天元突破グレンラガン #10
#10「アニキっていったい誰ですか?」
四天王のひとり「流麗のアディーネ」の進撃を止めたのは、ひとりの少女でした。
敵、宿敵、仇敵である「螺旋王ロージェノム」の娘「ニア」。しかし、彼女は既に螺旋王から捨てられた存在。
・・・
「お前はもはや姫ではない者をかばい、敵前逃亡という重罪を犯したのだ。・・・まったく滑稽だな」
螺旋王からの言葉に、ガンメン「セイルーン」一騎での「ダイガンザン」の殲滅、「ニア」の抹殺を誓う「アディーネ」。
・・・
一方、「ニア」への尋問を試みる「キタン」達ですが、下界の言葉を理解しない「ニア」相手に完全に空回り。手に負えないと判断し「シモン」への尋問(もはや質問)役を命じます。
「・・・そうだったの、この前の戦いで・・・。それでは、私は皆さんに憎まれても・・・仕方がありませんね」
「アニキ」=「カミナ」の死を知らされ、言葉を詰まらせる「ニア」。けれども「シモン」は、「螺旋王を憎んでもニアを憎む人なんていない」と彼女に語ります。
「アニキは憎しみで戦っていたのとは違う気がする。上手く言えないけど、アニキはどんな大変な目にあったって、いつも笑っていた。何て言うか、アニキは・・・」
「ニア」、そしていつの間にか現れた「ヨーコ」へと「カミナ」の事を話し始める「シモン」。
それは「ヨーコ」と出会うずっと前、地下の村から地上へと抜け出そうとした時の話・・・。
すっごい簡単に言ってしまえば、「ニア」が「大グレン団」の一員となる話でしたね。
純真無垢というか、純粋培養というか、汚れのない育て方をされてきた「ニア」の視点から、獣人、人類それぞれの姿が描かれる。「螺旋王ロージェノム」が人類を滅ぼしたい理由は明らかにされていませんが、どんな理由であれ、それは正しいことではない。自分の娘に指摘され(あるいは指摘されることを恐れて)「ロージェノム」は「ニア」を捨てたのかもしれません。
「ニア」がこのまま純真無垢で生きていけるのかを含めて、注目点がまた増えたお話でした。
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