ガン×ソード_TV26
the final「タキシードは明日に舞う」
バカ伝説・・・ついに完結!・・・我らが愛すべき「ヴァン」、そして「ウェンディ」の長い旅もいよいよ終着です。
-モノローグ-
ひとりの男が、楽園を夢みた。ひとりの男は、地獄の悪夢に落ちた。
ふたりに刻まれた絆は、多くの人々と世界を巻き込み、ついに最後の瞬間を迎える。
始まったものは必ず終わる。どんな旅もいつかは終わる。
人は、その終わりにどこに辿り着くのか・・・。
ここは見捨てられた流刑地、絶望と希望が渦巻く宇宙の再生地点。
・・・惑星「エンドレスイリュージョン」
「・・・マザーが残した囚人惑星破壊システム。このエネルギーを使い、近辺の時系列を圧縮し歴史をやり直します。・・・つまり、死んだ人間が生き返る。・・・私はいなくなり、あなたの花嫁は生き返る。世界は平和になる・・・。あなたにとっても、この星にとっても素晴らしくご都合のよろしい世界になるのです。・・・最後にあなたの友達に・・・友達になりたいのですよ」
ゆっくりと「ヴァン」の「DANN of Thursday」を左右から包み込もうとする「カギ爪の男」の鎧「バースデーシステム」。無言で話を聞いていた「ヴァン」ですが、彼はその手をはじき飛ばします。
「エレナは死んだ!・・・お前が殺したんだ!・・・俺からエレナの死まで奪うつもりか?・・・死んだ奴はなぁ・・・絶対に生き返らないんだっ!・・・エレナの敵ぃっ!」
完全に起動した「バースデーシステム」を叩き斬ろうとする「ヴァン」でしたが、天より降り来るシールドに防がれその中に一時取り込まれてしまいます。
「・・・私の話を聞いていましたか?・・・そうか、わかった!・・・君はつまり・・・バカなんだ!」
幾度斬りかかろうと突破できないシールド、「DANN」と「バースデーシステム」のあまりにも巨大なスケールの差・・・「ヴァン」を「バカ」と何度も連呼しつつ、「カギ爪の男」は鎧の巨大な手で「DANN」を握り、つぶしにかかります。
※確かに「ヴァン」は「バカ」です。・・・が、彼の言うとおり「死んだ人間は決して蘇らない」。仮に生命が宿り、元の姿に見えたとしても、「カギ爪の男」の見えない意志が宿った「エレナ」は、「ヴァン」の愛した「エレナ」とは別の存在なのです。
「・・・どくんだ、ウェンディ。・・・なぜ邪魔をする?・・・同志の夢みた世界は、皆が望んだ幸せ・・・」
近づいてくる「ミハエル」に拳銃を構えたままの「ウェンディ」。震える手で銃を握りながら、彼女は訴えかけます。「幸せしかない世界なんておかしい。そんな幸せは・・・ないのと同じ」と。
「・・・誰かに無理矢理なんて間違っている。そんなの幸せじゃない・・・ただの心の暴力だわ」
「ウェンディ」の言葉に機嫌が悪くなる「ミハエル」。乱暴な口調で彼女をどかし、施設内部へと入ろうとします。そこへ打ち込まれる1発の銃弾・・・。
「・・・ウェンディ」
拳銃に残された最後の銃弾は、「ミハエル」の右腕を貫通しました。血を流しながら、それでも進みゆく「ミハエル」を身体で止める「ウェンディ」。兄を思う彼女の言葉を、しかし「ミハエル」は聞き届けません。
「・・・あの人は世界や夢という言葉で誤魔化して、本当のみんなを見ていないのよ!・・・自分のわがままを押しつけるだけの人を兄さん・・・ただ信じたいだけなんだわ・・・あんな偽物を!」
不機嫌な顔で「ウェンディ」の言葉を聞いていた「ミハエル」ですが、「偽物」という彼女の言葉に表情を一変させます。まるで鬼の形相で「ウェンディ」の首へと左手を伸ばし、彼女の首を絞める「ミハエル」。
「同志を否定すると言うことは・・・僕を否定すると言うことか!」
徐々にとぎれていく「ウェンディ」の意識。瞳孔が開き、彼女の生命までもが危機に陥ろうとした時・・・「カプッ」。「カメオ」の小さな口が「ミハエル」の左手を噛み、すんでの所で彼は「ウェンディ」を離します。自分のしたことを信じられないのか、焦点の定まらない目で立ちつくす「ミハエル」。
※「ミハエル」を心酔させる「カギ爪の男」。不遇の時に出会い、彼に救いを見たのでしょうが、そこまで信じさせるのか・・・。やはり「ウェンディ」の言葉通り「信じたかった」のが本当なのか。
「ヴァンくん、君は純粋だなぁ・・・。勝算など考えない純粋な衝動・・・そうでなくては、人は夢など見られないものです」
片腕1本で押さえられ、身動きひとつ取れない「DANN」。鎧に加えられた衝撃は、そのまま「ヴァン」へとフィードバックしていきます。
「ぐはぁっ・・・このっ・・・」
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「兄さんは僕のあこがれで、僕は兄さんの背中ばかり追いかけてきました。・・・でも、これから何を追いかければいいのでしょうね」
「カギ爪の男」の計画を技術面から破壊する作業を続けながら、独り言のようにつぶやく「ジョシュア」。銃を持って見張りに立っている「ユキコ」は、追いかける必要はないと応えます。
「・・・お兄さんだって、本当は静かに暮らしたかったはずよ。・・・普通の暮らしの中にも、生きる意味はあるわ。・・・無理しなくても、あなたにはあなたのやり方があると思う」
※力業の「ヴァン」「プリシラ」「ネロ」&知性の「ジョシュア」&感情の「カルメン99」「ウェンディ」。全員の力を合わせないとラスボスは倒せなさそうです。
「・・・ヴァンくん、最後に君と出会えて良かった。・・・バカがこれほど興味深いこととは知りませんでしたよ」
叩きつけられ地面にうつぶせになった「DANN」。そして搭乗者の「ヴァン」。「カギ爪の男」の言葉にも、彼は起きあがろうとはしません。いや・・・もう起きあがれないのか?
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「59・・・58・・・57・・・」
女性の、しかし明らかに機械的なカウントダウンが辺り一面に鳴り響いていました。「ワンオーワン」の群れと相対していた「プリシラ」、「ネロ」達にもその声は耳に届きます。
「何か始めやがった!?」
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「始まった・・・。私たちの勝ちです・・・うふっ・・・うふふふふっ・・・」
地下へも響くカウントダウンに勝利の笑みを浮かべる「ファサリナ」。まさか「ヴァン」が倒されたのかと心配をする「カルメン99」。
※余り感想には書いてきませんでしたが、もちろん「プリシラ」や「カルメン99」達も頑張っています。
これが走馬燈か?・・・現在から過去へとゆっくりと辿られていく記憶の連鎖。今まで戦ってきた敵、仲間、ライバル、そして「ウェンディ」。・・・過去へ戻っていく記憶の中、彼女を見て「ヴァン」の脳裏に浮かんだのは「幸せなお嫁さん」という言葉・・・そして呼び起こされるのは、彼が愛したひとりの女性。
「エレナァアッ!」
天を貫く白色の光、眩く輝く柱の中で立ち上がるは「DANN of Thursday」。
「ヴァン・・・」
「そうだ、それでこそ・・・俺たちの弟子だ」
シールドの向こうで見守る「プリシラ」達の前で「ヴァン」は剣を持った右手を掲げあげます。
「な、なんだあれは・・・?」
「バースデーシステム」に絶大な自信を持っている研究者達。彼らの表情が歪むほどに、予想値を、理論値を大幅に超えた「ヴァン」の能力。
「オーバーフロー・・・恐らく、欠番メンバはもともと・・・改造などしなくても動かせる能力があったとしか・・・マザーの技術と・・・新たな可能性の融合・・・」
光の柱が赤色に染まり、そのまま一気に「バースデーシステム」へと斬りかかる「DANN」。これまで決して破れなかった・・・越えることのできなかったシールドを突破するそのエネルギー!
「・・・急いでください。カウントダウンを早めて・・・えっ」
システムに表示される警告メッセージ「STANDBY POWER ON」。「やった!」と拳をあげる「ジョシュア」。彼の手によりメインに繋がるラインはカット!
さらに、不測の事態に動揺する「ファサリナ」の隙をついて触媒を破壊していく「カルメン99」!
「止めなさい、ヴァンくん・・・このままでは計画が水泡に・・・どうしてあなたはこんなことを・・・どうして・・・」
「決まっているだろう・・・それはな・・・お前が・・・俺を怒らせたからだあぁっ!」
最後の一撃を「バースデーシステム」に叩きつける「ヴァン」。「レイ」が止め、今再び稼働を始めた「祝福の鐘」が・・・完全に停止しました。
「・・・信号消失。プリズンプラネットデストロイヤー・・・離脱を・・・始めました。各セクションシステム・・・補修不可能。・・・並びに・・・計画続行・・・不可能」
※キタ━━━ヽ(ヽ(゚ヽ(゚∀ヽ(゚∀゚ヽ(゚∀゚)ノ゚∀゚)ノ∀゚)ノ゚)ノ)ノ━━━!・・・まさに胸をすく展開!・・・これを見るために25エピソード見続けてきたと言っても過言ではない!!
彼女が目を覚ました時、目の前に広がるのは苦痛に顔を歪める兄の表情。しかし、その目には先ほどまで見えていた狂気の光は・・・消えていました。
「兄さん・・・」
落下する壁や天井の瓦礫から身をはって「ウェンディ」を守り抜いた「ミハエル」。彼の背中には人の身体ほどあるコンクリートが落ちていたのです。
「・・・ウェンディ・・・お前が正しいのかも知れない。・・・でも僕が選んだ道も正しいと思うんだ。・・・計画がなくなっても、僕は僕の道を進みたい。だから・・・お前はお前の道を。・・・お前に、持っていて欲しいんだ」
一度は取り上げた拳銃を、再度「ウェンディ」へと差し出す「ミハエル」。彼女も「わかった」と言い、それを受け取ります。
「カメオ・・・ウェンディを頼むよ」
自分を救ってくれた「カメオ」に妹のことを頼み、一歩、また一歩とその場を離れていく「ミハエル」。
「さようなら・・・兄さん」
彼女はただ、兄の背中を見守るだけでした。
※全員が幸せになる世界を創る。普通は妄言としか聞こえない言葉を、信じさせる能力が「カギ爪の男」にあった。そして彼も信じたかった・・・ということなのでしょう。
「・・・やり直しです!・・・皆さん聞いてください。今回の計画はヴァンくんの活躍によって頓挫しました。遺憾ではありますが、事実です。・・・そこでもう一度計画を最初からやり直します。・・・ああ・・・私は嬉しい。また皆さんと歩めるとは・・・。夢を叶えるその日まで、私は何があっても死にません!」
片手を伸ばして「DANN」を退けた「カギ爪の男」。彼の言葉に「死ねぇぇえっ!」と特攻する「ヴァン」。
「・・・彼こそ、新計画にとっての最初の友人として迎えたいと思います。前計画に欠けていたファクター、また代表として・・・。ヴァンくん、ありがとう、ありがとう・・・」
何度も斬りつける「ヴァン」の攻撃をかわしながら、自分の言葉に酔いしれる「カギ爪の男」。「ワンオーワン」を全滅させた「ブラウニー」、「エルドラソル」の力を借りながら、まるで釈迦に対する孫悟空のように、巨大な「バースデーシステム」へと挑みゆく「ヴァン」。彼の一撃はシールドに弾かれ、「DANN」ごと「バースデーシステム」の上空へと飛ばされます。
「ヴァーンッ!」
そこにタンダーで駆けつけた「ウェンディ」。「DANN」の向こうに見える「ヴァン」へと頷き、彼もまた鎧の中から「ウェンディ」の姿を確認します。
「うぁあっ・・・死ねぇええぇえぇっ!」
※死に至る病が絶望ならば、彼はそれを知らない人間。・・・吹き出しそうになりましたよ。「カギ爪の男」・・・恐るべし。(^_^;)。
「バースデーシステム」の頭上からコクピットまで、一気に切り裂いた「DANN of Thursday」。意図的に避けたのか、彼の持つ運の強さか、「カギ爪の男」は傷ひとつ負わず無事でした。「DANN」を降り、直接コクピット内へ歩み寄る「ヴァン」を祝福する「カギ爪の男」。
「・・・ヴァンくん、私はあなたを・・・愛しています」
ひと言も言葉を発さずに「ヴァン」は刀を一閃。床に落ちた帽子を持ち上げると、その向こうには「カギ爪の男」の右腕が突き刺さっていました。ゆっくりとずれていく「バースデーシステム」の玉座、そして「カギ爪の男」自身の肉体・・・。彼の運の強さは・・・ここで完全についえたのです。
「同志が・・・崩御なされた・・・」
※本当は「レイ」の1発の銃弾から「カギ爪の男」の命運は尽きていたのかも知れません。「ヴァン」が自身の手でケリをつけたくて「DANN」の刀を止めたと考える方が自然ですしね。
施設内に流れる「CASE DC」のキーコード。それは「カギ爪の男」の消滅を意味します。
「・・・殺してください。・・・もう、生きる理由が・・・ない」
「カルメン99」に担がれたまま「カギ爪の男」が亡くなったことを知った「ファサリナ」は、力無くその場へと崩れ落ちます。
「あっそう・・・わかったわ」
武器を構える「カルメン99」に「離れろ・・・」とかけられる男の声。
「・・・ファサリナさんから・・・その人を・・・ぐっ・・・その・・・人を・・・」
血が流れ出る右手で無理に刀を構える「ミハエル」。「カルメン99」が「ファサリナ」を殺す気がないことを確認すると、彼もまたその場へと崩れます。
「ミハエルくん・・・ミハエルくん!・・・しっかりして、ねぇ・・・ミハエルくん・・・大丈夫よ、今、救護室を押さえるから・・・」
先ほどまでとはうってかわり、「ミハエル」へと駆け寄る「ファサリナ」。その姿を見た「カルメン99」はため息をつきながらその場を離れます。
「・・・あなたが生きる理由なんて、それで十分でしょう。生き延びてよね・・・それがあなたの・・・」
言葉の途中に聞こえた巨大な落下音。思わず「カルメン99」が振り返ると、さきほどまでふたりが居た場所を巨大な落盤が塞いでいました。
「・・・本当・・・憎らしいほど素直で・・・どこまでもムカつく女・・・」
※・・・って、えぇぇえっ・・・。亡くなったんですかね・・・ふたりとも。(T_T)。
「レディースアンドジェントルマン・・・アンド、おじいちゃん。そんなブルーな顔じゃあ、海は応えてくれないよ」
全てに抜かりのない「カルメン99」が契約しておいた「キャプテンカイジ」と合流し、脱出ルートを確保した「ヴァン」達全員。
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「乾杯ぁいっ!」
ベッドで寝込む「ヴァン」と「ウェンディ」を抜きに、祝勝会を始める「カルメン99」達。起きてきた「ヴァン」はそれには加わらず、ひとり歩いていきます。
「DANNには別の衛星の座標を設定しておきました。音声入力だったんですね、あれ」
外へ出てきた「ヴァン」に話しかける「ジョシュア」。「ヴァン」は素直に礼を言います。
「・・・世話になったな。・・・なあ、お前、これからどうする?」
「ヴァン」の問いに「ジョシュア」は水上都市「ムーニェル」に行って「サルベージ組合」に「レイ」と「ヴォルケイン」の引き上げをお願いすると答えます。
「はぁっ?・・・何百年かかるかわからないぞ」
「ユキコさんも手伝ってくれますし、どれだけかかってもやります!」
「ジョシュア」の表情に確固たる決意を見た「ヴァン」。少し微笑み「頑張れ」と声をかけ、「DANN of Thursday」の元へと歩いてゆきます。
「・・・ヴァンさんも・・・お元気で」
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「これで全員ね。上のふたりを起こしてくるわ」
皆の場所へと戻ってきた「ジョシュア」は、「ユキコ」の言葉に「でも・・・」と言い淀みます。
「・・・行ったか?」
「パリヨ」の言葉に、「何が?」と返す「プリシラ」。そこへひとり降りてくる「ウェンディ」。
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「そんなのない!・・・黙って行っちゃうなんて・・・どうしてっ!」
憤る「プリシラ」。泣きながら「ブラウニー」の元へと走り出します。
「・・・ヴァン。私、ヨアンナのところに戻るね。戻るけど・・・また会いに行くよ。答えをもらいに」
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「はぁい」
応急修理を済ませたタンダーに乗って「ヴァン」を追いかけてきた「カルメン99」。その場へ「ウェンディ」を下ろします。
「私はここでお別れ。これから死ぬほど枷がなきゃいけないんでね」
そのまま飛び去ろうとする「カルメン99」にお礼を言う「ウェンディ」と「ヴァン」。
「今までお世話になりました。・・・お元気で」
「ああ・・・ありがとうな、カルメン」
自分の名前を呼ぶ「ヴァン」に驚きの表情を隠せない「カルメン99」。彼女は笑いだし・・・
「ねえ、ヴァン・・・私、あなたのこと好きだったみたい。・・・それだけ。じゃあ・・・またね」
※「カルメン99」も少しだけ、「素直」になれましたね。(^_^)。
「なあ、お前・・・背が伸びたか?・・・初めて会った時はガキだったのになぁ」
腰掛け、ちょっと「ウェンディ」を見上げる「ヴァン」。彼女は「これからどうするの?」と尋ねます。
「ああ・・・まあ、ゆっくり考えるさ。・・・じゃあな」
「あっ・・・待ってよ・・・」
「ウェンディ」の言葉に立ち止まる「ヴァン」。しかし、彼は振り返りません。
そして、「ウェンディ」はその場でちょっと考えた後、後ろを向き、歩き・・・やがて走り出していきます。
彼女が次に振り返った時、「DANN of Thursday」は上空へと消えていきました。
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「それが・・・ヴァンを見た最後です」
ちょっと大人になった「ウェンディ」は、そう話を締めました。「大変、参考になりました」と手帳を閉じる目の前の記者。
「不死身のヴァン・・・彼が、亀を怖いとは。・・・もっともこの大きさでは仕方がありませんな」
まるでゾウガメのような大きさへと成長した「カメオ」。「ウェンディ」は笑って「その頃は小さかったのだけれど・・・」と話し、「ヴァン」の好みに合わせた料理を振る舞います。
「辛ぁあいっ」
「・・・彼が来たら、ご馳走しようと思っているんですが・・・」
ちょっとだけ寂しそうな表情を見せる「ウェンディ」。そんな彼女の言葉に、記者は興味を示します。
「ほう・・・ではロックストーンで見つかった黒ずくめの男の死体は・・・ヴァンではないと?・・・実は、関係者全員が同じ意見なんですよ」
「そうでしょうね。だって、世界を救ったヒーローなんですから。・・・だから、きっといつか会えます」
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カラン・・・。
---
その時、ドアを開ける音が聞こえました。そこには、くたびれた様子で声をかけてくる男がひとり。
「すみません。何か食いものとミルクを・・・うわぁあっ」
「カメオ」に驚いて写真の乾板を落とす男・・・振り返り、その男を見て驚く「ウェンディ」。
「えぇっ・・・」
「ああっ・・・」
あえて最後の「男」については触れませんが、まあバレバレですよね。「ミハエル」と「ファサリナ」の最後にちょっと納得がいかないのですが、後は素晴らしい「ハッピーエンド」でした。全26エピソード、半年ほどの旅でしたが・・・楽しませて頂きました。
最後まで「カギ爪の男」を倒し、復讐を遂げるというシンプルな目的で走りきったのは、良かったと思います。おかげで、惑星「エンドレスイリュージョン」、「オリジナルセブン」を中心とした難しい専門用語も、あまり気にすることなく楽しめましたし、もっと知りたい人は「ガン×ソード」公式ホームページの会員になれば、用語集などを見られますしね。
本当、半年間、ありがとうございました。
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