エレメンタルジェレイド_TV26

第二十六唱「天空と未来の謳(そらとあしたのうた)」

さ、さ、最終回~。果たしてこのサブタイトルは、「クー」と「レン」が歌い上げる「奇跡の謳」に成りうるのか!

前回、「オーファス」達が合体攻撃を仕掛けた相手は「クー」ではなく、「レン」でした。
その攻撃を受けた「レン」は光り輝き、浮かび上がるシルエットは・・・
「・・・レン」
そう、「カオスクァイア」3人の幹部達、「オーファス」「ジルテイル」「アジェンダ」とリアクトした「レン」の姿がそこにはありました。
「なんてことだ、レンちゃんがリアクトされるなんて・・・」
「でも、あの表情、いつものあの娘じゃないわ・・・」
輝きを失った瞳を持った「レン」から聞こえてくるのは「オーファス」の声。
「・・・あなた方はレン様に決して手出しできない・・・今度こそ終わりです」
うーむ、対ガーディアンの最強兵器は人の「情」に訴えかける兵器だった・・・ちょっと情けない気が。(^_^;)。

七煌宝樹としての性能を遺憾なく発揮する「レン」の攻撃。遠慮もなければ、余裕も見せない、持てる能力をフルに活用したその攻撃を受けることは「死」を意味します。
しかし、直接「レン」を攻撃することもできない「クー」や「シスカ」、「ローウェン」と「キーア」
「・・・わかってますよね、ここはレンさんの武器を封じるしかありません。レンさんを傷つけることなく、武器だけを破壊してリアクトを解除させるのです」
「シスカ」の言葉は確かに正解、ここでの唯一の対応を示してはいます。・・・しかし、「言うは易く行うは難し」
嵐のような攻撃を避けつつ、武器となっている「オーファス」以下を破壊することが本当に可能なのか・・・。
「・・・レンは言ったんだ・・・俺と一緒にって、だから、終わらせてたまるか!」
「クー」の熱い思いは、未だ「レン」には届かず。
ここは「オーファス」達の武具に捕らえられ、あわやという場面さえ迎えます。
主人公補正がかかっていなければ、死んでいますよ。うんうん。(>_<)。

見事な体術を持つ「シスカ」ですら、かわすのが精一杯。「レン」の武器へ攻撃を計るタイミングを掴むことができません。逆に持てる武器を破壊されてゆくばかり。
「・・・私たちエディルレイドは、あなた方ガーディアンが創ってきた、愚かな歴史を断ち切ります。・・・二度と戦いを起こさない世界を創るために」
そうは言いながらも、「ガーディアン」との共存を否定する「カオスクァイア」。そのことを「ローウェン」が指摘すると、「アジェンダ」は「道具として生きる権利」ぐらいは保証してあげると告げます。
※かつて、いや、現在進行形で一部の「ガーディアン」が「エディルレイド」を扱うように。あるいは一部の「エディルレイド」が「スティンレイド」を扱うように・・・ですかね。(T_T)。

「・・・古い書物によれば、遙か太古の昔、このエディルガーデンはまだ大地にあって、エディルレイドとガーディアンが共存していたそうです。そこでは誰もが謳を口ずさみ、その言霊の力で様々な物事が良い方向に導かれていました。・・・ところが、いつしかガーディアン達は謳を忘れて互いに争いあい、その道具としてエディルレイドを使い始めた。故に世界をとりまく波動は乱れ、エディルガーデンは大地を離れて空に浮かび上がった。ガーディアンに七煌宝樹を奪われた我々は、仲間の中でも最も力のあるを女王と仰ぎ、その力を消費して今まで耐えてきたのです。・・・ですが、それも今日までです」
※ふむ、つまり「イヴ」様までは「七煌宝樹」ではなく、単に強い「エディルレイド」だったと。

残された最後の手段は「レン」の封印・・・。そう確信した、確信せざるを得ない状況に陥った「シスカ」は、「ローウェン」と「キーア」に助力を依頼します(ちなみに「クー」はダウン中。(^_^;)。)。
「ローウェン」と「キーア」が初めて見せる大技は、「七煌宝樹」たる「レン」を捕縛する力を持つ技でした。
「・・・ごめんなさい。レンさん・・・」
しかし、後一歩というところで封印は「オーファス」に破壊され
、地上へ叩きつけられる「シスカ」。そこへ「ジルテイル」が「それこそが異種族の共存などあり得ない証拠だ」と突きつけます。
痛い所をついてきます。「そんな奴らが信用できるか」ということですねぇ・・・。

追いつめられた「シスカ」達に「レン」がとどめを刺そうと構えます。しかし、その手は、少しずつですが、「オーファス」達の支配に対抗し、攻撃をあらがって降りてゆきました。
「・・・レンさん・・・レンさんも必死に戦っているんですね・・・」

未だ全て支配下ではない「レン」の意識、それを完全にするために「オーファス」達は「レン」に「ガーディアン」との共存のむなしさを訴えます。
そして、それに反論する「キーア」や「ローウェン」。

「・・・ガーディアンと・・・人間と出会って、リアクトして幸せを感じる、そんなエディルレイドだっているのよ・・・」
ガーディアンにも、エディルレイドにも同じ心があるんです。絶対に分かり合えるはずです!」
しかし、それらの反論も、「アークエイル」という矛盾した組織の存在によって、確たる説得力を持ち得ない。それは「シスカ」達も、この旅の中で否応なく見せられた「現実」。

相容れない主張を繰り返す「カオスクァイア」と「ガーディアン」。それを聞いていた「クー」の頭はついにパンクし・・・もとい、「クー」は自分なりの結論を導き出していました。
「止めろっ!・・・もう止めろよ・・・そんな理屈がなんなんだよ・・・俺は、レンが好きだ。レンがエディルレイドだからじゃない、レンがレンだから好きなんだ。だからずっといたいんだ。・・・それだけじゃダメなのかよ!」
「クー」が一滴、二滴と涙をこぼしながら訴えた言葉、それを抑圧された意識の中で聞く「レン」もまた、多量の涙を流していました。
※「レン」も「難しい話はわからない!」と叫びたかったのでしょう・・・それは冗談ですが、この命題は、そう簡単に結論を出すことはできません。そして、確かに「クー」の言葉も正解のひとつですから、ここはそれで良いと私も思います。「レン」だって、「シスカ」達の理屈を守ったわけではなく、一緒に旅して好きになってきた「シスカ」達、本人を守りたかったのですから。

「謳を忘れたガーディアンに生きる価値などないのです!」
「クー」の言葉に心動かされなかった「オーファス」は、立ちふさがる「クー」へとその狙いを定めます。決してその場を離れ、逃げようとしない「クー」でしたが、突如、自らの「のど」を押さえて苦しがります。そして、いくつか漏れてくる言葉・・・。
「・・・恐れないで、それは、あなたの中にあるものなの。それを素直に伝えて・・・大丈夫、あなたにならできるわ・・・あの娘への、思いがあるから・・・」
苦しむ「クー」の背中をさすったのは (笑 、彼に命をくれた、かつての女王「イヴ」でした。
あふれる涙を拭き、ゆっくりと心に浮かぶ謳を歌い始める「クー」。
「・・・天地の・・・開けし時に産まれしは・・・人にはあらず、土にもあらず・・・国を幸わう言霊の、思い乗る法(のり)、力乗る法(のり)、法(のり)となるべき、法(のり)ならん・・・」※漢字は当て字です。(^_^;)。
その言葉は、その謳は、ゆっくりと「レン」の心にも広がってゆきます。そして、やがてふたりで歌い始める、その謳は・・・。
※さっきまでは、まともなことを話していたのに、急に短絡的になる「オーファス」。ここはちょっと脚本?演出?に問題があるかも

リアクトが解除される「オーファス」「ジルテイル」「アジェンダ」・・・そして「キーア」も、また。
「・・・山清く、川澄み渡り、人の円、鳥だね豊む、産まし国・・・天地の、寄り合い極み、万(よろず)詠み、栄えゆかんと、祈り祀らん・・・忘れねや、別れゆくとも、いましと我の、同じ言の葉・・・」※だから、当て字です。(^_^;)。
その謳はついにエディルガーデンだけではなく、その周囲にも光を広げてゆきます。「キーア」達と同様に、解除されてゆく「エディルレイド」のリアクト。それの意味するものは、契約の消失、そして、人工核石の消失。スティンレイドは人となり、エディルレイドは契約による呪縛から解放され、全ての者は等しくなったのです。
「・・・失われた、古代の歌・・・まさか、まさかこんな時がくるとは・・・私は・・・間違っていた・・・?」
教典を落とし、自然とあふれる涙に、かつての感情を思い起こす「オーファス」。
「お願い、ガーディアンを、人間を嫌いにならないで・・・私は変われた。みんなも変われるかもしれないから・・・」
「クー」の傍らに寄り添う「レン」の言葉に、自らの負けを認める「カオスクァイア」。
「負け・・・なのにおかしいな・・・敗北感が無いんだ・・・」

「カオスクァイア」。恐らく彼らの設立も、人に利用されるだけの道具に成り下がった「エディルレイド」達の解放が目的だったはず。決して「ガーディアン」との戦闘が目的ではなかったのです。

今まではずっと受け身だった「レン」。だけれど、今は彼女から「クー」へと告白する時。
「・・・私からも言わせて・・・私もずっと一緒にいたい・・・だって、クーがクーだから・・・」

2回目の口づけをかわす「クー」と「レン」。それを見つめる「シスカ」の脳裏に、過去の記憶が思い起こされてゆきました。
「・・・そっか・・・ふたりでいること・・・そのものが大切だったのに、私はそれを断ち切ってしまったんだ・・・だから彼女は・・・」
大きな揺れと共に、太古の昔と同じく、ゆっくりと大地へと近づいてゆく「エディルガーデン」。やがて「煌珠楽園(エディルガーデン)」は大地とひとつになりました。
※ここまででAパート。いつもよりも5分以上は長いAパートで、ひとまず「エレメンタルジェレイド」の物語は終わったのかもしれません。

時は移り、場所は変わり・・・気持ちよく鼻歌を歌う「シスカ」は、紅茶を友に手紙をしたためていました。
「皆さん、お元気ですか・・・」※落ち込んだりもしたけれど、私は元気です (爆 。
つづられる「シスカ」の言葉。それは、理想を構築するための現実の行動。今こそ、ガーディアンとエディルレイドはひとつとなり、復興への道を歩み出しました。ちらりと机上に置かれた「フィロ」の写真を見つつ、さらにペンは進みます。
「・・・アークエイル本部では、もう決して戦うことがないように話し合いが行われています」
握手を交わす「オーファス」と「クルス補佐官」。ここは、平和への調印式。
「・・・平和な日々が確実にやってくる。私はそう、確信しています・・・そうだ、皆さんの近況もお伝えしますね」

映し出されたのは、ブティックでショッピングを行う「リィリア」の姿。
「・・・ラサティさんは、もう戦わなくていいって、凄くほっとしていました。でもリィリアさんが最近、女装を勧めて困るって・・・あれ?」
試着室のカーテンを一気に開ける「リィリア」。そこにいたのは、黄色のドレスに身を包んだ、髪を下ろした「ラサティ」の姿。
恥ずかしがる「ラサティ」萌え。(^_^)。

映し出されたのは、砂塵吹き荒れる荒野。いつもと変わらず「チルル」とリアクトしている「ヴォルクス」の姿。
「・・・ヴォルクスさんは、アークエイルの仕事をやってくれているようです」

相手は悪漢か、はたまた「エディルレイド」を食いものにする誇りを持たない「ガーディアン」か・・・。
再契約できるんですね。まあ、「チルル」は「ヴォルクス」の側にいるのが幸せなのでしょう。

封をされた手紙。既に「シスカ」の姿はそこにはありません。
「・・・そして」

映し出されたのは、飛空挺。それを望遠鏡で覗いているのは「クー」。行っているのは・・・空賊!?
「目標発見!・・・進路北東1、下方45度!・・・未だにエディルレイドを捕まえて利用しようとする奴らめ、このクーが叩きのめしてやる!
活動的な格好へ変わった「レン」を抱え、空賊時代の仲間、「レッドリンクス」と天空に飛び出す「クー」。そこへ合流してきたのは・・・「シスカ」「ローウェン」「キーア」の3人。
「・・・はぁーい、お久しぶりです~」by「シスカ」
「また旅をしたくなったんです」by「ローウェン」
「そうそう、あんた達と一緒にね」by「シスカ」

そして、ナレーションが重なり、後日談も幕を閉じようとします。
「・・・少年と少女の冒険の物語は、ひとつの終わりを迎えた。だが同時にまた新たなふたりの物語が始まる。その行く手に何が待っているのか・・・迷うときもあるだろう、涙の日も来るだろう・・・それでも、ふたりが見つめる未来は明るいと信じよう。そこにあるのは、我々の未来でもあるのだから
雲の上へとあがる「クー」と「レン」。そこに広がるのは美しい夜の天空。
「・・・あの星の向こうまで、ずっと一緒に行こうな」
「うん!・・・息、できるかな」

-終了-

途中、色々と疑問があったり、不満もあったりしました。それらをつらつらと記述しようかなと、Aパートの途中までは思っていたのですが・・・。
気持ちの良いBパートを見ているうちに、そんな気持ちは吹き飛びました。止めましょう。ふたりの未来の門出なのですから。
最後まで追いかけてきて良かったです。良い最終回でした。ありがとう「エレメンタルジェレイド」。(^_^)/

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エレメンタルジェレイド_TV25

第二十五唱「混沌の礼讃謳(カオスクァイア)」

果たして前回の放送を見た何人の人間が「クー」があれで亡くなったと思ったのでしょうか。

彼の心臓は止まった・・・。明らかな死を迎えた「クー」は床の落下と共に地下へと落ちてしまいます。
その先にて「イヴ」との再会を果たす「クー」(の遺体)

一方、「クー」が亡くなったことにより最後の障壁が失われ、「カオスクァイア」側は「レン」を女王へいざなう儀式の準備へ取りかかります。
「クーさんとレンさんなら、失われた謳(うた)を蘇らせてくれると思っていたのに・・・」
「シスカ」も「クー」の死に衝撃を受けますが、この場ではまだやることが残っています。
亡くなった彼の意志を受け継ぎ、「レン」を救って戦いを止めさせるため、「カオスクァイア」を追いかける「シスカ」「ローウェン」「キーア」の3人。
たどり着いた場所は、かつて「イヴ」が座っていた玉座の間。そして、今その座には「レン」の姿があります。
「レン様、あなたがエディルガーデンの女王となられる時がついに来ました・・・」
「オーファス」の言葉の後に「ジルテイル」と「アジェンナ」もまた読経を始めます。その文言に合わせて紫色の光を放ち始める「レン」。
※「カオスクァイア」の3人は、「シスカ」達に興味すらないようですね。戦ってみて脅威ではないと感じたのでしょうか。

地下へと落ちた「クー」の遺骸へ近づく「イヴ」。彼女もまた祈りを始めます。
※こちらは光らず。「イヴ」にはもう力がないということか・・・。

「レンさんを離しなさい!」
「シスカ」の言葉に振り返った「オーファス」達。「シスカ」は「カオスクァイア」への攻撃を取りやめる決議を行ったと説明し、「アークエイル」との戦いを止めるよう説得します。
「自分から攻撃をしておいて勝手なことを言うな」
「エディルレイドを道具扱いして、傷つけてきたのはガーディアンでしょう」

もちろん、「シスカ」が率先して行ってきたことではありませんが、「ジルテイル」と「アジェンナ」の言葉は、「アークエイル」に属している「シスカ」に重くのしかかります。
それでも、伝説の謳、「エディルレイド」と人間が共に歌う「奇跡の謳」を願う「シスカ」に対し、「オーファス」は最大の疑問を「シスカ」へと投げかけます。
「戦う力のみを求めて、奇跡を起こす謳を忘れ去ったのはガーディアンです。今、その謳を歌えるガーディアンはいますか?
この言葉に、返す言葉のない「シスカ」。
※彼女がその可能性を見ていたのは「クー」でしたから、亡くなった今、すぐに回答はだせませんね。それにしても「カオスクァイア」の幹部達の言葉は、長年の人間との関係を見据えた上での言葉のようです。きっと昔は人間との共存、平和への道を模索していた時もあったのだろうなと。

新たな女王「レン」の力を見せる「オーファス」。
「わかりましたか、レン様の偉大な力は今、我らのものなのです」
一方、かつての女王「イヴ」は祈りを持って、「クー」の精神世界へと入り込みます。
「クー・・・クー・・・私は・・・イヴ。・・・ごめんなさい。私の声を聞いたから、レンさんはエディルガーデンに来ようとして、捕らえられてしまった・・・」
そう話す彼女の肩を抱く「クー」。彼女はさらに語ります「私にはもう少ししか力がない」また、「今のままではレンさんはオーファス達の思いのままになってしまう」と。
そして、「イヴ」の最後の力は・・・。

「ここは・・・?」
目を覚ました「クー」。彼にもたれかかるようにして倒れていた「イヴ」。彼女は「クー」の言葉に未来を感じ、その可能性に命を授けることとしたのです。
「レンさんを・・・離さないで・・・」

「シスカ」に残された最後の手段、それは「レン」の封印でした。
初めて「クー」と「レン」が出会った状態へもう一度戻そうとする「シスカ」の行動。彼女は「ローウェン」と「キーア」に協力を求めますが、そこへ復活を遂げた「クー」が登場します。
「イヴが、俺に命をくれたんだ」
これで盟約再び・・・と思いきや、既に一度命を絶たれた「クー」と「シスカ」の契約は破棄されたとのこと。
「レン」を覆うシールドに弾かれた「クー」に「オーファス」はそう語りました。
「レン様は、エディルガーデンの女王になられました。あなたの言葉など聞こえません。あなたは一度死んだのです。その瞬間に、エディルレイドとプレジャーの関係は消滅しています。・・・つまり、あなたとレン様との間には、もはや何のつながりもありません
それでも、立ち上がろうとする「クー」に封印を手渡す「シスカ」
「これで・・・レンさんを。・・・これしか方法がないのです。このままレンさんがカオスクァイアの思い通りになってしまっても良いのですか?・・・あなたが封印を解いたのです。せめて、あなたの手で
封印を手にした「クー」の行動、その行為を注視する「オーファス」達の前で、「クー」は封印を投げ捨てます。
そしてもう一度、「レン」のシールドへとその身を進ませます。
「目を覚ませ、レン!・・・必ず、必ず俺が助けてやるからな!」
※彼の行動は無謀なもの。「カオスクァイア」の面々はそう思ったからこそ、「クー」の行動を放っておいたのでしょう。しかし、結果としてそれは間違いでした。

シールドを突破し「レン」の肩を抱く「クー」。その言葉に、「レン」はゆっくりとその目を開けます。
「・・・思い出してくれよ、俺のこと、シスカやローウェンやキーアのことを。・・・レンがエディルガーデンに来たのは、こんなことのためだったのか?・・・レンはどうしたいんだ、俺は、レンと一緒にいたい。レンと力をあわせて一緒に生きていたい」
その言葉を聞いた「レン」は「クー」を選びますが、「オーファス」は「エディルレイド」のために力を貸してくれと懇願します。
自らの思いと女王としての使命に挟まれる「レン」。ついにその力は暴走し、あたりを衝撃が覆います。・・・そして、暴走する「レン」を止めたのは「クー」の抱擁でした。
※おっ、「クー」の行動が、なんか主人公らしいですよ。(^_^)。

「・・・あくまでも邪魔をするというのでしたら、仕方がありません」
「オーファス」は「ジルテイル」と「アジェンダ」と共に合体し、攻撃を向けます。しかし、その矛先は「クー」ではなく「レン」。
白色光に包まれた「レン」は、そして、その向こうに浮かび上がったシルエットは・・・。

やはり蘇りました「クー」。特に謎が残されたわけではない、本アニメ。視聴者の期待は、只一転「奇跡の謳」。
果たして「クー」と「レン」は、人間と「エディルレイド」の未来をどう歌うのか。次回、最終回はその題もずばり「天空と未来の謳」!です。

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エレメンタルジェレイド_TV24

第二十四唱「煌珠楽園(エディルガーデン)」

努力、根性、時の運。全てを味方に何とか「エディルガーデン」へと昇った「クー」と「ローウェン」、「キーア」の3人。
彼らが見たのは、楽園と呼ぶにはあまりにも荒廃した大地の姿
でした。
「・・・これがエディルガーデン」

その頃、我らが「シスカ」様は、自分の命も省みず、ロケットエンジンを2機搭載して帰宅の途へ。※通常の3倍のスピードです (おい

そして、いよいよ「カオスクァイア」の中心部へとやってきた「レン」。
「私、戦いたくない。戦って欲しくない、人間にも、エディルレイドにも」
彼女の言葉を聞いた「オーファス」達は、それだからこそ「イヴ」に会って欲しいと、「レン」を壇上へと連れ行きます。ようやく対面した「レン」と「イヴ」。しかし、「レン」の声にも反応しないまま、「イヴ」はゆっくりと舞台から退場して行くのでした。
※静かな中に秘める決意。この思いがあったからこそ「レン」は今、この場所へと居るのです。それにしても「イヴ」は、夢ではうるさかったのに、実際に会ってみるとひと言も喋らず。それほど力の消耗が激しいのでしょうか。

「どういうこと・・・まるで廃墟じゃない」
「キーア」のつぶやきももっともな「エディルガーデン」の荒廃ぶり。町は荒れ人っ子一人おらず、建物は朽ち果てています。
「クー」達が話している間にも崩れ去る巨大な岩盤、それこそが「エディルガーデン」崩壊の兆しでした。
「滅びる・・・?」
「はい。女王は全エディルレイドの命の源(みなもと)。イヴ様の力が弱まってからというもの、新たなエディルレイドは産まれなくなり、ガーディアンに人工核石を埋め込み我々の手足とすることで生きながらえてきました。・・・しかし、それももはや限界。イヴ様がその座を離れた以上、放っておけばエディルガーデンは、エディルレイドを生み出すこの場所は・・・滅びの道を辿るのです
この危機を救う道はただ一つ、「新たな女王の誕生」。そのために「カオスクァイア」は「レン」を追っていたというのです。
「・・・私がそこへ座れば、戦いは終わるの?」
「約束します」という「オーファス」の言葉に、ついに「レン」は玉座に座ることを決意したのでした。

一方、女王の座を離れた「イヴ」は、魂が抜けたかのように歩き続け、その姿を「レン」と勘違いし、追ってきた「クー」と出会っていました。
「ガーディアン・・・エディルレイド・・・わかりあうなんて無理。どちらかが消えるしか・・・」
「イヴ」の言葉に「そんなことはない。その気さえあれば仲良くなれる」と宣言する「クー」。その姿をじっと見つめる「イヴ」は彼の名前を問い尋ねます。
「クー、クーって言うんだ。君は?」
「イヴ」へ自身を名乗る「クー」。その時、またも落盤が発生し、一瞬、気がそがれた間に「イヴ」の姿は「クー」の前から消え去っていました。
※重責から解放されて本来の性格が現れた・・・というよりは、やはり力が弱まったのでしょうね、「イヴ」の姿は。彼女もまた「レン」と同じく、理想を持って女王の座へとついたのでしょうか

「かしこみて、あまつひつぎのよごとのり、そにおわするはたまもかな・・・」
玉座に座る「レン」に対して女王への儀式を執り行う「オーファス」達。※苦しむ「レン」が可哀相。(T_T)。
「あとはプレジャーを殺し、契約を解除すれば新たな女王の誕生だ」
「ジルテイル」と「アジェンナ」へ「クー」の抹殺を命じる「オーファス」。彼女は言います。これで戦いが終わると。
「レン様の力によって、我々がガーディアンを支配すれば、戦いは終わる」
※玉座に座り、眠り続ける「レン」の耳に、心に、「オーファス」の言葉は聞こえたのでしょうか。

この重苦しい雰囲気を一人晴らすべく奮闘する我らが「シスカ」様。「クー」が所属していた空賊「レッドリンクス」との合流も無事(?)に果たします。
※今回の話で、「シスカ」の存在は一服の清涼剤です。・・・ちょっと役立たずとも言います。早く、「クー」と合流して!

ついに「エディルガーデン」唯一の建築物、女王の居城へと到着した「クー」と「ローウェン」、「キーア」。
さっそく「ジルテイル」と「アジェンナ」が「クー」の命を狙って現れますが、「ローウェン」と「キーア」がリアクトして対抗します。
「あんたはレンちゃんを取り戻さないといけないの!」
なんとか「クー」を逃がし、先に行かせることに成功するふたりですが、それは「カオスクァイア」の罠でした。
「貴様らを分断し、オーファスが確実にクーを抹殺する」
※そういう作戦でしたっけ?(^_^;)

「レッドリンクス」の協力により「エディルガーデン」上空に到着した「シスカ」。早速ヘリにて「クー」の元へと向かいます。
※「レッドリンクス」に会えなかったら、どうやってロケットエンジンで「エディルガーデン」に向かうつもりだったのでしょうか。

その頃、「クー」は「オーファス」と対面していました。
「ようこそ、聖地、エディルガーデンへ。・・・レン様は玉座につかれました。女王となるために」
味方もなく、単身で「オーファス」との戦闘に挑む「クー」。
※これは勝ち目がないでしょう、流石に。

一方、劣勢な「ローウェン」と「キーア」にとどめを刺したのは「シスカ」でした。(本当は、応援に駆けつけたはずですが・・・(^_^;)。
「シスカ」が事情が飲み込めないうちに、「オーファス」との合流を果たす「ジルテイル」と「アジェンナ」
「・・・えにゆいたて、ひとひらに、あずけあわさん、におのこころば・・・」※合体!ゴー、アクエリオン! (違
タイマンどころか、「エディルレイド」3人に対して、単身戦うハメになった「クー」。
「ありがとう、これで我が女王の誕生だ・・・」
解き放たれる高粒子の塊、走馬燈のようにセピア色に映し出される「クー」の名場面、「イヴ」、「レン」、「シスカ」達の反応・・・。
これでもかという「死への法則」を発動させつつ、痛恨の一撃を受ける「クー」。
「・・・俺・・・レン・・・の・・・レンのそばに・・・」
全てを感じ取った「レン」の叫び声の中、「クー」はその短い一生を終えるのでした
・・・(マジで?

まさに前回の予告通り、かなりヤバイ攻撃を受けてしまった「クー」。登場人物が死を迎えるお約束の数々を、「主人公だから大丈夫」というお約束ひとつでひっくり返すことができるのでしょうか。
予告でも「少年は散った」と言われていますし、これで最終回だったら、相当衝撃の物語ですが、はてさて・・・。
まあ、大丈夫でしょうが・・・ねぇ。(^^;)。

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エレメンタルジェレイド_TV23

第二十三唱「約束」

「空に憧れ、空に近づき、空に浮かぶ不思議な力を、ごく一部の者達が手に入れ始めた世界、ガーディアン。そこには、一つの伝説があった。空の果て、雲の彼方の天空に黄金の大地あり。この物語は夢を求めて自由に生きる空の盗賊、空賊の少年、クーの波乱に満ちた愛と冒険の記録である」
最終回も近づいてきたので、オープニングのセリフをメモってみました。今だからこそ、わかる文句もあるのかな・・・と。

謎の敵対組織「カオスクァイア」とは「エディルガーデン」と同一の組織だった。この事実を知った「アークエイル」は「カオスクァイア」との全面戦争を決意します。
「エディルレイド」VS「ガーディアン」との戦い。それを避けるべく「シスカ」は「アークエイル」本部に向かいますが、戦闘の準備を進める「アークエイル」は、既に「エディルガーデン」近くまで軍を進めていました。
「保護協会であるアークエイルが、保護すべきエディルレイドに戦争を仕掛けるなんて、あってはならないことです。この戦いは絶対止めなければいけません。いかなる理由があろうとも・・・」

この状況下でも「エディルレイド」へと足を進める「クー」と「レン」、そして「ローウェン」と「キーア」。彼らが目にしたのは、戦端でした。
「・・・本気でカオスクァイアとやりあうつもりなのね」
「スティンレイド」を道具として戦う「カオスクァイア」に対し、「アークエイル」も「ラサティ」達による「リアクト」で反撃を行いますが、情勢は明らかに「カオスクァイア」有利で推移します。
「飛空挺部隊は全滅。地上戦でもカオスクァイアの方が戦闘に慣れている。戦力的にも、士気の面でも圧倒的にこちらが押されている・・・」
これが結構意外。物量的には「アークエイル」が圧倒するかと思っていたのですが、意外と「スティンレイド」が残っていたということでしょうか。

夜間、キャンプをはる「アークエイル」と共にする「クー」達。「リィリア」に戦闘の様子を聞いた「レン」は、「エディルレイド」同士が戦い、「スティンレイド」が使い捨てられる戦いの悲惨さに苦悩します。
そこへ訪れる「カオスクァイア」の幹部達。迎えに来たという彼女達を拒む「レン」ですが、「オーファス」の「戦いを止めたくはないのですか」という言葉に足を止められてしまいます。
「あなたが我々の元に来れば、全てが終わるのですよ」
「・・・私が、エディルガーデンに行けば・・・」

「レン」の姿を見つけ、急ぎ駆けつけた「クー」でしたが、耳に入った彼女の言葉に驚き、その隙をつかれて「レン」を奪われてしまいます。
※「エディルレイド」の呪文はよくわからないのですが、「とくいねや!(さっさといなくなれ!)」だけ意味がわかりました。(^^;)。

「あんたもレンちゃんのプレジャーなら、ちゃんとわかってやりなさいよ!あの娘は戦いを終わらせるために一人で行ったのよ。敵の目的はレンちゃんだから・・・あの娘もそれを知っていた。・・・これ以上、誰も傷つけたくない、そう思ったからあの娘は・・・」
「キーア」の言葉に思わず飛び出す「クー」。そんな彼を叱咤する「ヴォルクス」、そして「ラサティ」。
「貴様が七煌宝樹をあきらめるのなら、俺が奪うだけだ。それが嫌なら守ってみろ。俺からも、奴らからもな!」
「僕が知っているクーなら、考えるより先に行動しているよ」
誰もが皆、「クー」と「レン」なら、この間違った「エディルレイド」と「ガーディアン」の関係を修復してくれる。そう期待しているのでしょうね。その期待がわかっているからこそ、ふがいない自分に腹が立つのかな。

そして、「クー」の存在、その危険さは「カオスクァイア」にとっても自明の理でした。
明らかに「クー」だけを狙い、襲いかかってくる「カオスクァイア」。「レン」がいない今、戦力的には役立たずの (おい 「クー」を守る「ラサティ」と「ヴォルクス」。
そして、「ローウェン」と「キーア」もその場所へと駆けつけます。
「みんな・・・俺、行くよ、レンのところに。そして、今度こそ最後までレンを離さない」
ようやく自分のやるべきことを理解し、歩み出した「クー」。
仲間達のサポートもあり、敵の飛空挺を奪い、「レン」の元へと急ぎます。
「お前達が切り開く未来、見せて貰おうか・・・」
いきなり「ヴォルクス」が良い人になったような。(^^;)。

その頃、「アークエイル」でも「シスカ」と「クルス補佐官」の働きかけにより、対「エディルレイド」強硬派が拘束され、少しずつ変化が訪れていました。
今まさに「エディルガーデン」へと昇ろうとする「クー」。彼は「レン」と再会し、新たな未来を築くことができるのか・・・。

なんか予告で怖いことを言っていますが、ここまできたら、なんとか「クー」には頑張って欲しいものです。はい。
それと、どんな手段であの「アークエイル」を説得したのでしょう、「シスカ」って。

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エレメンタルジェレイド_TV21

第二十一唱「明かされた真実」

グッバイ「フィロ」(T_T)/
というわけで、先週、光と共に天に召された「フィロ」ですが、「クー」達はそれでも「エディルガーデン」への旅を止めるわけにはいきません。

「フィロ」の墓を前にしたたずむ「シスカ」達5人。悲しみをこらえ、「エディルガーデン」に向かって出発しますが、そこに今までの明るさはありません。

一方「カオスクァイア」では3人の「エディルレイド」達が「フィロ」亡き後の算段を始めていました。
どこかの洞窟か、薄暗い通路を歩く3人。そして、通路の先、見上げた場所には玉座に座る1人の「エディルレイド」の姿が。
「今しばらくのご辛抱を・・・」
※どこか「レン」に似ているような・・・。もしかして「イヴ」かなぁ(?_?)

「お願い・・・私を助けて・・・早く、早く」
旅の途中、自分を呼ぶ「イヴ」の声に悩まされる「レン」。いつもの事ではありますが、こんなに大きく頭に響いたことはありませんでした。
とりあえず「レン」を休ませるために「フィロ」が帰ろうとしていた村へ向かう「シスカ」達一行。

「急がなければ・・・私たちに残された時間は少ない
こちらは、先ほどの場所にて怪しげな呪文を唱える「カオスクァイア」の「エディルレイド」達。
その呪文に反応し玉座の「エディルレイド」が叫び、同時にいくつかの水晶柱が砕け、何人もの「スティンレイド」がその姿を現します。
※わぁお、ますます怪しいです。「レン」の頭に響く声と同様に「助けて」という感じですし。

そして、ようやく村へと到着した「シスカ」達一行。しかし、村は既に廃墟と化し「レン」を休ませることができそうな場所は高台の1件のみ。
とりあえず見晴らしの良いそこで「レン」を休ませることに。
※「フィロ」はここに帰ってどうしようとしていたのでしょうか。この様子では昨日、今日に廃墟になったようではありませんし。廃墟に一人たたずむ「フィロ」。その姿は悲しいものがあります・・・。(T_T)。

「まさか、エディルガーデンが・・・そこまでの事態は想定していませんでした」
「クルス補佐官」の言葉に頷く「ファルク総監」。そこへ入院していた「サンウェルド」も現れます。
何やら危急の事態が発生した「アークエイル」本部
彼らの話の端々を聞いた限り、例の「マイア」も所属していた「シュナーベイル」部隊で「エディルガーデン」へ襲撃を行うとか?
※場面が飛びまくって書きにくいよぉ・・・(T_T)。それにしても事態が大きく動き出したのは間違いないようです。

「武器がこれだけでは心許ないですね」
「シスカ」がつぶやいたように、手元にあるのは煙幕用のロケット弾が1つ。これで「カオスクァイア」に渡り合うのはちょっと厳しい。
とはいえ、だからといって敵が手を抜いてくれるはずもなく、夜になって数名の「スティンレイド」と「ジルテイル」と名乗る1人の「エディルレイド」が襲いかかってきます
「ここは僕たちに任せて、先輩とクーはレンさんを連れて逃げてください」
「ローウェン」と「キーア」のリアクトに対し、数名の「スティンレイド」とリアクトする「ジルテイル」。

一方、逃げた先には「アジェンナ」と名乗る「カオスクァイア」の「エディルレイド」と、十数名の「スティンレイド」が待ちかまえていました。
「この人は私が相手します。クーさんはレンさんを連れて逃げてください」
今度は「シスカ」が「アジェンナ」と対決。なんと「スティンレイド」を銃弾代わりに撃ってくる「アジェンナ」。「石ころだから」との言葉にムッと来た「シスカ」も本気モードで対戦!

なんとか村から逃げ出した「クー」と「レン」でしたが、そこへ「カオスクァイア」の「オーファス」と名乗る「エディルレイド」が登場
レンと俺はエディルガーデンに行くんだ。お前らの思い通りになるものか」
「クー」の言葉にリアクトを決意する「レン」。無理な身体を押してのリアクトですが、二人の精神は今まさに一つとなっています。

三者三様の戦いを繰り広げる「ローウェン」、「シスカ」、「クー」。

【バトル1】ローウェン&キーア VS ジルテイル
 「スティンレイド」を身に纏い隙のない攻撃を繰り広げる「ジルテイル」
 しかし、その容赦ない攻撃は「スティンレイド」の寿命を削って得たもの
 無理に突っ込もうとせず状況を見極めた「ローウェン」
 「スティンレイド」が尽きた時点で攻撃。
 見事に谷底まで「ジルテイル」を落とすのでした。

【バトル2】シスカ VS アジェンナ
 弾数が1発しかない「シスカ」は相手の攻撃を避けることに専念します。
 一方、「アジェンナ」は有限である「スティンレイド」を使いながらも
 無駄弾が多く、その攻撃は雑
なだけ。
 手持ちの「スティンレイド」を使い切った時点で勝負はありました。
 「スティンレイドを使い捨てにしてあなたは楽しいですか、
  捨てられるスティンレイドの気持ちをあなたは考えたことがありますか!」

【バトル3】クー&レン VS オーファス
 「七煌宝樹」の攻撃をまともに喰らえば即時敗北することを知る「オーファス」は
 「スティンレイド」を盾に攻撃をかわします。
 そして「スティンレイド」を光の矢と変え、「クー」へ攻撃。
 これもまた「スティンレイド」の数だけ防げば勝利かと思いきや、
 「イヴ」の声によりリアクトが解けた「クー」へまともに攻撃が
着弾。
 倒れた「クー」をかばう「レン」の姿を見た「オーファス」はゆっくりと近づき、
 そのまま「レン」の前に跪く
のでした。

「あなたはイヴ様の跡を継いで、私たちの新しい女王となるお方です。イヴ様のお命はもう長くはありません」
「でも、イヴはエディルガーデンに・・・」
「その通りです。イヴ様はエディルガーデンの女王。そして、私たちカオスクァイアはその女王をお守りし、エディルレイドの世界を創るための組織。すなわちエディルガーデンとカオスクァイアは一つのものなのです」
バトルを終了させ、駆けつけた「シスカ」「ローウェン」「キーア」も「レン」と「オーファス」の会話を聞き、その事実に驚愕するのでした。

さて、途中からある程度予想はついていましたが、やはり天国とはほど遠かった「エディルガーデン」
「オーファス」も嘘はついていないかもしれませんが、「イヴ」の言葉を考えると、彼の言葉全てを信じるのは危険です。
それにしても、「アークエイル」の上層部は「エディルガーデン」=「カオスクァイア」と以前から知っていたのでしょう。
そして、それは調査を進めていた「サンウェルド」もきっと
だからこその第十五唱「大風車の村(エレ=ブランカ)」での「サンウェルド」の言葉「カオスクアイアという組織のことを、もう少し知っておいたほうがいい」なのでしょうし。

いやはや、最終回に向かって一気に動いた感があります。うまくまとめることができますでしょうか。

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エレメンタルジェレイド_TV19

第十九唱「石ころの想い」

「石ころ」というのは「エディルレイド」や「スティンレイド」のことを指しているのでしょうねぇ・・・なんだか切なくなるタイトルです。
さて、切ないと言えば、自らとどめを刺した「マイア」の遺品を眺め、思いを寄せている「シスカ」の表情もこれまた切ないです。

移動ばかりでは身体が持たないと、一時、湖そばに宿泊の準備を始める「シスカ」一行。
夕飯の準備をしている「クー」と「フィロ」は、まるで新婚さん。
二人を冷静に見つめる「レン」ですが、いつもと違うような気もするのは、前回の放送を見たからでしょうか。いやいや、それだけではないようですよ。
「クーといるの・・・いや」
※自分の気持ちを考える時間を作るため、胸の熱さの意味を考えるため・・・ですが、「クー」にとってはショックだったでしょうねぇ。

一方、禁断の恋へと目覚めてしまった「フィロ」は、「クー」とリアクトについての感想を率直に話し合います。
※あいかわらずふたりの会話はエロいっす。ほら、目をつむって聞いてごらん・・・(^^;)。

急接近する「クー」と「フィロ」に対して、自らの気持ち、その正体にも気がつかずに悩む「レン」
そして、「レン」の本当の気持ちを知らず、誤解したままの「クー」
さらに、「エディルレイド」への夢と、恋心の狭間で揺れ動く「フィロ」
※それぞれの想いを抱え、夏の夜を過ごす3人。青春ですねぇ・・・ああ、若き日のあの想いはどこへいったのか。(T_T)。

一応、話の主題は「エディルガーデン」への道
それを邪魔する2つの団体のひとつ「カオスクアイア」では、「フィロ」を使った「良からぬたくらみ」が進行中でした。
※この3人、どういう名前だったかなぁ・・・。

翌朝、車の修理で手が離せない「クー」と「ローウェン」、食料確保に出かけると言う「シスカ」と「キーア」を残し、「フィロ」は「レン」を泉での水浴びに誘います。
「水着をお貸ししますね。・・・ああ、誰も見る人なんていないから、裸でもいいんですけどね
※ほら、そんなことを言ったら「クー」が自動車の下から出られなくなりますよ、若いですから!(下品

結局、「シスカ」と「キーア」も来ることになりますが、残念ながら「護衛」ということで、泉には入らず。
黄色のワンピースタイプを着た「フィロ」と、貸して貰ったピンクのビキニを着た「レン」が水浴びを始めます。
カナヅチで貧乳・・・がんばれ「シスカ」!最近は、そういうのも流行っているし。(おい 。それにしても、ビキニは「レン」の方ですか、結構スタイルが良いのですねぇ・・・。(^^)/。

対岸で最近の「アークエイル」についての忸怩(じくじ)たる思いを「キーア」に相談する「シスカ」。
「どうして、アークエイルは変わってしまったのでしょう・・・」
内向的な、らしくない「シスカ」を励ますために、「キーア」はそのまま「シスカ」を泉へと突き飛ばします。
「パーッと行こうよ」
※文章にすると酷いことをやっているようですが、そんなことはありませんから。「キーア」姉さんは格好良いです。

レンさんは、クーさんとはキスをしたりする恋人同士なんですか?そうでなければ、私が恋人になってもいいですか!?
恋人の定義がわからない「レン」でしたが、キスはしたことがないからと、「クー」と恋人ではないことを認めます。そして・・・。
「・・・クーがいいのなら。・・・でも、クーもフィロの方が良いのかも・・・」
※「フィロ」に対して、自分に向ける表情とは別の表情を見せる「クー」。その表情がまた、「レン」には魅力的に映ったのでしょうか。結構自信を失っています。

夕食の時間、「クー」と「フィロ」に仲の良さを見せつけられ、「レン」は、食欲もなくその場を立ち去ります。
そんな「レン」と「クー」を見た「ローウェン」は、人生の先輩として「クー」の相談に乗ります。
「クー、前に君は言っていたじゃないか、レンも少しはヤキモチを焼いてくれたら良いのにって。レンちゃんのその態度はどう考えてもヤキモチだよ。どうして良いかわからない、だから一緒に居たくないのさ」
※おおっ、普段は影が薄いですが (失礼 、いい仕事しますねぇ「ローウェン」は!

一方、「カオスクアイア」の「アジェンダ」に「エディルレイドになれたら結婚式をしてあげるから、刺客を利用してうまくクーとくっつきなさい」と言われた「フィロ」
その言葉通り、夜中、怪物が「クー」と「レン」、「フィロ」の居場所へと襲いかかります。
「クーさん、一緒にリアクトを・・・」
「フィロ」が振り返ったとき、「クー」の瞳は「レン」だけを見つめていました。そして、眼前でリアクトする「クー」と「レン」。その二人の息のあった戦いに、自分との距離を感じる「フィロ」
「クー」とリアクトしたからこそ、自分との違いを感じとれた「フィロ」。それは不幸と呼べることかもしれません。

戦闘後、すっかり仲直りをした「クー」と「レン」。いつになく積極的な「レン」は、昼間に水浴びした泉へと「クー」を連れてきます。
そして、二人で月を眺める「クー」と「レン」。話し出そうとするタイミングがぶつかったりと、まるで初々しい恋人同士のよう。
「あのさ・・・これからも、よろしくな」
「同じ事を言おうとした・・・。なんだろう、どうしてかな・・・」

見つめ合った二人は、何度か視線を逸らし、また合わせながら、ゆっくりと手を握り、唇をかわすのでした。
※うわぁ・・・キスしちゃいましたよ、このふたり。幼稚園レベルの恋愛が、一挙に中学生あたりまでジャンプしましたね。

「・・・私はフィロ・・・フィロは・・・石ころ・・・私は・・・」

流石にもう、「フィロ」の逆転はありえないでしょうね。
それにしても、「カオスクアイア」の作戦は、なかなかしたたかだと思いました。
【カオスクアイアの作戦】
 成功:「クー」と「フィロ」がくっつく。「レン」は孤独となり狙いやすくなる。
 失敗:「クー」と「レン」がくっつく。「フィロ」はかわいさ余って憎さ百倍。二人に対する良い刺客へと変貌する。

失敗しても、「アジェンダ」の言葉ではありませんが、損失は「フィロ」一人で済むわけですし。来週の展開が気になりますねぇ~これは

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エレメンタルジェレイド_TV18

第十八唱「偽りの同契(リアクト)」

「初めての合体」 (違 を果たした「クー」と「めがねっ娘:フィロ」。
愛の力か、初めてにしては、予想以上にうまくいったと喜ぶ「フィロ」に対して、「クー」は今ひとつ乗り切れない自分を感じるのでした。
そこへかけつけた「シスカ」達。レーダーに映らない「フィロ」を見て、彼女が「スティンレイド」だとわかり、驚きを憶えます。
※「スティンレイド」には苦労してきましたからねぇ・・・。(^_^;)。

「私たちはもう、他人ではないの」ということで、ますます積極的になる「フィロ」。
しかし、嘘がつけない「クー」は、具合が良くなかった (おい と正直に告白します。
「これからたくさんすれば、きっと良くなりますよ」
※いつも元気で弾けている「フィロ」だけに、落胆している様を見ていると、こちらまで落ち込みます。
 にしても、声だけ聞いていると、まるで夜の会話です。きゃぁ~。(/><)/。

間違いなく低血圧の「レン」に、「フィロ」とのリアクトを報告(言い訳)する「クー」。しかし、彼女の反応は相変わらず。
「ちょっとくらい、ヤキモチとか焼いてくれてもいいのになぁ・・・」という「クー」の言葉も「レン」にはなかなか通りません。
※「ヤキモチ」の意味さえも知らないのですからねぇ。

明くる朝食の席、「シスカ」はまじめな顔をして「フィロ」が「スティンレイド」だったことを話題にあげます。
「スティンレイド」であることを隠していた「フィロ」の言葉に疑念をぬぐい去ることができない「シスカ」。
「この大陸の人たちってスティンレイドを道具としてしか見ていないんです」
しかし、「フィロ」のこの言葉は、真実たり得る説得力がありました。

ようやく「フィロ」の村へ到着した「シスカ」号。ここで、「フィロ」とはお別れ。
あっさり別れを受け入れる「フィロ」に、彼女は敵ではなかったと安心する「シスカ」達。
一方、荒れ果て、人っ子一人いない村を歩く「フィロ」は、持っていた通信機で秘密の交信を行います。
計画変更よ・・・彼らとは別れたわ。心配なんてしないで、今回の任務には私の夢がかかっているんだから」

「ヴォルシオーネ大陸には幼い頃より人工核石を埋め込まれたスティンレイドがたくさんいる。私もその一人、人間でもエディルレイドでもない私には、心の底から安らぎを感じる場所なんて、無い」
※悲しい現実を自分が思い描く理想に変えたい。本当に「フィロ」の安らぎの場所は存在しないのでしょうか。見えるものが見えなくなっている、そうでなければよいのですが。

新たな作戦を開始する「フィロ」。「デザートイーター」が生息する道へと「シスカ」号を誘導します。
それにしても、今回の作画は凄いな・・・ある意味パワフルというか、飛ばしているというか・・・。(^_^;)。

予定通り、「デザートイーター」に襲われる「シスカ」号。そこへ、グレネードドリルランチャーを背負った「フィロ」が姿を現します。
「村に帰った私は村長からデザートイーターの住みかが移動したという情報をGetして、もしやと思って皆さんの後を追ったのです!」
「そうだったのか・・・」 by 「クー」
「あの長ったらしい説明セリフ、ますます怪しい」 by 「シスカ」

助けに来たはずが「どじっ娘」ぶりを発揮して窮地に陥る「フィロ」。結果的に助けられた「クー」にお礼を言われ、思わず「フィロ」は頬を染めます。
「ありがとう。助けに来てくれたんだよな。・・・そういう言い方をするなよ、人間もスティンレイドも同じだぜ
流石、直球男。考えすぎて迷宮に入るよりは、なんぼかマシです。はい。

「デザートイーター」に襲われようとする「レン」を、リアクトして救った「クー」と「フィロ」。このとき、二人の距離は明らかに近寄っていました。
「不思議だなぁ・・・昨日よりもずっといい感じだぜ」
※今度こそ、愛の力ですな。そして、二人をさみしく見つめる「レン」。ちょっとはヤキモチを理解したかな。

改めて仲間として迎えられた「フィロ」。彼女は自分の任務、夢を取るのでしょうか、それとも・・・。

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エレメンタルジェレイド_TV17

第十七唱「波瀾の邂逅」

めがねっ娘、クルーヽ(ヽ(゚ヽ(゚∀ヽ(゚∀゚ヽ(゚∀゚)ノ゚∀゚)ノ∀゚)ノ゚)ノ)ノー!
と、前回の予告で思いっきり期待してしまったわけですが、果てさてどういった役回りなのでしょうか。
もちろん、私は「シスカ」スキーですけれどね!

ようやく「ボルシオネ大陸」に到着したのに冴えない表情なのは「クー」、だけではありません、そう「レン」も。・・・ではなくて、我らが「シスカ」嬢もです。
やはり自らの手で親友を抹殺 (違う・・・たぶん したのが応えたのでしょうか。

そこへ脈絡もなく (おい 登場する「めがねっ娘:フィロ」。なんとなんと、「クー」の大ファン、おっかけだとか。
※さすがは世界の至宝「七煌宝樹」の「プレジャー」・・・って、空賊時代からのおっかけですか。気合い入っているなぁ。

なんやかんやで愛の逃避行 (違 をするはめになった「クー」と「フィロ」
わずかな間に心通わせたのか、貴重なファンを失いたくなかったのか、「クー」は思わず「フィロ」を「シスカ」号へと招き入れます。

「シスカ」には遊びではないと怒られてしまいますが、「フィロ」のお陰で(蜃気楼とはいえ)「エディルガーデン」を見ることができましたし、役に立つじゃないですか「フィロ」って。
・・・言っている間に「マール(第十二唱以来の登場)」が登場、襲われてます~。
※それにしても「マール」の印象変わったなぁ。どうやら「スティンレイド」の栄養源にされてしまったようです。

「クー」と「レン」によるリアクトの成果もあって、なんとか「マール」を撃退した「クー」。
助けて貰ったお礼にと、その晩は「フィロ」が食事当番。どじっ娘ぶりを遺憾なく発揮する「フィロ」に「クー」もたじたじ。おまけに告白されちゃった!
※いつの世界もスリッパで潰される運命の黒虫くん。ある意味哀れっす。(T_T)。

「初めての告白」にボーっとする「クー」。恋のさや当てや、如何に!?
※しかし、相手が超鈍感な「レン」なので、三角関係にはならないでしょう。(きっぱり

のんびりするはずの温泉でも、考えるのは先ほどの「告白」のことばかり。
そんな「クー」にあてられたのか、なんと「レン」までもが「・・・好きなの?」と「クー」に尋ねてきます。
途中、「フィロ」が来たために真意を聞き損ねた「クー」は、慌てて「レン」を追いかけ、本心を問いただします。
実際は「温泉が好きなのか」と聞いていたようで、思わず力が抜けてしまう「クー」。
「レン」も今日のリアクトが効いたのか、眠くなってその場でごろり。

それを待っていたかのように、攻撃してくる相手アリ。先ほど逃がしてしまった「マール」がその正体。
リアクトを封じるために「レン」との引き離しを狙う「マール」に苦戦を余儀なくされる「クー」でしたが、そこへ「フィロ」が抱きついてきます。
なんと、「フィロ」の正体も「スティンレイド」。「クー」と「フィロ」のリアクトは何を生むのか・・・というところで、次回。

めがねっ娘で、どじっ娘。正体が「スティンレイド」というのは意外ですが、キャラクター設定は若干狙いすぎな気もします。これもお約束というものでしょうか。当然、彼女の正体は・・・まあ、次回を待ちましょう。
ほとんど予告でバレバレな気もしますが (笑。

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エレメンタルジェレイド_TV16

第十六唱「追憶の銃弾(ワイルドブリッド)」

「エディルガーデン」が存在するというボルシオネ大陸へ渡るため、豪華客船に乗り込む「クー」「レン」「シスカ」「ローウェン」「キーア」の5人。
謎の組織「カオスクアイア」と、悪の秘密結社 (おい 「アークエイル」に「レン」が狙われている今、この旅の目的地について軽々しく語ることもためらわれる状況です。
※豪華客船での船旅・・・今までの旅からは考えられませんね。本部に戻った時に金銭調達をしたのでしょうか。

船上でのランチタイムを楽しむ一行でしたが、どこからか飛来した毒の矢(吹き矢?)に「クー」が狙撃されてしまいます。
突如眠気に襲われる「クー」。容疑者はカメラがパンしたときに映し出された、お下げのめがねっ娘か、色白で大きなお姉さんか、逃げていったあからさまに怪しい人物か。

とりあえず命に別状はなさそうな「クー」。
※「シスカ」は「クー」と「レン」のリアクトを防ぐのが目的と言いますが、「クー」の命を取らなかったのは何故?。

眠ったままの「クー」を「ローウェン」に任せ、ひとまず休息を取る「レン」と「キーア」。
一方、船内を捜索していた「シスカ」の耳に聞き覚えのある歌声が聞こえてきます。
その歌は新鮮な空気の取り入れのため窓を開けた「ローウェン」、そして「クー」の耳にも聞こえてきました。呼応するように起きあがる「クー」・・・。
「クー」はその足で「レン」と「キーア」の元へと尋ねます。ちょっと席を外すという「キーア」に、「レン」を頼まれた「クー」は無言で、見せたこともないような笑顔で快く引き受けます。
一方、その場を離れる「キーア」は、「クー」から、どこかで嗅いだことのある匂いに気がつきつつも、なかなか思い出すことができません。
※どうやら催眠状態の「クー」。敵の目的は「クー」を操ることですね。

なんと「レン」に夜ばいを駆けに来ていた「クー」! (違
積極的な「クー」に抵抗もできない「レン」でしたが、間一髪の所で、匂いを思い出した「キーア」に救われます。
「キーア」の思い出した匂い、それは一種の「毒」の匂いだったのです。
「それを撃たれると、あらかじめ毒にプログラムされたキーによって意志を操られる・・・」
キーが謎の歌声であると確信した「シスカ」は歌声の持ち主を捜しに船内を捜索、そして、先ほどのあからさまに怪しい人物「マイア」に遭遇。
「シスカ」の友人、「アークエイル」の一員であり、スナイパー能力に長けた「マイア」。彼女は「シスカ」達の行動を監視するために派遣されてきたと語ります。
「クルス補佐官はあなたのために危うい立場に置かれている。七煌宝樹を逃がすために休暇を取ったあなたをかばってね」「レン(=七煌宝樹)」を引き渡しなさいと言い去っていく「マイア」。自分のために「クルス補佐官」が危機に陥っていることを聞き、呆然と成る「シスカ」の耳に、再びあの歌声が聞こえてきます。

同時刻、刺客「スティンレイド」に乗っ取られた「プレジャー」に襲われる「ローウェン」と「キーア」
「カオスクアイア」の刺客か、容赦ない攻撃をしかけてくる「スティンレイド」。なぜか、戦闘途中に苦しみだした「スティンレイド」を追いかけた「シスカ」は、いつの間にか歌声が止んでいることに気がつきます。
そして、その場所へ精気を吸われ死んでいる「プレジャー」の姿が。
一般乗客に犯人扱いされる「シスカ」でしたが、そこへ「マイア」が現れ助けられます。先日、本部を襲ったのも「カオスクアイア」と利用された「スティンレイド」だったと語る「マイア」。
色白で大きなお姉さんは「スティンレイド」だったようです。残る怪しい人物はめがねっ娘ですが、彼女が犯人でしょうか、それとも「マイア」か。

甲板にて「スティンレイド」を発見した「シスカ」と「レン」でしたが、彼女は自分がやったのではないと無実を主張します。そこへ聞こえるあの歌声・・・。
苦しみだし、駆けつけた船員を無理矢理リアクトする「スティンレイド」。攻撃を仕掛けてくる「スティンレイド」でしたが、やはり様子がおかしく、何もせずに自滅。
その頃、「ローウェン」に介抱された「キーア」は敵の正体が「カオスクアイア」ではなく「アークエイル」だと語ります
やはり悪の組織 か、「アークエイル」。あの「毒」で「エディルレイド」を一時的に麻痺させて捕獲していた模様。

そんなことも知らず、「スティンレイド」を追いつめる「シスカ」でしたが、その場へ「マイア」が突然現れます。
「スティンレイド」に無理矢理リアクトされる「マイア」。自分の意志ではないと、「スティンレイド」の意志だと、「シスカ」を襲う「マイア」。
反撃することもできず、「マイア」の攻撃を只かわすだけの「シスカ」に、「レン」が歌声が聞こえないと言い伝えます

「シスカ」に、せめて逃げるようにと語る「マイア」。しかし、「シスカ」の答えは違っていました。
「いえ、逃げません。逃げる必要もありません。そのスティンレイドを操っているのは・・・あなたですね、マイア。リアクトした今、直接操ることができるから、歌が聞こえない」
理由を問いただす「シスカ」に「マイア」は「シュナーベイル(=アークエイルの一組織?)」からの命令だからと答えます。
「シュナーベイルがカオスクアイアと戦うためには七煌宝樹が必要なの」
武器もなく、追いつめられる「シスカ」。しかし、「シスカ」は「マイア」の歌を覚えていました。蘇る学生時代の想い出、そのままに歌い始める「シスカ」。
その歌により「スティンレイド」は「プレジャー」の精気を吸い取る。逆に追いつめられた「マイア」はリアクトを解き、「レン」に銃口を向けます。
「怖いのよ・・・あなたもそうでしょう!あんな化け物とリアクトするのはイヤだから。あんな奴らのために・・・」
「マイア」の言葉を聞きながら、「シスカ」の脳裏に浮かんだのは過去の記憶、彼女がリアクトしない理由。
「あの涙を・・・理由を知るまでは・・・私は」
鳴り響く銃声、倒れたのは・・・。

最後の場面は、第五唱「あの日の落涙(ティアドロップ)」での「シスカ」の過去が生きてきますね。あのときの「シスカ」の言葉を思い出しましたよ。
「あなたたちを武器にするなんておかしい。・・・私は銃と体術でエディルレイドを守ります」
やはりこの物語の一押しキャラクターは「シスカ」です。(^^)/

なお「めがねっ娘」は次回のゲストキャラのようです。予告で「ナレーター」が壊れていました (笑。
・・・ところで、海に落ちてしまった「スティンレイド」は誰かが助けてあげたのでしょうか?

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エレメンタルジェレイド_TV15

第十五唱「大風車の村(エレ=ブランカ)」

「アークエイル」が正義の集団かは怪しくなってきましたが、「カオスクアイア」が悪の軍団であることは、明白といえるでしょう。
今日も今日とて、悪の算段。なにやら「エディルレイドもどき=スティンレイド」3人娘の登場です。

一方、逃避行中の「レン」が訪れたのは風の谷・・・ではなくて、谷の町。そこで彼女は飛空挺に乗った少年「ユージン」、その幼なじみ「オリガ」に出会います。
町の命である風車を止めたならず者を倒し、風車の前に建設された大きな壁を壊すために「ユージン」は飛空挺に乗ると言います。
無鉄砲ながらも自ら信じた道を突き進む「ユージン」に「クー」の面影を見る「レン」。

その頃、「クー」と「シスカ」「ローウェン」「キーア」はとある病院を訪ねていました。特別な指令を実行中であった「アークエイル」の先輩、「サンウェルド」のお見舞いのためです。
もっとも、本来の目的は、その任務が「レン」に関係があるかどうかを確認です。
「僕たちが調査を進めてきた組織の名前はカオスクアイアって言うんだ」※オープニングの3人娘ですな。
その名前に聞き覚えのある「クー」は「レン」が狙われていると思い、速攻ダッシュ!
しかし、「クー」が「七煌宝樹」のプレジャーと聞いた「サンウェルド」は「シスカ」達を呼び止めます。「カオスクアイアという組織のことを、もう少し知っておいたほうがいい」と。
※何を伝えたのでしょうか?

風車が動くのを見たくなった「レン」は、「ユージン」達を手伝うことに。
お手製の飛空挺を巧みに飛ばす「ユージン」は、ならず者の妨害をかわし、壁のくさびを見事に破壊。風車を動かすことに成功します。
しかし、それはならず者達の怒りを買う行為でした。ボーガンにより飛空挺を落とされた「ユージン」、追いかけてきた「オリガ」「レン」ともに、ならず者達に囲まれてしまいます。

そこへ颯爽と登場する「クー」。喜びと驚き、そして、「クー」を巻き込む事への不安・・・。「レン」はとまどいを見せますが、「クー」の言葉により久しぶりの笑顔を見せます。
「それでいいって、俺が決めたんだから、それでいいんだ」※さすが「クー」。良い意味で単純熱血系ですからね。(^_^)。

ならず者達の背後にいたのは、やはり「カオスクアイア」でした。「七煌宝樹」を狙う「スティンレイド」3人娘は、ならず者達とリアクトし、巨大な化け物へとその姿を変えます。
しかし、心引き合った「クー」と「レン」の敵ではありません。リアクトし、一撃の下に葬り去る「クー」。
二人は真の「エディルガーデン」を目指すために、再び長き旅へと歩み始めたのです。
「もうどこにも行くなよ。これからはずっと一緒に・・・」
※残念ながら、意を決して話した最後の言葉は「シスカ」の方に伝わっちゃいましたけどね。(´ー`)。

意外なほどにあっさりとパーティ復活でした。「シスカ」の言葉ではありませんが、運命共同体の彼らにとって離れ離れな状態こそが異常ということなのでしょう。
これからは、今まで以上の結束を見せてくれそうです。

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