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ツバサ・クロニクル_TV36

第36話「時をこえるオモイ」

数々の謎を生んだ「修羅ノ国」編もいよいよ終了。シンクロを開始したもうひとりの「小狼」、本格的に「ツバサ・クロニクル」の世界に関わりを持ち始めた「次元の魔女 侑子」、黒目となった「黒鋼」と「ファイ」、宝石へと姿を変えた「夜叉王」・・・。果たしていくつの謎が解き明かされるのか、ご覧あれ!

「私は・・・己の願いを叶える」
無言のまま笑顔で「阿修羅王」の剣を受け入れる「夜叉王」。彼の姿は「サクラの羽」を内包した宝石へと姿を変えました。その光景をじっと見つめる「黒鋼」と「ファイ」、そして「小狼」。
「あれは・・・姫の羽」
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一方、地上の「サクラ」は「モコナ」に連れられて「月の城」転送位置へとやって来ていました。
「阿修羅王が言っていた。月がお空の一番高いときに、ここに来ればお城に行けるって」
その言葉の直後、光に包まれて転送される「サクラ」と「モコナ」。・・・かくして役者は全て「月の城」へと集まりました。
※宝石に姿を変えた「夜叉王」にたいして驚きもしない「黒鋼」と「ファイ」。こうした事態を予想していたのか、何者かに操られているのか・・・。

「姫・・・どうしてここに?」
「モコちゃんが教えてくれたの。・・・羽がここにあるって」
転送してきた「サクラ」の言葉に、それまで「夜叉王」の残した衣服を、剣を抱きしめていた「阿修羅王」が反応を見せました。
「・・・ふたりとも、こちらへ」
高台の上へと両者を呼び込んだ「阿修羅王」。彼女の口から、「夜叉王」の真の姿が明らかとなりました。
「夜叉王は・・・もうずいぶん前に死んだ。・・・さっきまで居たのは『羽』が見せていた、まるで生き写しの幻だ」

長く剣を交えてきた「阿修羅王」と「夜叉王」。互角だったはずの剣が「夜叉王」の右目に刀傷を負わせたとき、彼女は「夜叉王」の身体が病魔に冒されていたことに気がつきました。
その告白に、自身が見た夢を思い出した「サクラ」。今、彼女はその夢が真実を表していたものだとはっきりと感じます。
---
「どうしてお前がここにいる・・・『月の城』でしか相まみえることのないお前が・・・」
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会えるはずのない場所での再会。それを「阿修羅王」は、「夜叉王」の死んだ魂が会いに来たと感じました。
「・・・永遠の別れを告げるために。・・・けれど次の日、死んだはずの夜叉王が月の城にやって来た。『羽』の力によって生み出された・・・幻となって」
愛してしまった男の幻、それを彼女は斬ることが出来なかったと告白します。そして彼女は「夜叉王」を斬る決意を与えてくれた礼からか、「サクラの羽」を「小狼」達に返すのでした。
「望みは叶ったか?・・・では、次は私の番だ」
大きく息を吸い込み、大地へ剣を突き立てる「阿修羅王」。彼女は「月の城」を制した者の望みとして、ひとつの願いを心描きます。
・・・それは人によっては小さく、たいして価値のない願い。けれども彼女にとっては唯一無二の願いでした。
※「小狼」をかくまう理由に「望みを叶えた者の顔を見たい」と語っていた「阿修羅王」。逆説的に言えば、彼女は自身の望みが叶わないことを誰よりも知っていたのでしょうね・・・。(T_T)。

閃光を発する大地。その願いを叶えようとする力の反動か、大地はひび割れ「月の城」はその姿を崩していきます。
「・・・やはり、我が願いは『月の城』を手に入れても、叶えるには重すぎるか・・・」

崩れゆく足下から逃げだそうとしない「阿修羅王」。彼女の決心は既に定まっていました。
小狼、諦めれば全てが終わる。願い続けろ・・・強く、強く。たとえ己が何者でも、たとえ誰かが何かを強いても・・・願い続けろ、己の真の願いを」
その言葉の意味するところを全て知るよしもなく、ただ心に刻みつけようとする「小狼」。一方の「阿修羅王」は、「月の城」が崩れるのは願いを叶えることが出来ないからだとつぶやきます。
・・・死者を蘇らせることは誰にも出来ません。たとえ・・・それが神と呼ばれる存在でも。・・・旅で学んだことのひとつです」
別れを感じ取ったのか、複雑な思いで「阿修羅王」を見つめる「小狼」。事実、彼女を助けようと伸ばした手を「阿修羅王」は剣で弾き飛ばしました。
「阿修羅王っ!」
その名を叫びながらも崖に落ちようとする「小狼」。彼を救ったのは、馬に乗り、その背に「ファイ」と「サクラ」を乗せた「黒鋼」
でした。やがて光となって地上へと転送される4人。その姿を見送った「阿修羅王」は、「次元の魔女 侑子」へとコンタクトを取ります。
「聞こえるか、魔女よ。・・・小狼とサクラ、あのふたりでなければ私も決心はつかなかったかもしれん。・・・頼みがある。私と夜叉王を、後の世の神に。・・・神にもできないことがあるという証に。・・・黄泉へと渡った者は二度と戻らない。燃える炎が如く、流れゆく時間に同じものはなにひとつない。変わるからこそ、戻らぬからこそ、一度しかない命を悔いなく生きろと言う神に・・・
※「阿修羅王」の言葉、「たとえ己が何者でも、たとえ誰かが何かを強いても」。非常に興味深いですね。

「修羅ノ国」へと降り立った「小狼」達4人。「サクラの羽」も手に入れることができ、旅立ちの時がやって来ました。
「もし、ふたりの王の亡骸か、形見の一部でも見つかったら・・・どうか離さず、一緒に葬って差し上げてください。・・・お願いします」
「モコナ」の光に包まれる中、「阿修羅王」と「夜叉王」をあわせて弔って欲しいと願う「小狼」。その真摯な願いに応えるように「倶摩羅」は深く頷きます。
---
「・・・ここは・・・新しい世界?」
次元転送が終わり、目を開けた「小狼」に、どこか懐かしい「ファイ」の声が聞こえてきました。
「違うよ。『紗羅ノ国』に戻ったみたいだね
姿形は「修羅ノ国」のときのまま「小狼」に笑顔を向ける「ファイ」。なんと「ファイ」と「黒鋼」は記憶をなくしたわけでもなく、魂を同じにしたこの世界の住人でもなく、本人があえて正体を隠していただけだったのです。
「でも、それなら最初にあったときに、そう教えて貰えれば・・・」
もっともな質問をする「小狼」に、「黒鋼」の反応を楽しみつつも答えてあげる「ファイ」。それは「黒鋼」からのアイデアだったそうです。
「・・・俺たちが本人だってわかると、戦うときに小狼くんが本気を出さないからだって。・・・小狼くんの先生だからね、これでも」
※戦いの時に「小狼」を鼓舞するようなセリフまでも言って。・・・照れる「黒鋼」萌え~。(^^;)。

偶然、「火煉太夫」の一行と出くわした「小狼」と「サクラ」。声をかけてみますが、相手はこちらを知らない様子。
「あの・・・俺たちのこと、憶えていませんか?」
別にとぼけている様子でもなく、本当に「小狼」達の事を知らない「火煉太夫」達。
一方、「蒼石」の若い衆達と出会った「黒鋼」と「ファイ」ですが、やはり相手はこちらを知らないようです。
「お、やっと来やがった・・・」
一触即発、「鈴蘭一座」と「蒼石」の若い衆達の出会い。これは抗争勃発か・・・と構える「小狼」ですが、なんとビックリ仲良さそうな両者達。
「きゃぁあっ~、蒼石様のところの若い衆よ」
「いつ見ても凛々しいわぁ~・・・素敵~!」
黄色い声援を受けてまんざらでもない若い衆達。今日は何やら特別な日のようで「鈴蘭一座」を出迎えに来たようです。
「・・・今日はめでたい祝いの日。皆様も是非、お祝いに参加してください」

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呼ばれた会場では、なんと「鈴蘭」と「蒼石」の結婚式が執り行われていました。
「・・・本日は私たちふたりのために集まってくださいまして、本当にありがとうございます」
「一座の姉さん達、それに社の兄さん達。今日は来てくれて本当にありがとう。・・・蒼石様の計らいで、今日は久しぶりに私たちの神様をこの目で拝めることになったよ、ほらっ」
「鈴蘭」の言葉に、開かれる神社の扉。振り返った「小狼」達の目の前には、仲良く肩を並べた「阿修羅王」と「夜叉王」の像が祀られていました。
「・・・我らが神、阿修羅と夜叉を模したこの像は、造られた時から今日に至るまで、決して離されることなくずっと一緒に安置されています
「私たちも阿修羅様と夜叉様に習って、ずっと離れないからね」
※もう熱々で、見ていられません・・・。(^^;)。

「ねえねえ、アレ!」
神様と一緒に献上されている櫛とウィッグ。「モコナ」が指し示すそれは、確かに「サクラ」と「小狼」が身につけていた物です。
「・・・修羅ノ国で着替えたときに外してそのまま・・・置いてきたものです」
ようやく事の次第に気がついた「小狼」。そう、明らかに「紗羅ノ国」は「修羅ノ国」の未来の姿。彼等は次元を渡ったのではなく、時を越えていたのです。
「俺たちは『紗羅ノ国』に落ちてその後、『紗羅ノ国』の過去である『修羅ノ国』に行ったのではないでしょうか。そして、もう一度『紗羅ノ国』に戻ってきた・・・」
それにしても、最初に訪れたときとは様変わりした「鈴蘭一座」と「蒼石」の若い衆達の関係。疑問を口にする「サクラ」に、「小狼」は自分の言葉を思い出します。
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「もし、ふたりの王の亡骸か、形見の一部でも見つかったら・・・どうか離さず、一緒に葬って差し上げてください。・・・お願いします」
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「未来が変わった・・・か」
あのときに話した「小狼」の言葉を「阿修羅」の国の人達は守り、ふたつの像を一緒に祀った。それが関係改善のきっかけになったことは、間違いがないようです。
※「次元を越える」だけではなく「時を越える」能力も持つ「モコナ」・・・というより「侑子」の魔力。さすがは「クロウ・リード」の知己といったところでしょうか。

この世界での目的全てを達成し、次の世界へと旅立つ時がやって来ました。今度はお互いが離れないように・・・と「小狼」と「サクラ」の手を握らせる「ファイ」。そして自らも「黒鋼」を巻き込んで、ふたりへと抱きつきます。
「・・・今度は、別の場所に落ちないように」

最後にもう一度、祀られた神像を見る「小狼」と「サクラ」。ふたりの目にはその姿が、お互いがお互いを慈しみ合う、「阿修羅王」と「夜叉王」の姿に見えるのでした。
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謎の世界。既にスクリーンには何も映ってはいませんが、「飛王」と「星火」は「侑子」への対応を協議している最中。
「やはり、あの魔女は気づいていますね、遺跡の力に
クロウ・リードと同じようにな。・・・しかし、色々邪魔はしてくれたが、クロウ・リードは死んだ。・・・我が計画を阻むのは、今や次元の魔女だけだ」
打つ手は全て打ってしまったと言う「飛王」。しかしその表情にはまだ余裕が見て取れます。
「・・・状況は日々変化する。新たな一手の準備に取りかからねば・・・な

もうひとりの「小狼」については未だに謎が深いままですが、無言の「夜叉王」、黒目の「黒鋼」達、驚くべき「侑子」の魔力と、パズルのピースは揃ってきましたね。この「修羅ノ国」編はタイムパラドックス的な要素もあり、ちょっと難しいところもありましたが、なかなかに楽しめたと思います。
次回はどうやら「モコナ」が主人公の回のようですね。どたばたコメディものになるのかな。(^_^)。

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