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図書館戦争 #08

#08「策動セシハ手塚慧」

9.0点(お前みたいなタイプは、身体で覚えるしかない)

 査問会。法的根拠を持たない精神的私刑(それは「銀河英雄伝説」
 武蔵野第一図書館で行われた「砂川」による焚書事件。
 その共犯者として告発された「笠原 郁」は査問員である「彦江 光正(石塚運昇)」他の追求に泣きそうであった。
 「先ほど君は、砂川一士と特別に交流は無かったといったが・・・今の発言では彼を以前から認識していたことになるな・・・」
 やばい
 「顔を合わせれば話くらいするというのは嘘ですか」
 ヤバイ
 『これ以上はもう・・・』
 心臓の鼓動が高まり、目に涙が溢れていく。でも、耐えきれない・・・。

 力強いノックの音が彼女の顔を上げさせた。
 「失礼します。時間になりましたので笠原一士は業務に戻らせて戴きます。笠原、来い
 助かった。先ほどとは異なる熱さの涙が、彼女の瞳に溢れていく・・・。

 偶然を装い、ICレコーダを仕掛けたまま査問会へと出席していた「郁」。
 今後の対策、情報収集のために早速データを聞き始める「玄田隊長」他であったが、そこには「郁」の本心も記録されていた。
 「怖かったぁ」
 「よく頑張ったな」
 頭を撫でられているのであろう、「郁」の言葉はどこか弾んでいた。
 「今、優しくしちゃ嫌です・・・泣きそう」

 爆笑の渦が、巻き起こった。

 あの査問は、あと2~3回あったら墜ちていましたね、「郁」は。(^^;)。
 それはさておき、ずいぶんあっさりと退いたなぁ・・・というのが第一印象。
 「手塚慧」は本心から弟である「手塚光」を引き込みたかった・・・それだけなのでしょうか。
 たとえこのような手段で手に入れたとしても、「光」が良い手駒になるとも思えませんし、「策動」というからにはまだ何か裏というか、本心が別にある気も。
 まあ、「光」->「慧」以上に「慧」->「光」というブラコンかもしれませんが。

 それから本編以上に気になったのは「柴崎」。
 確かに「情報部」が似合いそうな才女ではありますが彼女の発言には驚きです。

 「仕事のために、恋愛ごっこみたいなことは平気で出来るの。適正あると思うわ・・・情報部。寝る必要があったら、寝られると思うし

 それに対する「手塚光」の反応はちょっと可愛らしいですが。(^^;)。
 意外とお似合いかもしれませんね、このふたり。

 「メディア良化法」。
 これは公序良俗を乱し、人権を侵害する表現を取り締まる法律である。

 「笠原様。先日の食事はこちらが持つ約束だったので堂上二正にお金を返しておいて下さい。高校生以来の憧れの王子様が上官の女の子になんかちょっかいを出すものじゃないね。お陰様でいい面の皮でした。ではお元気で」

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アリソンとリリア #09

#09「元戦場に架かる橋」

8.5点(どう見ても婚前旅行です。ありがとうございました。)

 かつての戦争、かつての戦場、かつての敵・・・。
 戦争が終わり「ロクシェ」と「スー・ベー・イル」の間は大陸横断特急で結ばれることとなった。
 まだ庶民の足とまでは行かないが、旅行に対しての制限が金銭だけになったのは平和の証。
 僕、「ヴィル」は貧乏学生だけれど、英雄「ベネディクト」さんの招待を受け、列車の旅を楽しむことが出来る。
 そして、その列車には「アリソン」、「フィオナ(フィー)」さんも乗車しているはずだ。

 久しぶりの対面に心躍らせる僕。変装をした「フィー」さんや「ベネディクト」さんにはちょっと笑ったけれど、
 この旅は楽しいものになる。そんな予感が僕にはあったんだ・・・。

 久しぶりに出会う友人達。一応「英雄」という呼び名を貰っているからには、最低限の変装は必須。
 サングラスに付け髭、髪型も変えたというのに・・・プロの目はごまかせないらしい。
 確か、陸軍の「ストーク少佐(田中秀幸)」と言ったか。もしかすると情報部かもしれない。

 なんでも貴賓室のお偉いさんに、軍関連企業がごまをするための乗車だとか。
 僕も色々な命令を受けては来たけれど、彼も大変そうだ。
 もっとも貴賓室のお偉いさんに興味など無いし、せっかくのバカンスなのだから、ゆっくりと楽しめることを願おう。

 呑気なものだ。
 舌平目のムニエル、豪華な客車、ざるのような警備。
 これが平和というのなら、平和は人を堕落させるものらしい。
 まあ、今は観光を楽しんでいるが良い・・・文字通り、これが「最後の晩餐」なのだから・・・。

 終戦から半年というのですから、#01からはそれ以上の年月が経っているわけで。
 そう思ってみていると、「アリソン」や「ヴィル」から子供っぽさも消えたような気がしますね。

 相変わらず豪華な声優陣は、今回ゲストとして「田中秀幸」を起用。
 彼と、部下に殺されたという「アリソン」の父親は繋がるのでしょうか。
 原作未読派としては、散らばれた伏線が気になるところです。
 それにしても、「ヴィル」の朴念仁は凄まじいですね。
 あれだけモーションをかけても無反応とは、異性としてみられていないのかと「アリソン」に同情したくなります。

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コードギアス反逆のルルーシュR2 #08

#08「百万 の キセキ」

9.0点(初めて展開が読めた)

 「行政特区日本」への参加表明。
 「ゼロ」の言葉に、日本人は揺れた。

 そして「黒の騎士団」も、また・・・。

 これは決して無条件降伏ではない。
 「黒の騎士団」の意見調整を行うと約束し、海中へと消え去った「ゼロ」。
 その調整は、難航していると報道された。
 「扇・・・ゼロの判断が我ら日本人のためにならないものであれば・・・」
 幹部「藤堂」の言葉に、「扇」は戦慄を感じる。
 「戦って・・・戦って・・・それでどうする?・・・藤堂、日本人とは何だ!?

 「行政特区日本」の宣言。
 「ナナリー」の言葉に、エリア11は揺れた。

 そして、それは最後の我が儘であった。

 「今度は、こちらの原稿通りにお願いいたします。・・・総督は王様ではありません。あくまで皇帝陛下の代理として各エリアを治めるもの。今回の特区日本に関しましては善処致しますが、今後は全て事前にご相談ください」
 お目付役でもある「ミス・ローマイヤー(渡辺明乃)」の言葉が、現実を示していた。

 「行政特区日本」の言葉の意味。
 「枢木スザク」の心は揺れていた。

 かつて「ユフィ」が目指した「理想」。実現するにはあまりに困難な目標。
 それを「ナナリー」は目指すという。果たして自分にできることは・・・。
 『ルルーシュ・・・君は本当に記憶を失っているのか?それとも・・・もし記憶が戻っているのなら答えて欲しい。君は何故ユフィを殺した?君なら、他の方法だって・・・

 自分にギアスをかけた男「ゼロ」。「生きろ」という意味を込めた「ルルーシュ」。
 彼の真意を、「スザク」は計りかねていた。

 そして「ゼロ」から連絡が入る。
 「こちらには百万人を動員する用意がある・・・ただし、条件がある。私を見逃して欲しい・・・ゼロを国外追放処分にするというのは、どうだろうか?」・・・と。

 珍しく次回への「引き」が無かった今回。
 もともと、第9話の前に総集編や、(テコ入れ?)特番を挟む予定だったから?
 まあ前回のような「引き」で、2週間待てというのは酷すぎますから良かったのかもしれません。
 とりあえず「黒の騎士団」活動拠点として「エリア11」は終了。
 次回からは「中華連邦」との絡みが増えてきそうです。

 【第8話視聴で解けた疑問。新情報】
  ・行政特区日本への参加
   基本的にボーッと見ている自分には珍しく、
   スモークが焚かれた時点で仮面には気がつきました。
   「百万 の キセキ」というサブタイトルが
   頭にあったからかもしれません。
  ・カレンの記憶
   彼女自身の記憶という意味ではなく、
   アッシュフォード学園の皆が「カレン」を覚えているか
   気になっていました。
   特に皇帝から記憶の操作をされていないようです。
   ということは、「黒の騎士団」メンバという事実、
   あの時体験したままを知っていると考えるべきでしょう。
  ・ニーナの失敗
   原子爆弾を作成していた「ニーナ(千葉紗子)」ですが、
   スイッチを押せなかったのではなく、押して失敗だったとは。
   うーん、恐ろしい子です。彼女の「ユフィ」に対する
   思い込みは消えていないようですから、今回もキーマンかも。

 【第8話視聴後の私的疑問】
  ・黎 星刻の吐血&「あと僅か持てば良い」発言
   フラグですよ、フラグ。
   「ルルーシュ並みの知性と
    スザクに匹敵する戦闘能力を有す傑物」ですから、
   これくらいのハンデがないと主要人物が勝てませんね。
  ・篠崎咲世子がゼロの正体を知っている
   Webラジオでは出番がないことをネタにされている
   「篠崎咲世子(新井里美)」ですが、
   「ゼロ」の正体を知っている人物になろうとは。
   彼女が「ルルーシュ」に信用されているのか、
   彼女を信用させて「ナナリー」奪回のカギにするつもりなのか。
   いずれにせよ台詞もないのに重要人物ですよ。(^^;)。
  ・セシル・クルーミーの衣装
   物語的にどんな意味があるのかは、置いておいて・・・
   「セシル(井上喜久子)」さん、エロいっす。(^_^)。
   あれを自分で選んだのだとしたら、
   彼女のセンスは料理だけではなく、
   服装に関してもちょっと・・・すばらしい!(おい。

 「スザク・・・あなたって、マゾ?」

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仮面のメイドガイ #08

#08「その名は怪傑!いちご仮面」

9.5点(ノーブラ幻惑殺法)

 古来より、和装の際には下着を着けないのが正式な着付けという。
 これは、古来よりのしきたりを現代に適用させようとした、哀しい男の物語・・・。

 「Good Morning、Ms Naeka-Fujiwara! 朝露に揺れる君の双球は、実に見目麗しい」
 早朝、富士原家に現れた金髪の紳士。彼は「富士原なえか」に婚姻を申し込みにやってきたと言う。
 彼の名は「ヘンドリック・K・ストロベリーフィールド(高橋広樹)」。視線だけで女性を意のままに操るという「魅惑の魔眼」の持ち主。
 その名字に聞き覚えのある「なえか」であったが、彼女の疑念はひとりの怪傑によって氷解する。

 「ひとつ、人の世全ての巨乳を狙い、ふたつ、不埒な放蕩三昧、みっつ、淫らな兄の悪趣味を・・・止めて見せます、この私。その名も怪傑!いちご仮面」

 謎の美少女・・・もとい「エリザベス・K・ストロベリーフィールド」が扮する「いちご仮面」によって、結婚の窮地から救い出された「なえか」。
 しかし、「ヘンドリック」は諦めることを知らない男であった。
 担任男性教師「エリンギ」を産休に追い込み、担任と剣道部顧問の座を手に入れた「ヘンドリック」。
 ホームルーム、そして部活動へと魔の手は伸びる。
 ついに追い詰められた「なえか」は、剣道勝負による事態の収拾を画策するが、それにはひとつの決意が必要であった。

 「思い知ったか変態教師!これぞ必殺・・・ノーブラ幻惑殺法!

 果たして乙女「富士原なえか」は、先端突起露出の危機を乗り越え「ヘンドリック」を打ち倒すことが出来るのか・・・。

 富士原なえか 17歳 財産継承権を得るその日まで あと143日

 「ノーブラ幻惑殺法」に吹きました。(^^;)。
 なんともギアスな能力を持つ「ヘンドリック」の登場。彼の能力を渇望する男性視聴者は多いでしょうね
 しかも「フブキ」までもが危うく能力にやられるところでした・・・恐るべし「瞳術」。

 「コガラシ」の準備があったとはいえ、見事に「ヘンドリック」を打ち倒した「なえか」&「エリザベス」。
 今回は「エリザベス」の健闘が目立ちました。
 やはりストレートな「欲望」よりもねじ曲がった「愛情」が強いのか!?

 彼女に巨乳を与えなかったのは、神様のナイス判断かもしれません。

 「覚えておくがいいご主人よ、バラの花には棘があり、美味いフグには毒がある。貴様の胸には罠がないっ!」

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ドルアーガの塔 #08

#08「伝説の塔」

9.0点(カーヤ酷す・・・)

 あなたは「ドルアーガの塔」を知っていますか?
 勇気を力に変える黄金の鎧を身に纏い、恋人「カイ」を救い出すために、秘宝「ブルークリスタルロッド」を取り戻すために、悪鬼「ドルアーガ」を倒すために地上60階の塔を登る「ギル」の物語を。
 それは、アーケードゲームとして生を受け、ファミリーコンピュータ用カセットゲームとして世に広まり、今はひっそりと何処へ眠るという・・・。
 
 強敵ドラゴンを皆の協力で倒した「ジル」一行。「青銅の宮」を無事に突破し、上層部である「白銀の宮」へと辿り着きます。
 「竜殺し」としてすっかり有名になった「ジル」は周囲から聞こえる噂にまんざらではありませんが、目立ちたがり屋の「メルト」は面白くない様子。
 そして「カーヤ」は地図を片手に辺りを見回す、ちょっと挙動不審な行動を取っていました。

 「この辺り・・・うわあああぁあぁっ」

 突如、(わざとらしく)倒れ込む「カーヤ」。彼女は自分が「不治の病」を患っていると言い、「ジル」に助けを求めます。
 「この病気を治すには、塔のどこかに眠るという治療法を記した石版が・・・私が登り始めたのも、実はそれを探すためなのです
 付き合いの長い「アーメイ」でさえ初耳という動機を説明する「カーヤ」。彼女は塔の一部を指し示すと、「ジル」に言葉を続けます。

 「その岩にある隠しレバーを、ボタンを押しながら素早く右9回、上2回、左2回、下9回入れてください」
 彼女の言葉通りレバーを動かす「ジル」。すると隠し扉が開き、中には朽ち果てた塔が眠っていました。
 「扉に入って一番上の階に・・・」
 「わかった、取ってくる。待ってろカーヤ、必ず僕が助けるからっ!」

 その背中を見つめる「カーヤ」の瞳は、まだ何か迷っているようにも見えました・・・。

 最後のバラエティ回は懐かしのゲーム「ドルアーガの塔」へのオマージュ。
 これはゲームを知っているかどうかで評価が分かれそうな話です。私ですか・・・もう何回クリアしたことか。(^^;)。
 前回、いや、前々回までとは性格が変わってしまった「カーヤ」。・・・というよりも、今まで猫を被っていたのでしょうね。
 最後の「カイ」の台詞も、彼女と「ジル」の今後を示しているようです。
 普通に考えると「ジル」を裏切り「ニーバ」とパーティを組むとか・・・。でもあと2回は何?
 まずは「ファティナ」との関係が近づきそうな、次回の展開が楽しみです。

 「若者よ、あなたはこれから3度、大きな裏切りにあうでしょう・・・でも決して挫けないで。塔の頂上には必ず、求める物があるでしょうから・・・」

 ここからは今回の物語にはまったく関係ない戯れ言。
 自分は「ドルアーガの塔(ファミコン版)」、「カイの冒険(100階まで)」をクリアしました(年がばれる)。
 特に「カイの冒険」には思い入れがあります。
 カイの設定(勇気を身軽さに変える魔法のティアラって)が凄かった。また、裏面のイシターの投げやりっぷりなアドバイスも最高でした(「イタリアントマト」の宣伝とかも入っていたなぁ)。

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図書館戦争 #07

#07「恋ノ情報探索」

9.0点(陰謀の匂い)

 関東図書隊切っての才女にして、眼鏡が似合う美少女(?)「柴崎 麻子」。
 そんな彼女のファンは多く、図書館業務を口実に彼女に近づこうとする男性も多い。
 「朝比奈 光流(小野大輔)」も、そのひとりに彼女は見えた。最初は・・・そう見えた。

 「あの、ちょっと調べたいことがあるのですが。・・・焚書についてです
 「焚書ってあの・・・書物を焼き捨てる『焚書』のことですか?
 図書館のかつての過去。忌まわしい事実。国家とくんだ陰謀。
 図書や情報を集め、広く一般に公開するための機関であるはずの「図書館」が思想の弾圧を行っていたという事件。
 図書館勤務者であれば誰でも知っていて、誰もが耳を塞ぎたくなる事柄を、その男性は調べているという。

 「どういう奴なんだ?」
 「朝比奈さんっていって、リファレンスで知り合ってお茶を誘われるようになったらしいんだけど・・・」
 喫茶店。「笠原 郁」と「手塚 光」の見つめる先に、「柴崎」と「朝比奈」の姿があった。
 彼女の性格を知らない人間からは、お茶を楽しんでいるようにも見えたであろう。
 しかし、「柴崎」の笑顔はあくまで事務的な・・・営業用の顔であった。

 事ある毎に「柴崎」に声をかける「朝比奈」。利用客へのサービスという姿勢を貫く「柴崎」。
 ふたりの関係は「朝比奈」からの一方通行であった。
 しかし、とある事情から夕食を共にしたときから、その関係性が変わった。

 「柴崎さん、お話があります。・・・武蔵野第一図書館に関する情報です。知り合いの新聞記者が情報源なのですが、武蔵野第一が、図書を不正に処分している・・・と

 「情報屋」のあだ名も持つ彼女の情報網は幅広く、事件の裏事情から個人の交友関係にまで及ぶ。
 その彼女にしてもなお、知り得ない情報が「武蔵野第一図書館」を揺るがす。
 それは、小さくとも危険な情報であった・・・。

 単純に「柴崎 麻子」の当番回かと軽い気持ちで見始めましたが・・・姉さん、事件です(古っ。
 その要望、その声質、その言い回し。怪しいキャラが出てきました。
 「手塚 光」の兄、「手塚 慧(吉野裕行)」。

 なかなかの政治力を持っているようで、司法省へも手を回せる権力者(研究会繋がり?)。
 弟を手に入れるためか、「武蔵野第一図書館」に絞った攻勢をかけてきました。
 「光」の同僚である「砂川」、より近い「柴崎」、そして「笠原」。
 相手を分析し、着実に効果をあげられる手を打つ「敵」として、かなり手強そうな印象です。
 まずは次回。果たして「笠原 郁」は、査問会を無事に乗り切ることが出来るのでしょうか?

 「メディア良化法」。
 これは公序良俗を乱し、人権を侵害する表現を取り締まる法律である。

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アリソンとリリア #08

#08「王女様と英雄」

7.5点(ワレン警部・・・あの渋い声で宣言されれば、信じるわ)

 10年前の悲劇。
 かつて「イクストーヴァ王国」を襲った、王宮での火災。
 彼女は唯一の生き残りだと、「オーウェン・ニヒトー議員(速水奨)」の演説会で宣言します。
 戸惑う民衆、否定をする「ニヒトー」。怒号の中、彼女は証拠を見せると胸元から金色に輝くペンダントを出しました。
 それは、「イクストーヴァ王国」の人間であれば誰もが知っている、王族の紋章が彫られたペンダント。
 真偽を確かめると正体を明かしたのは、会場の警備を担当していた「ワレン警部(内海賢二)」でした。

 「私は10年前の・・・王室警護官の生き残りなのです」

 火災に巻き込まれ全滅したと言われていた「王室警護官」。しかし、実際は彼等の中に生き残りが居ました。
 王室ご一家を守りきれず、王族をひとりも助けられなかった苦悩が、生きている人間の口を閉ざした。
 彼は王女のペンダントを実際に見た人間として、表の紋章を、そして裏側を確認し、民衆の前に高らかに宣言を行いました。
 「王家の紋章の細工、そしてフランチェスカ様のお印である左下に俯いたお花・・・かつて、私がフランチェスカ様に見せて戴いたものと・・・間違いなく、本物です
 大歓声をあげる民衆、ひとり顔を歪める「ニヒトー」。そのまま逃げだすように会場を離れようとする彼に、「フィオナ」は忘れ物があると、ひとつのカフスボタンを突きつけます。
 そして、彼女の口から10年前の真実が語られようとしていました・・・。

 「イクストーヴァ王国」完結編(なのか?)。
 正直、短絡的な「ニヒトー」の行動と、その最後は頂けませんが、演じる声優の力(速水奨、内海賢二)でなんとか乗り切りました。
 まあ英雄補正がかかった「ベネディクト」と、久しぶりの「ヴィル」の活躍が見られたので、良しとしましょう。(^^;)。
 王女様になってしまった「フィオナ」ですが、次回以降も参加しそうです。・・・ご自分の立場、わかっていますか?

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コードギアス反逆のルルーシュR2 #07

#07「棄てられた 仮面」

9.0点(成人男子の生理)

 -注意-
 この文章はフィクションです。実在する団体、事件、TVアニメ、ルルーシュとは一切関係ありません。

 ふぅ、ナナリーはスザクを選んだか・・・まあ、わかっていたけどショックだね。
 これで俺の目的は達成されたようなものだし、今の内から日記でもつけて、回想録でも出版したらバカ売れじゃね?

 某月某日 天気:晴れ
  嫌な夢で目が覚める。しかも起きたら「あの男」が眼前に。
  仕方がないので「何か寝言でも喋った?」と無理矢理会話をしたら、
  こいつ反応してやんの。

  マジで俺、何か喋ったらしい。
  まずいなー。こいつは、まだ騙しておかないと後々面倒。
  でもこいつ、反応が出すぎじゃね?よく今まで監視員とかできたよなぁ。

  だるいけど、一応監視されている見だし、とりあえず学校に行く。
  皆、脳天気に修学旅行の話題ばかり。
  会長、「2回目」って、それ笑えないから。

  うわぁ・・・ナナリーの就任挨拶かよ。マジで休めば良かった。
  なんか変なことを言うんじゃないだろうなぁ・・・昔から夢見がちだし。
  って、ちょっ、おまっ「行政特区日本」って!
  ダメだ・・・聞いちゃいられない。今日はエスケープしよう。

  はぁ、こんな時に限って携帯だよ。「Q-1」って、どこだっけ?
  まあいいか、今の俺にかけてくる時点で「敵」決定ね。
  このモデルも飽きたし、ポイッしちゃおう。
  新モデルは「ワンセグ」と「Bluetooth」は必須かな。
  二つ折り飽きたし、ストレート良いなぁ・・・あ、でもN○C限定だった。

  あれ、急に人気が消えたけど・・・まあ良いか。これでようやく一人きり。
  じっくりと新モデルを検討するか・・・って、またナナリーの挨拶かよ
  車掌空気読めっ!

  こんなときにはクスリを決めるか・・・丁度良いカモ発見。
  それにしても、どうしてブリタニアの連中はTPOをわきまえないのかね。
  路地裏でも貴族の服って、笑えるだけなんですけど。

  もうギアスを制限する理由もないし、腕立て伏せでもしてろって!!

 某月某日 天気:曇り
  新宿再開発地区でリフレイン決めようとしていたら、カレン様参上だよ。
  「やっぱりここに来たの?」って、たまたまだよ、たまたま。
  自意識過剰はこれだから・・・。

  手に入れたクスリは壊される、人の気も知らずに命令しろとほざく!
  そこまで言うなら・・・。
  「だったら、俺を慰めろ。・・・女なら、できることがあるだろう?」
  手始めはキス。ここなら、ひと目もないし・・・。
  -ピーッ-
   不適切な表現が含まれているため、検閲により削除されました

  頬をぶたれた。親父にだって・・・ぶたれたな。
  ええと、スザクやナナリーにだってぶたれてないのにっ!
  おまけに言い返そうとしたら、「あの男」登場。
  はいはい、全て見ていたって?
  いいさ、別に。監視されるのには慣れてんだよっ!
  ゼロを捨てろ、黒の騎士団を捨てろ、ナナリーを捨てろ!?
  いや最後の選択肢って・・・おい、近づくなよ。
  ただでさえ誤解されているのに、それ以上近づくなって!!

 ここまで書いて読み直した。
 俺、やっぱり文才はないな。回顧録はゴーストライターに書かせようっと。

 えー、繰り返しになりますが、本文章はフィクションですので、そこのところ宜しくお願いします。

 さて本編。もう少しで大金星の「スザク」でしたが、神がかり的な「ルルーシュ」登場に全て奪われちゃいました。
 最初に「行政特区日本」へ参加すると宣言していれば、メタンハイドレートも使わなくてすんだろうし、やっぱりあれは「ルルーシュ」の仕返しだったのでしょう。
 まあ、前回の屈辱に比べれば、これくらいは許してあげてください(誰に?)。
 今回は「心情編」として、落ち込んだ「ルルーシュ」をメインに見せていましたが、やはり彼はニヒルに笑っている方が似合いますね。さっさと立ち直ってくれて喜ばしい限りです。
 そして、最後の引き。
 スタッフは鬼か!来週までこの状態で待たされるとは・・・。

 【第7話視聴で解けた疑問。新情報】
  ・C.C.の交信相手はマリアンヌ
   ファーストシーズンの頃から、ちょくちょく電波交信していたC.C.。
   全て同一人物かどうかという疑問はありますが、
   とりあえずマリアンヌ(ルルーシュの母)は確定。
   殺された当日にあえて警護を遠ざけたりと、彼女の行為は未だ謎ばかり。
   C.C.みたいな存在になるには必須の儀式だったりするのでしょうか・・・。

 【第7話視聴後の私的疑問】
  ・行政特区日本への参加
   うんうん、めでたしめでたし・・・って、おい。
   確かにこれで日本人も参加するだろうし、
   スザクとルルーシュとナナリーには良いことばかり。
   でも他の黒の騎士団メンバが・・・。
   まあ、「次回待て」ですよ。相変わらず引っ張るなぁ。

 「世界は、嘘をついておる! 人を殺してはならない、盗むな、欺くな、姦淫するな・・・全ては嘘、まやかしに過ぎぬ。殺されたくない、盗まれたくない、だから正義や倫理という嘘で、弱いその身を守っておるのだ。原初の真理とは弱肉強食なり。喰らうのだ、人も富も権力も、世界そのものを! 我らブリタニアこそが、世界の嘘を壊し、真実をもたらすのだ・・・オール ハイル ブリタニアッ!」

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仮面のメイドガイ #07

#07「なえかの剣 鞍馬山修行編」

8.5点(DVDでは湯気が消えます・・・よね)

 「審判さん、良いんですか?・・・男の人、出ていますよ」
 乙女の言葉は少女の心を傷つけた。

 それがたとえ、熊のような容姿であったとしても、彼女はまだ少女だったのだ。

 「そして運の悪いことに、彼女のパンツのゴムは、その日に限って緩んでいた・・・」
 公衆の面前で下半身を露出。おまけに反則負け。
 乙女の剣は少女の心を傷つけた。
 それがたとえ、熊のような容姿であったとしても、彼女はまだ中学生だったのだ。

 少女はその日、怪物となった。

 あれから3年。復讐鬼となった少女「荒屋敷吉江(山口眞弓・・・気がつかなかった)」は帰ってきた。
 乙女「富士原なえか 17歳」に積年の恨みを晴らすために。

 「おのれ、富士原なえか・・・この恨みはらさでおくべきかっ! 貴様をギタギタに叩きのめした上で袴ごとパンツをずりおろして、丸裸で観客席に放り込んでやるぅううううっ!

 相手が熊ならば熊殺し、怪物ならば怪物殺しを習得すればよい。
 いざ行かん、鞍馬山!

 「コガラシ」「フブキ」の協力の下、霊験あらたか鞍馬山にて修行を続ける「なえか」。
 滝に打たれ、熊を倒し、ついには流木へと挑みかかる無謀・・・もとい勇気を得た。
 「流石のこのメイドガイも、対戦相手に同情する。クックック・・・明日、県大会の会場では富士原なえかというハリケーンが吹き荒れるだろう」

 乙女はその日、怪物殺しを身につけた。

 そして当日、因縁の・・・宿命の対決が幕を開ける。その結末や、如何に・・・。

 富士原なえか 17歳 財産継承権を得るその日まで あと150日

 原作でも異彩を放つキャラクター「荒屋敷吉江」登場編。登場回数の割にはインパクトが高いお人です。
 かなり露出が多い話ではありましたが、ありがたみが薄いのは彼女のお陰だろうなぁ。(^^;)。
 本編は相変わらず進みが遅いですが、来週でほぼ全キャラクターは登場でしょうか。
 まあ、日曜日は「コードギアス」もありますし、頭を空っぽにして見るには良いアニメです。
 それにつけても最後・・・今回だけは「コガラシ」さんに自重して欲しかった・・・orz。

 「おせんにキャラメルゥ~・・・落ち着けご主人、相手はたかだか熊の数倍。今の貴様の敵ではない」

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ドルアーガの塔 #07

#07「片羽と踊れ」

9.0点(幸せは3歩進んで2歩下がる)

 地上最大の種族、そして最強の怪物「ドラゴン」。まして片羽とあらば、その凶暴さは限りなく・・・。

 「危なかったわね、あのまま寝ちゃっていたら、モコモコと眠りキノコの餌になっていたところよ?」
 まどろみのまま、真っ黒くろすけ(違)に襲われていたところを「ニーバ」達に救われた「ジル」達パーティ一行。かなり先を進んでいたはずの彼等が留まっている理由。それは「ドラゴン」の存在でした。
 「よりによって片羽らしい。いずれにせよ退治しないと先には進めない
 黙して「カリー」の言葉を聞く「ニーバ」。
 「ウルク親衛隊」に合流して、一緒に「ドラゴン」を倒そうと進言する「ジル」。
 しかし、彼の言葉に「竜殺しニーバ」は頷きません。さらに問い詰めようとする「ジル」を止めたのは「ファティナ」でした。
 「ドラゴンのせいで仲間が全滅して・・・だからニーバは」
 彼女の言葉を途中で止める「ニーバ」。
 「・・・あのドラゴンは倒せない。たとえ、ウルク軍でも。そんな戦いに、お前は仲間を巻き込むのか?・・・俺たちの目的はドラゴンではない。どうしても避けられない戦いなら、俺は確実な方法を選ぶ。ウルク軍との戦いに傷ついて、消耗した後の片羽を仕留める」
 いつだって正しいのは「ニーバ」でした。だけれど、それでも曲げられない思いがある。
 それは小さな矜持のためか、それとも・・・。

 
 かつて「ニーバ」がパーティを失ったという対「ドラゴン」戦(同じ相手?)。
 「ジル」の思い込みと、「カーヤ」のお色気、「アーメイ」のイカサマ(?)、「クーパ」の口上にてなんと完勝(最後の「ニーバ」のアドバイスが大きかったですが)。第1話と比較すると、「ジル」も強くなりました。
 他の登頂者達とも連携し、兄「ニーバ」との絆も深くなってきたように見えますが、「サキュバス」の言葉を聞く限り、そう上手くはいかないようですね。

 さて、公式サイトによると、次回が最後のバラエティ回。第9話からは、かなりシリアスな展開が待ち構えているそうです。
 ラストのXXXX(公式サイトには記載有り)を前に、「ジル」達を待ち受ける運命や如何に(この言葉、最終話前にも使いそうです)。

 「彼はもっと強くなるわ・・・いずれは手に負えなくなるでしょうね」

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【ご連絡】更新休止のお知らせ

管理人のジャンです。

申し訳ありませんが、出張が入ってしまい、
下記の更新についてはお休みいたします。

・アリソンとリリア #07
・図書館戦争 #06

次回更新は「ドルアーガの塔 #07」を予定しております。

誠に申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。

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コードギアス反逆のルルーシュR2 #06

#06「太平洋 奇襲 作戦」

9.5点(ロイド登場!)

 「お兄様なのでしょう!私です、ナナリーです。・・・あの・・・お兄様ではないのですか?」
 目眩がした。意識が飛んだ。叫びそうになった。しかし・・・堪えきった。
 理由はひとつ。背後に佇む、かつて親友であった男「スザク」。

 『本当に記憶が戻っていないのであれば、ナナリーのことはわからないはず』
 視線を定める。凝視する。彼の全てを見極める。しかし・・・変化はなかった。
 「あの・・・人違いではないかと。はい、ただの学生ですし」
 彼の言葉に耳を凝らす。幻聴ではない。確かに彼は電話の主を知らないと言った
 理由はひとつ。「ルルーシュ」の記憶は戻っていない。最愛の妹に嘘をつける男ではない。
 ・・・そう信じたい自分も居た。

 彼を救った。何のため?
 彼にギアスの弱点を教えた。何のため?
 理由はひとつ。今の関係を壊したくはないから。
 「・・・時間制限を忘れないで
 彼の感謝の言葉に、喜ぶ自分が居た。
 僕は間違っていない・・・今は・・・まだ。

 お兄様じゃない?でも、この声は。
 やっぱりお兄様!でも、この言葉は。
 「今は他人の振りをしなければならない。必要なんだ。俺に話を合わせて欲しい」
 理由はわからない。スザクさんは嘘をついているのかしら・・・でもお兄さんだって・・・。
 でも、迎えに来ると言っていた。私がエリア11に行けば、きっと・・・。

 新総督着任。その報はエリア11を駆け巡った。
 氏名、経歴、その全ては秘密とされていた。
 理由は色々と考えられた。
 対「黒の騎士団」への情報秘匿、対「中華連邦」への情報秘匿、対「エリア11」反乱分子への情報秘匿。
 いずれにせよ秘匿するからにはよほどの人物に違いない。代理ではなく、新総督。皇帝の嫡子か・・・と。

 座して待つ必要はない。
 いかなる手段を使っても彼女を手に入れる必要がある。
 部下に対しては「捕虜にする」と説明すればいい。
 理由?考えるまでもない。「ナナリー」だからだ。
 「新しい総督がナナリー・・・戦えるのか?妹と
 「戦う・・・ナナリーと? それは何の冗談だ。・・・このままでは昔のようにナナリーがまた政治の道具に」
 駒として使わせるわけにはいかない。全戦力をあげて「ナナリー」を救い出す。

 太平洋奇襲作戦が今、始まる。

 どのように「スザク」の追求を逃れるかと見ていましたが、「ロロ」かぁ・・・正直忘れていました。(おい
 そして久々の戦闘。それも今回は空中戦。見応えありましたねぇ。
 まあでも私的な見所はやはりこの人「ロイド(白鳥哲)」博士(皇帝直属って)。
 その動き、発言が以前と変わらず一安心。それにしても「皇帝ちゃん」って。「ロイド」さん最高っ!(^^)/

 そして本編。ブリタニア帝国に多大な損害を与えましたが結果は痛み分け。
 いや「ナナリー」を救出できなかったので「ルルーシュ」の敗北でしょうか。

 彼の誤算は「ナナリー」が「ユフィ」の跡を継ぎたがっていたことですね。
 確かに障害を抱える「ナナリー」は駒として扱いやすい。その思い込みが「彼女の意志」という選択肢を忘れさせていた。全てに優れた(持久力は置いておいて)「ルルーシュ」ですが、やはり妹に関する事柄では理性が感情に勝てない・・・まあ人としては当たり前ですが。

 これで新総督として着任した「ナナリー」と、「黒の騎士団」は敵となる。
 冗談が本当になってしまったわけですが・・・果たしてどうする「ルルーシュ」。

 【第6話視聴で解けた疑問。新情報】
  ・V.V.は皇帝の兄だった。
   マジですか!?ということは、
   C.C.も含めて元々は普通の人間だったってこと?
  ・ロロのギアスの弱点は制限時間。
   制限時間の弱点は想定内ですね。
   数を数えていましたが5秒ということはなさそうです。10秒程度か。

 【第6話視聴後の私的疑問】
  ・皇帝とV.V.が誓った「神を殺す」の意味は?
   兄弟から同士へと関係性が変わる重大事項ですが、
   その真意はなんでしょう。うーん、わからん。

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仮面のメイドガイ #06

#06「ドジッ娘メイドは振り向かない」

9.0点(貧乳メイドも味がある)

スペシャルメイドエージェント職務規程
序章
メイドたるもの常に主人より早く起き主人より遅く就寝して奉仕するべし

 起床後、シャワーを浴びて身体を清め、挨拶の練習。
 うん良い笑顔。今日も一日頑張りましょう!
 ・・・コガラシさん、あなたいつからそこに居たのですか!(怒

第3章
メイドたるもの常に主人の命に従い実行すべし

 ふぅ・・・今朝のエレベータ事件(*1)が効いたみたい。
 完璧なスタイルの私がダイエットなんて。
 ・・・コガラシさん、メイドガイスキャンは無闇に女性に向けないように言いましたよねぇ(怒

 *1 なえか様がエレベータガールに恥辱を味わわされた出来事
 「あの・・・お客様、重いので降りて貰えますか?」

第45章
メイドたるもの俊敏が基本 常に節制を心がけ適度なBMIを保つべし

 なえか様のダイエットも、ついに断食へ突入。
 その心意気、私も最後までお供します。
 それにしても幸助様のスリム体型には驚き。ちょっとときめいちゃいました・・・(ぽっ

第294章
健康第一 常に元気で笑顔で陰から主人を支える者なり 死して屍拾う者なし

 スペシャルメイドエージェントである私が、御主人様を差し置いて床に伏せるなんて・・・。
 あら、なえか様、私のメイド服を着てどうされたんですか?
 えぇっ、看護をしてくださるなんてもったいない。優しい御主人様の心に感激です。
 それであの・・・緑色に煮立った液体はなんでしょうか?

第444章
任務についても秘密が基本 死して屍拾う者なし

 このままでは殺されてしまう。
 コガラシさんには風邪薬の材料を取りに行って貰いましたが、それまでの間は健康を装わなければ。
 コガラシさん、急いでください・・・。

最終章
主人の危険を身をもって排除 死して屍拾う者なし 死して屍拾う者なし!!

 
 悪夢だわ・・・主人がメイドの危険である場合は、メイドとしてどうするべきなんでしょう!?
 なえか様の料理は殺人的だし、幸助様には毛糸のパンツを目撃されるし・・・私、もう死にそうです。
 「貝類は身体に良いらしいので、主に魚介『とか』を煮込んだ鍋焼きうどんですよ
 「『とか』って・・・『とか』って何ですかぁあああぁっ!!」

あとがき
メイドたるもの慎み深く 他人うらやむ事なかれ

 なえか様のお母様・・・行方不明のお母様・・・お子さんの前で病気にならないあなたのたくましさが羨ましい。
 私もあなたを見習って、病気に負けない強い人になりたいです。

 スペシャルメイドエージェント フブキ 19歳
 ご主人に財産を継承させ無事任務を終えるまで あと158日

古今東西、時代を問わず。女性の悩みはダイエット。中世ヨーロッパのコルセットなんて、本当に殺人的ですからね。
私的には痩せすぎな女性よりも、健康美あふれる女性が好みなのですが、男性陣の押しつけがましい好みが、女性をダイエットへ走らせるのかもしれません。それにしてもエレベータガールの言葉は酷かったなぁ。

 「見るが良い、メイドガイ超振動クロウ!・・・都合良く貴様らが胸からぶら下げていた無駄にでかい贅肉袋、ひとり頭計2つ・・・俺のクロウで圧搾蒸発させれば、たちどころに数キロ減は間違いなし。絞り加減も思いのままよぉっ!」

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ドルアーガの塔 #06

#06「雷光の架け橋」

9.0点(親衛隊は洗い~残し~しない~)

 凶暴な一つ目の巨人「オーガ」がうろつく危険地帯へと訪れた「ジル」達パーティ一行。
 かつて勇名をはせたガーディアン「ジジ(菅生隆之)」を道中で助け「鉄の宮 山羊の園 第四居留地」へ辿り着きます。
 雷光石を利用した輸送装置「ディンギルの籠」で有名な地で一休みをするパーティ。
 しかし、「ジル」が地元の子供「ユーリ(小林由美子)」に財布をすられたり、つまらないことで「メルト」と「クーパ」がケンカ別れをしてしまうなど、相変わらず慌ただしい一行。
 その中、ついに「メルト」を見限り飛び出してしまう「クーパ」。彼女はひょんなことから「ユーリ」と友達になります。
 一方の「ジル」達も「ジジ」語るところのバカ息子「アルマ」の捜索に力を貸すことになりますが、「ジジ」と「ユーリ」の間には不思議な繋がりがあったのです・・・。

 よくやってこれたなと感心していた「メルト」と「クーパ」ですが、実際は今回のようなケンカ別れも何回かあったかもしれません。素直に謝る「メルト」ではありませんから、そのたびに「クーパ」から折れていたのでしょうが。
 ちょっと大人になった「クーパ」と、いい加減大人になって欲しい「メルト」。
 「オーガ」との戦闘ではコンビプレイを見せていましたし、いつか良い(割れ鍋に綴じ蓋)コンビになるかもしれませんね。(^^;)。

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図書館戦争 #05

#05「両親攪乱作戦」

9.0点(堂上教官、正論ですっ!)

 関東図書隊初の女子特殊防衛部員に抜擢された「笠原 郁」22歳。
 だが、保守的な両親が職場を視察に来るという緊急事態が発生。
 両親に配属先が発覚すれば、即、強制送還の可能性有り。
 入隊以来最大のピンチ。さあ、彼女は切り抜けられるのか!?

 恐れることはない。敵はたったの2名。
 打てる手は全て打った。
 シフト表は変更して貰ったし、教官から同僚にまで回せる手は全て回してある。
 ああ、それなのに・・・この身体の震えは何!?

 思い出すのは学生時代。
 提出した進路希望を母親が知ったとき、家族会議が開催された。
 数時間による説得、説明も虚しく、事態は母親の号泣によって決した。
 私はあの時、両親から背を向けた・・・。

 関東図書隊の活躍はメディアを彩った。
 雑誌「新世情」9月号では情報歴史資料館攻防戦の特集記事が組まれ、「郁」は写真が掲載されるほどの活躍を見せた。本来であれば両親に誇れるほどである。
 しかし、今の彼女は「新世情」を親に見せるわけにはいかない。
 自分は安全な内部勤務と説明をしてあるのだ。

 そんな彼女の苦労を知らず(あるいは知ってか)、両親は「郁」を試すかのように様々な質問をし、同僚と比較し、苦言を呈する。
 そして今日に限って様々な事件が図書館内に発生する。

 ああ、私は何か悪いことをしたのでしょうか・・・。

 こういうサイドストーリーは大好きです。(^_^)。
 焦る「郁」と対照的な「柴崎」の落ち着きが堪りません。
 また、振られたばかりの「手塚」も「郁」に対しての接し方を変えず(なかなかできませんよね)、手も抜いてくれません。
 そして「堂上」の正論&「郁」に対しての目のかけ方。
 それを見抜いた父親含めて、皆様Good Job!ですよ。
 母親の号泣も親の立場であれば十分理解できますし、「郁」は良い家族、メンバに囲まれていますね。

 「メディア良化法」。
 これは公序良俗を乱し、人権を侵害する表現を取り締まる法律である。

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アリソンとリリア #06

#06「フィオナの谷」

7.5点(人の出会いは「一期一会」)

 訳もわからないまま地下牢へと閉じ込められた「アリソン」と「ヴィル」。
 もっとも、長時間監禁する意図がないのか警備も薄く、なんなくその日の内に脱走を成功させます。
 「どうしてこんな目に遭わないといけないのよ!」

 途中、助けに来た「ベネディクト」と合流を済ませたふたりは、彼の顔見知り(ナンパ相手)だという「フィオナ」という村の少女に出会います。
 「今すぐに私を首都に連れて行って。さもなければすぐにでも貴方達を突き出すわ」
 ともかく事情を尋ねる「ベネディクト」に、彼女は一枚の選挙チラシを渡します。チラシの中で厳つい顔を見せているのは「オーウェン・ニフィトー議員」。
 「彼の演説会に参加したいの。そして、私が居ることを示したいの、私が生きていることを・・・

 少女の真名は「フランチェスカ」。
 10年前に全員亡くなったと言われていた「イクストーマ王国」の王女。残された王族、最後のひとり。

 「信じられないでしょうね・・・でも私はできるだけ多くの人にこのことを伝えたい。だから、国民が注目している演説会に、どうしても行きたいの
 少女の瞳は真っ直ぐに「ベネディクト」を見つめていました・・・。

 意外と行動派の「フィオナ」に驚き。そして理解ありまくりの村長や村人達にさらに驚き
 恐らく原作ではきちんとフォローされているのでしょうが、ちょっとアニメでは飛ばしすぎな気もします。まあ、全然話が進まないアニメよりは、こちらの方が好みですが。
 さて本筋ですが、気になってくるのが10年前の事件ですね。「イクストーマ王国」から(「フィオナ」を除いて)王族が消えたあの日の事件に、果たして「オーウェン議員」が絡んでいるのか。
 次回の演説会が気になるところです。

 ・・・で、どうしてこの村はあんなに警戒心が高いの!?何故あんなに訓練されているの!?
 王女「フィオナ」を隠して育てるためでしょうか。うーん、そのうち明らかになることを期待しつつ。

 「暇すぎて・・・君たちのデートを邪魔しに来たのさ」

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コードギアス反逆のルルーシュR2 #05

#05「ナイト オブ ラウンズ」

10点(展開早っ!)

 ナイト オブ ラウンズ。皇帝直属の騎士として貴族以上の権限を持ち、皇族に迫る存在。
 そのひとりに「ナンバーズ」出身者が居る。彼の名は「枢木スザク(櫻井孝宏)」
 「僕は内側からブリタニア帝国を変えたいんだ」

 幼なじみ。初めての友達。かつての親友。そして、現在の敵。

 エリア11への配属に伴い「アッシュフォード学園」へ復学した「スザク」。
 彼は「ルルーシュ」に言う。「懐かしいよ、ルルーシュ」と。

 気づかれるわけにはいかない。私の記憶が戻ったことを。
 「ロロ」は堕とした。機密情報局員にもギアスをかけた。
 後は「ヴィレッタ」だけだったのだ。奴が戻ってこなければ・・・。

 復学を祝い、学園祭並みの規模を持つパーティを開くと宣言する「ミレイ・アッシュフォード(大原さやか)」
 その機会をチャンスへと変えると「スザク」は決意する。彼の正体を確かめると。
 戦力は揃った。ナイト オブ ラウンズのふたり「ジノ・ヴァインベルグ(保志総一朗)」と「アーニャ・アールストレイム(後藤邑子)」をエリア11へ呼び寄せ、来週には「ランスロット」が「ロイド(白鳥哲)」と共に来日する。

 もう「日本」に「黒の騎士」は要らない。「日本人」に「ゼロ」は必要ない。
 自分が「ナイト オブ ワン」へと上り詰め、エリア11を救うのだ。
 そのためには、どんな手段を使っても・・・。

 早い早い超早いっ!
 特に「ヴィレッタ」と「扇要」の大人の関係を知ってからエンディングまでの展開が早すぎる!
 かつ、悔しいけれど面白い~っ(別に悔しがる必要はありませんが)!

 前作の学園祭では「ユフィ」が「行政特区日本」を宣言し視聴者をあっと言わせましたが、今回は「スザク」の電話で驚きですよ。下にも書いていますが、色々と判明した事実あり、わき上がってきた疑問あり。それでも最後に吹っ飛ばされました。
 まだ第5話ですよ。恐ろしい~。

 【第5話視聴で解けた疑問。新情報】
  ・皇帝にギアスを授けたのはV.V.だった。
   エンディングでツーショットでしたし、想定内の回答でした。
  ・ナイトオブワンになれば好きなエリアを貰える。
   なんという権限。流石実力主義の「ブリタニア帝国」(というより皇帝の意向?)
  ・新総督はナナリー。
   これで「ナナリー」と「ロロ」は同一人物でないことが確定ですね。
   それにしてもナイス作戦。
   「ゼロ」は「ナナリー」に対する反逆者になるので、精神的ダメージが大きい。

 【第5話視聴後の私的疑問】
  ・ロロのギアスの弱点は?
   物理現象に効かない・・・だけではないということ?
   しかし弱点をあっさりとルルーシュに喋ってしまうロロって(フェイクだったら凄いが)。
  ・ルルーシュはナナリーのことを知っていて良いのか?
   これはもう来週すぐに答えが出る疑問ですが。
   「ロロ」と「ナナリー」の存在を入れ替えられていれば、知らないはず。
   でも電話の向こうからは「お兄様」ですからね・・・「スザク」やるなぁ。

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仮面のメイドガイ #05

#05「メイド忍法 女子高生の術」

8.5点(遠目で見ても無理がある)

 財産継承権を争うライバルの一人「リズ」。
 彼女の出現は「コガラシ」や「フブキ」の防御陣に多少の変更を余儀なくさせた。

 現代戦とは情報戦である。

 メイドガイにしても、そして敵のメイド忍軍にしてもそれは同じであった。
 家の周りに仕掛けられた無数の監視カメラ。ひとつひとつ潰していても、それは守勢でしかない。
 メイドガイとは攻勢部隊であるべし。

 巧みに敵の作戦を利用し、メイドガイボイスでの情報収集に努める「コガラシ」。
 昨晩網にかかったのは1人の女子高生「田原坂 沙希(甲斐田裕子)」。これは捨て置けば良い。
 しかし、女子剣道部更衣室にかかったメイド忍軍「シズク」は異なる。
 捕らえ、背後関係を洗おうとする「コガラシ」に挑みかかる別のメイド忍軍。
 女学生の制服が似合わないこいつは何者だ・・・?

 富士原なえか 17歳 財産継承権を得るその日まで あと163日(おっ、2日経過)

 もう少し作画が向上していただけるとありがたい・・・まあDVDで修正されていれば良いですが。
 あまりにも頼りない「シズク」の助っ人として双子(!)の姉「ツララ」が登場。
 が、人外である「コガラシ」の相手としては、まだまだ力量不足。アダルト要員としても、もうひとつ好みから外れていますし・・・。
 好みはともかく、力量不足だと視聴者側に緊張感が欠けてしまいますし、オープニングに登場している仮面のメイド忍軍登場が早急に望まれます。
 ・・・もっとも、エンディングを見ていると「コガラシ」こそが最大の敵っぽいですが。(^^;)。

 「クハハハハッ、メイドガイヘアセンスはご主人の周囲を飛び交うヤブ蚊の駆除から、散らかった部屋の捜し物まで、使って便利な超感覚っ! 放射状に広がった我が植毛は、有効範囲の異物を接触知覚し絡め取る蜘蛛の巣よ!」

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ドルアーガの塔 #05

#05「ジウスドラの罠」

10点(ネタ回(^^;))

 「急がば回れ」世の中には、こんなことわざがあると言います。
 その意味は・・・。

 「ドルアーガの塔」を登り続ける「ジル」達パーティ一行。
 目前にひとつの看板が現れ、彼等はその足を止めます。
 「近道だって。行ってみよう」

 座して待てども答え無し。悩みもせずに近道を選択した「ジル」達ですが、それは「ジウスドラの罠」として登頂者達には有名な道だったのです。
 道を進む彼等の前に現れる別のパーティ。どうやら近道を諦め、戻ってきたパーティのようですが、その様子は異常の一言に尽きました。
 ビキニ姿の巨漢の戦士、焦燥のガーディアン、某球団マスコットキャラの着ぐるみ・・・。
 唖然とする「ジル」を横目に、疲れ切った表情で泥にまみれた身体を進める怪しげなパーティ。
 彼等を追い込んだ罠を、「ジル」達は身をもって知ることとなります。

 「うわっ、何だ!?」
 立ち上る煙、眩いばかりの閃光。小さな球を踏みつけた「ジル」達は、直後に別の存在へと姿を変えていました。
 「うわああああっ、何?これどうなっているの!?」
 まるで世界を席巻した8bitコンピュータゲーム機のグラフィックのように、ドット絵パターンと化した「ジル」達一行。このような姿では、階段を登るにも「かいだん」コマンドを使わなければなりません(古すぎ)。
 どうやら魔法球に衝撃を与えることで、仕込まれた魔力が開放される仕掛けの様子。
 見れば他のパーティや、「ウルク国親衛隊」まで同様の罠にはまっていました。

 【罠・アラカルト】
  ・レミングス化の罠
  ・男女性別反転の罠
  ・ネコミミモードの罠
  ・着ぐるみ化の罠
  ・巨大化の罠
  ・スライム化の罠
  ・クーパー化の罠
  ・服以外は戻るの罠
  ・そのままテンションアップの罠
  ・突然我に返るの罠

 多大な犠牲を払い、多くの罠にかかりながらも出口へ辿り着いた「ジル」達。
 しかし、通路の行く手には最後の巨大な罠が口を開けて待っていました。
 そう、神聖ブリタニア帝国第98代皇帝の罠が・・・。

 こんな話、大好きです。(^^)/
 本編としては全く進んでいない話数ではありますが、#01以来のネタ回。素晴らしいっ!
 用意されたゲスト声優陣も実に豪華。御大「若本規夫」に「能登麻美子」まで。いったいスタッフは何を考えているのでしょう(褒め言葉)。
 またゲストキャラばかりではありません。「アーメイ」の可愛い物好きや、「ニーバ」のウーパー踊り、「ジル」のムッツリスケベなど、隠されたキャラクターの一面まで明らかになり、感情移入度大幅アップ。
 「ジウスドラの罠」、恐るべし。(^^;)。

 「ぼ、僕・・・巨乳だ。すっごく大きい・・・ぷるんぷるんだ・・・こんなの触ったり揉んだりして、(以下「ジル」の名誉のために略)」

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図書館戦争 #04

#04「図書隊司令ヲ奪還セヨ」

8.5点(鉄の心臓)

 作戦は成功した。「小田原攻防戦」は勝利に終わった。
 負傷者こそ出たものの、「関東図書隊」、「良化特務機関」ともに死者は0。大成功と言っていい。
 しかし、それはあくまで「小田原」での話だった。
 「全部隊へ。米山市の告別会場に不審者が侵入した。稲嶺司令が襲撃を受けた・・・

 敵は「良化特務機関」だけではなかった。
 「メディア良化法」のシンパ「麦秋会」。

 彼等は告別式会場に爆弾を仕掛けたと脅し、「稲嶺司令」を連れ去った。
 介護役として「笠原 郁」と共に。

 「我々は稲嶺和市の身柄を貰い受けた、麦秋会である」
 人質の無事を確認したい「関東図書隊」は「稲嶺司令」、「笠原 郁」の呼び出しを要求し、敵はそれに応じた。
 ただし、電話に出ることを許されたのは「郁」ひとり。

 「笠原、大丈夫か!?」
 「はい、なんとか。あっ、柴崎にトランザイルの予約、取り消すように伝えてください。今晩飲む約束が・・・きゃっ・・・何よっ、これくらい良いでしょう? すっごい高い店なんだからっ!!キャンセル料あんたが払ってくれるわけ!?」
 ・・・とにかく、人質の無事を確認させた敵は「関東図書隊」へ要求を伝えてきた。
 「我々は人質の生命と引き替えに、情報資料館の資料破棄を要求する。取引条件は以下の通り・・・」
 命をはって押収した資料の焼却。
 「稲嶺司令」や「郁」の生命がかかっているとはいえ、おいそれと要求に従うわけにはいかない。
 そして「関東図書隊」や警察も、手をこまねいているわけではなかった。

 「柴崎」の言葉通り「珍しく頭を働かせた」「郁」
 なかなかの物量作戦を指示した「玄田 竜助(鈴森勘司)」。
 意気に応えた「堂上」。
 ちょっと酷い「手塚」(「郁」・・・(´・ω・)カワイソス)。

 最後はちょっとあっけない気もしましたが、前半までは緊張感のある良い話数でした。
 しかし発信器のことまで「柴崎」レベルが知っていて良いのかなぁ・・・。
 彼女が優秀なのか、意外と機密ではないのか。(^^;)。

 「メディア良化法」。
 これは公序良俗を乱し、人権を侵害する表現を取り締まる法律である。

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アリソンとリリア #05

#05「閉ざされた森」

9.0点(ツンデレ姫アリソン)

 たった1枚の壁画が戦争を終わらせた。
 あの夏から季節は過ぎ、冬となった現在。「アリソン」は相変わらず空軍パイロットとして空を駆け回り、「ベネディクト」は少尉から少佐へと昇進していた。そして僕、「ヴィル」は「イクストーマ王国」へ研修旅行へと来ていた。
 「行きなさい。イクストーマ王国への研修旅行、ヴィルはそれに参加しなさい。そのお金は私が出します
 親友(こう呼ぶと「アリソン」は微妙な顔つきをするが・・・)である彼女からの申し出を僕はありがたく受け入れることにした。
 まだ決めていない将来のことも含めて、多くの経験を積むことが僕には必要だと感じたからだ。
 長時間バスに揺れ、見渡す限りの雪景色が続く。
 それでも、名物でもある高さ800mの崖を目の前にすると、「イクストーマ王国」に来たのだと感じさせられる。
 旅行とはいえ、研修であるのだからペアを組んだ相手と行動を共にし、きちんとレポートを提出しなければならない。
 その僕の予定は、初日で崩されることとなった。

 「アリソン」との再開。予期せぬ出来事に驚く僕に、彼女はより美しくなった微笑みを浮かべる。
 学生として勉強に励めばよい僕と違って、文字通り世界中から学習している「アリソン」。
 彼女は僕よりもずっと大人で、でも性格は子供っぽく、見た目はどんどん綺麗になっていく。
 ちょっと寂しく感じるのは、彼女が手の届かない場所へ走っていくように見えるからだろうか・・・。
 「手紙でヴィルの研修旅行の行き先を知ったとき、これは私たちのために行われる演習だって思ったわ。絶対ヴィルに来て貰わなくっちゃ・・・てね。演習は昨日でお終い。だから一緒に観光しましょう。それに・・・大事な話もあるし
 だから「アリソン」に誘われたとき、友達には悪いけれど彼女についていくことに決めていた。手紙では書けない「大事な話」というのも気になるし・・・。

 でもこれが、僕たちにとって大変な旅行の始まりだとは、この時は少しも気がつかなかった。
 世界は平和に向かっていたし、熱っぽいのか、顔が紅く火照ってる「アリソン」はとても可愛らしかったしね。

 三階級特進って(まあ一度に昇進したわけではないでしょうが)、「奇跡のヤン」もビックリな「ベネディクト」。
 すぐにナンパに励むところは「オリビエ・ポプラン」や「加持リョウジ」っぽいですが。(^_^)。
 戦争を終わらせ、平和に向かうからこその軍のリストラ。もちろん平和が一番なのですが、職業軍人として身の振り方を考えるふたりは意外とリアリストですね。もっとも「アリソン」としては「ヴィル」の奥方という最終就職先を確定させたいのでしょうが。
 その「アリソン」ですが、今期No.1ではないかというほどの「ツンデレ」ぶり。こちらとしてはニヤニヤするしかないですねぇ。
 そして「ヴィル」の朴念仁ぶりも凄い。あれが演技だとしたら「ベネディクト」も敵わないプレイボーイですね。(^^;)。
 さて、新キャラクター「フィオナ(能登麻美子)」も登場してきましたし、これで主要メンバは勢揃いかな?

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