ドルアーガの塔 #11
#11「ただ一枚の盾として」
9.5点(これで本当のイレブンナイン?)
その身の丈、十数メートル。
六本の腕を持ち、強靱な鎌にて急所を守り、口からは精神を蝕む咆吼と、全てを焼き尽くす炎を吐き出す。
伝説に謳われた邪神「ドルアーガ」。
「無理だ・・・あんな化け物、倒せるわけがない」
「メルト」の吐露に、誰も反論が出来ない。人の認識を越え、想像の世界に生きる化け物が、そこに居た。
アヌの夏が終わり、退くこともできぬ登頂者達。そのひとり「ニーバ」は「ドルアーガ」の存在も含めて、塔の罠と言い放つ。
「おおかた、最上階に一定の人数が揃うと発動する仕掛けだったのだろう。退路を断つため、力を持ちすぎた人間を・・・刈り取るために」
わずかに微笑んでいるようにも見える「ニーバ」の表情は一瞬で消えた。
「あいつは倒せる。簡単ではないが、決して不可能ではない」
手のひら大の箱をゆっくりと左右に捻り、なかから藍色に淡く光る矢尻を取り出す「ニーバ」。
「虚無の矢を使う」
その言葉に、「ファティナ」が反応する。
「ナーガラ神が力を封じ込めた矢よ。大昔に旧スーマール帝国の魔術師が13発だけ作ったという」
「俺が入手できたのは、わずか3発だがな・・・それで十分だ」
入手経路も言わず、自らの弓に「虚無の矢」を用意する「ニーバ」。
今、「ドルアーガの塔」最終決戦の幕が切って落とされた・・・。
「ジル」パーティに最初の犠牲者が出てしまいました。orz
「ドルアーガ」の首筋へと昇っていく彼女の雄姿に胸を躍らせていたのですが、とほほ・・・。
ついでに「パズズ」もお亡くなりに(?)
登頂者達を前に演説していた「ジル」の姿がついこの間のようでしたが・・・「佳境」に入ってきましたね。
・ジル一行 :「ジル」「カーヤ」「メルト」「クーパ」
・ニーバ一行 :「ニーバ」「ファティナ」「ウトゥ」
・ウルク国親衛隊:「ケルブ」「エタナ」(後は雑魚(おい))
・パズズ一行 :全滅?
都合9名。果たして邪神「ドルアーガ」を打ち倒し、秘宝「ブルークリスタルロッド」を手に入れることができるのか!?
あれ・・・9名、ナイン、イレブンナイン!?
うーむ、果たしてあのサブタイトルはこのことだったのでしょうか。
それからもう一点、「カイ」が語っていた「3度の裏切り」が気になります。
今回の話数で「ドルアーガ」に立ち向かう「ジル」を、「カーヤ」が裏切るのかなぁ・・・と見ていましたが、そんなことも無かったですし。それとも、守ろうと誓った仲間達の死=裏切りなのかなぁ。
色々と気になることもありますが、次回の最終話にて大団円になってくれることを祈りつつ。
「もう一度戦おう!・・・今度は、誰も死なせないっ!!」
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント