舞-乙HiME_TV11
第11話「HAPPY☆BIRTHDAY」
9月7日は誕生日!・・・え、誰のって?。それは、「マシロ・ブラン・ド・ヴィントブルーム」!、それからそれから・・・。
「誕生・・・日?」
大好きな父「セルゲイ・ウォン」との幼き日の会話。「ニナ・ウォン」は「いつなんだい?」と問われてゆっくりと首を振ります。
「・・・じゃあ、9月7日にしよう!・・・俺も休暇だし、誕生パーティするぞ!・・・プレゼント、考えておけよ」
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眠れない夜、小さな懐中時計に仕舞いこんだ父との写真を見つめる「ニナ」。頭によぎるのは「アリカ・ユメミヤ」が父へと呼びかけた声、「セルゲイ」と呼ぶあの声・・・。
そして一方の「セルゲイ」は部下からの報告に頭を悩ませていました。即位式、城の改修、女王の誕生祝いにかかる費用捻出を理由にした「ヴィントブルーム王国」が実施する、たび重なる増税。「マシロ」はいったい何を考えているのか・・・と。
「失業率もあがっているのに呑気なことだ。・・・えっと、女王の誕生日は確か・・・あっ、忘れないようにしないとな」
手帳に記載された9月7日のメモ欄には「Nina's Birthday」の文字。
「・・・本物の姫・・・か」
※文字の隣には「アリンコ」マークも!
「・・・いやぁ、でもビックリだったねぇ」
「うんうん、アリカちゃん、一気に20番台なんてさぁ・・・」
試験も開けて気持ち晴れ晴れの「アリカ」達。ランチマットを広げての話題は、「アリカ」の予想外の大活躍についてでした。
再開された「遠足」へ、ひとりで参加し最速タイムをたたき出した「アリカ」。なんといっきに29番へとランクアップ。「ニナ」と「トモエ・マルグリット」のワンツーフィニッシュは変わりませんが、体調不調により「遠足」へ参加できなかった「エルスティン・ホー」の30番を抜いて、いきなりの上位進出です。
さて、楽しい昼食も終わろうとしている時、「エルス」が「ニナ」に「プレゼントを貰ってくれる?」と問い尋ねます。そう、明日こそが9月7日、「ニナ」の誕生日なのです。
「ってことは、ニナちゃん、マシロ女王様と同じ誕生日なんだ!」
※頬染めて照れる「ニナ」萌え。普段の冷静さとのギャップがたまりませんねぇ。(^_^)。
ちょっとはしゃぎすぎたか「マリア・グレイスバート」からお叱りを受けてしまった「アリカ」達。彼女と「ニナ」は呼び出しを受け、ひとつの仕事を仰せつけられます。
「・・・なんかね、明日どこかの王子様が学園に来るんだって」
「ジパングよ。大陸の東の果ての国・・・」
と両者ともにプレゼントを抱えての帰宅。中身は何かと尋ねてみれば、「アリカ」は「紫のバラの人(おい」からのプレゼント、「ニナ」の方は当然・・・。
「愛しき娘へ。15才の誕生日おめでとう。セルゲイ」
メッセージつきの小箱から、高価そうなチェーンを取り出す「ニナ」。さっそく懐中時計に取り付けます。
一方、「アリカ」へのプレゼントは多量の女の子セット。
「・・・試験頑張ったようですね。誕生日プレゼントをかねてお祝いをさせて貰います。素敵なオトメになってください。15才の誕生日おめでとう・・・。そっか、明日は私の誕生日だっ!」
「アリカ」の言葉に驚愕を受ける「ニナ」。「蒼天の聖玉」を持つ少女「アリカ」の誕生日が自分と同じ・・・これは彼女に重要な疑惑を湧き起こさせます。
※9月7日が誕生日となった理由、それはかつて「蒼天の聖玉」を持ち「セルゲイ」が敬愛した写真の女性「レナ(?)」の娘(であろう)「アリカ」と同じ日だからか・・・と思ったわけです。
「せっかくのわらわの誕生日なのに、どうして地の果ての王子を迎えに出ねばならんのじゃ!」
かなり機嫌の悪い「マシロ」。「アオイ・セノー」と「サコミズ・カージナル」が「ジパング」の王子の出迎えを要請したことが原因のようです。
「一国の王子をお出迎えするには、やっぱりマシロ様が・・・」
慌てふためきながら理由を説明する「サコミズ」達に不信を抱きながらも渋々了承する「マシロ」。それでも聞き耳を立ててみれば、本当の理由は「お見合い」とのこと。ますます「マシロ」は面白くありません。
※「ジパング」の王子。さて何者でしょうか。前回の予告を見るに「鴇羽巧海」という可能性が一番高そうですが・・・。
「ねぇニナちゃん、待ってよ・・・なんでそんなに怒っているのよ!?」
「アリカ」の声にもさっさと歩いていく「ニナ」。「アリカ」には彼女の機嫌が悪い理由がさっぱりわかりません。理由を聞いても応えてくれない「ニナ」を追いかけているうちに、いつの間にか駅へと到着。その階段で「アリカ」はひとりの少年の姿を認めます。
「・・・なんだろう、あの子・・・迷子かな」
みすぼらしい格好で階段に腰掛け、じっと正面を見続ける少年。その周り中が敵だと言わんばかりの視線に「ニナ」は心惹かれます。・・・そう、あれはかつての自分、まだ「セルゲイ」と出会う前の自分と同じ眼差しだったのです。
ゆっくりと無言のまま少年に近づく「ニナ」。彼女は少年の前にしゃがみ込み、ゆっくりと、優しい声で話しかけます。
「どうしたの・・・ひとり?・・・お父さんとお母さんは?」
「ニナ」は「アリカ」に「ちょっと待ってて」と言い残し、少年の手を引いて駅員の方へと向かいます。彼女のあとをゆっくりとついて行く少年。その目にはキラキラとまるで宝物のように光る「セルゲイ」から貰ったチェーンが煌めいていました。
「んふ・・・なんか嬉しくって。ニナちゃん優しいなぁって」
少年を駅員へと引き渡したあと、からかってくる「アリカ」から逃れるかのように懐中時計で時間を調べようとする「ニナ」。しかし、伸ばした手に時計の感触はありません。そして駅員を突き飛ばして逃げていく少年、彼が握った手には光るチェーンが。
※恐らく少年がああいった目つきになるまでは色々なことがあったのでしょう。「ニナ」の優しさも一気にその心をとかすまではいかなかったようです。(T_T)。
逃げる少年を追いかける「ニナ」。そして手伝う「アリカ」。見覚えのある路地へと入っていった「アリカ」は、先回りを思いついて実行。見事に少年を挟み撃ちすることに成功します。
「返してそれを。大事な物なの、お願い。・・・お腹が空いているならお金でも何でもあげるから!」
「ニナ」の言葉にムッとした少年は、目の前に広がる川へと懐中時計を投げ捨てます。偶然そこへ走り込んできた貨物運搬のボートへと転がり落ちた懐中時計を求めて、さらに追いかける「ニナ」。しかし、無情にもボートはどんどん川を走っていきます。
ついに道がつきた時、「ニナ」はその場で衣服を脱いで川へ飛び込み、泳いで追いかけようとします。
「駄目だよニナちゃん!・・・オトメたるもの、人前で脱いじゃあっ・・・いくらニナちゃんでも、泳いでたら追いつけないよっ!」
必死で止める「アリカ」の言葉に、「ニナ」はその場へ膝をつくのでした。
※たとえ本人にその意識はなくても、彼女の言葉に見下されたと少年は思ったのでしょうね。だから懐中時計を投げ捨てるという行為に及んだのでしょう。
一方その頃、「ジパング」の王子を出迎えるために「アオイ」や「サコミズ」とともに車に乗り込んだ「マシロ」。面白くない表情のまま、赤信号で停車中にひとつの考えを思いつきます。そして、信号が青へと変わった瞬間!
「ミコト、来いっ!」
かくして「ミコト」とともに脱出に成功した「マシロ」は、その足で市街へと逃げ込むのでした。
※この年で「お見合い」するからには政略結婚でしょうし、逃げる気持ちもわかります。
なんとか停船したボートに追いついた「ニナ」と「アリカ」。しかし、既に時遅し。懐中時計はカラスにさらわれた後だったのです。
「・・・もう、いいわ。・・・もういいって言ったの!・・・いいのよもう、誕生日なんてっ!・・・私の誕生日なんて、たまたま・・・あの人の娘がその日に・・・どうせ嘘なんだからっ」
フラッシュバックする過去の記憶。プレゼントに何がいいと問われて、「セルゲイ」が身につけていた懐中時計をねだったあの日のこと、蒼天の聖玉を身につけたあの女性のこと・・・。
「どうして今更出てきたの?・・・私とお父様の前に、その貴石を持って!・・・あなたさえ来なければ、お父様はずっと私だけを見てくれたのよ。・・・娘としか見られなくても、それでも私は・・・」
思わず「アリカ」に自分の気持ちを吐露する「ニナ」。「アリカ」は戸惑いながらも、泣きながら訴える「ニナ」のことを見続けているのでした。
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さて、電話ボックスでお着替えを済ませた「マシロ」。久しぶりのお忍びだと喜びますが、「ミコト」の姿が見あたらないのに気がつきます。声をかけると、「ミコト」はカラスと格闘の真っ最中。木々から大ジャンプした「ミコト」は、その勢いのまま「マシロ」へ突貫!あわれふたりはカラスから落ちてきた懐中時計にも気がつかず、その場へと気絶。
「・・・あの、大丈夫ですか?」
そこへ声をかけてきたのは、前回の予告に登場した少年。気がつかない彼女とネコを抱えて、少年は路地へと引っ張っていきます。
※「鴇羽巧海」キタ━━━ヽ(ヽ(゚ヽ(゚∀ヽ(゚∀゚ヽ(゚∀゚)ノ゚∀゚)ノ∀゚)ノ゚)ノ)ノ━━━!これは「鴇羽舞衣」登場のプレリュード!?・・・なお、懐中時計はひとりの男性が拾いました。
「あの、もしかしてニナちゃん、セルゲイ・・・じゃなくて、ウォン少佐のこと、好きなの?」
明確な回答こそしませんが、その様子から「ニナ」が「セルゲイ」の事を好きだと理解した「アリカ」。逆に「あなたはどうなの?踏破試験のときに何があったの!?」と問われて、ついオドオドしてしまいます。
「な、何もないよ!・・・確かに助けて貰ったけれど、本当それだけなんだよ!・・・・・・じゃあやっぱり探さなきゃ時計!・・・大事な人に貰った大事な物は、本当に大事なんだよってばっちゃも言ってたもの」
と、そこへ声をかけてきたのは噂の男性。
「何をやっているんだ、お前達?・・・聞いたぞ、ジパングの王子を迎えに行っているんじゃなかったのか?」
「セルゲイ」の出現に「ニナ」は「さっき言ったことは絶対に内緒」と釘を刺しておき、「セルゲイ」には「ちょっと時間があったので寄り道を・・・」と回答します。
「こんなところでか?・・・まあいい、丁度良かったよ。・・・・・・やっぱりこれを探していたのか、ったく・・・学園の仕事を放りだして・・・」
手渡された懐中時計に驚く「ニナ」と「アリカ」。彼はあらためて「ニナ」に「誕生日おめでとう」と祝福の言葉を送ります。
「本当に大きくなったなぁ・・・俺たちが出会ってからこれで丁度6年か・・・」
「ちょうど・・・?」
「え、もしかしてニナは気づいていなかったのか?・・・しょうがないか、あの後しばらく、お前は病院にいたし・・・9月7日は、俺たちが初めて出会った日なんだよ」
全ては「ニナ」の勘違い・・・誤解だったのです。「セルゲイ」に思いっきり抱きつく「ニナ」。その幸せな表情を見て喜ぶ「アリカ」。
※良かった。ええ話や・・・・゚・(ノД`)・゚・。。「アリカ」がふたりを見ていた時に「ドックン」と聞こえた胸の鼓動は・・・気にしないでおきましょう (おい
そして到着した「ジパング」の超巨大な砂漠船。「マシロ」がいないなかでの出迎えになってしない緊張しっぱなしの「アオイ」と「サコミズ」。
「ど、どうしましょう・・・」
「どうしましょうって、あなた・・・本当、どうしましょうか・・・」
赤絨毯が引かれ、太鼓が鳴り響く中、「ジパング」の民族衣装に身を固めた白塗りの麿(まろ)が登場します。彼こそが「ジパング」の王子様?
「若君の・・・おなあぁりぃ・・・」
と、思いきや後ろから美少年(?)が登場・・・あれ、この人って・・・。
「皆の者、出迎えご苦労であった!」
どうしても「アリカ」に比べると出番の少ない「ニナ」。でも今日は良かったです。色々な表情を見せてくれ、「アリカ」に対しても「ライバル宣言(?)」できましたし。お色気担当だけではなく、物語にもどんどん絡んでいって欲しいです。
そして登場した「鴇羽巧海」と「尾久崎晶」。エンディングロールを見ても漢字で登場・・・ということは、ふたりとも「ジパング」出身ということ!?
さらに「王子様」というからには「尾久崎晶」が影武者で、「鴇羽巧海」の方が王子様!?・・・あるいは「お姫様」を「王子様」と謀っている!?
さらにさらに「ナツキ・クルーガー」の「ガルデローベ」時代のライバル(であろう)、「鴇羽舞衣」も「ジパング」出身!?
と話題豊富な「舞-乙HiME」。ますます盛り上がっていきますよぉっ!!
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