図書館戦争 #05
#05「両親攪乱作戦」
9.0点(堂上教官、正論ですっ!)
関東図書隊初の女子特殊防衛部員に抜擢された「笠原 郁」22歳。
だが、保守的な両親が職場を視察に来るという緊急事態が発生。
両親に配属先が発覚すれば、即、強制送還の可能性有り。
入隊以来最大のピンチ。さあ、彼女は切り抜けられるのか!?
恐れることはない。敵はたったの2名。
打てる手は全て打った。
シフト表は変更して貰ったし、教官から同僚にまで回せる手は全て回してある。
ああ、それなのに・・・この身体の震えは何!?
思い出すのは学生時代。
提出した進路希望を母親が知ったとき、家族会議が開催された。
数時間による説得、説明も虚しく、事態は母親の号泣によって決した。
私はあの時、両親から背を向けた・・・。
関東図書隊の活躍はメディアを彩った。
雑誌「新世情」9月号では情報歴史資料館攻防戦の特集記事が組まれ、「郁」は写真が掲載されるほどの活躍を見せた。本来であれば両親に誇れるほどである。
しかし、今の彼女は「新世情」を親に見せるわけにはいかない。
自分は安全な内部勤務と説明をしてあるのだ。
そんな彼女の苦労を知らず(あるいは知ってか)、両親は「郁」を試すかのように様々な質問をし、同僚と比較し、苦言を呈する。
そして今日に限って様々な事件が図書館内に発生する。
ああ、私は何か悪いことをしたのでしょうか・・・。
こういうサイドストーリーは大好きです。(^_^)。
焦る「郁」と対照的な「柴崎」の落ち着きが堪りません。
また、振られたばかりの「手塚」も「郁」に対しての接し方を変えず(なかなかできませんよね)、手も抜いてくれません。
そして「堂上」の正論&「郁」に対しての目のかけ方。
それを見抜いた父親含めて、皆様Good Job!ですよ。
母親の号泣も親の立場であれば十分理解できますし、「郁」は良い家族、メンバに囲まれていますね。
「メディア良化法」。
これは公序良俗を乱し、人権を侵害する表現を取り締まる法律である。
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