アリソンとリリア #09
#09「元戦場に架かる橋」
8.5点(どう見ても婚前旅行です。ありがとうございました。)
かつての戦争、かつての戦場、かつての敵・・・。
戦争が終わり「ロクシェ」と「スー・ベー・イル」の間は大陸横断特急で結ばれることとなった。
まだ庶民の足とまでは行かないが、旅行に対しての制限が金銭だけになったのは平和の証。
僕、「ヴィル」は貧乏学生だけれど、英雄「ベネディクト」さんの招待を受け、列車の旅を楽しむことが出来る。
そして、その列車には「アリソン」、「フィオナ(フィー)」さんも乗車しているはずだ。
久しぶりの対面に心躍らせる僕。変装をした「フィー」さんや「ベネディクト」さんにはちょっと笑ったけれど、
この旅は楽しいものになる。そんな予感が僕にはあったんだ・・・。
久しぶりに出会う友人達。一応「英雄」という呼び名を貰っているからには、最低限の変装は必須。
サングラスに付け髭、髪型も変えたというのに・・・プロの目はごまかせないらしい。
確か、陸軍の「ストーク少佐(田中秀幸)」と言ったか。もしかすると情報部かもしれない。
なんでも貴賓室のお偉いさんに、軍関連企業がごまをするための乗車だとか。
僕も色々な命令を受けては来たけれど、彼も大変そうだ。
もっとも貴賓室のお偉いさんに興味など無いし、せっかくのバカンスなのだから、ゆっくりと楽しめることを願おう。
呑気なものだ。
舌平目のムニエル、豪華な客車、ざるのような警備。
これが平和というのなら、平和は人を堕落させるものらしい。
まあ、今は観光を楽しんでいるが良い・・・文字通り、これが「最後の晩餐」なのだから・・・。
終戦から半年というのですから、#01からはそれ以上の年月が経っているわけで。
そう思ってみていると、「アリソン」や「ヴィル」から子供っぽさも消えたような気がしますね。
相変わらず豪華な声優陣は、今回ゲストとして「田中秀幸」を起用。
彼と、部下に殺されたという「アリソン」の父親は繋がるのでしょうか。
原作未読派としては、散らばれた伏線が気になるところです。
それにしても、「ヴィル」の朴念仁は凄まじいですね。
あれだけモーションをかけても無反応とは、異性としてみられていないのかと「アリソン」に同情したくなります。
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