#13「そして二人は」
9.0点(同棲。そして、同性へ・・・あれ?)
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今回の感想も多分にネタバレの要素を含んでいます。
本編視聴後にご覧下さい。
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偽りの平和であっても、戦争よりはよっぽどマシだ。
平穏な生活を送っている「アリソン」と「ヴィル」。
それでも世界は平和とは言い難かった。民族紛争、内乱、テロ・・・火種は尽きることのない。
そして、それらが遠因となって、ふたりの生活も、また・・・。
「私は、あの大陸横断鉄道の一件で君を知ったとき、確信したんだ。私の仕事に必要な人材だと・・・」
軍司令部の情報部へ来て欲しい。「アリソン」の父親でもある「アイカシア大佐」の言葉に、心動かされる「ヴィル」。彼の迷いを見抜いたように、しっかりと「ヴィル」を見つめる「大佐」。そして彼は言葉を続けた。
「ただし・・・君は、スー・ベー・イルの人間として、新たな人生を送ることになる。ヴィルという名前も、祖国ロクシェも捨てて貰わなければならない。もちろん・・・アリソンとも一緒に暮らせなくなる」
何を悩む必要がある?
今、僕は幸せではないのか?
好きな勉強に打ち込めて、尊敬できる恋人がいる。
この生活を不幸なんて言ったら、それこそ罰が当たる。
なのに、僕は何を悩んでいるのだろう・・・。
今、僕は幸せだ。
でも、世界は幸せなのだろうか・・・。
『アリソン、僕は君を守る。そして、世界中の人達のために、幸せを守り続ける』
僕は、決意した。
「アリソン・ウィッティングトンさん。診察室にお入り下さい」
思わず声を上げて返事をしてしまう私。そんな私を、幸せな声と笑顔が包み込む。
そう、ここは女性にとって、一番幸せな場所のひとつ。
左手の薬指に輝く小さな指輪と共に、私はひとつの宝物を手に入れた。
まだまだ小さく、か弱い存在。でも、日々それは大きくなって・・・。
今、私は幸せだ。
きっと、彼もこのことを喜んでくれるだろう。走って・・・ううん、歩いて知らせに行かなくちゃ・・・。
ええ子や・・・ええ子や、「アリソン」。・゚・(ノД`)・゚・。
「ヴィル」のバカァアアアアアァアァッ!!
お前が今、手放そうとしている人は、人はなぁ・・・うう・・・涙で前が見えません。
こんな別れって・・・。鬼か、スタッフは(というか原作者は)。
・・・で、「アリソン」の髪が茶色になりました。あれ?
・・・で、「アリソン」の声が「桑島法子」さんになりました。あれあれ??
・・・で、「トラヴァス少佐(森川智之)」が現在の彼氏だそうです。あれあれあれ、この人って・・・。
「実は、僕は・・・僕は、もうすぐいなくなるんだ。ヴィルヘルム・シュルツはこの世からいなくなる。僕は、スー・ベー・イルで別の人間として生きていくことになる。だから、もう・・・アリソンとは、一緒に暮らせなくなる」