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おおきく振りかぶって #03

おおきく振りかぶって #03「練習試合」

 練習試合の朝になっても縮まらない三橋との距離。阿部は百恵の言葉を思い出していた。
 「阿部くんは、捕手をわかっていない。・・・私のしたことを、三橋くんにしてあげてごらん」
 彼の冷たい手を握り、三橋は良いピッチャーだと説得にかかる阿部。しかし、彼の言葉に三橋は「嘘だ」と首を振ります。しばらくの押し問答が続いた後、阿部は彼の右手にできた野球たこへと気がつきます。それは、必死に努力してきた三橋の証でした。
 「お前は良い投手だよ。・・・だってお前、頑張ってんだもん!」
 頑張っている投手のために何かをしてあげたい。その気持ちこそが捕手なのだと阿部が気がついたとき、冷たかった三橋の手は、温かくぬくもりを持った手へと変わっていました。
 「俺・・・頑張っているって思う?・・・俺、ピッチャー好きなんだ・・・俺・・・それで俺・・・勝ち・・・たい」
 そして西浦高校野球部、運命の試合が幕を上げました。

 本当のキャッチャー、恋女房への一歩を踏み出した阿部。自分を信頼し、認めてくれる相手へ初めて出会えた三橋。ふたりの距離が、バッテリーの距離へと変わってきました。練習試合とはいえ、まさに運命の一戦。果たして三橋は、西浦高校野球部のエースとして仲間に加わることが出来るのでしょうか。

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