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うえきの法則_TV43

第43話「ぶりっ娘ポーズの法則」

奇しくも頭脳派同士の戦いとなった「佐野清一郎」VS「ディエゴスター」
攻撃の読みにかけては相手が一枚上手と判断した「佐野」は、超磁力を利用した一か八かの賭けに出ます。一見、破れかぶれに放ったかに見えた「ブーメランカッター」の乱射。「ディエゴスター」はあっさりと見切り、「佐野」が仕掛けた鉄の「スーパーボール」も不発・・・かと思われましたが、それも作戦。本来の目的は地面に突き刺さった多数の「ブーメランカッター」による「ディエゴスター」の足止めでした。
「・・・せめて足だけでも封じようというわけか。だが所詮、私の神器が見えぬ以上・・・ぬっ!ここは、無効化エリアの縁
見事、能力無効化エリアの手前ギリギリで「ディエゴスター」を封じた「佐野」。互いの能力が封じられた以上、勝負を決するのは腕力のみ!?
※自分の能力を完全に理解して、なおかつ能力に頼り切らない戦い方をする。結構似たもの同士の戦い。持久戦か、アイデア勝負であっけなく決まるのか?

「なんだ、あの加速!?」
なんとなんと、足に巻いた鉄の手ぬぐいと、同じく地面に乱射した(かのように見えてレール状に放っていた)「ブーメランカッター」をレベル2で超磁力に変化させ、「リニアモーターカー」の原理で「ディエゴスター」へと特攻していく「佐野」。能力を無効化されてもそのスピードを解除することはできず、六つ星の神器「電光石火(ライカ)」以上の超スピードで「ディエゴスター」を壁へと叩きつけます。
「俺が純粋な力だけで勝負するわけないやろ?・・・お前にひとつ、ええことを教えたるわ。これはある人が言うとった、ありがたい言葉なんやけどな・・・知恵と力、両方を兼ね揃えてこそ、真の漢(おとこ)となりうるんや
勝利を確信し、仲間の元へと帰ろうとする「佐野」。しかし、その背中に鬼のような気迫が襲いかかります。そう、あれほどの勢いで壁に激突した「ディエゴスター」でしたが、ノックアウトまでは至りませんでした。ならば・・・と再度「リニアモーターカー」を発動させて「ディエゴスター」にとどめを刺そうとする「佐野」でしたが、次の瞬間、目の前のブロックが消し飛びます。
「・・・私の見えざる神器がお前を狙っている。そこから一歩でも出た瞬間・・・今度こそ、私の全てを込めた力で・・・貴様の命を容赦なく絶つ!
本予選特別ルール「能力無効化エリアに10秒以上いる場合は敗退」をもちろん理解している「佐野」。しかし「ディエゴスター」の気迫に、その場から一歩も動くことができませんでした。
※かくして、この勝負「佐野清一郎」の敗退。原因は・・・「佐野」の言葉通り「勝利への執念」ですかね。確かに「佐野」は、ちょっと捻り過ぎだったような・・・。セリフは格好良かったのだけれど。(^_^;)。

一方、久しぶりに姿を見せた「アノン」の父親、偽「マーガレット」(面倒なので、今後は「マーガレット」と表記)。彼は「植木チーム」VS「バロウチーム」の結果はわかっていると予選を見ようともしません。「アノン」に全幅の信頼を置いている「マーガレット」は、紅茶をたしなみながら「アノン」と語り合います。我らの目的が達せられる時は近い・・・と。
「・・・もうすぐ・・・もうすぐ果たせるのだな。・・・我が一族の、長きにわたる役目が・・・」
「・・・そうだね」
※本当「池田秀一」は、こういう悪役をさせると天下一品ですね。登場シーンは少ないのに記憶に残る。使いどころを間違えると他の役者を喰ってしまいそうです。(^_^;)。

41thステージ -VS バロウチーム-
 植木チーム:「洗脳系・・・と書くと凄そうだけれど、微妙な能力」森あい
 バロウチーム:「バロウチーム永遠のNo.2。知能指数は高いけれど・・・」キルノートン

いよいよ明らかにされた「相手をメガネ好きにする能力」の限定条件。
「ぶりっこポーズ(両方の拳を口元に、右足を後ろにあげたポーズ)を相手にさせること」・・・。え~・・・その・・・・・・・・・できるかっ!
という視聴者&「佐野」の不安は余所に「ヒデヨシ」が作成した「ぶりっこポーズ」を相手にさせる虎の巻「手首をこすると、いい香りがするよ」「右足で、うんこ踏んでますよ?」を持って意気揚々と戦いへと挑む「森あい」。さっそく「キルノートン」に試すと、あっさり成功!?
というわけで、この勝負「森あい」の勝利・・・には、まだ早い。なんと「森あい」が自分のメガネを人質(物質?)にギブアップを命じても「キルノートン」は拒否して見せます。
「メガネ好きさ・・・。いや、メガネ好きだからこそ、自爆なんかできないんだよ。・・・だって、倒れたひょうしに傷つけてしまうだろう。この僕のメガネをさ
ならばと会場から「佐野」が「メガネを外して自爆しろ」との指示。ところが、その戦法は使えないと「IQ179」を誇る「キルノートン」は語ります。
「僕は戦う相手に応じて、前もって作戦を用意しておくタイプの人間なんでね。・・・メガネを外して自爆しろ?・・・そいつは無理な相談だ。なぜなら・・・メガネを接着剤でくっつけちゃったから!
※はい、皆さん。せーので・・・・・・バカかぁっ!

さすが、天才と何とかは紙一重・・・の「キルノートン」。自分自身のメガネも大切な彼は、それが傷つくかも知れない自爆などありえないというわけです。しかしこのままでは試合は膠着状態。「森あい」は自分のメガネをリュックに入れて、壊してでも相手のメガネを奪いに行く作戦を試みます。・・・が、「キルノートン」は拳で「森あい」の顔面を殴打、直後にリュックの紐を掴み、彼女が倒れ込むのを防ぎます。
「・・・それも作戦の想定内だよ。こうして掴んでしまえば殴り放題。君の作戦は裏目に出たね」
このままリュックを奪われてしまうと、「森あい」に神器の雨あられ!?。恐れた彼女は無我夢中で「キルノートン」を振り払いに行きますが、そのうちの一発が彼のメガネをたたき割ります。
「ビィアンカァッちゃーん!」
(メガネの名前は「ビアンカ」というらしい)
つるを残して砕け散った「ビアンカ」を嘆き悲しむ「キルノートン」。その姿を見た「森あい」は、今度こそと自分のメガネを人質に取ります。
「・・・君の行動は想定内だよ。・・・果たして本当に最後の盾となるメガネを折れるかい?
「キルノートン」の問いかけに、「えいっ」とあっさりメガネを折る「森あい」。しかし「キルノートン」はその行動さえもが「想定内」と「森あい」を追いすがります。
※そうか「ビアンカ」か。確かに花嫁で選ぶのは「フローラ」よりも「ビアンカ」だよなぁ (<ドラクエVかよっ

二度も大切なメガネを失った「キルノートン」は、そのショックに気絶するに違いない。「森あい」の狙いは「キルノートン」の愛に破れ、かえって彼に本気を出させてしまいます。
「・・・君には、僕の神器で最高にむごたらしい最後を与えてあげるよ。・・・君を守るメガネは、もうひとつもないんだよっ!
飛びかかってくる「キルノートン」に観念したかのように立ちつくす「森あい」。もはや「逃げろ」と叫ぶ仲間達の声も聞こえないのか・・・。
「百個買ってきました」

その場でリュックを広げて、数え切れないほどのメガネを「キルノートン」へと見せつける「森あい」。
「・・・わかったでしょう? 私にはメガネのストックがいくらでもあるの。ひとつやふたつ折ったところで、痛くもかゆくもないのよ」
流石にこの行動は「想定外」だった「キルノートン」。「ここで自爆を宣告されても防ぐ手段は残されていない」と悩む彼に「森あい」は「10秒時間をあげる」と、頭ほどはある岩を持ち上げます。
「・・・10秒数えたらメガネどもをぶっ壊す。その前に自爆するか、メガネどもをかばって岩の下敷きになるか・・・好きな方を選びなさい
「森あい」の言葉に最後の希望を抱く「キルノートン」。彼ほどの知能指数があれば、10秒間に対策を考えることなど雑作もないこと。灰色の脳細胞が今最適解を見つけ出す・・・暇はありませんでした。
「じゃあ数えるわよ。1・・・2345678910!」

一気に数えきった「森あい」。「想定外」の連続、愛しきメガネを数十個失った悲しみに、膝を崩し号泣する「キルノートン」。そこへとどめの岩石攻撃が炸裂!
「・・・全部が想定内じゃあ人生つまんないでしょう」

※うわぁ・・・完勝。大笑いさせて頂きましたよ、この戦い。本当、最高です「森あい」。(^^)/

「では、四試合目のルーレット、スタート!」
もはや「バロウ・エシャロット」しか残っていない「バロウチーム」。対するは・・・なんと「佐野清一郎」。これぞルーレットの妙。気絶していないメンバは、何度でも選ばれてしまいます。ほとんど連戦となってしまった「佐野」はこうなることを予期していたのか、淡々と試合会場に向かいます。
「・・・植木、我ながら情けない話だが、最悪・・・あと一撃でも神器を喰ろうたら、動かれへんだろう。・・・そうなったら、無効化エリアに放り込まれて、あっさり10秒ルールで俺の負け。五試合目は避けられない。・・・良く聞け、植木。俺が奴の能力の正体くらいは暴いてきたる。今、このチームでバロウに勝てるのは、お前だけや。最後のルーレット・・・お前が出ることを信じようや

42thステージ -VS バロウチーム-
 植木チーム:「レベル2!でもまだ地味目、頭脳で勝負!?」佐野清一郎
 バロウチーム:「最強のマザコン!?・・・好きな言葉の真実は?」バロウ・エシャロット

「佐野」の狙いを知った「バロウ」。彼は自分の能力を見破っても意味がないと豪語します。そして放たれる神器は、一つ星の神器「鉄(くろがね)」。あっさりと交わす「佐野」に対して、「バロウ」は「ライカ」にて場所を移動し、再度「くろがね」を打ち込みます。
『・・・こいつの神器にはもともと正体がないから・・・探るなど意味がない?』
鉄の盾で「くろがね」を防いだ「佐野」。しかし、そこへもう1発の「くろがね」が、別の角度から彼を襲います。
『・・・あかん・・・もう立たれへん・・・せやけど、わかったで。・・・なるほど、そういう能力か・・・。確かにこれはやっかいな能力や・・・。時間との戦いということか・・・。能力の正体は暴いた。あとは・・・植木が最後のルーレットで出るのを・・・祈るだけや』
同時に2発の「くろがね」が「佐野」を襲った理由。正体を見破った「佐野」に対して「バロウ」はゆっくりと近づき、既にダウンしている彼へと、容赦なく打ち込みます。
「だから言ったじゃないですか。いくら能力を見破ったって、伝えられなきゃ意味がないですよ・・・って
「バロウ」の行動に怒りを抑えきれない「植木」。そこへ告げられる第五戦のルーレット結果。そう、運命の神様は「バロウ」と「植木」による戦いを選択しました。無言で会場へと降りていく「植木」。
「どうするの?・・・あいつの能力がわからないんじゃあ・・・いくら同じ『八つ星天界人』でも、植木の方が不利じゃあ・・・ちょっと植木!
「森あい」の言葉にも振り返らない「植木」。そこへ「天界獣(テンコ)」が声をかけてきます。「もう植木耕助は八つ星ではない」と。
「ええっ、じゃあ・・・」
笑顔を浮かべる「森あい」に対して真剣な表情を崩さない「テンコ」。彼の顔に輝いていた「八つ星」を示す光は今、ひとつも残っていません。
「・・・あいつはもう、全ての神器を失っちまったんだよ」

「森あい」の戦いで笑わせてもらったかと思えば、「佐野」の戦いでバトルの厳しさを知り、「植木」の次の戦いへ引き込まれます。さらに視聴者へと告げられる衝撃的な「テンコ」の言葉。そして新エンディング。・・・実に見事な展開です。1年間という最近のアニメでは珍しい長期展開も、いよいよ最終コーナーへ突入。視聴者とともに、戦え「植木」!そして失われた大切なものたちを、今ここに呼び戻すのだぁっ!

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コメント

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投稿: Patrick Smith | 2006.03.25 09:14

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