天元突破グレンラガン #17
#17「あなたは何もわかっていない」
7年の月日は「大グレン団」を変えて・・・。
というわけで変わりましたねオープニング。これまた意味深な映像のオンパレード。
目が離せない展開目白押しでしょうか。
テッペリン陥落から7年
-「新都カミナシティ」王都跡に築かれた人間達の都-
地上に現れた人間達。今までの鬱積された想いを解き放つかのように、瞬く間に彼等は繁栄を極めていきます。
解かれた小さな謎、残った大きな謎。
しかし、人間達には過去の積み残しよりも、明日の希望を優先させていました。
「ロージェノム」が残した言葉の意味を忘れ去ったかのように・・・。
-首脳部会議-
「しかしよぉ、本当に月に何かあるのかよ、シモン?」
「総司令と呼んでください。キタン法務局長」
「シモン」の補佐を務める「ロシウ」の言葉が会議室へと響きます。
「百万匹の猿がこの地に満ちたとき、月は地獄の使者となりて螺旋の星を滅ぼす・・・これが、ロージェノムが最後に残した言葉だ」
科学局長官「リーロン」が打ち上げた月探査ロケット。果たして、それは何を見つけるのか、何も見つけられないのか・・・。人民局の人口調査と合わせて、新政府の重要課題のひとつです。
そして、新政府幹部の「ダヤッカ」にはもうひとつ重要課題が・・・。
「そうか、そろそろか・・・」
「何を呑気なことを言っているんだよ、キタン。お前は『おじさん』になるんだぞ?」
・・・
「黒の兄弟」。その長女「キヨウ」と「ダヤッカ」は惹かれ合い、夫婦として結ばれ、彼女のお腹にはひとつの小さな生命が宿っていました。姉の身を案じた末っ子「キヤル」が家事を手伝う中、幸せな家庭にもうひとつ、明るいニュースが訪れます。
「プロポーズ!?・・・そっかぁ、やっとシモンも重い腰を上げたかぁ」
相談に訪れたのは「ニア」。彼女は「シモン」から求婚されていたのです。
・・・
「もうそろそろいいかなって思うんだ。王女とかグレン団とかそういうのじゃなくて・・・ただ同じものを見て、同じ音を聞いて、同じように笑う。そう言う暮らしをしてもいいんじゃないかって。・・・俺の目がニアの目で、ニアの耳が俺の耳で、そういうの、いいんじゃないかって。・・・結婚しよう、ニア」
いつになく真剣な「シモン」。その言葉に「ニア」の頬は紅く染まります。いつの間にか自分よりも遙かに大きくなった「シモン」。頼もしそうに「ニア」は見上げ、笑顔を浮かべて答えました。
「やだ」
・・・
「断ったのぉお!?」
「何で断るんだよっ!!」
驚愕の表情を浮かべる「キヨウ」と「キヤル」のふたりに対し、いつもと変わらない微笑みを浮かべる「ニア」。
「ふたりが同じ人間には、なれないんじゃないかなぁって」
沈黙が世界を・・・支配しました。
すったもんだの末、「ニア」はひとりの男性に電話をかけました。その相手はもちろん・・・。
「あの・・・たぶん・・・私とシモンは違う人間です。ずっとずっと、違う人間です。でも、違う人間同士だから一緒に暮らしていけると思うんです。ありがとう。この指輪、とっても嬉しい」
「地球人類に告げる。我々反螺旋族『アンチスパイラル』は、地球人類が螺旋力危険レベル第二段階に達したと判断。これより、人類殲滅システムを発動します」
なかなか濃密な30分。圧倒的な情報量は見応えがありましたね。
新しい敵「アンチスパイラル」については「生体コンピュータ」=「ロージェノム」がヒントを教えてくれそうです。
生まれ出た新しい生命、刻まれたカウント、変容を来す「ニア」、迫り来る「アンチスパイラル」。
そして、一枚岩ではない「新政府」、平和ボケしている市民、一部の議会幹部、彼等にとっての正義を訴える反政府ゲリラ・・・。
ちなみに一番驚いたのは「ココ爺」は「獣人」だったという真実。・・・あの人間離れした活躍ぶりにも得心です。
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