<今期終了アニメ私的評価>1/2

「ゲームやアニメについてぼそぼそと語る人」さんのところで
企画されていた今期終了アニメ私的評価です。
本当に私的ではありますが、私もいくつか参加してみようと思います。
ネタバレを多分に含んでいる可能性があります。
 未視聴の方、現在視聴中の方はご注意下さい。

★仮面のメイドガイ

 ストーリー  :2
 原作を丁寧になぞっていますので、
 若干中だるみする点はアニメの問題だけではありません。
 が、キャラクターが揃った時点でアニメが終了していますので、
 ストーリーとしては、低い点数にならざるを得ません。

 キャラクター性:5
 文句なし。特に主人公「コガラシ」のインパクトは大きかった。
 演じる「小山力也」さんも、実に多彩な演技を披露戴きました。
 また、他のゲストキャラクターも非常にキャラが立っていました。

 画      :3
 現在のアニメとしては標準でしょうか。
 特に破綻も無かったと思いますが、
 目を見張るほどの良作画も無かったような。

 演出     :3
 1話や最終話など上手く盛り上げている話数と、
 そうでない話数の差が大きいのがマイナス(テンポの問題?)。
 本当、1話だけなら5点をさしあげます。

 音楽     :4
 オープニングとエンディングは最高です。
 BGMとあわせて、エッチな話になりがちな本編を、
 明るく爽やか(?)に盛り上げてくれました。

 総合的な評価 :4
 ストーリーを追わなくても、キャラクターを見ているだけで楽しめます。
 プロジェクターで真剣に視聴するよりは、TV向きかもしれません。
 レンタルDVDで1巻目を視聴して、肌に合えば購入するのが良さそうです。

 総合点    :21

★ドルアーガの塔 ~the Aegis of URUK~

 ストーリー  :3
 やはり完結していないと、4点以上はつけられません。
 ただ、「邪神ドルアーガ」を倒すという
 目的のひとつは達成していますので、3点をつけました。

 キャラクター性:4
 主人公は影が薄いですが、「カーヤ」の黒さ。
 「メルト」の情けなさ。「クーパ」の愛らしさ。
 「ファティナ」のちょっとエロさ。など、脇が目立っていました。

 画      :4
 キャラクターデザインが好みでした。
 素朴なキャラクター達が、
 「英雄」とは違う「登頂者」をうまく表現できていました。
 戦闘(特にVS「ドルアーガ」)の作画は良好だったと思います。

 演出     :4
 「表・裏」をどう評価するべきか・・・。
 私はネタ話、脇道の話などが好きなので、高評価です。

 音楽     :3
 オープニングは最高です。エンディングも悪くありません。
 BGMは、自己主張が強くなくBGMとして盛り上げる役目に徹していました。
 ただ、印象は強くないかな。

 総合的な評価 :3
 私は好きな作品で、DVD購入予定ですが、
 元ネタのゲーム「ドルアーガの塔」を知らない人には勧めにくいかも。
 それから、第二期確定ですので、現時点での総合評価は難しいです。
 可もなく不可もなしという点数をつけざるを得ませんでした。

 総合点    :21

ベストキャラクター賞
 仮面のメイドガイより。
 メイドガイ「コガラシ」
 とにかくインパクト大。笑い声が耳から離れません。

ベストOP賞
 ドルアーガの塔より。
 「SWINGING」
 音楽だけではなく、オープニングの演出、
 キャラ作画など総合的に判断。

ベストED賞
 PERSONA -trinity soul- より。
 「Found Me」
 兄弟3人(4人)の立ち位置が見事に表現されたエンディングです。
 前半のエンディングも好きですが、
 後半の展開とあわせて、こちらを選択します。

ベスト声優賞
 仮面のメイドガイより。
 小山力也さん
 あの良い声で、あの演技・・・素晴らしい。

2/2はこちら

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仮面のメイドガイ #12 最終話

#12 最終話「さらば愛しきメイドガイ」

10点(ラストはあっちゃんか!)

 大富士原一族の傍流、小富士原一族当主「小富士原 侘び介(堀内賢雄)」。
 財産継承権利者としては末席の男ではあったが、彼には財閥を支える「No.2」としての自負があった。誇りがあった。そして、野心があった。
 「よかろう、氷柱花。お前の一族と全面的に手を結ぶ。我が覇道に力を尽くせ
 ワイングラスを傾け、視線を合わせずに命を発する「侘び介」の態度には傲慢さが見える。もっとも、命を受ける側も仮面を被っていては、視線を合わせようもないが。
 「ご下命謹んで。御主人様」
 顔上部を仮面に隠したメイド「氷柱花(田中敦子)」の眼(本心)は伺えない。しかし仮面の下の唇は、妖しく微笑んでいた。

 「大富士原 全重郎」古希。そして、今宵は七十才の誕生日。
 盛大に開かれた祝いの席に、「富士原なえか」と「幸助」、そして「コガラシ」、「フブキ」が招かれた。
 孫との再会に喜ぶ「全重郎」ではあったが、彼の元には一刀の脅迫が届いていた。「いつでも寝首をかける」その意を示すために、わざわざ警戒厳重の寝室、その枕元へと刺された刀。その刀身には「星十字」の紋章が入っていた。
 「コガラシ様、フブキ様・・・お二人とも警備にご協力をと、御前様直々のご下命です
 「クックックッ・・・どこの何奴か知らないが、刃向かう奴には阿鼻叫喚の無間地獄をお見舞いしてくれる。覚悟するが良い」

 厳重な警戒に恐れを成したか、動きを見せない脅迫者達。
 しかし、パーティのクライマックス・・・「なえか」「幸助」によるプレゼント贈呈に、彼等の狙いは定まっていた。
 「停電!?」
 雷鳴とどろき、演台を照らすスポットライトの明かりが消える。次の一瞬、天頂よりメイド忍軍「シズク」の煙玉が、壇上を襲った。そう、彼等の狙いは財産継承権利者、その筆頭「富士原なえか」と、次席「幸助」。眠り玉にて「全重郎」や「コガラシ」達の動きを封じ、見事に屋外へと連れ去るメイド忍軍達。

 してやられた・・・。
 会場に警備の声がこだまする。妖しげな仮面の侵入者を追おうにも、今宵は仮面舞踏会。会場内の混迷は極限を迎える。

 一方、屋上にて迎えを待つ「シズク」、「ツララ」にも不測の事態が起こっていた。
 捕らえたはずの「幸助」の姿がふくれあがり、いつの間にか自分たちの身動きが取れなくなる。そして響くのはメイドガイ「コガラシ」の咆吼。
 「演技変装、捕縛に尋問・・・いかなるスキルも超一流。そうとも俺がメイドガイッ」
 そう、彼の変装術はその体格さえも覆い隠し、見事にメイド忍軍を欺いたのだ。
 「ククククク・・・追えば追うだけ逃げていく。半径10メートル、極細植毛縦横無尽の見えない檻へようこそ。・・・飛んで火に入る貴様達ども、スチールヘアセンス・バインドッ! クククハハハハァアッ、誘い込まれて一網打尽、虫退治にはやはり罠!」
 首謀者の正体を謳わせる・・・メイドガイヴォイスの衝撃に身を震わせる「ツララ」。
 追い詰められたメイド忍軍を救ったのは、彼女たちの上官メイド「氷柱花」、通称「人形使い(おい」であった。
 「やれやれ、どこまでも使えぬ手下どもですね
 星十字の耳飾りをつけた「氷柱花」の出現に、構えを取る「コガラシ」。その肉体が、その野生が彼女を強敵と認識させる。
 身の丈2メートルはある人形を操り、次々に襲いかからせる「氷柱花」。しかし「コガラシ」も負けてはいない。ちぎっては投げ、ちぎっては投げ、一歩一歩「氷柱花」の元へと近づいていく。
 「フハン・・・どうやら貴様に謳って貰うのが一番のようだな」
 しかし、最後の一歩・・・その足は数センチの笛の音によって阻まれる。
 「アディオス・・・メイドガイ
 不死身の男「コガラシ」の唯一の弱点、「緊箍(キンコ)」による旋律が彼の生命を止めた・・・。

 富士原なえか 17歳 財産継承権を得るその日まで あと124日

 バトルアクション!
 力ちゃん VS あっちゃん!(おい
 仮面のメイドガイ VS 草薙素子!(おいおい

 
 これまた続編を匂わせる見事なまでの最終回。DVD購入しろってことですよね、ええわかります。(^^;)。
 一応、オープニングに登場してきたメンバはこれで全員集合(?)。
 さてストーリーは・・・あまり進んでいません。まあ、ストーリー漫画ではないので、致し方ないかなぁ。
 開始当初は、今回のような物語があと数回はあると踏んでいたのですが、予想以上にギャグよりのアニメでした。

 全体として第1話のインパクトが大きく、中盤はやや上下しましたが、最終話付近で勢いを取り戻した感じです。
 声優陣の選択については、文句なし。特に「柚木涼香」と「田中敦子」は最高です。これはWebラジオのゲストも期待ですね。
 それでは、第二期でお会いしましょう(確定ではないけれど。

 「ククククク・・・クハハハハァアッ!・・・立てばドラキュラ、座れば不死鳥、歩く姿はイモータル。鋼の肉体に不滅の魂を持つ男、それがこの俺がメイドガイッ」

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仮面のメイドガイ #10

#10「ファインをねらえ!」

9.8点(柚姉登場!)

 日の国に八百万の神有り
 気象現象、山や湖、草花はもとより、ありとあらゆる事象に対して神宿ると云う。
 そしてここに、願い事への寄進として「ファインプレイ」を求める神が居た。

 「バストサイズと数学の点数は反比例する」
 事態に憂慮した数学教師により過大な宿題を言いつけられた「富士原なえか」。
 彼女は自らの能力による対処を諦め、学友へと助けを求めるが・・・。
 「人類は今、未曾有の危機へと直面している。ひとりひとりの力は小さくて無力。皆の力が必要なの・・・やって!
 友情とは時に助けに応じぬこと。
 ましてや「助けて」ではなく「やって!」と命じる親友に対して断固拒否を宣言する「和泉英子」と「平野美和」。
 「特別課題の意味わかっているの?自分でやれっ!

 次なる手はと「MIT(=岩手めんこいテレビ・・・では残念ながらありません)」を優秀な成績で卒業した「コガラシ」へと助けを求める「なえか」。しかし、彼女には教える勉強法すらないと「コガラシ」は切って捨てる。
 「無理だ。それは既に人のなせる技にあらず、神仏の領域。まさに奇跡。勇気と無謀をはき違えるなご主人。貴様に数学が可能なら、人はウナギで空が飛べる・・・だがしかし、ただひとつだけ残された可能性がここにある。今こそ明かそう話が秘策。温故知新、先人の残した習いに曰く。困った時の神頼み

 神の住まう地、龍玉神社。祀られた神は、リュウマチから世界平和までありとあらゆる効能を持つという。
 「とう社(やしろ)に祈願の方ですか?」
 静かに佇むも人並み外れた存在感を持つ「巫女(柚木涼香)」。彼女はかつて「コガラシ」のご奉仕仲間であり、人外の能力を持つという。
 「ええとそれでは、数学が苦手ななえかさん、お酒を飲むと服を脱ぐクセがあるフブキさん、そしてそこの巫女さんの下着が気になる坊ちゃん、不埒なことを考えていると罰が当たりますよ。とう屋敷の境内は男子禁制です。名前を呼んだお二方のみお入り下さい
 「ふん、神と文通する女。相も変わらず恐るべき神通力。だがその力健在で何より。行くが良いご主人、行って願いを叶えるが良い
 「・・・ちなみに私、下着は着けませんから
 果たして、神仏の領域とまで云われた「富士原なえか」の数学力は改善するのか?

 富士原なえか 17歳 財産継承権を得るその日まで あと133日

 おお、珍しく乳(中心)の話では無かった!(エロ話ではありますが
 なかなかのマニアックぶりを見せる「龍玉神社」の神様のお話(メイド服の下にエッチな下着をつけさせて、意識する姿がファインって。思わず最後に台詞を載せちゃいました)。
 「パンチラ=ポイント」ではなく、「ロングスカートのフブキのパンチラ=1000ポイント」というシチュエーションへのこだわりが凄すぎます。脱げば何でも良いのではなく、恥じらいや本人の意志に反して・・・というバランスが要求されますね(何を語っているのだ、俺は

 それにしてもまさかの「柚木涼香」参戦ですよ。「うたわれるものらじお」視聴者だった私は、台詞の奥に隠された言葉、思いを想像して大笑いして見ちゃいました。
 ・・・って、「仮面のメイドガイ・強制ご奉仕ラジオ」にも参戦ですか!素晴らしい。今から楽しみな限りです。

 「服の下にむりやりセクシーな下着を着けさせられて、それを意識しモジモジする様が実にファイン。はぁっ・・・神の深淵なるお考えは・・・」
 「全然わからなすぎますっ!!」

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仮面のメイドガイ #09

#09「甘いご奉仕 谷間の中に」

9.0点(Dカップ未満にも愛の手を)

 男性を惹きつける女性の魅力とは何か?
 顔と答える男性も居るであろう、気立てと答える男性も居るであろう、フィーリング、声、仕草・・・女性の魅力とは、まさに女性の数だけ存在するもの。そこに優劣などはなく、あるのは個人の嗜好のみ。
 これは、女性の魅力を勘違いした男性達に贈る、ひとつの警告となる物語・・・。

 仮面のメイドガイ「コガラシ」。
 その怪しげな風貌を補って余りある魅力が彼には存在した。
 巧みな包丁捌きでマグロを刺身にまで解体し、割り箸ひとつで六大学野球の元エースを打ち砕き、家庭内不和さえも力尽くで解決する。
 もはや町内会にその名を知らぬものはない、彼に弟子入り志願するふたりのメイド
・・・もといケーキ屋制服の少女達。
 「私たちがアルバイトをしている、流行のデパ地下スイーツカフェ D'erlanger。そこに強力なライバル店が現れたのです・・・

 ケーキハウス「スイート ほるすたいん」

 不味いケーキセットを3,000円にて売りさばくライバル店に、全ての客を取られてしまった「D'erlanger」。
 その秘密は、ホームページに掲載された従業員募集の内容にあった。
 「食費交通費全額支給。時給1,800円。・・・募集基準、Dカップ以上の巨乳女性。95センチ以上は1センチ毎に基本給を50円をプラス。Dカップ未満は乳とは認めません。BとかAとか、谷間はおろか溝すら出来ないのは論外。本当に乳ですか、それは?」
 胸元をあらわにしたフレンチメイドルックに身を包み、首にカウベルをぶら下げた巨乳少女達が接客を務めるライバル店に、このままバイト先を潰されてなるものか。

 今ここに、女性の尊厳を賭けた戦いが始まった・・・。

 富士原なえか 17歳 財産継承権を得るその日まで あと136日

 「うらぶれた親父の味がするケーキ」は食べたくないなぁ。(^^;)。

 ここまで「乳」の話を毎回続けるとは・・・もはや感心を越えて感動すら覚えます(おい
 実際に「スイート ほるすたいん」みたいなお店は無いだろうと思いますが、古い話で「ノーパンしゃぶしゃぶ」とかもあったわけで・・・。昨今のメイドブームに便乗した風俗店が、他店との差別化として「メイド+巨乳」を売りにしたお店もあるかもしれませんね。
 ・・・もしもあったら誰か私に教えて下さい(おい。

 「クックックッ・・・メイドガイレシピに国境線などというくだらない線は存在しない。全世界、全地球、全宇宙の料理を極めた男。それがこの俺メイドガイ。誰も見たことのない食のワンダーランド。恐怖と驚きに彩られた血湧き肉躍る甘味の祭典。これで満員御礼間違いなしっ」

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仮面のメイドガイ #08

#08「その名は怪傑!いちご仮面」

9.5点(ノーブラ幻惑殺法)

 古来より、和装の際には下着を着けないのが正式な着付けという。
 これは、古来よりのしきたりを現代に適用させようとした、哀しい男の物語・・・。

 「Good Morning、Ms Naeka-Fujiwara! 朝露に揺れる君の双球は、実に見目麗しい」
 早朝、富士原家に現れた金髪の紳士。彼は「富士原なえか」に婚姻を申し込みにやってきたと言う。
 彼の名は「ヘンドリック・K・ストロベリーフィールド(高橋広樹)」。視線だけで女性を意のままに操るという「魅惑の魔眼」の持ち主。
 その名字に聞き覚えのある「なえか」であったが、彼女の疑念はひとりの怪傑によって氷解する。

 「ひとつ、人の世全ての巨乳を狙い、ふたつ、不埒な放蕩三昧、みっつ、淫らな兄の悪趣味を・・・止めて見せます、この私。その名も怪傑!いちご仮面」

 謎の美少女・・・もとい「エリザベス・K・ストロベリーフィールド」が扮する「いちご仮面」によって、結婚の窮地から救い出された「なえか」。
 しかし、「ヘンドリック」は諦めることを知らない男であった。
 担任男性教師「エリンギ」を産休に追い込み、担任と剣道部顧問の座を手に入れた「ヘンドリック」。
 ホームルーム、そして部活動へと魔の手は伸びる。
 ついに追い詰められた「なえか」は、剣道勝負による事態の収拾を画策するが、それにはひとつの決意が必要であった。

 「思い知ったか変態教師!これぞ必殺・・・ノーブラ幻惑殺法!

 果たして乙女「富士原なえか」は、先端突起露出の危機を乗り越え「ヘンドリック」を打ち倒すことが出来るのか・・・。

 富士原なえか 17歳 財産継承権を得るその日まで あと143日

 「ノーブラ幻惑殺法」に吹きました。(^^;)。
 なんともギアスな能力を持つ「ヘンドリック」の登場。彼の能力を渇望する男性視聴者は多いでしょうね
 しかも「フブキ」までもが危うく能力にやられるところでした・・・恐るべし「瞳術」。

 「コガラシ」の準備があったとはいえ、見事に「ヘンドリック」を打ち倒した「なえか」&「エリザベス」。
 今回は「エリザベス」の健闘が目立ちました。
 やはりストレートな「欲望」よりもねじ曲がった「愛情」が強いのか!?

 彼女に巨乳を与えなかったのは、神様のナイス判断かもしれません。

 「覚えておくがいいご主人よ、バラの花には棘があり、美味いフグには毒がある。貴様の胸には罠がないっ!」

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仮面のメイドガイ #07

#07「なえかの剣 鞍馬山修行編」

8.5点(DVDでは湯気が消えます・・・よね)

 「審判さん、良いんですか?・・・男の人、出ていますよ」
 乙女の言葉は少女の心を傷つけた。

 それがたとえ、熊のような容姿であったとしても、彼女はまだ少女だったのだ。

 「そして運の悪いことに、彼女のパンツのゴムは、その日に限って緩んでいた・・・」
 公衆の面前で下半身を露出。おまけに反則負け。
 乙女の剣は少女の心を傷つけた。
 それがたとえ、熊のような容姿であったとしても、彼女はまだ中学生だったのだ。

 少女はその日、怪物となった。

 あれから3年。復讐鬼となった少女「荒屋敷吉江(山口眞弓・・・気がつかなかった)」は帰ってきた。
 乙女「富士原なえか 17歳」に積年の恨みを晴らすために。

 「おのれ、富士原なえか・・・この恨みはらさでおくべきかっ! 貴様をギタギタに叩きのめした上で袴ごとパンツをずりおろして、丸裸で観客席に放り込んでやるぅううううっ!

 相手が熊ならば熊殺し、怪物ならば怪物殺しを習得すればよい。
 いざ行かん、鞍馬山!

 「コガラシ」「フブキ」の協力の下、霊験あらたか鞍馬山にて修行を続ける「なえか」。
 滝に打たれ、熊を倒し、ついには流木へと挑みかかる無謀・・・もとい勇気を得た。
 「流石のこのメイドガイも、対戦相手に同情する。クックック・・・明日、県大会の会場では富士原なえかというハリケーンが吹き荒れるだろう」

 乙女はその日、怪物殺しを身につけた。

 そして当日、因縁の・・・宿命の対決が幕を開ける。その結末や、如何に・・・。

 富士原なえか 17歳 財産継承権を得るその日まで あと150日

 原作でも異彩を放つキャラクター「荒屋敷吉江」登場編。登場回数の割にはインパクトが高いお人です。
 かなり露出が多い話ではありましたが、ありがたみが薄いのは彼女のお陰だろうなぁ。(^^;)。
 本編は相変わらず進みが遅いですが、来週でほぼ全キャラクターは登場でしょうか。
 まあ、日曜日は「コードギアス」もありますし、頭を空っぽにして見るには良いアニメです。
 それにつけても最後・・・今回だけは「コガラシ」さんに自重して欲しかった・・・orz。

 「おせんにキャラメルゥ~・・・落ち着けご主人、相手はたかだか熊の数倍。今の貴様の敵ではない」

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仮面のメイドガイ #06

#06「ドジッ娘メイドは振り向かない」

9.0点(貧乳メイドも味がある)

スペシャルメイドエージェント職務規程
序章
メイドたるもの常に主人より早く起き主人より遅く就寝して奉仕するべし

 起床後、シャワーを浴びて身体を清め、挨拶の練習。
 うん良い笑顔。今日も一日頑張りましょう!
 ・・・コガラシさん、あなたいつからそこに居たのですか!(怒

第3章
メイドたるもの常に主人の命に従い実行すべし

 ふぅ・・・今朝のエレベータ事件(*1)が効いたみたい。
 完璧なスタイルの私がダイエットなんて。
 ・・・コガラシさん、メイドガイスキャンは無闇に女性に向けないように言いましたよねぇ(怒

 *1 なえか様がエレベータガールに恥辱を味わわされた出来事
 「あの・・・お客様、重いので降りて貰えますか?」

第45章
メイドたるもの俊敏が基本 常に節制を心がけ適度なBMIを保つべし

 なえか様のダイエットも、ついに断食へ突入。
 その心意気、私も最後までお供します。
 それにしても幸助様のスリム体型には驚き。ちょっとときめいちゃいました・・・(ぽっ

第294章
健康第一 常に元気で笑顔で陰から主人を支える者なり 死して屍拾う者なし

 スペシャルメイドエージェントである私が、御主人様を差し置いて床に伏せるなんて・・・。
 あら、なえか様、私のメイド服を着てどうされたんですか?
 えぇっ、看護をしてくださるなんてもったいない。優しい御主人様の心に感激です。
 それであの・・・緑色に煮立った液体はなんでしょうか?

第444章
任務についても秘密が基本 死して屍拾う者なし

 このままでは殺されてしまう。
 コガラシさんには風邪薬の材料を取りに行って貰いましたが、それまでの間は健康を装わなければ。
 コガラシさん、急いでください・・・。

最終章
主人の危険を身をもって排除 死して屍拾う者なし 死して屍拾う者なし!!

 
 悪夢だわ・・・主人がメイドの危険である場合は、メイドとしてどうするべきなんでしょう!?
 なえか様の料理は殺人的だし、幸助様には毛糸のパンツを目撃されるし・・・私、もう死にそうです。
 「貝類は身体に良いらしいので、主に魚介『とか』を煮込んだ鍋焼きうどんですよ
 「『とか』って・・・『とか』って何ですかぁあああぁっ!!」

あとがき
メイドたるもの慎み深く 他人うらやむ事なかれ

 なえか様のお母様・・・行方不明のお母様・・・お子さんの前で病気にならないあなたのたくましさが羨ましい。
 私もあなたを見習って、病気に負けない強い人になりたいです。

 スペシャルメイドエージェント フブキ 19歳
 ご主人に財産を継承させ無事任務を終えるまで あと158日

古今東西、時代を問わず。女性の悩みはダイエット。中世ヨーロッパのコルセットなんて、本当に殺人的ですからね。
私的には痩せすぎな女性よりも、健康美あふれる女性が好みなのですが、男性陣の押しつけがましい好みが、女性をダイエットへ走らせるのかもしれません。それにしてもエレベータガールの言葉は酷かったなぁ。

 「見るが良い、メイドガイ超振動クロウ!・・・都合良く貴様らが胸からぶら下げていた無駄にでかい贅肉袋、ひとり頭計2つ・・・俺のクロウで圧搾蒸発させれば、たちどころに数キロ減は間違いなし。絞り加減も思いのままよぉっ!」

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仮面のメイドガイ #05

#05「メイド忍法 女子高生の術」

8.5点(遠目で見ても無理がある)

 財産継承権を争うライバルの一人「リズ」。
 彼女の出現は「コガラシ」や「フブキ」の防御陣に多少の変更を余儀なくさせた。

 現代戦とは情報戦である。

 メイドガイにしても、そして敵のメイド忍軍にしてもそれは同じであった。
 家の周りに仕掛けられた無数の監視カメラ。ひとつひとつ潰していても、それは守勢でしかない。
 メイドガイとは攻勢部隊であるべし。

 巧みに敵の作戦を利用し、メイドガイボイスでの情報収集に努める「コガラシ」。
 昨晩網にかかったのは1人の女子高生「田原坂 沙希(甲斐田裕子)」。これは捨て置けば良い。
 しかし、女子剣道部更衣室にかかったメイド忍軍「シズク」は異なる。
 捕らえ、背後関係を洗おうとする「コガラシ」に挑みかかる別のメイド忍軍。
 女学生の制服が似合わないこいつは何者だ・・・?

 富士原なえか 17歳 財産継承権を得るその日まで あと163日(おっ、2日経過)

 もう少し作画が向上していただけるとありがたい・・・まあDVDで修正されていれば良いですが。
 あまりにも頼りない「シズク」の助っ人として双子(!)の姉「ツララ」が登場。
 が、人外である「コガラシ」の相手としては、まだまだ力量不足。アダルト要員としても、もうひとつ好みから外れていますし・・・。
 好みはともかく、力量不足だと視聴者側に緊張感が欠けてしまいますし、オープニングに登場している仮面のメイド忍軍登場が早急に望まれます。
 ・・・もっとも、エンディングを見ていると「コガラシ」こそが最大の敵っぽいですが。(^^;)。

 「クハハハハッ、メイドガイヘアセンスはご主人の周囲を飛び交うヤブ蚊の駆除から、散らかった部屋の捜し物まで、使って便利な超感覚っ! 放射状に広がった我が植毛は、有効範囲の異物を接触知覚し絡め取る蜘蛛の巣よ!」

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仮面のメイドガイ #04

#04「ヒモとボイン」

9.5点(初音リキw)

 町内一の美人メイドを誇る「富士原家」。
 当然、敵(下着泥棒)の頻度も桁違い。
何しろ彼女の下着は末端価格「数百万円」という・・・。
 え、「富士原なえか」。ああ、ただの剣道少女ですから、いいとこ7万円です(酷い)。

 悲劇は、下着泥棒が捕らえられた夜に始まった。
 俺の屍を越えていけ。仲間の連係プレーにより1名を逃がした連続下着窃盗団「ムラサキのひも」。
 急ぎ「コガラシ」が後を追うが、既に「なえか」の下着は別のグループに持ち去られた後であった。

 そして翌日。鮮魚うおまつの亭主から、犯人らしき人影の特徴(及び履いているパンツの柄)を手に入れた「コガラシ」。
 メイドガイアイでは細かな模様は判断できぬと、自らのハンドスピードで該当女学生の下着を片っ端から脱がすことにしますが・・・。

 富士原なえか 17歳 財産継承権を得るその日まで あと165日(1日しか経過してません)

 我ながら、どんなあらすじだ。(^^;)。

 謎の転校生「リズ(みっくみっくに~の藤田咲)、及びメイド忍者「シズク(神田朱美)」が登場。
 ようやく本編が進み始めました。
 が、本編よりも「メイドガイ」の奇行と「なえか」&「リズ」の性格悪さに大笑い。
 このアニメの楽しみポイントは間違いなくここです。いやぁ、本当に良い変態アニメです。

 「イギリス帰りの金髪小娘は、いったいどんな声で鳴くのかしら?」(by なえか)

 「メイドたるもの、常に細やかな気配りを。ご主人にできた汗疹から、貴様の乳房の虫刺されまで。毎朝毎晩欠かさずチェック。それがメイドガイクオリティッ!」

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仮面のメイドガイ #03

#03「ロマンティックが止まらない?」

9.0点(毒殺女)

 「コガラシ」、「フブキ」の尽力により、今日も日々平穏(?)な「富士原なえか」。
 新剣道場の占有権や「なえか」の乳を賭けて勝負をしたりと、剣の道一筋な学生生活をエンジョイ中。
 しかし、そんな彼女にひとつの転機が訪れます。

 下駄箱へのラヴ・レター

 それはかつて封印した乙女の淡い思い、「なえか」の恋愛感情の扉を開いていきます。
 中等部一年、まだ乳も標準サイズだった「なえか」の初恋。
 それは彼女が好きだった先輩へお弁当を作ってあげた日に・・・壊れました。
 一口で食べた者に泡を吹かせ、海老ぞりに痙攣のおまけまでつけるという伝説の海老フライ。
 その日からしばらく、彼女には「毒殺女」という不名誉なあだ名までつけられたのです。

 「姉ちゃんはショックで恋愛恐怖症になって、恋にときめく乙女心を自ら封印してしまったのさ」

 剣の道を志す者にとってラブレターなんて・・・。
 自らの気持ちを偽る「富士原なえか」を正すべく、「コガラシ」が微力を尽くします。
 「メイドガイ特製ドリンクだ。・・・しかも嬉しいカロリーゼロ。クックック・・・」
 人は形から入るべし。
 恋愛に臆病な「なえか」の肉体を悶えさす悪魔の飲料。
その正体も知らず、「なえか」は一気に飲み干します。
 「ぁはあぁっんっ・・・んっ・・・んっ、うふぅん・・・あぁああぁっああぁん。ねぇっ・・・」
 突如、瞳を潤ませ、目の前にいる「フブキ」を押し倒す「なえか」。辺りに甘い声が響き渡ります。
 「一口飲めば、恋がしたくて堪らなくなる発情促進剤。ご主人には効き目が強すぎたか・・・
 果たして「なえか」の貞操や、如何に!?

 富士原なえか 17歳 財産継承権を得るその日まで あと166日(3日しか経っていないのか!)

 今回は声が良かった。(^^;)。
 ラヴ・レターのオチは見え見えでしたが、やはり高校時代のラブレターは燃えますよねー(遠い目)。
 「なえか」の身悶えっぷりも、わかろうっていうものです。

 あと、学校の中にラブホテルを造り上げる「コガラシ」パワーには脱帽です。そういうところは抜かりなしですな。
 それにしてもスタートから現在まで、毎回「なえか」のダメっぷりが明らかになっていくような。・・・本当にヒロインでしょうか?
  #01 掃除× (魔窟でしたな)
  #02 数学× (他の教科が気になります)
  #03 料理× (毒殺女ってw)

 「主人の恋を出会いから契りまで、熱く見守り奉仕する。それがこの俺、メイドガイッ!」

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