<今期終了アニメ私的評価>2/2

「ゲームやアニメについてぼそぼそと語る人」さんのところで
企画されていた今期終了アニメ私的評価です。
本当に私的ではありますが、私もいくつか参加してみようと思います。
ネタバレを多分に含んでいる可能性があります。
 未視聴の方、現在視聴中の方はご注意下さい。

★PERSONA -trinity soul-

 ストーリー  :4
 正直、初見ではわかりにくい内容もありましたが、
 2度、3度と見直すことにより、説得力を持って心へ入ってきます。
 そう言う意味では、DVD向きのストーリーかもしれません。

 キャラクター性:4
 なんといっても「神郷 洵(沢城みゆき)」。
 「沢城みゆき」の凄さ、恐ろしさをあらためて感じることが出来ました。
 彼女の代表作は多いけれど、本作もそのひとつとなっていくでしょう。
 また、主人公「神郷 慎(岡本信彦)」も若手ながら、
 いや若手だからこその持ち味をしっかり出せていましたし、
 長男「神郷 諒(子安武人)」、「真田明彦(緑川光)」達の
 包容力溢れる演技も見逃せません。
 脇も含めて、かなりレベルが高いと思います。

 画      :5
 繊細なキャラクターを丁寧に描かれており好感が持てました。
 アニメーションとして動かしにくいデザインと思いましたが、
 破綻も少なく、風景画のような背景共に高レベルでまとめられていました。

 演出     :4
 先の話が気になる展開、時々見られるシュール(?)なギャグ、
 そして、人々の心の葛藤、魅せるペルソナ。
 この雰囲気は、映像、音楽、物語がうまくかみ合った結果と思います。

 音楽     :4
 第二期エンディングは今期No.1と思います。
 オープニングも、最初は違和感がありましたが、
 3話目頃にはすっかり馴染んでいました。
 BGMに「ペルソナ3」の音楽が所々使われていたのも、
 ゲームファンとしては嬉しい限りでした。

 総合的な評価 :5
 2008年01月開始作品としてはNo.1。04月開始作品を加えたとしても
 「コードギアス」や「マクロスF」と並ぶ作品と思います。
 ゲーム原作と言うことでターゲットが狭くなったかもしれませんが、
 ゲームを知らないアニメファン、そして普段アニメをあまり見ない人にも
 自信を持って勧めることが出来る作品のひとつです。

 総合点    :26

★図書館戦争

 ストーリー  :3
 原作小説は未読ですが、やや駆け足に感じられるところと、
 説明不足に感じられるところがありました。
 手塚のお兄さんについても、もう少しストーリーに絡められたかも。

 キャラクター性:4
 主人公「笠原 郁(井上麻里奈)」の熱血バカぶり(誉めてます)は素晴らしく、
 教官「堂上 篤(前野智昭)」も元熱血バカぶりを上手く演じられていました。
 そして同僚の「柴崎 麻子(沢城みゆき)」。彼女の台詞は衝撃的でした。
 「仕事のために、恋愛ごっこみたいなことは平気で出来るの。
  適正あると思うわ・・・情報部。寝る必要があったら、寝られると思うし」

 画      :4
 上手なCGの使い方を見せて貰いました。
 キャラクターの崩れたときの表情も愛らしく、なかなか新鮮でした。
 こういった使い方は今後、増えてくるかもしれません。

 演出     :3
 ストーリーでも触れましたが、
 「手塚 慧(吉野裕行)」はもう少し上手に使えたような。
 もしかすると原作との兼ね合いで、
 あえて顔見せ程度の使い方だったかもしれません。
 仮に第二期があるとすれば、彼との絡みを増やして欲しいです。
 奇をてらった演出は少なめで、
 オーソドックスな演出+キャラクター性で見せていました。

 音楽     :3
 オープニングの疾走感は結構好きです。
 BGMについては奇をてらわずに、場面にあった選曲を心がけていました。

 総合的な評価 :3
 ノイタミナという枠のため、
 アニメファン以外の視聴者を大事に捉えていた気がします。
 そのことが良く言えば「丁寧」、
 悪く言えば「無難」な演出に繋がったような。
 見ていて安心の出来るアニメでした。
 私的には、若干物足りなさも感じましたが。

 総合点    :20

1/2はこちら

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図書館戦争 #12 最終話

#12 最終話「図書館ハ誰ガタメニ」

9.0点(2階級特進)

 幸いにも「堂上 篤」の外傷は軽かった。
 いや、あの状況下でこの程度の外傷は、無傷と言ってもいい。ただし、心の傷を除けば・・・。
 「失認、及び推敲機能障害の兆候が見られます。・・・こちらの顔や話していることを認識できず、自発的に行動することも出来ません
 怪我をした際のショック、一時的な症状とはいえ、衝撃を受ける「笠原 郁」。
 未だ意識が戻らない「玄田 竜助」とあわせて、「関東図書隊」は大きな人的被害を被った。

 そして、「メディア良化委員会」側に犠牲者が出たことで、世論もまた彼等に背を向ける。
 「図書隊は国が決めた検閲に従えっ!」
 「即時、解散せよ!」
 「検閲に逆らうな!」

 そしてそれは、「稲嶺司令」の引責辞任にまでも、波及していく。
 「次の休館日をもって、関東図書隊の司令を辞することになりました。・・・私が辞職する理由は、決して先の戦闘の有様を世間に咎められたからではありません。水戸準基地が無力化されていたことを見過ごし、図書隊に大きな損害を出したことこそ図書隊司令として許されないと、私は考えます。人間にとって表現と、それを甘受する自由は生まれながらにして与えられる不可欠な権利です。それを脅かす者との戦いに、皆さんが微塵も怯む必要はありません」

 四面楚歌の状況で、自ら出来ることに励む「関東図書隊」の面々。
 逆風は、いつか止むのか・・・。

 終了!
 最後は(いや、最初からだったのかも)、ラブで終わりましたね。
 まあ、国を創るのは、そこに住む人々なわけで、個々人の幸せが国を、世界を幸せにするのかもしれません。
 スタッフの皆様、キャストの皆様、お疲れ様でした。
 そうそう、9月に開催される「関東図書隊緊急フォーラム」へ参加することが出来そうです。
 素晴らしい仕事を成し遂げたキャストの皆様に会える日が、今から楽しみです。

 「私の・・・一番大切なものが・・・今、戻ってきたから」

 「メディア良化法」。
 これは公序良俗を乱し、人権を侵害する表現を取り締まる法律である。

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図書館戦争 #11

#11「死闘!茨城県展警備」

9.5点(夜の逢い引き)

 人は何に命を賭けるのか。

 使命と答える人もいるだろう。
 ・・・その人は真っ直ぐに生きている。その生き方は時として盲目になるが。
 宗教と答える人もいるだろう。
 ・・・その人は世界のマジョリティだ。なぜなら戦争の大部分は、宗教が絡んでいる。
 お金と答える人もいるだろう。
 ・・・その人は正直だ。お金で買えない物の方が少ないのだから。
 大切な人と答える人もいるだろう。
 ・・・その人は幸せだ。ただ大切な人の側の心情も考えた方が良い。
 思想と答える人もいるだろう。
 ・・・その人は周りを巻き込んでいないか考えて欲しい。
 メンツと答える人もいるだろう。
 ・・・その人は不器用だ。その考え方は周りから見たら滑稽でくだらない。くだらないからこそ・・・。

 メンツに凝り固まった「メディア良化委員会」と、志に燃えるが練度の低い「図書隊」。
 かつての「小田原攻防戦」を越える規模の戦闘行為が、確実に予想された。

 「もしも奴らが協定を無視して、見境のない攻撃を仕掛けてきたら・・・自分の命を守ることを優先しろ」

 そして早朝6時。戦争が・・・始まる。

 ザ・シリアス。特に後半。
 事前に弱装弾で防弾チョッキを貫くのは難しく、人死には少ないと伏線を張っていますから、恐らく死なないとは思いますが、大丈夫でしょうか「玄田 竜助(鈴森勘司)」。
 そして何より「堂上 篤」。あの火の海を無傷で抜け出すのは、まず無理でしょう。おまけに被弾。
 どう考えたって、守るべき資料を放火した方が責任問題になるでしょうに、あの館長も何を考えているのやら。

 さあ、次回は最終回。架空の近未来「日本」の方向は見えませんが、「笠原 郁」達には幸せになって欲しいところ。
 狭い地域内でも構いませんから、大団円を希望
します。

 「メディア良化法」。
 これは公序良俗を乱し、人権を侵害する表現を取り締まる法律である。

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【ご連絡】更新休止のお知らせ

管理人のジャンです。

誠に申し訳ありませんが、
またしても出張が入ってしまい、
下記の更新についてはお休みいたします。

・アリソンとリリア #11
・図書館戦争 #10
 (視聴はなんとか可能っぽいですが・・・)

次回更新は「ドルアーガの塔 #11」を予定しております。

申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。

うう、先週に引き続き。orz

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【ご連絡】更新休止のお知らせ

管理人のジャンです。

申し訳ありませんが、出張が入ってしまい、
下記の更新についてはお休みいたします。

・アリソンとリリア #10
・図書館戦争 #09

次回更新は「ドルアーガの塔 #10」を予定しております。

誠に申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。

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図書館戦争 #08

#08「策動セシハ手塚慧」

9.0点(お前みたいなタイプは、身体で覚えるしかない)

 査問会。法的根拠を持たない精神的私刑(それは「銀河英雄伝説」
 武蔵野第一図書館で行われた「砂川」による焚書事件。
 その共犯者として告発された「笠原 郁」は査問員である「彦江 光正(石塚運昇)」他の追求に泣きそうであった。
 「先ほど君は、砂川一士と特別に交流は無かったといったが・・・今の発言では彼を以前から認識していたことになるな・・・」
 やばい
 「顔を合わせれば話くらいするというのは嘘ですか」
 ヤバイ
 『これ以上はもう・・・』
 心臓の鼓動が高まり、目に涙が溢れていく。でも、耐えきれない・・・。

 力強いノックの音が彼女の顔を上げさせた。
 「失礼します。時間になりましたので笠原一士は業務に戻らせて戴きます。笠原、来い
 助かった。先ほどとは異なる熱さの涙が、彼女の瞳に溢れていく・・・。

 偶然を装い、ICレコーダを仕掛けたまま査問会へと出席していた「郁」。
 今後の対策、情報収集のために早速データを聞き始める「玄田隊長」他であったが、そこには「郁」の本心も記録されていた。
 「怖かったぁ」
 「よく頑張ったな」
 頭を撫でられているのであろう、「郁」の言葉はどこか弾んでいた。
 「今、優しくしちゃ嫌です・・・泣きそう」

 爆笑の渦が、巻き起こった。

 あの査問は、あと2~3回あったら墜ちていましたね、「郁」は。(^^;)。
 それはさておき、ずいぶんあっさりと退いたなぁ・・・というのが第一印象。
 「手塚慧」は本心から弟である「手塚光」を引き込みたかった・・・それだけなのでしょうか。
 たとえこのような手段で手に入れたとしても、「光」が良い手駒になるとも思えませんし、「策動」というからにはまだ何か裏というか、本心が別にある気も。
 まあ、「光」->「慧」以上に「慧」->「光」というブラコンかもしれませんが。

 それから本編以上に気になったのは「柴崎」。
 確かに「情報部」が似合いそうな才女ではありますが彼女の発言には驚きです。

 「仕事のために、恋愛ごっこみたいなことは平気で出来るの。適正あると思うわ・・・情報部。寝る必要があったら、寝られると思うし

 それに対する「手塚光」の反応はちょっと可愛らしいですが。(^^;)。
 意外とお似合いかもしれませんね、このふたり。

 「メディア良化法」。
 これは公序良俗を乱し、人権を侵害する表現を取り締まる法律である。

 「笠原様。先日の食事はこちらが持つ約束だったので堂上二正にお金を返しておいて下さい。高校生以来の憧れの王子様が上官の女の子になんかちょっかいを出すものじゃないね。お陰様でいい面の皮でした。ではお元気で」

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図書館戦争 #07

#07「恋ノ情報探索」

9.0点(陰謀の匂い)

 関東図書隊切っての才女にして、眼鏡が似合う美少女(?)「柴崎 麻子」。
 そんな彼女のファンは多く、図書館業務を口実に彼女に近づこうとする男性も多い。
 「朝比奈 光流(小野大輔)」も、そのひとりに彼女は見えた。最初は・・・そう見えた。

 「あの、ちょっと調べたいことがあるのですが。・・・焚書についてです
 「焚書ってあの・・・書物を焼き捨てる『焚書』のことですか?
 図書館のかつての過去。忌まわしい事実。国家とくんだ陰謀。
 図書や情報を集め、広く一般に公開するための機関であるはずの「図書館」が思想の弾圧を行っていたという事件。
 図書館勤務者であれば誰でも知っていて、誰もが耳を塞ぎたくなる事柄を、その男性は調べているという。

 「どういう奴なんだ?」
 「朝比奈さんっていって、リファレンスで知り合ってお茶を誘われるようになったらしいんだけど・・・」
 喫茶店。「笠原 郁」と「手塚 光」の見つめる先に、「柴崎」と「朝比奈」の姿があった。
 彼女の性格を知らない人間からは、お茶を楽しんでいるようにも見えたであろう。
 しかし、「柴崎」の笑顔はあくまで事務的な・・・営業用の顔であった。

 事ある毎に「柴崎」に声をかける「朝比奈」。利用客へのサービスという姿勢を貫く「柴崎」。
 ふたりの関係は「朝比奈」からの一方通行であった。
 しかし、とある事情から夕食を共にしたときから、その関係性が変わった。

 「柴崎さん、お話があります。・・・武蔵野第一図書館に関する情報です。知り合いの新聞記者が情報源なのですが、武蔵野第一が、図書を不正に処分している・・・と

 「情報屋」のあだ名も持つ彼女の情報網は幅広く、事件の裏事情から個人の交友関係にまで及ぶ。
 その彼女にしてもなお、知り得ない情報が「武蔵野第一図書館」を揺るがす。
 それは、小さくとも危険な情報であった・・・。

 単純に「柴崎 麻子」の当番回かと軽い気持ちで見始めましたが・・・姉さん、事件です(古っ。
 その要望、その声質、その言い回し。怪しいキャラが出てきました。
 「手塚 光」の兄、「手塚 慧(吉野裕行)」。

 なかなかの政治力を持っているようで、司法省へも手を回せる権力者(研究会繋がり?)。
 弟を手に入れるためか、「武蔵野第一図書館」に絞った攻勢をかけてきました。
 「光」の同僚である「砂川」、より近い「柴崎」、そして「笠原」。
 相手を分析し、着実に効果をあげられる手を打つ「敵」として、かなり手強そうな印象です。
 まずは次回。果たして「笠原 郁」は、査問会を無事に乗り切ることが出来るのでしょうか?

 「メディア良化法」。
 これは公序良俗を乱し、人権を侵害する表現を取り締まる法律である。

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【ご連絡】更新休止のお知らせ

管理人のジャンです。

申し訳ありませんが、出張が入ってしまい、
下記の更新についてはお休みいたします。

・アリソンとリリア #07
・図書館戦争 #06

次回更新は「ドルアーガの塔 #07」を予定しております。

誠に申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。

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図書館戦争 #05

#05「両親攪乱作戦」

9.0点(堂上教官、正論ですっ!)

 関東図書隊初の女子特殊防衛部員に抜擢された「笠原 郁」22歳。
 だが、保守的な両親が職場を視察に来るという緊急事態が発生。
 両親に配属先が発覚すれば、即、強制送還の可能性有り。
 入隊以来最大のピンチ。さあ、彼女は切り抜けられるのか!?

 恐れることはない。敵はたったの2名。
 打てる手は全て打った。
 シフト表は変更して貰ったし、教官から同僚にまで回せる手は全て回してある。
 ああ、それなのに・・・この身体の震えは何!?

 思い出すのは学生時代。
 提出した進路希望を母親が知ったとき、家族会議が開催された。
 数時間による説得、説明も虚しく、事態は母親の号泣によって決した。
 私はあの時、両親から背を向けた・・・。

 関東図書隊の活躍はメディアを彩った。
 雑誌「新世情」9月号では情報歴史資料館攻防戦の特集記事が組まれ、「郁」は写真が掲載されるほどの活躍を見せた。本来であれば両親に誇れるほどである。
 しかし、今の彼女は「新世情」を親に見せるわけにはいかない。
 自分は安全な内部勤務と説明をしてあるのだ。

 そんな彼女の苦労を知らず(あるいは知ってか)、両親は「郁」を試すかのように様々な質問をし、同僚と比較し、苦言を呈する。
 そして今日に限って様々な事件が図書館内に発生する。

 ああ、私は何か悪いことをしたのでしょうか・・・。

 こういうサイドストーリーは大好きです。(^_^)。
 焦る「郁」と対照的な「柴崎」の落ち着きが堪りません。
 また、振られたばかりの「手塚」も「郁」に対しての接し方を変えず(なかなかできませんよね)、手も抜いてくれません。
 そして「堂上」の正論&「郁」に対しての目のかけ方。
 それを見抜いた父親含めて、皆様Good Job!ですよ。
 母親の号泣も親の立場であれば十分理解できますし、「郁」は良い家族、メンバに囲まれていますね。

 「メディア良化法」。
 これは公序良俗を乱し、人権を侵害する表現を取り締まる法律である。

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図書館戦争 #04

#04「図書隊司令ヲ奪還セヨ」

8.5点(鉄の心臓)

 作戦は成功した。「小田原攻防戦」は勝利に終わった。
 負傷者こそ出たものの、「関東図書隊」、「良化特務機関」ともに死者は0。大成功と言っていい。
 しかし、それはあくまで「小田原」での話だった。
 「全部隊へ。米山市の告別会場に不審者が侵入した。稲嶺司令が襲撃を受けた・・・

 敵は「良化特務機関」だけではなかった。
 「メディア良化法」のシンパ「麦秋会」。

 彼等は告別式会場に爆弾を仕掛けたと脅し、「稲嶺司令」を連れ去った。
 介護役として「笠原 郁」と共に。

 「我々は稲嶺和市の身柄を貰い受けた、麦秋会である」
 人質の無事を確認したい「関東図書隊」は「稲嶺司令」、「笠原 郁」の呼び出しを要求し、敵はそれに応じた。
 ただし、電話に出ることを許されたのは「郁」ひとり。

 「笠原、大丈夫か!?」
 「はい、なんとか。あっ、柴崎にトランザイルの予約、取り消すように伝えてください。今晩飲む約束が・・・きゃっ・・・何よっ、これくらい良いでしょう? すっごい高い店なんだからっ!!キャンセル料あんたが払ってくれるわけ!?」
 ・・・とにかく、人質の無事を確認させた敵は「関東図書隊」へ要求を伝えてきた。
 「我々は人質の生命と引き替えに、情報資料館の資料破棄を要求する。取引条件は以下の通り・・・」
 命をはって押収した資料の焼却。
 「稲嶺司令」や「郁」の生命がかかっているとはいえ、おいそれと要求に従うわけにはいかない。
 そして「関東図書隊」や警察も、手をこまねいているわけではなかった。

 「柴崎」の言葉通り「珍しく頭を働かせた」「郁」
 なかなかの物量作戦を指示した「玄田 竜助(鈴森勘司)」。
 意気に応えた「堂上」。
 ちょっと酷い「手塚」(「郁」・・・(´・ω・)カワイソス)。

 最後はちょっとあっけない気もしましたが、前半までは緊張感のある良い話数でした。
 しかし発信器のことまで「柴崎」レベルが知っていて良いのかなぁ・・・。
 彼女が優秀なのか、意外と機密ではないのか。(^^;)。

 「メディア良化法」。
 これは公序良俗を乱し、人権を侵害する表現を取り締まる法律である。

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