです。
「・・・ふざけるな!・・・そんなルールは認めないと言っただろう・・・まだ勝負はついていない、四の五の言わずに俺と勝負しろ・・・」
そう言いながら一歩、また一歩と近づく「植木」。しかし、彼はついに前のめりのまま、「李崩」の目の前で倒れ込みます。
「そんなに決着をつけたいか・・・それなら勝ち残れ、植木耕助。・・・四次選考まで登ってこい。私はそこで待っている。・・・私が戦いたいのは強くなったお前アル。さらばだ」
その言葉に「植木耕助」は再度立ち上がり、「李崩」との再戦を誓うのでした。
新エンディング、キタ━━━ヽ(ヽ(゚ヽ(゚∀ヽ(゚∀゚ヽ(゚∀゚)ノ゚∀゚)ノ∀゚)ノ゚)ノ)ノ━━━! (いや、最初にやったから。それ。
さて、新オープニング&新エンディングとなった今回。まさに「うえきの法則」第2ステージの開始といった趣(おもむき)です。最強の男「李崩」、最凶の男「アノン」を前に「植木耕助」は四次選考まで進めるのでしょうか。次回対戦相手、「マリリンチーム」も強そうですよ~。
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