天元突破グレンラガン #18
#18「聞かせてもらうぞ この世界の謎を」
DVDも発売された「天元突破グレンラガン」。第1巻はオーディオコメンタリー付きなのですが、「カミナ」役の「小西克幸」さんが、「(第一部の)主人公は俺じゃないか」と話されていたのが印象的でした。確かにDVDやグッズのCMでも「カミナ」がナレーションを務めることが多いですね。(^^;)。
「地球人類に告げる。我々反螺旋族『アンチスパイラル』は、地球人類が螺旋力危険レベル第二段階に達したと判断。これより、人類殲滅システムを発動します」
突然の宣戦布告。それは「ニア」からの言葉であり、「ニア」の言葉ではなかった。
「・・・あんな馬鹿げた事を言っているのは、本当にニアなのか!?」
・・・
「成功です。生体コンピュータ起動しました」
同時刻。「ロシウ」は生体コンピュータ「ロージェノム」の前に居た。
「さあ、今度こそ聞かせてもらうぞ、この世界の謎を・・・」
「冥府の棺を開けて死者を引きずり出すか・・・酔狂なことだ」
記憶と知識をデータとして残した生体コンピュータ「ロージェノム」。彼に「ロシウ」は問い尋ねます。「螺旋の力」とは何か、「アンチスパイラル」とは何か・・・。
「螺旋力とは進化する力、螺旋遺伝子を持つ生命。螺旋構造を持つ銀河を全て象徴する螺旋エネルギーにより、無限増大する。それがこの宇宙の理(ことわり)だ。・・・だが、その力を恐れる者達が現れた。それが反螺旋属『アンチスパイラル』だ。我が肉体ロージェノムもかつてはこの銀河を守るため、アンチスパイラルと戦う螺旋の戦士だった」
テッペリン、ガンメン、ラガンですら「アンチスパイラル」と戦う兵器だったと答える「ロージェノム」。特に「ラガン」は合体したメカを支配できる螺旋力発動のコアマシン、最強兵器のひとつだったという。
「そして、我々はアンチスパイラルとの戦いに負けた・・・」
戦いに敗れた螺旋属は、それぞれの母星へと逃げ帰った。この地球も、そのひとつ。
「・・・この銀河を制圧したアンチスパイラルは、螺旋生命反応のある惑星に、螺旋生命体殲滅システムを配備した。地上の螺旋生命体が一定数を超えると、それを感知して起動する。・・・これでも、種としての人類を存続させようとしていたのだよ」
・・・
「三週間後、月は軌道を離れ地球へ激突する。・・・それで終わりです」
与えられた真実。それは時に、人を絶望の縁へと陥れる。
7年という月日は世界を変え、ベテランをロートルへと落とし、人の考え方さえ変える。変わりたくないと考えるのは、我が儘なのか。圧倒的な支持は反感へと変わり「シモン」は民衆を敵に回しました。
確かに政治の世界では、犯した失態・過ちは誰かが責任を取らなければなりません。
しかし、それは「人の世の理」。それで決着がつくのは「人の世界」だけなのです。
果たして、「宇宙の理」に対して「人」はどのように接するのか。運命に対して選択肢はひとつ。受け入れるか抗うか、答えはひとつです。
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