天元突破グレンラガン #19
#19「生き残るんだ どんな手段を使っても」
「シモンを出せえええっ!」
「責任を取らせろおおおぉおおっ!」
民衆の声が為政者を非難します。「大グレン団」が「螺旋王ロージェノム」を倒したから月が墜ちてくる・・・。
全ての市民は、当事者達さえもが先ほど知ったばかりの「事実」を知ってしまった。
「彼等にとって、今のあなたは昔のロージェノムと同じなのです。・・・だから、同じように裁くしかない」
民衆によって倒された「カミナ」像。眼前にその光景を見つめる「シモン」の目は揺れていました。
・・・
「・・・あなたは昔のカミナさんそのままだ。彼の死から何も学ばなかったのか?・・・このドリルは預かります。皮肉なものですね。あなたの力の源は、人類の災厄の種だったわけだ」
「ロシウ・・・今のお前に、兄貴の気持ちはわからない。彼の死が・・・俺たちに何をくれたのかもな」
7年間の月日がふたりの間を別つたのか。ふたりの眼は、もう同じ光景を見つめることはないのか・・・。
・・・
「・・・地下1000メートル以上で、月衝突の衝撃に耐えられると想定される構造の地下都市は、全世界で36。約64万人の収容が可能です」
「それだけの文明を築いていた過去の人類に、感謝しなければいけないな。・・・僕たちは生き残るんだ。どんな手段を使ってもな」
もはや「新都カミナシティ」の名実ともにトップとなった「ロシウ」の元へ、全ての情報が集められていました。
切り捨てなければならない36万人もの命。その選択権すらも彼ひとりが握っていると言っても過言ではないでしょう。
「・・・ロシウ補佐官。生体コンピュータの深層データベースにこんな情報が。・・・カミナシティ議事堂直下の地中です」
そこには、「螺旋王ロージェノム」最後のカードが眠っていたのです。
考えてみれば「アンチスパイラル」の本拠地ではなく、ただの「地球」用破壊兵器でしかない「月」。物語の最終地点にはちょっと弱い場所ではありますね。
1話のオープニングにあったように、最終決戦地は宇宙なのか。「アークグレン」はそのための兵器なのか。
さて、7年の月日が経ったとはいえ、視聴者の目からは変容しすぎている「ロシウ」の態度、彼についていく決意をした「キノン」の「お兄ちゃんはロシウのことを何も別っていない」という言葉・・・まだまだ謎は尽きない「天元突破グレンラガン」。
私的な注目はベタではありますが、「シモン」と「ニア」の終着点ですね。
前途多難ですが「ニア」の左手薬指に光る婚約指輪・・・それが最後のキボウでしょうか。
それにしても、「ロージェノム」の置きみやげ、第四世代型超光速恒星間航行用(嘘)超弩級巨大スペースダイガン「アークグレン」があったとはいえ、「ロシウ」のアジ演説もなかなか聞き応えがありましたね。(^_^)。
あ、あと「キノン」の揺れっぷりも。(^o^)。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント