ドルアーガの塔 #04
#04「バンド・オブ・ハンド」
9.0点(最後の戦闘はもう少し見たかった)
自信満々で「ドルアーガの塔」を登り始める「ジル」達パーティ一行。
しかし、自信と慢心は違う。楽観と無謀も異なる。
唯一の登頂経験を持つ「アーメイ」による、実戦を含めた戦闘訓練が始まった。
「このドルアーガの塔は、大きく分けて8つの宮で成り立っている・・・」
錫、鉛、鉄、青銅、白銀、黄金、金剛、そして天空の宮。
現在は「錫の宮」。それも最下層に近い一角。かつて「ギルガメス」が登った際には60階だった「ドルアーガの塔」も現在は山をも越える巨大な塔へと様変わりをしていた。
それでも、この塔の最上階へと登らなければならない。少なくとも「ジル」はそう考えていた。
彼等の他にも登頂者は多い。
まずは「ドルアーガ」討伐と「ブルークリスタルロッド」奪還を目指す「ウルク国親衛隊」の面々。
さらに、一降りで人間やモンスターを石に変える能力を持つ謎の男「パズズ(田中正彦)」。
そしてかつて「ジル」が所属していた、兄「ニーバ」のパーティ。
彼等は「ジル」よりも先の位置に居た。決して焦らず、道を誤らず、確実に頂上を目指す「ニーバ」達。
その途中、彼等パーティをひとつの小さな事件が襲った。休憩の途中、「ファティナ」が謎の美女を目撃したという。
張ってある結界を越えながら、気配ひとつ感じさせない女。見間違いとも思われたが、各自周囲を捜索する。そして「ニーバ」の前に問題の女「サキュバス(ゆかな)」が姿を見せる。
「久しぶりね・・・私のニーバ。寂しかったわぁ・・・」
「仲間の前に出るのは止めろ」
親しげに「ニーバ」へと話しかけ、身体を寄せる「サキュバス」。彼女は「ニーバ」への耳元へと囁きかける。
「あなたなら、『いわゆる』ドルアーガ様を倒せるかもしれない。でも・・・そこから先はどうかしら?」と・・・。
ちょっと前になりますが「ガン×ソード」というアニメがありました。
あれは「カギ爪の男」を追い求めるロードムービーでしたが、このアニメもちょっとそんな雰囲気がします。
まあ、各地を転々としているわけではなく、塔の上を目指して登る話ですが。
どうやら私は、パーティを組んでひとつの目標に向かうという話が好きなようです。だから点数も甘め・・・かな。
欲を言えば、最後の戦闘シーンは途中経過をもう少し描いてくれると、より楽しめたのですが。
「そういえば、カーヤはなぜこの塔を登ろうなんて考えたの?」
「えっ・・・不治の病の弟がいるんです。もう10年以上寝たきりで・・・。ブルークリスタルロッドの力があれば弟の病気も治せるんじゃないかと思ったんです。・・・気にしないでください。嘘ですから。・・・冗談ですよ、本当です」
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