ARIA THE NATURAL_TV06
第6話「その 鏡にうつる笑顔は…」
今回は久々登場の「アリス」がでっかい主役な日。
テレビ東京の時間変更にも負けずに、一期一会からお送りいたします。(なんだそりゃ。
静かな朝、広い部屋で太陽の日差しに目を覚ますのは「オレンジぷらねっと」所属のウンディーネ「アリス」。
数々のシングルやペアが練習を行うなか、彼女はひとり皆と離れた方向へこぎ始めます。
「アリスちゃーん」
自分を呼ぶ元気な声に微笑む「アリス」。そう彼女の練習は「灯里」「藍華」と合同で行っているのです。
「先輩。・・・練習が終わったら、たまには私の部屋へ寄っていきませんか?」
珍しい後輩からのお誘いに、一瞬驚くも喜んでお誘いを受けるふたり。今夜は何か特別の予感?
※人見知りな彼女にしては、珍しいこともあったものです。それだけふたりとは打ち解けているのでしょうね。
もちもちぽんぽんがピンチにさらされているころ、「アリス」は「藍華」と大人げない(子供らしい)トランプを楽しんでいました。
楽しいひとときこそ、時の経つのは早いもの。既に真っ暗となった窓の景色に、そろそろおいとましようと声をかける「灯里」。「そうね」と返す「藍華」を止めたのは同部屋の「アテナ」の言葉でした。
「泊まっていきなさいな。・・・寮長にはさっき話をつけてきたから」
普段ののんびり屋さんな姿とは違い、後輩を思ってか先手を打ってきた「アテナ」。そのご厚意に甘えることにした「灯里」と「藍華」は、初めて「オレンジぷらねっと」で一晩を過ごすことにしたのです。
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ガヤガヤ・・・。人数がふたり(+1ぷいにゅう)の「ARIA COMPANY」とは異なり、業界最大手の「オレンジぷらねっと」。社員食堂の豪華なメニューに「灯里」達は目を輝かせます。
「むむむ・・・料理の質はうちと五分五分ね」
美味しい食事後は腹ごなしに「オレンジぷらねっと」巡り。建物に囲まれた中庭は照明による効果も相まってちょっとしたオシャレ空間を演出しています。
「うわぁあぁ・・・素敵なお庭ぁ。・・・真夜中に妖精さんたちが現れて、こっそり舞踏会を開いていそうだよね」
「・・・恥ずかしいセリフ、禁止」
※ウンディーネ達が住むに相応しい場所ですね。私も行ってみたい~。(^_^)。
「何か嬉しいことでもあったんですか?・・・アテナ先輩って、浮かれているときほど、どじっ娘を連発しますよね」
池にはまり、ポストを間違え、どじっ娘モード前回の「アテナ」に問い尋ねる「アリス」。その質問に「アテナ」は「そうかも」とあっさり認めます。
「・・・アリスちゃんが、とっても楽しそうだから・・・つい」
先輩の答えに「がはっ」と驚く表情を見せる「アリス」。気を取り直してポストに届いた自分宛の手紙を開くと、そこには社内ペアパーティのご案内が入っていました。「いいないいな」と羨ましがる「灯里」を背に、「アリス」はあっさりと「ご欠席」へと○をつけます。
気兼ねないはずの同期のパーティに参加しない「アリス」を驚き見つめる「灯里」と「藍華」。そのとき、先輩の「アテナ」は悲しそうな表情を浮かべていました。
※「アリス」を見つめる「アテナ」の表情は、冒頭、仲間との練習を避けて「灯里」達の方に向かう「アリス」を見つめたときの表情と同じですね。
「出ないの・・・アリスちゃん。そんなのもったいないよぉ・・・」
「灯里」の声にもひとこと「はい」とだけ返す「アリス」。
その時、彼女の横を同期の女の子達が笑いながら歩いてきました。「アリス」の存在に気がつくと、笑いを止め、会釈をしてそそくさと立ち去っていく女の子達。あからさまななれ合いは好きじゃないと、欠席の理由を「灯里」に伝えて部屋に戻っていく「アリス」。彼女の背中が少し寂しそうに見えるのは気のせいでしょうか。
「別に会社で嫌われているわけじゃないのよ。むしろその逆。・・・あの年でオレンジぷらねっとにスカウトされたアリスちゃんの力量をみんな認めているの。でも、その羨望の眼差しが、あの子には敵意に映ってしまうのね。・・・あの子は、自分がどれだけ特別な存在か、気がついていないの」
若き天才故の孤独・・・そう言ってしまうには、切なすぎる事実がそこにあったのです。
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夜半。「アリス」達4人以外は誰もいないお風呂場。喧噪が嫌いなのか、人と触れ合うのが怖いのか、「アリス」はいつもこの時間にお風呂に入りに来ると言います。
「・・・パーティ、もったいないなぁ。・・・だって、せっかく同僚のペアがたくさんいるのに」
パーティの話は避けて欲しい「アリス」に、それでもその話題に触れずにいられない「灯里」。彼女の優しい心は「アリス」にどう響くのか。
「いいんです。同僚といっても、みんな年上ですし、きっと話したってあわないです。・・・それに、あの人達・・・私を嫌っていますから」
※きっと「灯里」や「藍華」と知り合う前の「アリス」は、こうした話は誰にもできなかったのではないでしょうか。「アテナ」は彼女の心の壁を溶かしていく、良い機会だと考えているようですが・・・。
確かに今の「アリス」には「灯里」がいます。「藍華」がいます。そして「アテナ」もいます。しかし、それでも・・・。
「アリスちゃん、灯里ちゃん達と一緒にいるときは、なんだか楽しそう」
お風呂場の鏡の前で、「アリス」の髪をとかしながら話しかける先輩の言葉に、素直に「楽しい」と答える「アリス」。会社のシングルの先輩とは「灯里」と「藍華」は全然違うと、彼女は「アテナ」に話します。
「・・・藍華先輩は気さくに話してくれるし、灯里先輩はいつもにこにこ楽しそうだし。・・・一緒にいて気疲れしないんです。いわゆるひとつの『癒し系』・・・みたいな」
聞き入る「アテナ」に次々と言葉を紡いでいく「アリス」。それはまるで子供が自分の正当性をお母さんに認めて貰いたいかのようでした。
「鏡、アリスちゃんが映っている。・・・みんなが自分を嫌っていると感じるのは、自分がみんなを嫌っているから・・・ううん、アリスちゃんの場合は、怖がっている・・・かな。・・・・・・笑っている人の前では、自分も楽しくなるし、萎縮している人の前では、自分もつい緊張しちゃうのよね」
日頃から「アリス」を見つめている「アテナ」だからこその言葉に、瞬きもせずに聞き入る「アリス」。髪を解き終えた「アテナ」は、彼女の肩に優しく手を置きました。
「鏡が自分の姿を映すように、人もまた自分の心を映すのよ。・・・笑ってごらん。そしたら、アリスちゃんの前にいる人も、きっと笑いかえしてくれるわ」
※年上の同期達。耳を傾けても共通の話題は少なく、いつしか彼女は積極的に会社の人達と接触することを避けてきたのかもしれません。そして、彼女のその態度がますます人を遠ざけていく。・・・恥ずかしくても、難しくても、自分から一歩踏み込む勇気。それを「アリス」は持てるのか・・・。
髪を乾かすためにタオルを被り、部屋へと戻ってきた「アリス」。正面からは伺えないその表情も、床で彼女を見上げる「まぁ社長」からはしっかりと見ることが出来ます。
「まぁぁぁ・・・」
頭を撫でられて心地よい表情を見せる「まぁ社長」。そこへ「アリア社長」が湯上がりもちもちぽんぽんを見せながら部屋へと入ってきました。飛びかかる「まぁ社長」に逃げる「アリア社長」。間一髪、ベッドの上に飛び込んだ「アリア社長」に、「まぁ社長」は届くことなく、ベッドのシーツを噛み落ちていきます。
「まぁ社長、ファイト!」
床に落ち、ゆっくりと顔をあげる「まぁ社長」。彼は大きな声でひと鳴くと、懸命に力を振り絞ってシーツを昇っていきます。
「まぁああああっ!」
待望のもちもちぽんぽんにダイブし、喜びの声を上げる「まぁ社長」を抱きしめる「アリス」。その小さな勇気が、彼女に一歩を踏み出させます。
「・・・私もちょっとだけ、頑張ってみようかな」
見つめる先には、「ご欠席」に印をつけたままのパーティの参加状がありました。
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「ほええぇっ、のぼせたぁ・・・」
ようやく上がってきた「灯里」達が目にしたのは、仲良くベッドで休む「アリス」と「まぁ社長」の姿。
※「アリア社長」には悪いですが、今回ばかりは「まぁ社長」に思う存分「もちもちぽんぽん」を堪能させてあげてください。(^_^)。
朝。すうぅっと息を吸い込む「アリス」。既に制服に着替えは済み、「アテナ」や「灯里」達が休む2つのベッドの真ん中に彼女は立ちます。
「おはようございます!・・・でっかい、気持ちの良い朝です。皆さん起きましょう!・・・さあ、さっさと朝食を取って今日も一日頑張ってくださいね。じゃあ、先輩方・・・私は学校がありますので・・・行ってきます!」
元気に部屋を出て行く「アリス」の姿にいつもと違うものを感じる「藍華」。机の上に目をやると、そこには「ご出席」に修正されたパーティの参加状が。
「どういう心境の変化かしら」
「アテナ先輩、何か知っています?」
ふたりの言葉に「さぁ」と答える「アテナ」。その目は外を走る「アリス」の姿に、優しく向けられていました。
これで「アリス」の人見知りが完全に解消するとは思えませんが、ともかくも一歩を踏み出したわけです。後は彼女と周りの環境次第ですが、その笑顔を振りまけば大丈夫。数年の内に友達たくさんの「シングル」が誕生するのではないでしょうか。(^_^)。
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