うえきの法則_TV34
第34話「マリリンチームの法則」
果たして「李崩」の狙い通り「植木耕助」レベルアップ!&「マリリンチーム」撃破なるか!
地獄界監獄通信~。まとめて収監されている神候補生「コバセン」「犬丸」おまけに「ネロ(?)」。おつとめの間にはキャッチボールでリフレッシュしたりして、地獄とはいえ人権(神権?)は守られているようです。とはいえ、さすがに極悪人扱いの彼らには面会不可の厳しい掟が・・・。あれ、誰かが尋ねてきましたよ。
「おっほん・・・初めまして、小林さん、犬丸さんっ。・・・私、小林さんの後釜で植木くんの担当をさせて頂いている、神候補の淀川と申しますっ!」
本来であれば面会禁止、それも天界人であれば立ち入り不可の地獄へとわざわざやってきた「よっちゃん」。彼はふたりの前にテレビモニタとビデオデッキをセット。
「たぶん、気になっていると思いまして・・・」
再生されたのは「植木チーム」の三次選考第一試合。思わず画面を見入る「コバセン」と「犬丸」を前に「よっちゃん」は『これで恩を売れました』とほくそ笑みます。
※「よっちゃん」抜け目なし。(^^;)。それにしても、神様ブロマイドが役立つ時が来るとは・・・。
いよいよ今日は三次選考第二試合。強敵と謳われる「マリリンチーム」との戦いを前に緊張する「植木チーム」のもとへ、「コバセン」からの伝言を携えた「よっちゃん」が現れます。
「・・・みなさんに小林さんからメッセージを預かってきました」
【コバセンからのメッセージ】
「森あい」へ:無理をするな。何もできなくたって皆を元気づけることはできる。
「ヒデヨシ」へ:「ネロ」は元気にやっているから心配するな。
「鈴子・ジェラード」へ:チームの頭脳。皆を導いてやってくれ。
「佐野清一郎」へ:楽勝しまくって「犬丸」を安心させてやってくれ。
「植木耕助」へ:自分の正義を貫け。
※元気百倍。自分の利益のためとはいえ、「よっちゃん」良い仕事をしましたね。
そしていよいよ始まりを告げる「植木チーム」VS「マリリンチーム」の戦い。
いまだ自分の能力もわからない「森あい」は不安に震えますが、「植木」の「いざとなったら俺が助ける」という言葉に勇気づけられます。
「お待たせしましたわ・・・今日の試合のことを思うと、わくわくして夜も眠れませんでしたわ」
【マリリンチーム紹介】
マリリン・キャリー:中2。趣味はドレス集め。声は「雪野五月」。ファンです!
メモリー:中2。趣味は小言。声は「茅原実里」
マシュー:中2。趣味はナンパ。声は「三木眞一郎」。ファンです!
プティング:中2。趣味は写経 (渋い。声は「福原香織」
バロン:中2。趣味はなし。声は「銀河万丈」。ファンです!
※相変わらず豪華な声優陣だ。それにしても、いつにもまして中学生には見えない・・・。(^^;)。
36thステージ -VS マリリンチーム-
ステージ:「優しいゴーストタウン」
ルール :制限時間内の点取り合戦。ひとり1点の首飾りを気絶でGet!
備考 :各チームひとつずつ、10点の首飾り(奪わないとわからない)を用意。
※「森あい」の涙目に萌え。(´ー`)。
実際に幽霊が存在する「ゴーストタウン」に跳ばされた両チーム。まずはタウン内を探索&相手チームを探しに・・・と歩く「植木」を狙う狙撃手の銃口。
「・・・みんな、俺の後ろに隠れろっ!」
なんとか、二つ星の神器「威風堂堂(フード)」にて銃の乱射を防いだ彼らですが、このままここにいるのは得策ではありません。
「・・・とにかく、銃撃が止んだら建物の中に隠れるんや!」
「佐野」の言葉に頷き、廃墟となっているビルへとダッシュする「植木」達。ところが、これこそが「マリリンチーム」の真の目的でした。
「ようこそ、植木チームの皆さん・・・これで、袋のネズミですわ」
「マリリン」の言葉通り、ビルの入り口を爆破された「植木チーム」に逃げ場無し。準備万端の彼女たちは「植木チーム」撃破を4分で実施してみせると宣言します。
※まるで陸軍の特殊部隊といった格好の「マリリンチーム」。その言葉、只のハッタリとは思えません。
「そんな都合良くやられるかよっ・・・くろがね!」
「ビーズキャノン!」
まずは大技、一つ星の神器「鉄(くろがね)」と「鈴子」の「ビーズキャノン」をお見舞いした「植木」達。しかし「マリリン」達は驚異的な速さでその場を散会。誰ひとりダメージを負うことなく逃げおおせ、逆に「森あい」が崩れ落ちる壁に軽いダメージ。
「・・・大切なお友達なんでしょう?・・・だったら、こんな脆い建物の中でそんな大技を使っては駄目ですわ」
最大の攻撃力「植木」の神器を封じられてしまった「植木チーム」。「佐野」の「ブーメランカッター」も軽くかわすスピードに、閃光弾による一撃離脱と、序盤は「マリリンチーム」優位に進みます。
そして、最初の犠牲者は・・・「鈴子・ジェラード」でした。哀れ気絶させられた「鈴子」、そして奪われた首飾り。
【マリリン:1点獲得】
※実にあっさりと仕留められてしまった「鈴子」。残念ながら今回の見せ場はここまでか?(目覚めたら戦いには参加可能なのかな)
「命がけの戦場で助け合いなんて、愚考ですわ」
仲間を倒された衝撃からか、「マリリン」の言葉に動揺する「佐野」や「森あい」、そして「ヒデヨシ」。しかし、この男だけは違います。
「助け合って、何が悪い」
胸を張り、仲間同士助け合う利を唱える「植木」。人間は完璧でない、だからこそ助け合うのだ・・・と。
「・・・頼もしいリーダーさんですわ。でもこの4対5の危機的状況をどう乗り切りますの?」
「マリリン」の問いかけに「逃げる」とあっさり返す「植木」。彼女はその判断の的確さに賞賛しますが、はたしてこの状況から逃げおおせるのか。
『むやみに神器を使うと建物が崩れかけないし・・・ん?・・・あれは俺がさっき・・・』
約束の時間まで残り30秒。仕上げに入った「マリリンチーム」。それに対して「植木」の立てた脱出方法は・・・。
「ピック!」
そう、選んだ神器は五つ星神器「百鬼夜行(ピック)」、そして六つ星の神器「電光石火(ライカ)」!
最初に「くろがね」で開けた穴に「ピック」の橋を通して「ライカ」で渡りきる。その頭脳プレーは「マリリン」の思考の先を行っていました。
※確かに入り口をふさがれた今、逃げる場所は壊した穴だけ。ここは「マリリン」が甘く見すぎたという感じですね。
それでも「植木」にとりつけられた発信器は生きた状態。最初に「植木チーム」の場所を探り当てたように、彼の位置をレーダーで調査する「マリリンチーム」。
「・・・まだ能力を使うまでもないレベルですが、それでも今まで戦ってきた敵と比べれば、十分合格ですわ。・・・今度こそ、あの日々を無駄にせずに済みそうです」
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一方「鈴子」を抱えて逃げる「植木チーム」の機動力は低下中。このままでは追いつかれる可能性が高いと判断した「植木」は、ひとつの作戦を考えます。
「・・・俺、良いことを思いついた。あいつらを超あっさりやっつける作戦。・・・詳しく説明する時間はないが、俺以外の奴は逃げているふりをしなくちゃならないんだ。・・・みんな、行ってくれ」
チームリーダー「植木」の言葉に従い、先に逃げる「森あい」達一行。そして間もなく「植木」の元に「マリリンチーム」が到着。
「あら、おひとりですの?」
「・・・ああ、お前らの弱点はわかったからな。俺ひとりでも楽勝だ」
その言葉にプライドを刺激された「マリリン」。1対5の勝ち目が薄い勝負に出た「植木」の狙いはただひとつ。「ライカ」にて逃げる「植木」を銃撃、ナイフが襲い、発煙筒が視界を隠します。
「畜生、何も見えねぇ・・・だが、あいつらも俺が見えないはずだ」
※発信器の存在に気がついていないのは痛いですね。そして「植木」の狙いは・・・当然皆様もおわかりのことと思います。
「メモリー」からの指示に従い、的確に「植木」の位置を狙い、攻撃を仕掛けてくる「バロン」。光るナイフが「植木」を捕らえかけますが「天界獣(テンコ)」のカバーでなんとか防御。
『李崩の言ったとおりだ・・・やっぱこいつら、でたらめに強い。・・・時間稼ぎもここまでか・・・』
そのとき、脳裏に浮かんだのは「李崩」とのバトル。彼が見せた「円による防御と攻撃」。あのときの戦いが自然と「植木」に円の動きをさせていました。
「ぐはっ・・・いいパンチだ・・・だが、バロンもやわな鍛え方をしていない」
なんとか円による攻撃を見せて一矢報いる「植木」ですが、「マリリンチーム」で一番ガタイのでかい「バロン」はその攻撃をこらえます。
「・・・そう簡単にはいかねえか」
そのころ、「メモリー」は不可解な「植木」の動きから、ついにその意図を見破ります。
「そいつは、仲間を逃がすための単なるおとりです!」
その指摘に「本当ですか」と確認する「マリリン」。彼女を見上げた「植木」の表情は、ひとつ仕事をやり遂げた達成感に満ちあふれていました。
「あいつら、もうずいぶん遠くまで逃げただろうな。・・・俺はあいつらが逃げ切るまでの、時間稼ぎだ!」
仲間を助け合う愚かさを説いた「マリリン」を、さらに騙してみせた「植木」。その行為に、ついに「マリリンチーム」は本気の戦いを決意するのでした。
チーム戦とはいえ、対「グラノチーム」では個人戦同士が中心でした。しかし、この対「マリリンチーム」では(今のところ)「植木」ひとりで「マリリン」達全員を相手にしています。この一見無謀に見える戦い方は、「森あい」という不確定要素を抱えた中での計算なのか、それとも仲間を思う大切さに突き動かされた「植木耕助」の正義の道か。いずれにしろ「植木耕助」は困難な道を選択したようです。
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