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【ご連絡】更新休止のお知らせ

管理人のジャンです。

申し訳ありませんが、業務都合(出張)のため
下記の更新についてはお休みいたします。

・鉄のラインバレル #04

次回更新は「鉄のラインバレル #05」を予定しております。

申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。

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鉄のラインバレル #03

#03「蒼の戦慄」

8.5点(女の戰い)

 たび重なる戦いがもたらしたものは・・・「破壊」のみ。
 施設の破壊、設備の破壊、人々の生活の・・・破壊。
 正義の味方を名乗る「早瀬浩一」は自分を認めようとしない社会に、報道に、怒りを募らせていく。
 「どうして・・・誰も俺を認めてくれないんだっ!」

 一方、重なる損害を良しとしない「JUDA」は、エース「森次玲二」投入を決意する。
 「浩一」の自発的意志による「ラインバレル」取得、戦力拡充を諦め強制確保後の説得へと切り替えたのだ。
 「あの子なら、やれるはずなんだけどねぇ。・・・仕方ない、森次くんが帰り次第、片付けて貰うか。早瀬くんには、可哀想なことになるかもしれないね

 正義の味方「浩一」の包囲網は、確実に狭まりつつあった。

 ついに「あなた・・・最低です」発動!
 まあ確かに今までの被害とは違い、彼の行動は「駄々っ子」にしか見えませんでしたから、仕方がないところでしょうか。
 多分に超法規的活動(あるいは各国家間による密約)で活動している「JUDA」も、一応は民間企業。収益の上で活動しているのがわかったのは興味深いです(かつて地球防衛企業ダイ・ガードという作品もありましたね)。

 一方、解せないのは「加藤機関」。
 あれほど「ラインバレル」を欲しがっており、今回「JUDA」が本気を出すのがわかっていれば、戦力投入の規模を増やしても良いところ。
あまりに仕えないファクターを嫌がって、手に入れるのを諦めたのでしょうか?
 それとも、一度「JUDA」に確保した後の方が、接収しやすいと考えたのか?

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鉄のラインバレル #02

#02「疾走する正義」

9.0点(究極のパシリッ!)

 疾風怒濤、空前絶後、鬼神のごとき俺の活躍・・・は世間に知られることなく終わった。
 正確には「特自開発中のアルマ暴走」という、日常の1ページに組み込まれた。

 「想像せよ、平和に溺れる人類よ・・・来る破滅を、大いなる脅威を・・・」
 各地で繰り広げられる「加藤機関」によるテロ行為。「アルマ」による破壊行為は世界各国の軍隊を容易に蹴散らし、同じ「アルマ」、または高度な機体「マキナ」を保持する「JUDA」への救援要請がひっきりなしに訪れていた。

 「派手に動き始めたな・・・二面同時攻撃とは」
 陽動作戦。狙いは「ラインバレル」のみ。それがわかっていても、動かざるを得ない。

 「正義の味方」とは、そのようなものだ。

 しかし、ここに世間の評判など意に介さず「己の正義」を貫く漢が居た。
 それが、「ラインバレル」を操る「ファクター」として生まれ変わった「早瀬浩一」。

 「あなたは既に・・・死んでいるんです。ごめんなさい、ラインバレルと私が・・・あなたの上に・・・」
 ブラックアウトした意識、それが意味するのは「死」。
 人としての生命を終えた「浩一」は、「ラインバレル」の「ドレクスラーソイル」によって修復され「ラインバレル」と命を共有する「ファクター」としての生命活動を開始したのだ。

 「人にあらざる能力・・・か。何だっていいさ、力が手に入ったのなら」

 その能力がもたらすのは、悲劇であることを・・・彼はまだ知らない。

 この間見てきた映画「ハンコック」を思い出しました。
 自己の都合しか考えない巨大な力・・・それが何を生み出すのか。
 現在は「痛さ」120%の主人公「浩一」は、果たして気がつき、成長していくのか!?
 ・・・成長しなかったら、それはそれで歴史に残るアニメになりそうです。(^^;)。

 で、魅力的な「能登麻美子」さんの罵倒セリフは、いつ耳に出来るのでしょうか。

 「あなた・・・最低ですっ!」

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鉄のラインバレル #01

#01「クロガネと少年」

9.0点(ナイスな展開だぜっ)

 その日、俺「早瀬浩一(柿原徹也)」は死んだ。

 朝から冴えない一日だった。
 いつものようにパシリを命じられ、その姿を「新山理沙子(下屋則子)」や「矢島英明(四宮豪)」に目撃され、同情され、哀れみを受け・・・。
 あいつらは何時も俺を守ろうとする、俺を助けようとする、俺を格下の男だと哀れむ!
 だが違う・・・俺は「正義」だ。
 俺には隠された能力がある。いつかそれが明らかになる、奴らの方から跪くっ!

 その時までの辛抱の時。今は修行期間中だと思えば良い。10分でカレーパンを買いに行くのだって、経路を判断する冷静な頭脳と、自転車を漕ぎきる体力を養う「訓練」なんだ。
 そう思い、ペダルを踏む足に力を入れ直したとき・・・「あいつ」が降ってきた。
 「アルマ(ARMA)」と呼ばれる人型決戦兵器。市街地戦闘用に造られた、巨大なロボット。
 見たこともないシルエットを持った「あいつ」の顔が目前に迫った瞬間・・・意識が飛んだ。

 そして、目が覚めた俺の傍らには、一糸纏わぬ美少女の姿があった。

 その日、今までの俺「早瀬浩一」は死んだ。
 その時は、そう思っていたんだ・・・。

 「コードギアス反逆のルルーシュ」の監督として有名な「谷口悟朗」がクリエイティブ・プロデューサーを務める本作
 私の中では「谷口悟朗が関わった作品に外れ無し(舞-HiMEやSoltyReiも含む)」と絶対的な信頼を持っているクリエイターのひとりなのですが、果たして本作はどのような展開を見せるか。
 原作は「チャンピオンRED」にて連載中(単行本も10巻くらいまで発売中)なのですが、現在のところは未読。
 この展開がオリジナルなのか原作通りなのかすら、私は知りません。

 さて第壱話。
 ロボットアニメでは避けて通れない「何故、主人公は機体に乗るのか」。

 「機動戦士ガンダム」時代から脈々と受け継がれている「壁」をどのように乗り越えるのか(「新世紀エヴァンゲリオン」では「逃げちゃダメだ」で乗せていましたね)」。
 本作では(「城崎 絵美(能登麻美子)」に導かれてはいますが)自らが呼び、自らの意志で載るという熱血主人公タイプ。
 もともと今の自分、その殻を破りたかったのですから、納得の乗り方です。
 あまり「悩み苦しむ」タイプの主人公は好きではないので、これは好みですね。

 そして目立った主人公の「痛さ」。まあでも、きっとこれこそが作品の「味」。
 彼にはこのまま丸くならずに、「痛い」まま突っ走って欲しいものです。(^^;)。

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<今期(08年9月)終了アニメ私的評価>3/3

「ゲームやアニメについてぼそぼそと語る人」さんのところで
好評に尽き、今回も企画された今期(2008年9月)終了アニメ私的評価です。
前回に引き続き、私もいくつか参加してみようと思います。
※ネタバレを多分に含んでいる可能性があります。
 未視聴の方、現在視聴中の方はご注意下さい。

1/3はこちら
2/3はこちら

★二十面相の娘

 ストーリー  :4
 盗賊、探偵、冒険活劇。
 いささか詰め込みすぎの気もしますが、
 幕の内弁当的な楽しさがありました。
 終盤にかけて奇抜な設定が増えるのは難点ですが、
 古き良きアニメといった印象です。

 キャラクター性:3
 私の一番のお気に入りは、
 スーパーマン「二十面相(内田夕夜)」でもなければ
 聡明なヒロイン「チコ(平野綾)」でもありません。
 忠実で優秀なメイド「トメ(新井里美)」こそが一番のお気に入りです。
 いやぁ~、「新井里美」はメイドをやらせたら天下一品ですね!
 あとは「明智(浜田賢二)」のキャラさえ、もう少し立っていれば・・・。

 画      :4
 シンプルなキャラクターですが、それがスタッフの狙いか。
 動かしやすい彼等は、華麗なアクションを見せてくれます。
 目的に沿った良いデザインと言えるでしょうね。

 演出     :3
 ストーリーの点でも触れましたが、
 徐々に奇抜な設定が増えていくのがマイナスポイント。
 大正ロマンに超科学・・・という組み合わせは嫌いではありませんが、
 本作では行き過ぎのように感じました。

 音楽     :3
 作品世界にあった良いBGMとは思いますが、
 もう少し華を感じさせる曲があると良かったかも。
 せっかく、可愛い少女達が画面を飛び跳ねていることですしね。

 総合的な評価 :4
 肩の力を抜いて楽に見られるアニメでした。
 土曜日深夜よりも、日曜日の夕方に似合う作品だったと思います。
 ちょっとバイオレンスだったから、夕方は難しかったのでしょうか。

 総合点    :21

★夏目友人帳

 ストーリー  :4
 主人公「夏目 貴志(神谷浩史)」の周囲に起こる怪異な事件を
 相棒の「ニャンコ先生(井上和彦)」の助けを借りながら解決していきますが、
 冒険活劇というよりは現代の「まんが日本昔話」のようです。

 キャラクター性:4
 「夏目 貴志」が実に素朴で良い。
 彼の友人達も、いわゆる「嫌な奴」はほとんど居ないのに、
 それでいて「嘘っぽくない世界」を造り上げているのはお見事。
 「井上和彦」を始めとして、演技力が高い声優陣が
 しっかりとキャラクター達を立てていきます。

 画      :4
 物語にあったリアルな登場人物と、
 誰の心にもある「田舎の風景」を
 華美な装飾無く、丁寧に描き出しています。

 演出     :5
 見る人を心地よくさせる「夏目友人帳」の世界。
 「退屈」にもならず「過剰」にもならない、
 その演出力、バランス感覚が素晴らしいです。

 音楽     :4
 作品世界を構築する音楽においても隙は無し。
 好みの問題はあるでしょうが、世界観にあった音楽、
 名残惜しさを感じさせるエンディングは見事なものです。

 総合的な評価 :5
 声優ファンとしては、「神谷浩史」が「ニャンコ先生!」と
 叫ぶだけでも見る価値はありますが、アニメとしても良作だったと思います。
 私は単なる時間つぶしではない「何か」を感じることが出来ました。
 老若男女に勧められる、希有な作品ではないでしょうか。

 総合点    :26

★秘密~トップシークレット~

 ストーリー  :3
 良い意味で「B級」。
 映画になっても日本公開はされず、
 レンタルDVDで、その存在を知る・・・
 だが、それが良いっ!!(おい

 キャラクター性:5
 主人公達「第九」メンバーも良いのですが、
 なんといっても犯人達の狂気が素晴らしい。
 隣には居て欲しくない人達ばかりですが、
 画面の向こうであれば、娯楽として楽しめます。

 画      :3
 主に殺人事件ばかりを取り扱うからか、
 劇画タッチで描かれている人物達。
 その影響か、崩れたときの表情が怖い怖い。
 味があるとも言えますが、深夜に見ていると夢に出そうです。

 演出     :5
 まさかあの人物が亡くなるとは・・・。
 という演出の繰り返しは、ちょっとどうかと思いますが、
 不満点はそれだけ(おい。
 これは、本当に好みとしか言いようがありません。
 なんとも強引すぎるのですが・・・大好きです。(^^;)。

 音楽     :4
 こちらも映像に負けず劣らず「B級」テイスト満載(誉めています)。
 今時、XXサスペンス劇場でも使わないような音楽が
 深い(?)味わいを出しています。

 総合的な評価 :4
 「夏目友人帳」とは真逆に、人を非常に選ぶアニメです。
 好きな人は好きでしょうが、つまらないと思う人も多いはず。
 でもたまには、こんな作品も良いですよ。
 健康食ばかり食べていては、人生の楽しみ全ての理解は出来ない
 ・・・私はそう思います。

 総合点    :24

★RD 潜脳調査室

 ストーリー  :5
 81歳の主人公「波留真理(森功至)」が
 15歳の少女「蒼井ミナモ(沖佳苗)」と結ばれる話。
 ・・・と書くと色々な意味で誤解されそうです。(^^;)。
 一部「攻殻機動隊」と重なった世界観で、
 海底にも似た深層意識に潜り、事件、事故を解決する
 「波留」さんが格好良いという、珍しい「お爺ちゃん萌え」アニメ。
 ・・・これも間違っているかなぁ。
 何にせよ、様々な物語を見せて戴きました。

 キャラクター性:4
 やはり主人公の「波留」が凄い。
 「森功至」さんもTVアニメの主人公は久しぶりなのでは?
 そして、ぽっちゃりヒロイン「ミナモ」がまた愛らしい。
 彼女の動きを見ているだけで、幸せになれます。

 画      :4
 繊細なキャラクターを見事に動かしている様は
 「贅沢」の一言に尽きます。
 繊細だからこそ、動かしていてもデッサン力、演出力が問われる本作。
 一部の作画の乱れはありましたが、堂々の「4点」です。

 演出     :4
 難しい話が多いように思いますが、意外と単純なのは物語の本筋。
 環境アニメにもなり得る美しい風景、ダイブの描写、
 キャラクターの動きが楽しめますので、
 よくわからなかったあなたは、再度DVD等で視聴してみて下さい。

 音楽     :5
 物語のスケール感を支えきった音楽。
 主題歌、エンディング曲共に世界観にあっており、
 見る人をぐいぐいと引き込んでゆきます。

 総合的な評価 :5
 電脳化電脳化による人と人の繋がりがより深くなった時代に、
 何故か多発する深層意識の問題。
 まだ電脳化をしておらず、「言葉」というコミュニケーションしか持たない
 「ミナモ」がどうして誰よりも早く回答に辿り着くのか・・・。
 最終回までしっかりと視聴すれば、答えは自ずと見えてきます。

 深夜アニメでしたが、ゴールデンタイムに放送しても
 充分に評価される作品だと私は感じました。
 「皆さんも宝物を見つけて下さい」

 どうでも良いですが、タイトルを見ていると
 「秘密」と間違えそうになりますよね。「潜脳調査室」って。(^^;)。

 総合点    :27

ベストキャラクター賞
 「ジェレミア・ゴットバルト」
(コードギアス 反逆のルルーシュR2)
 主人公でもなければ、ライバルでもなく、敵役でもない彼。
 しかし、あの格好良さ、インパクトは最高です。
 単なるネタキャラだった前作から、大いに飛翔した彼を称えて、
 ベストキャラクター賞を贈りたいと思います。

ベストOP賞
 「トライアングラー」

 (作曲:菅野よう子、歌:坂本真綾、マクロスFRONTIER )
 初めて見た時、背中に電気が流れました。
 音楽、作画、演出・・・名作の予感を、ここで感じました。

ベストED賞
 「わが﨟たし悪の華」

 (歌:ALI PROJECT、コードギアス 反逆のルルーシュR2)
 マクロスFRONTIER、またコードギアスの前半ED・・・と悩んだのですが、
 CLAMPの1枚絵と曲のコラボレーション(総合演出)をとって、
 コードギアス後半のEDをベストEDとして選出しました。

ベスト声優賞(男性)
 「福山潤」(ルルーシュ役:コードギアス 反逆のルルーシュR2)。
 あのテンション、あのセリフ量、あの迫力。
 難しい役を1年間(前作とあわせて)、実に見事に演じきりました。
 間違いなく、彼の代表作のひとつとなりましたね。

ベスト声優賞(女性)
 「遠藤綾」(シェリル・ノーム:マクロスFRONTIER、
  アンジェリーク役:ネオ アンジェリーク Abyss -Second Age-)
 上記にあるように、「アンジェリーク」込みで「遠藤綾」さんを選出。
 まったくテンションの違う役を、同時期に見事に演じられていました。
 「ゆかな」「小清水亜美」等も考えましたが、
 彼女の方が1ランク上と判断致しました。

以上で、今期の私的評価は終了です。
皆様の感想は如何でしたでしょうか。

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