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ツバサ・クロニクル_TV30

第30話「哀しいキセキ」

あらゆる次元を巡る「サクラ」達の旅。しかし、今回は今まで訪れた国へと再度訪れることになります。「モコナ」が「サクラの羽」を検知しわすれたのか、はたまた誰かの策謀か・・・って、バレバレですね。(^^;)。

「次の世界に到着ぅっ!」
春の薫りが漂う草原へと降りてきた「サクラ」達一行。晴天に恵まれた空は彼らの旅を祝福しているかのよう。
「羽を探すのも大事だけど、少しはのんびりできるといいよね。前の世界は何かと忙しかったから・・・」
「ファイ」の言葉に「はい」と返す「小狼」。ドラゴンフライレースに犯人捜し、「飛王」の介入と、確かに前の世界は慌ただしいことばかり。
---
「こちらの狙い通りになりましたね」
「私は確かめねばならぬ。あのキセキの結末を・・・そして命の根源を」
しかし、この次元への彼らの到着は「飛王」達によって操られた結果だったのです。
※「星火」の口ぶりからすると、今回だけ特別に次元の移動に介入したようにも聞こえますが。さて。

「・・・この間の羽は、私が小さい頃に飼っていた『砂ウサギ』と初めて出会ったときの想い出だったの」
「小狼」へと蘇った記憶を語って聞かせる「サクラ」。その言葉に「小狼」は少し複雑な表情を浮かべます。・・・そう、彼の記憶の中で「サクラ」へと「砂ウサギ」を持って帰ったのは「小狼」その人なのです。
---
「遺跡の発掘現場で見つけたんです。ちょっかいを出していたらついて来ちゃって・・・」
父様の発掘へと連れだった「小狼」が持ち帰ってきた「砂ウサギ」。その愛くるしさに「サクラ」は、もうめろめろ。
「ねぇ小狼、このこ私が飼っても良い?・・・大切に育てるから、ねぇ良いでしょう?」
---
ふたりにとっての大切な想い出。しかし、「次元の魔女 侑子」への対価として「小狼自身に関する記憶」を差し出した「小狼」により、「サクラ」の記憶の中では誰に貰った「砂ウサギ」なのかは空白のまま。
※「xxxHOLiC」をテレビで放映している今、彼女自身の欲望として「小狼」に関する記憶を奪ったのではないと理解していますが、それにしても可哀想な設定です。

「ねぇモコナ、今から侑子さんと話せる?
「サクラ」の頼みに回線を開いた「モコナ」。別次元に存在する「侑子」の姿が空中へと映し出されます。
「サクラがね、ご用があるんだって」
今から出かける用事があったのか、着替えの準備をしていた「侑子」。彼女に向かって「サクラ」は、1着の黒いワンピースを差し出します。
ホワイトデーのお返しが出来ました。・・・ピッフルワールドにいたとき、知世ちゃんから教わって作ってみたんです」
「モコナ」の隠された能力により、無事に「侑子」の手元に到着した衣服。喜ぶ「侑子」でしたが、男性3名からのお返しについても忘れていません。

【ホワイトデーのお返し要求に対する男性陣の反応】
 ・「(苦笑いしながら)はい」:小狼
 ・「(何を考えているのか読み取れない表情で)俺、どんなプレゼントにしようかなぁ」:ファイ
 ・「(後ろを向いて侑子を睨みつつ)冗談じゃねぇ。絶対、礼なんかしねえぞ」:黒鋼

※三者三様。(^_^)。

「ひとつ、聞いても良いですか?・・・前のピッフルワールドで俺たちのように次元を渡る者に出会いました。それが何者なのか、わかりませんか?
真剣な顔で問い尋ねる「小狼」に、「侑子」はしばらく考えると、ひとつのヒントのような答えを返します。
「さぁ・・・でもこれだけは言えるわね。次元を越える能力を使える者は、私以外にもいるということ。・・・いずれにせよ、その相手を敵か味方かを見極める確かな目が必要ね」
彼女の言葉に今までの旅を振り返る「小狼」。確かに突然姿を見せた黒い兵隊や、目の前で消失してみせた「星史郎」など彼らの前にも何人か次元を越える者達は姿を見せていました。
---
「侑子」との回線を切断した直後、「モコナ」が「サクラの羽」の存在を感知して騒ぎ始めます。
慌てて場所を移動する「小狼」達の前に姿を見せる紅く点滅する光。そして地面から飛び出した三角錐の中に埋まった「サクラの羽」。ところが羽を取り出そうと「小狼」が剣を振るった瞬間、地面から巨大なドラゴンが出現!・・・なんと、三角錐はドラゴンの角の一部だったのです。
「こんなこったろうと思ったぜ!」
※いや、「黒鋼」。ここまでの展開はちょっと・・・。だいたいどうして地面の中にドラゴンが埋まっているんだ! (突っ込んだら負け。

「あの人は!?」
ドラゴンを囲み、縄を投げる一員に「空汰」そっくりの青年を見つける「小狼」。ドラゴンの攻撃を受けて倒れた彼を助け起こすと、青年はふたりの姿を見やり謎の言葉を発します。
「君は・・・帰ってきて・・・くれたのか」
その言葉に驚く「小狼」達。しかし、その疑問への解答は「ファイ」が指し示す方向に隠されていました。
「あれは・・・あの時の・・・」
---
第26話「最後の願い」にて姿を見せた「空中神殿」。彼の地へと再び降り立った「小狼」達に、村の長老は話して聞かせます。
「かつて願いの叶う神殿に赴き、命を落とした者達は・・・そなた達が起こしたキセキによって蘇ることが出来た。だが・・・そなた達が消えた後、我らが神から新たな言葉を授かったのじゃ
『蘇った魂達は次の新月の夜、再び無に帰するであろう』
その言葉に衝撃を受けた村人達。そして今、事情を聞かされた「小狼」達もまた、神の言葉に衝撃を憶えます。
※原作は未見でしたが、いかにもオリジナルぽかった前シーズン最終話。それと連携させるとは今回もまたオリジナルかな。

「まだ希望はある。この人達が帰ってきてくれたんだ。・・・あとは、光る羽を手に入れ、神殿に捧げて彼女が祈れば、きっと新たなキセキが起こるはずだ。そうすれば皆も、そして俺も・・・消えずに済むんだ」
「空汰」の言葉を聞き、村人達への協力を決意する「小狼」。「サクラの羽」を手に入れ、「サクラ」が祈りを捧げた後は、羽を返して貰う約束を村長と結びます。
「・・・それにしても、ひとつの世界に羽が2枚もあったんだね。・・・きっとあの怪物が地面深く潜ったりして、波動が弱かったんだろうねぇ」
---
月を見上げ、自分がこの世界で願ったことを後悔し始めている「サクラ」。それでも、助かった命で新しい生活を送る人達がいます。彼女が本当に誤った選択をしたのか、答えられる人間はこの世界にはいませんでした。
「モコナ」が見逃す可能性もある。・・・簡単に納得していますが、そうだとすると今までの世界にも他に見逃しがある可能性が出てきます。ちょっと問題のある設定ですね。

「いいかてめえら、俺の言った通りに動けよ」
怪物退治の専門家(?)である「黒鋼」の言葉に従い、ドラゴンを追い詰めていく村民達。あとは彼の合図を待ち、ひとつの仕掛けを作動させるだけです。
「天魔昇竜閃!・・・今だ、小僧っ!」
その一撃に苦しみ、がけの上へと顔をのけぞらせるドラゴン。その角に「空汰」が縄を引っかけ、「小狼」はそれを頼りにドラゴンへととりつきます。
「はあああぁああぁっ!!」
かつて「桜都国」にて手に入れた「緋炎」を振るう「小狼」。剣の師匠である「黒鋼」も認めるその一撃に、ドラゴンから「サクラの羽」を取り戻すことに成功
します。
※ふむ、ずいぶんあっさりと。(^^;)。・・・ということはクライマックスは「神への願い」ですね。

既に能力を失い、地面へと墜落している「空中神殿」。その祭壇に供えられた「サクラの羽」の前で、膝をついて祈りを捧げる「サクラ」。
「お願いです・・・消えゆく人達にもう一度、命の力をお与えください・・・
その願いが通じたのか、響く「神」の声に村人達は「キセキ」の再来を期待します。
・・・娘よ・・・お前の願いは・・・叶わん。一度失われた命は、決して蘇ることはない。それは、いかなる世界においても揺るがぬ現実』
---
遙か遠く、「謎の世界」にて興味深そうにスクリーンを見やる「飛王」。悲しみも喜びもなく、ただ真剣に彼は別次元の「神」の言葉に耳を傾けていました。
---
「今更何を・・・。現にあのときはキセキが起こり、俺たちは生き返ったじゃないか!」
「空汰」の叫びにも似た問いかけに、「自分の力」ではないと静かに返す「神」。そして「サクラの羽」の力とて、「うたかたの夢」と同じだと「神」は答えます。
『・・・この娘の祈りがひとつになってなされた、だがそれとて短きキセキ』

「小狼」達の何とも言えない表情が印象的です。こうなる可能性を感じていたのか「小狼」「黒鋼」「ファイ」の厳しい表情。そしてあの月夜、「サクラ」もまたこのことに気がついていたのではないでしょうか。

納得できない。その想いが「神」に向かって武器を取らせます。今にも「神像」へと飛びかからんとする村人に、その肩に手を置いて止める「空汰」。
「みんな・・・止めるんだ」
この場にいる誰もが、心の底ではわかっていました。信じたくはないけれど、理解はしていました。亡くなった命は蘇ることは出来ない。たとえ蘇ったとしても、それは「哀しいキセキ」なのだと。
ゆっくりと吸い込まれていく「サクラ」の羽。その記憶が、彼女の中に吸い込まれていきます。
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夜中の庭で、石を積む「サクラ」。それは幼き頃の哀しい記憶。「小狼(彼女の記憶では空白)」から譲り受け、大切に育ててきた「砂ウサギ」。しかし、その命が天に召されてしまったのです。
「お父様・・・神官様にお願いして、あのこを生き返らせて!・・・お願い」
様子を見に来た父親に「砂ウサギ」の復活を懇願する小さな「サクラ」。しかし、優しい父親は彼女の願いを叶えることは出来ないと答え、しゃがみ込んで「サクラ」の目線と同じ高さになります。
「・・・失われた命は、二度と戻りはしないのだから。・・・だからこそ、命は尊く、生きることは素晴らしいんだ。・・・それを教えてくれたあのこのことを、決して忘れてはいけないよ
※「花が美しいのは散ってしまうから」とよく言います。「命が大切なのは儚いから」ともよく言います。しかし、世の理を曲げてまでも「永遠の美しさ」「命の復活」を羨望するのもまた人間。それが「人の性」なのでしょうか。

「別れの夜・・・か」
迎えた新月の夜。最後の別れを惜しむ村人達のなかに「小狼」と「サクラ」の姿もありました。
「力になれず、申し訳ありません」
謝る「小狼」に「感謝している」と答える村人達。「空汰」もまた、「小狼」に礼を言った村人のひとりでした。
「俺がいなくなっても、強く生きるんだぞ」
愛する妻「嵐」との永遠の別れを告げる彼の言葉を、彼女は途中で遮ります。
「・・・違うの。実は私も・・・」
そして、ついに約束の時が訪れました。光の粒子となって、姿を消していく村人達。そして「空汰」も・・・さらに「嵐」も粒子へと姿を変えていきます。
あなたが命を落とした後・・・私も神殿に行ったの。あなたのことを、生き返らせて欲しいという願いを叶えるために。でも結局は、あなと同じ運命を辿ったわ
今、別れの時までそのことを隠していた「嵐」。「どうして黙っていたんだ」という「空汰」の言葉に、彼女は「あなたの気持ちを考えたら、言えなかった」と再度謝ります。
「・・・この気持ちをどう伝えたらよいのだろう。哀しいような・・・嬉しいような・・・。言葉にするには、ひどく難しい」
「私は嬉しいわ。・・・あなたと一緒だから」

抱き合い、消えていくふたりの姿を見つめる「小狼」と「サクラ」。そして「モコナ」の「また会おうね」という別れの言葉に、ふたりは驚きつつも返します。
「ええ。またいつか・・・どこかで」

---
「満足のいく結果だった?」
近くにやってきた「星火」の言葉に、その顔も見ないで返す「飛王」。
「・・・こちらが予期していた通りだ」

彼の言葉を聞き、床へと目を向ける「星火」。そこには粉々に砕け散ったワイングラスと、血のように紅いワインがこぼれていました。

ある意味「ご都合主義」「それまでの世界観からかけ離れた結末」という感想も聞かれた第26話「最後の願い」。それに対するスタッフの答えが、今回だったのかもしれません。
確かに「サクラの羽」も万能ではなく、やはり「命は儚く尊きもの」という今回の答えには納得もしますが、ちょっと哀しい話だったのもまた感じたこと。
次回は明るく楽しい「サクラ」達の旅が見られるかな?

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