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舞-乙HiME_TV10

第10話「それが乙女の一大事」

私的「HiMEタイマンランキング」においてNo.1の実力と確信している「杉浦碧」。今作ではダークヒロインの道をひた走る「ミドリ」が、いよいよ「舞闘」へ降臨!
対するは「マイスターオトメ」の「シズル・ヴィオーラ」に「ハルカ・アーミテージ」。こちらも実力はトップクラス!・・・さて、その結果は?

崖から落下した「アリカ・ユメミヤ」を救出したのは「セルゲイ・ウォン」でした。「ナギ・ダイ・アルタイ」に「捜索ついでに十二王戦争以前の遺跡を見てきて」と言われた「セルゲイ」は、たまたま落下途中の「アリカ」をボートから発見したのです。
しかし、救出途中に「アスワド」のメンバに見つかり、魚型の「スレイブ」を放たれたため、彼も腕にケガを負ってしまいます。そしてその様子を崖ながら・・・もとい、影ながら監視していたのが「シュバルツ」の「ジョン・スミス」。
※「シュバルツ」と「アスワド」。本編の悪役2柱ですが、思想、目的ともに異なるため現在の所、互いに協力はしていないようです。

「アリカ」「エルスティン・ホー」ペアが行方不明という最悪な事態を迎えてしまった「ガルデローベ」。今回の長距離踏破試験は中止となり、散らばっていた生徒達は「トリアス」達により集められます。
なんとか「エルス」は「ユカリコ・シュタインベルグ」の手によって救出されたものの、消息の知れない「アリカ」。おまけに救出を手伝っていた「セルゲイ」までもが行方不明と聞き、ショックを受ける「ニナ・ウォン」。一緒にいた「トモエ・マルグリット」も表面上は心配そうな表情を浮かべます。
影に微笑む「トモエ」が怖すぎ。(T_T)。やっぱり「アリカ」と「エルス」の荷物に細工をしていたのは彼女かなぁ。

その頃、「スレイブ」の手を逃れ、なんとか岸に「アリカ」を抱えたどり着いた「セルゲイ」。しかし、彼女の身体は海の水にすっかり冷やされ、高熱も発していました。「アスワド」に見つかるのを防ぐため、たき火もできない「セルゲイ」。熱にうなされてか「ばっちゃ」が無くなった時の夢を見て涙する「アリカ」を見て、ついに彼はひとつの決断をします。
「ええぇぃ・・・くそっ」
自らの衣服を脱ぎ、「アリカ」の衣服を脱がせて素肌で暖める「セルゲイ」。彼女の肌の柔らかさに、そのぬくもりに・・・つい変な気を起こしそうになりますが、そこは軍人。「ニナ」の顔を頭に浮かべながら、必死に欲望と戦います。
うぉおぉっ「セルゲイ」・・・替わってくれ (嘘 。溺れた時の人工呼吸と同じですから、ええ、これは救出措置ですから、ひとつもうらやましくなんか・・・うらやましすぎ。(^_^;)。

一方、救出された「エルス」の身体を調べていた「ヨウコ・ヘレネ」は、「活性剤」の投与により毒素が分解されることを突き止めていました。基本的な対処法を「アリカ」達が試していないはずはない・・・。このことから陰謀を感じとる「ナツキ・クルーガー」。あわせて「オトメ」達のものではない「高次物質化反応」までもが検出され、事態はどんどん大きくなっていきます。
※触れてはいませんが「セルゲイ」が消息不明と知り、探しに行きたいのを耐え、それでも「高次物質化反応」を聞いて飛び出そうとする「ニナ」は良かったです。「小清水亜美」が良い仕事をしました。(^_^)。

「サイボーグが・・・」
「アカネ」達の報告により、「アスワド」の介入を知った「ナツキ」、「ナギ」、「マシロ」、「ユキノ・クリサント」達。
「・・・ねぇ、その遺跡って、何なの?」
「ナギ」の質問に回答するのは「エアリーズ共和国」の大統領である「ユキノ」と、彼女に仕える「ハルカ」。
「移民歴のごく初期に作られたらしい、研究施設です」
「・・・何年か前に調査が行われているけれど、何も発見できなかったのよ」
---
彼女たちの調査では見つからなかった場所か、「14」とナンバーの振られた遺跡を掘り起こす「ミドリ」達。
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すぐの捜索を求める「マシロ」と「ハルカ」の要請を渋る「ナツキ」と「ユキノ」。
「・・・捜索ならまだしも、ガルデローベが審議会に無断で我が国の利害に関係することは認められません。・・・ただ、審議員3人以上の同意があれば、臨時決議が認められますけれどね
対応策を思い浮かび「ユキノ」の顔に笑顔が産まれました。そう、ここには「ユキノ」「マシロ」「ナギ」と審議員3名が揃っているのです。
「(頃合いかな)・・・わかったよ。彼は僕の貴重な右腕だしね」
※ちょっと含みをもたせながらも「ナギ」も了承。かくして「ガルデローベ」の「オトメ」+「ハルカ」による対「アスワド」戦が始まります。

暖かい胸板に包まれて熟睡し、すっかり熱も下がった「アリカ」。とりあえず「セルゲイ」に悲鳴を上げるくらいの元気は取り戻したようです。
「待て、アリンコ!・・・それより隠せバカ!・・・その粗末な胸を」

悲鳴だけではなく、物まで投げつけていた「アリカ」でしたが、「セルゲイ」がケガをしているのを見て「大丈夫?」と慌てて彼に駆け寄ります。
とにもかくにも誤解は解けたふたり。「アスワド」の追跡から逃れるために、「ガルデローベ」の心配している仲間達と合流するために、ふたりは山道を登ります。
「・・・その、一応・・・ありがとう、ウォンさん」
「セルゲイで構わないよ」

※「ニナ」が見ていたらヤキモチを焼いて仕方がないでしょうねぇ。(^_^;)。

「ビフォー、ブレックファースト」
文字通り朝飯前だと言わんばかりに遺跡の扉を開けた「アスワド」。そこに眠る機器の中から壊れていない基盤のようなものを、ひとつケースごと抜き出します。
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「ねぇ・・・なんなのあいつら?」
「アスワドだ・・・どこの国にも属さない、さまよえる民。移民歴以前の、地球の科学を信奉する連中さ。・・・あれは!?」
丁度「ミドリ」へと基盤を渡す場面を見かけた「セルゲイ」と「アリカ」。そして彼らをこっそりとつけていた「ジョン・スミス」はわざと拳銃を発砲して「アスワド」に「セルゲイ」達を見つけさせます。
「・・・消せ」
たちまちのうちに「アスワド」に囲まれるふたり。絶体絶命の大ピンチ!
「お止めなさい!・・・美しき我がエアリーズ領内での狼藉は、許しません!!」
こんなピンチに颯爽と現れるのは、そう、我らが「ハルカ・アーミテージ」!!

※・・・認証漏れという不具合で「マテリアライズ」できないのも、ある意味彼女らしい。(^_^;)。

さらに続くピンチは「シズル」「ニナ」が間に合いました。「お父様・・・」父を守れた喜びに「ニナ」が振り返った時、その目には「セルゲイ」を支える「アリカ」が映ります。
「大丈夫、セルゲイ?」
何気なく発した「アリカ」の言葉に衝撃を受ける「ニナ」。
行方不明だったふたりの間に何があったのか・・・今はそれを追求する余裕がありません。とまどいの表情を浮かべる「ニナ」の様子を果たして「セルゲイ」は気がついたでしょうか。
「そこまでにしてもらおうか」
「ナツキ」までもが到着し、旗色が悪くなったかに思える「アスワド」。しかし、その頭領「ミドリ」に焦りは感じられません。
「ガルデローベ・・・科学技術を秘匿し、世界を歪めている元凶か。・・・貴様ごときに我らを止められるか?」

※「ミドリ」は前作で考古学の研究生でしたから、過去の世界を信奉するのもわからないではないですが・・・。

「ナノマシン、活性化開始。・・・ブースト限界まで・・・300秒」
名の知れた「マイスターローブ」を、(もしかすると)3人同時に相手しなければならない状況を迎えた「ミドリ」。この場面、目前の戦いのみに意識を集中していたことは否めません。その一瞬の隙をついて「ジョン・スミス」は「ミドリ」から基盤を奪い取ることに成功します。
「これは我々シュバルツが頂いていきますよ。・・・ミス・ミドリ」

スクーターで逃げる「ジョン・スミス」の追っ手に「ラド」達、サイボーグ4人衆を向かわせ、ただひとり「ハルカ」や「シズル」の前に立ちふさがる「ミドリ」。
1対多の不利な状況ではありますが、彼女には「愕天王」という切り札がありました。その巨大なスレイブ、「突貫!」という必殺技を使いこなす「ミドリ」は両者に対して互角に戦いを繰り広げます。
「・・・なかなか、やらはりますなぁ」
「惜しいな。・・・それだけの能力、なぜ歪んだ世界を守るために使う?
「決まってますやろ?・・・うちの大切な人のためどす
均衡した戦いに決着をつけたのは、300秒という時間。左手にはめた貴石が弾けた時、「ミドリ」は速やかにこの場を引きます。
「・・・ここまでか。・・・この勝負、預けておく」
「愕天王」ごと宙に舞い、去っていく「ミドリ」の姿を目にし、彼女の名をつぶやく「ヨウコ」。持ち歩いている写真に写った幼い「ミドリ」と「ヨウコ」、真ん中に映る「ラド」と同じ鎧を着た少年を見つめる「ヨウコ」は一体何を思っているのか。
※あの少年は「神崎黎人」でしょうね。単純に=「ラド」と思って良いのでしょうか。写真では顔が映っているためサイボーグには見えませんが・・・。(?_?)

「さて、名残惜しいけれど、僕も予定通り国に帰るよ。・・・あの女達がまたこそこそ動き出そうとしているから。・・・兄貴達の嫁やガキなんて、やっぱり一緒に君に片づけてもらえば良かった
なかなか物騒なことを「セルゲイ」に話している「ナギ」。この機会に「セルゲイ」は「シュバルツ」との関係を問い尋ねますが、「ナギ」は「君だって僕に隠していることがあるでしょう」とまともに回答を返しません。
「・・・わかっているよね。僕を裏切っちゃ駄目だよ
※「ナギ」は自分よりも王位継承権の高い「兄貴達」を「セルゲイ」に始末させたのかな。うーん、ブラック。(T_T)。

どうも前作の印象があるので「ジョン・スミス」しか表に出ていない「シュバルツ」は「ナギ」に利用されるだけで終わるのかな?・・・と考えてしまいます。もっと大物も「シュバルツ」から出てくるかもしれませんが。
一方の「アスワド」は「ミドリ」が首領ということで、これ以上の大物はいない雰囲気。彼女の強さは流石ですが、時間制限があるようですね。
これで「舞-乙HiME」の敵方「アスワド」「シュバルツ」「トモエ(おい)」は出そろった感じです。彼らとの戦いを中心に据えるのか、「オトメ」同志の戦いを持ってくるのか。・・・まあ、まだ半分も過ぎていませんし、今後の楽しみとして視聴することにしましょう。(^_^)。

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