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機動戦士ガンダム00 #19

#19「絆」

 「エクシア・・・目標を捕捉。3機のガンダムスローネを紛争幇助対象と断定し、武力介入を開始する。エクシア・・・目標を駆逐する!」
 目前にいるのは敵。「その機体はガンダムではあり得ない」。少年の叫びはコクピット内に響き渡る。
 抜き出された刃が「ガンダムスローネ」への喉元へと突き出された。

 「聞こえるか、エクシアのパイロットよ。・・・なぜ行動を邪魔する?我々は戦争根絶のために・・・」
 冷静な問いかけにも「刹那・F・セイエイ」の行動は変わらない。「錯乱したか?」チームのエースであり、兄弟の長男でもある「ヨハン・トリニティ」は「ミハエル・トリニティ」と「ネーナ・トリニティ」へと命令を下す。「応戦しろ」・・・と。
 戦いは3機の「ガンダムスローネ」に1機の「ガンダムエクシア」が挑む構図である。
 性能が互角であれば数が勝負を決める。子供でもわかる無謀な行為であった。しかし、そうはならなかった。
 彼の、「刹那」の援軍として他のガンダムパイロット達が動いたのだ。
 「ティエリア・アーデ!?」

 戦艦を思わせる巨大なビーム砲が「エクシア」と「スローネツヴァイ」の間を貫く。通常のモビルスーツではありえない光。無限とも言える出力を有すGN粒子ならではのビーム攻撃。それもこの太さ、撃てるのは「ヴァーチェ」意外にはあり得なかった。
 「ヴァーチェ、目標を破壊する」

 -ソレスタルビーイング 戦闘母艦プトレマイオス-
 「エクシアがスローネと戦っている!?・・・ティエリアまで・・・」
 誰もが「トリニティ」のやり方は気にくわなかった。冷静な判断を下すべき「スメラギ・李・ノリエガ」ですら、心の中では喝采を隠しきれない。
 「しかし、彼等の行動が計画の一部である可能性も・・・」
 「私たちがこうして動くことも、計画に入っているかもしれないわ」
 結局、彼女が指示を待つ「ロックオン・ストラトス」に与えた内容は「可能であれば戦闘を止める」のひと言であった。

 -地上 ソレスタルビーイング潜伏場所-
 「全くとんでもないことをするな、あのきかん坊は。・・・けど、そのお陰でMsスメラギの腹も据わった。それにな・・・刹那の気持ちもわかるのさ。あいつはガンダムそのものになろうとしている。紛争根絶を体現するものにな」
 「ロックオン」も出撃をする。「スメラギ」の命令の言葉、その奥にある「彼自身の判断」によって。

 -地上 某ビル-
 「ガンダム同士の戦い
 「・・・思ったより早かったな。第三段階への移行。もう後戻りはできんか・・・
 国連大使でもあり「監視者」としての使命を帯びる「アレハンドロ・コーナー」の後ろに立つ少年「リボンズ・アルマーク」はアルカイックスマイルを浮かべた。

 -海上 ガンダムスローネ戦闘地域-
 「まさか君と共に、フォーメーションを使う日が来ようとは思っても見なかった」
 「俺もだ」
 普段反目し、それを隠そうともしない「刹那」と「ティエリア」。しかしこのコンビネーションは見事であった。
 数の上の劣勢を補う戦術的フォーメーション。そして「ガンダムヴァーチェ」に、「ティエリア・アーデ」に隠された「ガンダムナドレ」だけの特殊能力の発動。状況は、動こうとしていた。
 「何だ・・・機体の制御が」
 地上へと降りていく、いや、地上へと墜ちていく「スローネツヴァイ」と「スローネドライ」の機体。
 制御を失った数十トンもの巨体が、地上へクレーターを造り上げた。
 「ヴェーダをリンクする機体をすべて制御下に置く・・・これがガンダムナドレの真の能力。ティエリア・アーデのみに与えられた、ガンダムマイスターへのトライアルシステム!・・・君たちはガンダムマイスターに相応しくない。そうとも、万死に値するっ!!」

 決着の刻。遠く戦場を離れた「アレハンドロ」の微笑みが、何故か届いたような気が・・・した。

 「何・・・トライアルシステムが強制解除された!?一体何が・・・」
 思い当たるのは、ヴェーダ:レベル7にある改ざんされた領域。やはりマザーコンピュータはハッキングを受けていたのか。
 それ以上の推測は許されようとしなかった。機体の自由を取り戻した「スローネ」が飛び込んでくるのを、「ナドレ」のレーダーは正確に捉えていた。しかし・・・。
 「またガンダム!?」
 「デュナメスかっ!」
 正確に放たれた一筋の閃光。「ロックオン」の射撃が「スローネ」の足を止める。
 「これで3対3だ。フェアプレイの精神で行こうぜ」

 性能でも、数の上でも互角。「トリニティ」のリーダー「ヨハン」は冷静に撤退の判断を下す。
 置きみやげとして、ひとつの情報を残して・・・。

 「ユニオン」、「人類革新連盟」、「AEU」。3大国家群でさえも手詰まりとなった対ガンダム包囲網。もう少しで当初の目的だった「戦争根絶」に手が届きそうでしたが、まだエンディングには早いようです(もっともソレスタルビーイングの真の目的は別のところにあるそうですが)。
 まあこの件は来週に置いておくとして、今回は「トリニティ」との戦いで結束が固まった「ガンダムマイスター」(「ロックオン」の敵情報でも揺るぎともしませんし)と、立ち上がった「沙慈・クロスロード」(彼はこれから何処へ行くのか)、謎の微笑み「アレハンドロ・コーナー」&「リボンズ・アルマーク」、今シリーズのラスボス(?)認定された「アリー・アル・サーシェス」といった辺りが見所でしたね。
 色々と上の方では策略が巡らされていますが、果たしてベクトルは異なっても純粋な「ガンダムマイスター」達が、彼等自身の目的「戦争根絶」を果たすことが出来るのでしょうか(少なくとも今シーズンでは無理かな)。

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