舞-乙HiME_TV07
第7話「蒼の舞/乙女の契り」
今回は予想以上に「アリカ・ユメミヤ」と「マシロ」の関係が進展。前作キャラのチラ見せもあったりして、目が離せませんでした。
「ヴィントブルーム王国」の唯一にして正統なる継承者として育てられた「マシロ」。彼女の望む物は全て与えられ、彼女の希望は全て叶えられてきました。しかし、その行為が生み出したのは「ちょっと?わがままなお姫様」。だんだんと大きくなっていく彼女のワガママは「サコミズ・カージナル」など一部重臣を除いて、周囲の人々に、ある噂を思い起こさせることになります。
「やっぱり本物のお姫様はあのとき、おふたりと一緒に・・・」
本人に聞こえなければ良いと思っていたのか、聞こえても幼い心には理解できないと思っていたのか・・・徐々に広がっていくその噂は「マシロ」の耳に入り、彼女の心に傷を与えていきます。そして、とどめを刺したのは初恋の王子様「ナギ・ダイ・アルタイ」から直接かけられた言葉。
「・・・君が噂の・・・偽物のお姫様か」
その言葉、その噂は、今でも「マシロ」に悪夢という形で影響を与え続けています。
※「サコミズ」細いなぁ・・・。それにしても、これではトラウマになっても仕方がありませんよねぇ。・゚・(ノД`)・゚・。。
話は変わり「オトメ」養成学校「ガルデローベ」の休日。のんびりと読書に勤しむ者や、勉強・訓練に励む者達がいるなか、アルバイトを始めた「アリカ」。勤労意欲に目覚めた・・・というより少しでも援助金を返していくのが目的です。
「やっぱり自分のことは自分でしたいから、少しずつでもお返ししていこうと思います。そのバイトはナオ先輩に紹介してもらったんですけれど・・・」
元気爆発でちょっと世情に疎く、礼儀作法については勉強中の「アリカ」にぴったりのアルバイト、壊れた「ヴィントブルーム王国」の居城を直す肉体労働が彼女のお仕事です。
「・・・お嬢ちゃん、休憩が終わったら、正門前に集合だとさ」
呼ばれて集合した「アリカ」達の前に現れた人物、それはなんと工事をねぎらうため視察に訪れた「マシロ」でした。
「・・・皆の者、良い城になるよう、そなた達の働きに期待しておる」
慌てて顔を隠す「アリカ」ですが、その行動はバレバレ。彼女の存在を知りつつ「わらわのためにしっかり働け」という言葉を「アリカ」に向かって話す「マシロ」に、「アリカ」はちょっと怒りを憶えます。
※さっきの映像があるから、これくらいならまぁまぁ・・・と考えてしまう自分がいます。(^^;)。
「へぇ・・・このあたりは、結構無事だったんですね・・・ね、マシロ様」
中庭から城へと登る階段の前で「マシロ」に呼びかける「アオイ・セノー」。しかし、彼女は無反応。そう、この場所こそ「ナギ」に「偽物」と呼ばれたトラウマの場所。見上げるとあのときのことが脳裏に浮かぶのです。
「・・・決めた!工事はやり直しじゃ。この城をまったく新しい城に改築するぞ!」
宣言した「マシロ」の言葉に、たまたま資材を取りに来ていた「アリカ」は驚愕。事情を知らない「アリカ」にとって、その言葉は「ワガママ」以外のなにものでもありません。
「えぇ~っ、何言っているのよ今更!・・・皆の今までの努力を無駄にする気!・・・そんな自分勝手、あんたそれでも、本当に王様!?」
「アリカ」の最後の言葉を耳にした瞬間、「マシロ」は自然と彼女の頬を平手打ちしていました。
「・・・当たり前じゃ・・・そなたなんか、大っ嫌いじゃ・・・」
てっきり言い返されるだけだと思っていた「アリカ」は、その頬の痛みに・・・いえ「マシロ」が流す涙に驚き、言葉もありません。そして「マシロ」は「アオイ」の声にも耳を貸さず、その場を走り去っていきます。
※「アリカ」の頬、この時の痛み、それは肉体的なもの。
「あ~あ、やっちゃったね」
たまたま「マシロ」に会いにやって来てたという「ナギ」。一部始終を見ていた彼と従者の「セルゲイ・ウォン」は「アリカ」に「偽物のお姫様」に関する噂を語ります。
「今から14年前のことだ・・・」
【証言:14年前の悲劇】
・風華宮に進入した賊は、王と王妃を殺害。
・王に仕えていた「オトメ」が引退したばかりだった。
・「セルゲイ」は当時、ヴィントブルーム王国に留学中。
・産まれたばかりの姫は行方不明に。
・その後、当時の内務大臣が今の「マシロ」を発見。既に大臣はお亡くなりに。
・捕らえた賊の証言を唯一の証拠として「マシロ」が王位を継承。
その内容を聞いて走り出す「アリカ」。当然行き先はひとつです。
※「アリカ」の頬、この時の痛み、それは精神的なもの。
ひとり、「玉座の間」にいた「マシロ」のもとへ現れた「ナギ」。なんとも間の悪い時に登場したものですが、彼は「マシロ」の予想外の行動を取ります。
「ヴィントブルーム王国女王、マシロ・・・陛下。僕と・・・結婚してくれませんか?」
彼女の足下に跪き、結婚の申し出を行う「ナギ」。その真意がうかがい知れない「マシロ」は、呆然として彼を見据えます。
一方、「マシロ」を追いかけてきた「アリカ」は、途中「ヴィントブルーム王国」の王と王妃の肖像画を目にします。そしてもう一つ、王の側に仕えるひとりの「オトメ」の肖像画も。
「あれは・・・蒼い石。・・・まさか、だよね」
肖像画の「オトメ」が耳に付けているGEMの色を見て、自分の胸に手をやる「アリカ」。そこにあるのは「蒼天の聖玉」です。
※「蒼天の聖玉」については「セルゲイ」や「ナツキ」、確か「ニナ」も知っていましたね。あの「オトメ」の持ち物だから有名なのかな。
猫の「ミコト」に連れられて、あわやキス・・・という瞬間にようやく間に合った「アリカ」。
「無理矢理そういうことするのは駄目だって・・・ばっちゃが言っていたよ!」
ここは「ナギ」が引き下がりますが、「マシロ」は思わずその場にしゃがみ込んでしまいます。手を差しのばして彼女を起きあがらせようとする「アリカ」ですが、そこへ「ミコト」が乗っかかり、なんと隠し扉をオープン。ふたり+一匹は風華宮の奥へと突入。
そして、それを見やって笑うひとりの男。彼の首に掛かっているのは「シュバルツ」の証、紫水晶。
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「・・・シュバルツって怖いよねぇ。なにしろ普通の隣人が、たった一通の黒い手紙で我が身をかえりみない破壊者になる・・・なんてね。マシロちゃんなら玉座の間にいたよ」
「マシロ」を探してあたふた中の「サコミズ」達。彼らが心配する「シュバルツ」の話を聞かせる「ナギ」ですが、怯えさせるつもりはなくあっさりと「マシロ」の居場所を教えます。
※「シュバルツ」のエージェントは忍者で言えば「草」の存在なのか、それとも「ゲートキーパーズ」の「侵略者」のように一般人が変わってしまうのか・・・。
300年の歴史を誇る城内は、王様である「マシロ」も知らないところばかり。荒れ果てた箇所もあり「アリカ」は「もったいない」とつぶやきます。
「脳天気じゃのう、そなたは。・・・十二王戦争の時代には、こんな機械がまだたくさんあったが故に、悲惨な戦いになったというではないか。・・・その戦いに終止符を打ったのが、マシロなる金剛石を持った最初のオトメ。お前達の真祖じゃぞ・・・。わらわの名は、その貴石から父上と母上が・・・つけてくださったものなのじゃ」
噂のこともあり、ちょっと言葉を詰まらせる「マシロ」。しかし、「アリカ」は単純に「うらやましい」と返します。彼女は続けて先ほどの行為も謝ろうとしますが、それは察した「マシロ」が先手を打って封じます。もっとも、既に両者にわだかまりは無い様子。
※「姫野 二三」がこんな形で登場。それにしても、「マシロ」というのは貴石の名前だったとは。「蒼天の聖玉」と同じようなもの?
動物の感によるものか先へ先へと進み行く「ミコト」。突如、何かを感じたのか「ミコト」は走り出します。追いかける「マシロ」と「アリカ」が見つけた物は、巨大な前世紀の遺物。数メートルはあろうかという半球体の物体に近づいた「アリカ」の目の前で、その重い扉がゆっくりと開き始めました。
「なんじゃ・・・これは。・・・オルガンじゃろうか・・・?」
目の前に広がった空間に姿を現した鍵盤楽器3台。その1台の鍵盤を「マシロ」が押したとき、まばゆいほどの光が遺物内へ満ち、ものすごい音とともに城外直上へと飛び出してゆきます。
音による衝撃波によるものか、砕け散る「アリカ」のGEM、そして「マシロ」の指輪に納められた貴石。
その影響は彼女たちに留まらず、あふれ出す光は「ナツキ・クルーガー」他の幾人もの目撃者を産み、国外を旅するひとりの女性にも届きます。
そしてその余波が収まったとき、「マシロ」と「アリカ」はさらに不思議な現象に遭遇するのでした。
※まだ声も発していませんが、旅する女性として「深優・グリーア」登場~っ!!彼女こそ失われた科学力の粋を集めた戦闘兵器なのか!?
「ああっ、うっそぉお!?」
砕け散ったGEMに驚愕する「アリカ」と指輪を見やる「マシロ」。その耳へ聞き慣れぬ声が届きます。
「・・・足りぬ。まだ足りぬぞ・・・。このハルオニールの力を手に入れんとするなら、歌と、紡ぎ手と守り人とを揃えよ」
ホログラフ・・・なのか、空中へ浮かぶ謎の赤い人影は、その言葉だけを告げて姿を消します。そして同時に締まり始める半球体の遺物。なんとか閉じこめられる危機は逃れましたが、扉を叩けど遺物は一切扉を開こうとしません。
「歌と、紡ぎ手と、守り人・・・そなた、どこへ行っておったのじゃ!?」
そこへひょっこりと姿を現す猫の「ミコト」。うなり声を上げるその方角から、怪物「スレイブ」登場!
※「ミコト」がいなくなったと同時に姿を現した「美袋 命」らしき映像。彼女が猫の中に封じ込められている・・・というのは飛躍しすぎかなぁ。(^^;)。
最初の一撃をかわす「アリカ」ですが、このままではやられてしまうだけ。
「そなたなんとかせよっ!・・・わらわはまだやりたいことがたくさんあるのじゃ」
「マシロ」の言葉に「私だって」と返す「アリカ」。それでも彼女を守ろうと、その前に立ちふさがりますが、そこへ強烈な一撃が直撃・・・!?
いいえ、あのときと同じように彼女を守る「蒼天の聖玉」の蒼い輝き。「スレイブ」の身体を吹き飛ばすその光の中から、ふたつの貴石が浮かび上がります。
「これって・・・蒼い・・・貴石。まさか・・・」
思い出すのは肖像画の「オトメ」。意を決した「アリカ」がGEMにつけてみると、それはまるであつらえたかのようにピッタリと収まります。そしてもうひとつは「マシロ」の指輪。これで契約の条件は整いました。
「あとは契約と認証・・・お願い、あたしを信じて!」
今が緊急事態とはいえ、お互いの命を預けあう「契約」を結ぶのに一瞬ためらう「マシロ」。しかし彼女の真摯な眼差しと、お互いの過去を明かし合った小さな信頼が、彼女の背中を後押ししました。
「アリカ・ユメミヤ・・・そなたはわらわを主と認めるか。・・・ならばアリカよ、我が名において、汝の力を開放する」
※ここでは第1話に「ニナ」が結んだ契約と異なり「仮の」をつけていません。「仮契約」では駄目だったのかな?
「マテリアライズ」の言葉とともにGEMに浮かび上がる光の文句。「A.Y Connected M.B.W ROBE BLUE SKY SAPPHIRE MATERIALISE STAND BY・・・START」。そして身に纏ったローブは「コーラル・ローブ」とは似て非なる物。その装飾に埋め込められた「蒼天の聖玉」の力か、簡単に「スレイブ」を投げ飛ばす「アリカ」。
「うわぁ・・・やっぱりそうだったんだ・・・」
あまりの威力、慣れない空中飛行に戸惑いつつも、確実にダメージを与えていく「アリカ」。しかし、契約を交わした現在、敵の攻撃は「マスター」である「マシロ」にもダメージを与えることになります。
「お願いお母さん・・・あたしに力を貸して・・・」
彼女の願いとともに出現した武器、それは肖像画の「オトメ」が所持していたものと同じ武器でした。「BLUE SKY SAPPHIRE ELEMENT EXPANSION STAND BY・・・START」。
まるで使い慣れた武具のように巧みに操る「アリカ」。手元で武器を巨大化させ必殺技の準備を開始。「BLUE SKY SAPPHIRE BOLT FROM THE BLUE COUNTDOWN・・・RELEASE」。
「いっけぇえぇっ!」
一撃粉砕、その威力に勝利のVを決める「アリカ」。ふたりによる初めてのバトルは、こうして勝利を迎えたのです。
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「良いか、アリカ・・・今日のことは秘密じゃからな。・・・とにかく、契約を解除する方法は、そなたが責任を持って調べるのじゃ」
お互い共通の秘密を持つことになった「アリカ」と「マシロ」。これからは今までよりも仲良くなれるでしょう・・・かね。
※うん、格好良い!・・・それにしても、ローブの形が変わってしまったのですから、「舞闘」の際にあっさりバレるのでは!?(^^;)。
さすがに猫の「ミコト」だけでは中の人「清水愛」も可哀想ですし、早く「美袋 命」が復活して欲しいですね。そしてそして「深優・グリーア」に「姫野 二三」もチラ見せ登場。今作だけでも面白いですが、前作ファンはもっと楽しめる。スターシステムって素晴らしいですね。(^_^)。
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