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うえきの法則_TV46

第46話「神と少女と未来の法則」

2週間ぶりのおまたせ「うえきの法則」! 全ての発端となった25年前の出来事。「植木春子」と神様との出会いが、今回のバトルのきっかけだったと言います。さてその気になる内容とは・・・。

ときは25年前。先代から引き継いだ神様業も「モリビトの一族」との争いに頭を痛めていた「神様」。気晴らしに訪れた人間界で、ひとりの女子高生「植木春子」と出会います。
(誰が原因かはおいておいて)不良に絡まれたところを助けて貰った「春子」は、恩返しと「神様」を様々な場所へ連れ回します。
 【神様とのデート-1970-80年頃の流行にのせて-】
  1.お気に入りのカレー屋さんで食べられないほどのカレーをご馳走。
   ※ハウス食品によると1980年初頭にかけてカレーの消費がピークを迎えました。
  2.動物園で来日したばかりのパンダを観賞(「春子」、パンダに襲われる)
   ※「カンカン」「ランラン」が来日したのが1972年。1980年には「ホアンホアン」が来日しています。
  3.流行していたボーリングをプレー(「春子」、ガーターの連続)
   ※ボーリングブームが訪れたのは1970年前後と言われています。
  4.カップルの憧れ、遊園地のコーヒーカップ(「春子」酔って気分が悪くなる)
  5.プリクラ代わり?証明写真をふたりで撮影(「春子」調子に乗りすぎて4コマ漫画の落ちとなる)
  6.人気絶好調ピンク○○○○の武道館コンサート(神様を父と偽り、ピンク○○○○と記念撮影)
   ※「S.O.S」は1976年、「ウォンテッド」、「UFO」は1977年ですね。
もはや当初の目的を忘れ、「神様」を彼氏(興味は小説書きのみ。「源五郎」?)代わりに引っ張り回す「春子」に疲れ果てた「神様」。隙を見て「春子」のもとを逃げ出しますが、そこに聞こえてくる悲鳴。目をやると、踏切の真ん中に立ち往生する老婆の姿が。
遮断機は下り、電車も近づく中、老婆は既に諦めムード。踏切前の人々も迫り来る電車に助けることができません。
「昨日、孫のひろしが作っておったジグソーパズルを壊したから罰が当たったんじゃ・・・」
そんな様子を見ながらも、動くことのできない「神様」。
『人の生死に関わることに神は介入してはならん・・・それが天界のルールなんじゃ・・・すまん』

「神様」さえもが諦めかけた瞬間、凄いスピードで走り抜けていくひとりの女性の姿が。そう、「植木春子」はためらうことなく踏切を飛び越えて線路へと入ります。
※どうやら三次選考の日は「植木春子」の命日だったようですね。久しぶりに「植木源五郎」と「植木翔子」が登場していました。

「おばあちゃん、今取ってあげるからね、大丈夫だよ。そんな昨日のことを気にして、おばあちゃんが死んじゃったら、きっとひろしくんも悲しむよ
挟まった足を外しながら、老婆を説得する「春子」。彼女は言います。たとえケンカをしていても、いつかは仲直りができるかも知れないと。
「私ね、将来看護師さんになるの。そのために本を読んだり、勉強したりしているだけで・・・明日のことを考えているだけで、それだけで毎日が楽しいんだ。・・・明日もおばあちゃんが元気でいるってわかっただけで、私も楽しく生きられるんだから!
「春子」の言葉に衝撃を受ける「神様」。彼女はただポジティブシンキングしているのではなく、明日を信じているから、未来を信じているからこそ前向きでいられるのだと「神様」は気づかされたのです。
「・・・たっく、この自己中娘がぁっ!」
「春子」の考え方に、生き方に心動かされた「神様」は、自然と身体が動いていました。まさに電車がふたりを撥ねようとした瞬間、飛び出し、その命を救った「神様」。ルールを破り、自ら天界の罰を受けることに苦虫をかみつぶした「神様」へと向けられる「春子」の笑顔・・・。
---
「その時・・・俺はわかったんじゃ。あの地獄人『モリビトの一族』に与えてやらねばならぬもの。・・・それは才でも領土でもなく、未来なのじゃと
※つまり「モリビトの一族」には信じられる未来がないから、過去に囚われて罪を重ねている・・・と

恩返しをするといいながら、逆にまた助けられてしまった「春子」。夕方の公園で、彼女は「神様」に頭を下げます。
「いいよ、もう。『・・・それにひとつ、大事なことを教えて貰ったしのう。過去に囚われたものを正しき道へ導いてやれるのは、未来に向かって生きている、ガキどもだけかもしれんってことを。・・・そうじゃ、次の神を決めるときは、こいつぐらいのガキ達とモリビト達を戦わせて決めよう。連中が狙っている「空白の才」を優勝賞品にすれば、密かに参加してくるじゃろう』」
考え事をしていた「神様」へと差し出される「春子」の手。そこにはちょっと派手目なサングラスが握られていました。
「・・・本当は彼氏にあげるために買ったんだけれど。・・・ははっ、似合っています、似合っています!」
サングラスを頭へ引っかけて喜ぶ「神様」。彼は代わりにと、自分が身につけていた十字のピアスを差し出します。
「なら俺からは、このピアスをやろう。ありがたく思えよ」
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「というわけで、このバトルが始まったんじゃ。・・・だが俺の目論見は、意味を成さなかったようじゃのう。・・・地獄人を四次シードにしたもうひとつの理由。それは未来のために戦うガキ達の姿を見て、過去に囚われることの愚かさに気づいて欲しかったんじゃが・・・それもここまで。関係ないガキどもを地獄人の犠牲にするわけにはいかん。奴らには、俺自らが引導を渡す
※自らの復讐心で事をなすことの愚かさ、ましてや先祖達が受けた屈辱を晴らすための復讐心で事をなす愚かさ。それに気がつく人達が多ければ、世界各地で行われている紛争のいくつかは、平和的に解決できたかもしれませんねぇ。

「・・・お待ちしておりましたよ、神様」
「神様」の登場に驚きもしない「マーガレット」。背を向けたまま「神様」を出迎えた彼に、「化かし合いはもう止めよう」と「神様」は話しかけます。
「マーガレット・・・いや、モリビトの末裔よ」

千のように細い目を開き、「神様」の表情を伺う「マーガレット」。とぼけても無駄だと理解した彼は「完璧に演じたつもりでしたが」と「神様」の眼力を褒め称えます。
「さすがは、歴代の神の中でも最高峰の智略家と謳われるだけのことはあります」
「マーガレット」の言葉に「流石、俺」と喜び、調子に乗る「神様」。その姿を見て再度褒め称える(?)「マーガレット」
「・・・そして同時に、最高峰のお調子者と謳われるだけのことはある」
怒り狂う「神様」を無視して、「マーガレット」は話を続けます。
「しかし、そのせいでまんまと騙されました。確かに・・・思い起こせばあまりに不自然だったかも知れない。あなたほどの神が、人間界に子供を落とした僕やパグに気がつかないなんて。・・・しかも、時効が成立する10年もの間
※つーか、時効があるのか、天界にも。(^^;)。

「モリビトの一族」が暴走した際に、人間の子供だけでは防ぐことはできないと、保険の意味もあって「天界人」の子供の参戦も黙認していた「神様」。あえてルールに穴を設けていた「神様」と、ルールを逆手にとって手駒を増やした「マーガレット」。頭脳戦、智略戦ではほぼ互角の戦いに「神様」は終止符を打つと宣言します。
「そのマーガレットの身体、返して貰うぞ」
実力行使を宣言した「神様」に対して「できるものならね」と応じる「マーガレット」。能力者同士のバトルとは比べものにならない戦いが、今切って落とされます。

43thステージ -番外編-
 天界代表:「やる時はやる。・・・滅多にそんな時はこないけど」神様
 地獄代表:「地獄人だけれど天界人。雰囲気がマジでデ○ランダル議長」マーガレット

まずは「植木耕助」達とは比べものにならないほどの巨大な三つ星神器「快刀乱麻(ランマ)」で斬り合う両者。互角と見るや、「マーガレット」は搦め手の八つ星神器「波花」を繰り出し、変幻自在の攻撃へとチェンジ。負けずに「神様」も六つ星神器「電光石火(ライカ)」にて攻撃を避けつつ接近戦へと持ち込みます。
「喰らえぇっ、ピック!」
五つ星神器「百鬼夜行(ピック)」によるゼロ距離射撃を放つ「神様」に対して、その攻撃を予測していた「マーガレット」は直前で回避。超巨大な四つ星神器「唯我独尊(マッシュ)」にて逃げ道ごと「神様」を一呑みします。
「ぐおぉおおっつ、ガリバー」
まさに喰われる瞬間に七つ星神器「旅人(ガリバー)」にて「マーガレット」も囲い込む「神様」。両者の箱形神器にて結果は相撃ち?・・・いえいえ、ほぼ同時に周囲を多う神器を切り刻んだ両者は、肉弾戦へと突入します。
「でぇええぇぃっ・・・ふんっ・・・くうっ・・・わからんのう・・・なぜそこまでして天界の乗っ取りに執着する?・・・過去にこだわる?
クロスカウンターにて吹き飛ぶ両者。お互いに決め手を欠く攻防は、しばし睨み合いに変わります。
「俺は昔、ある娘から未来を・・・未来を信じる大切さを教えられた
「ふん・・・そいつを見習って、僕たちを未来を信じて生きろ・・・とでも
表情ひとつ変えずに鼻で笑う「マーガレット」に、真剣な表情のまま言葉を返す「神様」。
いや・・・死んだよ、12年前・・・事故でな
※流石に中学生の天界人とは比べものにならないほど巨大な神器による応酬。ただ読みあいによる攻防がないぶん、試合のおもしろさには欠けますね。

「はい、お母さん。今年はチキンカレーよ」
母の命日には、毎年カレーを捧げてきた「植木」家。丸テーブルにカレーライスを4つ乗せて、「源五郎」と「翔子」は「春子」の遺影を前に想い出を語ります。
「本当、母さんはカレーライスが好きだったなぁ。作るカレーも絶品だった」
父の言葉に頷きつつも、少し寂しげな表情を浮かべる「翔子」。そう、母を除いても、まだテーブルには空きの席があります。
「でも、耕ちゃんがいないお母さんの命日って、初めて
「別の世界に行っているんじゃあ、仕方がないさ。・・・さあ、冷めないうちに食べよう」
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「・・・ずいぶん前向きなお袋さんやったんやな。くよくよしとったって、何も始まらへん。人間、前向きじゃないとあかん」
そして天界。こちらも「森あい」特製のカレーライスを前に、「植木」が自分の母親「春子」のことを仲間へと話していました。四次予選を前にしてひとときの休息を楽しむ「植木」達。母のことを話す「植木」の顔は、嬉しそうでもあり、誇らしげでもありました。
※相変わらずの「森あい」料理。見た目はちょっと・・・ですが、味はきっとGood!なのでしょう。

「あいつにとって30年弱だったが、きっと幸せな人生であったと俺は思う。それはあいつが未来を見つめて生きていたからじゃ。・・・そればかりか、あいつの思いは受け継がれ、多くの人間達を未来へと導いておる。お前だってできるはずじゃ。今を生きるために必要なものは過去じゃない、未来なんじゃっ!
「神様」の言葉に耳を貸さない「マーガレット」。彼は言います。自分たち「モリビトの一族」の、天界にかける思いは並ではないと。
「ならば仕方あるまい。未来のために生きてきた俺と、過去のために生きてきたお前、どっちの生き方が正しかったのか、今ここではっきりさせるしかないのう
互いに最終奥義を繰り出すべく気を溜める両者。未だ明かされてはいない神器が今、呼び出されようとしていました。
「だあああぁあああっ! 十つ星神器・・・魔王っ!!
天を貫くほどの巨大な気の塊が、今ふたりを包み・・・周囲を眩しい光の球が覆います。巻き込まれて、消えていく土柱の数々。そして残ったものは・・・

前半は「神様」と「春子」のラブラブ(?)デートでしたね。残り話数を考えると、こういうほのぼの話はラストかもしれないなぁ。
さて、ついに「マーガレット」と「神様」が激突したわけですが、意外なほど実力伯仲。「神様」といえども特別な天界人・・・というわけではなさそうですね。選挙で選ばれるわけではないでしょうが、総理大臣や大統領と同じようなものなのかな。
それでも最後は、流石に十つ星神器「魔王(まおう)」。その激突は、まるで「オトメ」同士の争いを思い起こさせるほどの威力(おい。
・・・それにしても気になるのは次回タイトル。「植木」じゃないけれど、「神になったアノンの法則」って、どういう意味だ?・・・やっぱりそういう意味!?

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