アリソンとリリア #12
#12「リリアーヌの長い一日」
9.5点(どう見ても別人です!)
----------------------------------
今回の感想は多分にネタバレの要素を含んでいます。
本編視聴後にご覧下さい。
----------------------------------
ふもとの花の都「リリアーヌ」。
色々あった「大陸横断特急」の旅も、ひとまずは終着地。
「アリソン」、「ヴィル」、「ベネディクト」「フィー」はなかなか豪勢なホテルへ宿泊。部屋割りに不満のある「アリソン」以外は、快適な一日を過ごし・・・と、「ヴィル」と「ベネディクト」は難しい表情で考え事。
そして翌日、なぜか「ヴィル」にオシャレをするように言われた「アリソン」と「フィー」。着替えた彼女たちを迎えたのは、正装を着込んだ「ヴィル」と「ベネディクト」でした。
「さあ、リムジンに乗って」
到着した場所は、歴史ある教会。その中に招き入れた「ベネディクト」は、用意していたブーケを「フィー」へと差し出します。
「ここは、愛し合う二人が誓いのキスを交わし、結婚を宣誓する場所でもあります。フィオナさん、その式典を執り行う許可を・・・頂けませんか?・・・はいなら微笑みを、いいえなら・・・」
かつてない緊張の面持ちで「フィー」を見つめる「ベネディクト」。彼にとって永遠とも思える一瞬が過ぎ去ったとき、ゆっくりと顔を上げた「フィー」の表情は、柔らかな微笑みに包まれていました。
「私たちに、永遠なる神のご加護があらんことを」
「愛の神様が、ずっと私たちを見守ってくれますように」
ふたりの証人の前で、愛の口づけを交わす「ベネディクト」と「フィー」。
一国の英雄と、隠し育てられてきた王女の婚姻。ふたりの前途は、決して洋々とは言えませんが、彼等ならきっと乗り越えていける。幸せなふたりを見つめる「アリソン」と「ヴィル」は心の底から、そう思えました。
「次はあなたの番よ、アリソン」
ブーケを手渡された「アリソン」の喜びの本当の意味を、果たして「ヴィル」は理解できているのか・・・。
幸せに包まれた一日。しかし、駆けつけた「ストーク少佐」は「こんなときになんなのですが・・・」と、「大陸横断特急」の事件報告を始めます。武器の密輸と軍事情報の流出・・・。関係者は全て処分が決まったと報告を済ませた彼は、「アリソン」達に別れを告げると背中を向けて歩き始めます。
笑顔での別離。短い旅での付き合いでしたが、寂しさを感じる「アリソン」。
そんな彼女の瞳に、信じられないものが映し出されます。
持っていた鞄からゆっくりと拳銃を取り出す「ヴィル」。彼はその銃口を「ストーク少佐」へと向けると、そのまま引き金を絞ります。
平和と幸せの象徴である教会の中に、響き渡る銃声音。
長い一日は、まだ終わりを告げては居ないのでした・・・。
週末に出張が相次ぎ、久しぶりの「アリソンとリリア」更新です。
・・・で、なんという超展開、なんという破天荒。
変わりすぎでしょう「ストーク少佐」、いや「アイカシヤクロス大佐」、いや「オスカー・ウィッティングトン少佐」!
これは娘でも気がつきません、気がつきようもない。しかもダブルスパイ(・・・の割には、色々な人に見抜かれていますが。(^^;))。本当、凄い人生を送っている人だ。
「ここにいる人は、アリソンのお父さんなんだよ」
そして最後の・・・(これは視聴して確かめて下さい)
ああ、でもこの言葉は書いてしまうっ!!
「僕が首都にアパートを借りたら・・・良かったら、アリソンも一緒に住もう」
「男女が一緒に暮らそうという前には、言うことがあるでしょう。私のこと、どう想っているのよ!?・・・ねえ、ヴィル・・・キスしても良い?」
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント