天元突破グレンラガン #08
#08「あばよ、ダチ公」
決戦を前に寝付けない「シモン」。そこへホットチョコを持って「ヨーコ」が現れます。
「何か食べておかないと、ラガンも力を出せないでしょう?」
相手には言い出せない言葉、相談できない思いを胸に秘め、「カミナ」のことを話題にして離れるふたり。
そして数分後、「ヨーコ」は再びホットチョコを持ち「カミナ」の前に姿を見せました。
「あんまり食べ過ぎると、かえって動けなくなるんじゃない?」
話しかける「ヨーコ」に、「カミナ」は「今日はパワーがいる」と言葉を返します。
「ヨーコ、後ろの敵は頼むぜ。前の敵は全て俺が粉砕してやる。だから、後ろの敵はお前に任せた」
じっと正面を見やる「カミナ」にそっと後ろから近づく「ヨーコ」。軽く声をかけ、振り向いた「カミナ」に「ヨーコ」はその唇を重ねていました。
「・・・本当、後ろは無防備だね」
しばし呆然となる「カミナ」。そして今度はしっかりと「カミナ」は「ヨーコ」を抱きしめ、長い大人のキスを交わします。
「戻ったら10倍返しだ。・・・憶えておけよ」
その言葉をしっかりと自分の胸に刻む「ヨーコ」。そして、そのふたりを隠れてじっと見つめていた「シモン」。若い情動が、自身で制御できない想いが彼を走らせます。脳裏に次々に浮かぶ「ヨーコ」との想い出を消し去るようにうめく「シモン」。
『関係ない・・・関係ない・・・俺には・・・関係ないじゃないかっ!』
個人個人の想いを抱えたまま、「ダイガンザン」の奪取作戦の朝は始まります。
「いくぜ野郎どもっ!・・・大グレン団の出撃だあっ!!」
そう、彼等の運命をかけた戦いの朝が・・・。
「・・・あばよ、ダチ公」
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