天元突破グレンラガン #26
#26「行くぜダチ公」
-貴き犠牲-
「キタン」の命の輝きによって「大グレン団」最大のピンチは回避されました。
「キタン・・・お前の意志は受け取ったぁあああぁっ!!」
彼の意志を、彼の気持ちを無駄にせぬ為、今はひたすら闘いへ挑む。敵を砕けと拳が叫ぶ。
「超絶螺旋超弩級ガンメン 超銀河グレンラガン」。
惑星規模の破壊さえも無効化する螺旋フィールド、敵の存在を確実に滅するブーメラン兵器。その能力全てを持って「アンチスパイラル」へと特攻する「シモン」。しかし、敵も又、ここで退くわけにはいかない運命。
「仲間を犠牲にして尚前に進むか・・・それこそが螺旋の民の宿業だ。その業故にお前達は滅ぼされなければならない。・・・見るがいい、この宇宙の行く末を。進化することしか考えぬ螺旋の力が、この宇宙を滅ぼすという結末を」
ヒトは、いや生命は「螺旋力」をより得るための形へと進化してきた。
しかし、進化の果てとは「滅亡」。
「螺旋力」の制御ができなくなり、全ての生命が「過重銀河」へ姿を変えると「アンチスパイラル」は言います。
「過重銀河は互いに食い潰しブラックホールとなり、この宇宙は無へ帰る。それが、スパイラルネメシスなのだ」
視覚、いや精神へと直接見せられる非情な結末。「螺旋力」を操る「シモン」だからこそ、虚構ではなく真実と理解してしまいます。
見えるが為の苦しみ。挫けそうになった「シモン」を救ったのは、生体コンピューター「ロージェノム」の言葉でした。
「・・・シモンは直感的に悟ったのだ。アンチスパイラルの言葉が真実だと。・・・しかし、真実はもうひとつある。それは、ニアがお前を待っているということだ。地球が、螺旋族が滅ぼされぬよう、耐えているということだ」
そう、自分の愛する女性を、自分の愛する世界を、見捨てるわけにはいかない。
無量大数の「アンチスパイラル」を倒すため、「螺旋力」の軌跡を、多次元へと広げる「グレンラガン」。
確率でしか存在しない敵ならば、時空ごと倒せばいいっ! 過去も未来も吹き飛ばし、一気に蹴散らせと魂が叫ぶ!! 「超銀河・・・ギガドリル、ブレェェイカァァァァァァー!!」
・・・その瞬間、宇宙が輝きました。
ちょっとビックリBパート(「上川隆也」を持ってくるかぁ)。
でも、これでひとつの区切り。
最終話、最終決戦に向けて思い残すことは無くなりました。
胸に掲げたドリルを握り、目指す先は只ひとつ。お前の女が、待ってるぜ。
「待たせたな、ニア」
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント