ARIA THE ANIMATION_TV09
第9話「その 星のような妖精は・・・」
「三大妖精」といえば「アリシア」「晃」「アテナ」ですが、今回登場する「伝説の大妖精」はもっと凄い水先案内人。いったいどんな人なのでしょうか・・・?
合同練習中にため息ばかりつく「藍華」。なんかちょっとメランコリックな感じ!?
「あたしたち・・・これで、良いのかな・・・」
今のままでは立派なプリマになれないと「藍華」は嘆きます。彼女の目指す位置は「三大妖精」のさらに上、「伝説の大妖精」も越えて、「アクア」の歴史に刻まれる「ウンディーネ」の星になること。ちなみに「伝説の大妖精」とは・・・
「・・・アリシアさんたち、現在の『水の三大妖精』の前の時代に、30年以上に渡ってアクアの水先案内業界のトップに君臨し続けた、超一流のウンディーネ」by「藍華」
「操舵術、カンツォーネ、接客。・・・すべてにおいて完璧で他のウンディーネの追随を許さなかったそうです」by「アリス」
引退後は全てのウンディーネの母「グランドマザー」とまで呼ばれ、しかも「ARIA COMPANY」の創設者でもある彼女のことを全く知らなかった「灯里」に、ふたりはちょっとあきれ顔。
さて、そこに現れた「アリシア」に「伝説の大妖精直伝の立派なウンディーネになるための教えを私たちに!」とお願いした「藍華」。彼女の返事はなんと本人に直接尋ねてみたらとのこと。
※「灯里」は本当に物を知らないなぁ。(^_^;)。
かくして「伝説の大妖精」へ会いに行くことになった「灯里」達3名+1匹。交通機関を乗り継いで訪れた「城ヶ崎村」は紅葉真っ盛りの素敵な場所。
「・・・どうやらこの村は、マンホームの田舎をベースに創られたみたいですね」
風景に感動中の3名に声をかけてきた優しそうなおばあちゃん。
「ようこそ、ウンディーネの娘さん。アリシアから話は聞いていますよ」
「アリア社長」がなつき、飛びつくその人こそ、偉大なる大先輩「グランドマザー(グランマ)」。
※ちなみに口癖は「うふふふっ」。確かに「アリシア」の師匠様っぽい。それにしても、「アリア社長」って、何歳ですか!?
超緊張しながらも、ご指導・ご鞭撻をお願いする「藍華」に、「グランマ」が指示したのはなんと「栗拾い」。
「・・・どうやらこれは、同じイガの中から瞬時に最高の物を見極めるという、認識判断力の修行のようね。・・・そうかわかったわ!・・・これで町中の人混みからお客様を捜し出す能力を培うのね!」
ちなみに「灯里」や「アリア社長」、「アリス」は普通に栗拾いを楽しんでいます。
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「うふふふっ・・・いっぱい取れたかしら?」
その「グランマ」の言葉に戸惑う「藍華」と「はい!」と元気よく応える「灯里」に「アリス」。どうやらこれは只のレクリエーション、あるいは食料調達だったようです。
※気合いが空回りの「藍華」萌え。(^_^)。
続いて「芋掘り」に挑戦する「藍華」達。
「・・・土の中からお芋を傷つけずに取り出す。そうよ、そうだわ!・・・これはお客様の荷物を大切に取り扱うのと同じよ!」
またしても気合いは入りまくりの「藍華」に対して、純粋に「芋掘り」を楽しむ「灯里」と「アリス」。
「面白いでしょう。マンホームと違って、ここはグランマの手作りの畑だからね。色々な形のお芋が取れるのよ」
そう話しながら「灯里」達に帽子をかけてあげる「グランマ」。どうやら、またしても「藍華」の勘違いだったようです。
※気合いが空回りの「藍華」萌え。Part2!。(^_^)。
「・・・いいのかなぁ・・・私たち、修行に来たはずなのに・・・」
未だメランコリックな「藍華」に対して笑顔を向けるのはふたり。
「いいんじゃない、楽しいし」by「灯里」
「ですね」by「アリス」
労働のあとは美味しい夕食。思わずほっぺたがこぼれそうな味に大満足の3人+1匹。お腹一杯になった彼女たちに「グランマ」が「こっちへ来てくれる」と声をかけます。
「・・・いよいよ生きた伝説の講習会が始まるのね。ひと言たりとも聞き逃さないわよ」
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ついた場所はお風呂場。薪で炊いた檜作り(?)のお風呂を堪能する3人。「風呂は命の洗濯よ」とばかりに一日の疲れを癒します。
そして布団によるちょっと早めの就寝。
※「藍華」。いいかげんに修行・講習は諦めた方がよいかも。(^_^;)。
「あ~あ・・・結局、立派なプリマになる秘訣を聞き出すどころか、単に遊びに来ただけの旅行になっちゃった。・・・きっとあたし達は、教えるに値しないダメダメさんだって、グランマに見切られちゃったんだわ。・・・私たち、もう一生プリマになれないのよぉっ!」
「藍華」の心配ぶりを「おおげさだなぁ」と半分あきれる「灯里」。いつも通りのやりとりを「アリス」は「でっかいうるさいです」と評します。
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いつもよりも早い就寝になかなか寝付けない「灯里」たち。ふと空を見上げてみると、そこには満面の星が輝いていました。縁側に出て星空を楽しむ彼女たちの元へ「グランマ」がドテラを持って現れます。
「私、アクアに来てから、こんな星降る夜を見られたのは初めてです。・・・星の瞬きって、まるで星達がおしゃべりしているように見える。空の色が毎日違うように、この星空は今日しか見られない。一度きりの宝物・・・」
「灯里」の言葉に「恥ずかしいセリフ禁止」と突っ込みを入れる「藍華」。彼女は最後のチャンスと「グランマ」に「立派なプリマになれるよう助言をください」とお願いします。
「・・・あなた達から見て、アリシアはどう?」
少しまじめな表情で尋ねる「グランマ」。「アリシア」ファンの「藍華」は「軽やかな舵さばき、変幻自在の操船術。・・・当代随一のウンディーネ」と表現し「一番の星」であると尊敬の念を語ります。
「あらあら・・・確かに指導はしたけれど、あの娘が今日の地位を築けた理由は別にあるわね。・・・あの娘は何でも楽しんでしまう名人なのよ」
悲しい時や苦しい時も人生を楽しむためのスパイスと変えてしまう「アリシア」。彼女はこの世界に住むすべての事を楽しむことができるからこそ、ウンディーネの「一番の星」になれたのだと。
「・・・あなたたち、ゴンドラを漕ぐのは楽しい?・・・それなら、私が教えることは何にもないわ」
※技術だけを鍛えれば良いのではなく、自分自身の心構えが大切。「グランマ」は素晴らしいアドバイスを教えてくれましたね。(^_^)。
今回はまじめっ娘「藍華」の魅力がたっぷりと味わえた回でした。空回りしていましたが、今日の彼女を創り上げたのもその「まじめさ」ですし、「晃」と付き合っていくのにも「まじめさ」は重要です。人生を楽しむことと合わせて、「藍華」には今後も、まじめっ娘でいてほしいと思います。(^_^)。
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