アリソンとリリア #01
#01「アリソンとヴィル」
9.0点
ひとつの大陸から成る世界。大陸の東と西に別れた「ロクシアーヌク連邦(ロクシェ)」と「べゼル・イルトア王国連合(スー・ベー・イル)」は130年ものあいだ、人類の起源を巡り戦争状態にありました。
それでも、ここ10年間は休戦条約が結ばれ、軍事交流など平和の兆しが見え始めています。
東側「ロクシェ」の学校に通う「ヴィル(くまいもとこ)」は学業優秀。記憶力に優れ、銃の心得もある心優しき少年。
先生の手伝いで下級生の補習を手伝っていた彼の元に、一機の複葉機が降りてきます。操縦席から現れたのは彼の幼なじみでもあり、現在は空軍で働いている「アリソン(水樹奈々)」でした。
「半年ぶりね」
仕事の途中で立ち寄ったという彼女は「ヴィル」と共にオートバイに乗り、1時間ばかりの散歩に出かけます。
その途中、彼等はひとりの老人(家弓家正)へと出会いました。荒唐無稽な物語を学生へ聞かせることで有名な老人は、ふたりを家に招くと、宝の話を聞かせます。
「金銭に換えることの出来ない、凄い宝物。東と西の戦争を終わらせることが出来る宝物なんだよ」
東西の緩衝地帯にあるという宝物について「アリソン」が興味を持ち、さらに話を聞き出そうとしたところへ地方役人を名乗る男が現れます。
家、土地の税金について話があると老人を連れ出す怪しげな男。ふたりはオートバイで後を追いかけることにしますが・・・。
架空世界のお話ですが、しっかりと背景や人物が描かれています。一見するとまるで「世界名作劇場」のような雰囲気。
ヒロインである「アリソン」が可愛く描かれていて、彼女に振り回される「ヴィル」が正直うらやましいです。
来週、いきなり国境線を越えそうですし、優しげな少年「ヴィル」は、戦争を終わらせることが出来るというお宝に、そして何より「アリソン」に振り回されていきそうですね。
NHKのアニメーションには良作が多いので、これからも期待できそうです。
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